ペンギンのひとりごと。

とにかく何事にも好奇心旺盛なペンギンのひとりごと。

まるで梅雨のような富良野・美瑛へ。(その2)

2010-08-04 17:07:11 | 北海道
2日目。
6時過ぎに温泉に入るとすでに先客が数人。
男女が入れ替わっていたが、やはり露天が心地よい。
朝食は定番のバイキング。
品数が多く、ちょびっとずつ皿に盛ったつもりが結構な量になってしまった。

標高が高いせいか、ちょっとガスがかかっているような感じだが出発。
さらに山奥へ進むと霧が濃くなり、視界が無くなってくる。
ライトを点け慎重にドライブする。
カーブが連続する道は次第に狭くなり速度を落とさざるを得ないが、対向車はまったく来ない。
峠を越えてしばらくすると霧が晴れ、道幅も広くなった。
そこはラベンダーロードの名のとおり、歩道にびっしりとラベンダーが植えられており美しく快適な道だ。

富良野の街を抜けて富田ファームへ向かう。
空は相変わらずどんよりとしているが、入口に近い駐車場は観光バスなどで満車状態。
他の駐車場にもかなりの渋滞ができておりその列に並ぶしかなかった。
数十分後にようやく入場してみるとここにも中国人が多いようだ。
彼らが殺到するのは東京の銀座だけかと思っていたが、北の果てにも押し寄せていたんだな。
不振が続く北海道経済が少し明るくなるかも知れないね。

さて、残念ながらラベンダーは最盛期をすぎているようで、色がややくすんでいる。
ああ、今日も写真はあきらめるかな。
ふと空を見上げると北の方の雲が薄く、青空が透けて見えた。
おお。
じゃ今日は地名には関係なく、青空の方角へドライブしよう。

237号線を青空の方角、つまり美瑛方面へ。
ドライブするうちに青空の面積が広くなってきた。
ちょっと横道に入ってみよう。
道幅はさほど広くないが北海道らしい直線の道で、しかもアップダウンがある。
ジェットコースターの道と呼ばれるその道には先客が撮影をしていた。
その後も青空に向かって名もない道を走り、美しい風景を探した。
っていうか、青空があればどこでもきれいじゃん。
って思ったのだが、前田真三記念館でその思いは覆された。
彼が撮った写真は、晴れの日はもちろん、曇りでも雨でも雪でも、
朝でも夕方でも、夏でも秋でも冬でも春でも美しかったし、被写体はごく普通の場所だった。

(3日目に続く)








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