ペンギンのひとりごと。

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2011年12月、大雪の道北へ(その3)まさかそんなところが!

2012-01-16 18:23:06 | 北海道
ひゃあ、しっかし今年は寒いな。
東京でも最高気温6度だもんな。
この間北海道へ行ったときと同じ格好でちょうどいいよ。

さてさて、特急が運休してバス代行になり、3時間かけてようやく名寄に着いたんだった。
その後は友人宅へ向かった。

友人宅はひと月ほど留守になっていたため、ほぼ雪に埋もれていたが、
わずかに、道路から玄関までの幅50センチほどと、ガレージの前が除雪されている。
あらかじめ友人が市の関係者に依頼していたのだ。
しかし今日積もった雪で、そのわずかなスペースもぼんやりとしてきている。

久々に帰ってきた友人とともに家の中に入ると、
さすがの極寒仕様の室内も相当冷えている。
特に床は凍り付くように寒い。
今まで来たときは必ず床暖房が入っていたのだと、この時にはっきりと気がついた。
さっそくすべての暖房を入れる。
その後は水道だ。
市役所に連絡をして係の人に元栓を開けてもらう。

水道はこの地では最も警戒すべきインフラで、
留守にするときはすべての栓から水を抜かなければ凍ってしまう。
もちろん友人は留守にするときにそれを行ったはずだ。

十分ほど部屋の中にいたがまだ部屋は暖まらず、身体の芯までが凍りそうだ。
それならと、雪かきをすることにした。

シャベル、ダンプ他、名前のわからないものまで、
さすがにいろいろな雪かきグッズがあったが、
しばらく放置してあった雪はだいぶ硬くなっており、
シャベルで少しずつ崩してゆくことにする。
20分ほど作業をしただろうか、50センチだった幅が80センチに拡がる頃、
身体がようやく温まってきた。

やがて市役所の人が到着したので、元栓を開けてもらい家の中に入ってみる。
部屋の中はようやく暖かくなり、水も出る。

しかし数分後、悲劇は風呂場で起こった。
ザーッという音とともに、大量の水が流れ出した。
シャワーが破裂したのだ。
うわーっ!
友人は必死に水を止めようとするがまったく止まる気配はなく、
風呂場の床に見る間に水が溜まっていく。
排水口もちゃんと機能していないのか。
友人は溜まった水をタライで風呂桶に流し続けている。
スペースが狭いため、私はただそれを眺めているしかなかった。

その後は、たった今帰ったばかりの市役所の人にまた来てもらい、
元栓を閉めてもらうしかなかった。
この日は日曜ですでに夕方。工事は明日になる。
風呂はもちろん、キッチンもトイレも使えないのだ。

結局、この晩はサンピラーホテルに泊まることになった。
(画像は翌日のサンピラーからの帰り道)









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