トンネルの向こう側

暗いトンネルを彷徨い続けた結婚生活に終止符を打って8年。自由人兄ちゃんと天真爛漫あーちゃんとの暮らしを綴る日記

碇を下ろした船

2008-03-10 22:57:47 | 元夫婦
元夫のメールを読み返しているうちに『何かおかしい?』と感じた。

義理父と相談しています。

顔を見るのも声を聞くのも嫌悪していた元夫が、姑の事で何年ぶりかで
会っただけで、そんな話し合いをするなんておかしい。

それに、家を売却しても残ったローン分には足りないはずなのだ。
だから今までだってずっと売る事が出来ず、人に貸すにはリフォーム代がなくて
私達が住んで払っていくしかなかったのに。。。

それをいきなり売るというのがおかしい。

ふと、見えてきた。
『嘘なんだ』

きっと離婚してから元夫が払うはずだったローン分をずっと滞納しているのだ。
だからローンが滞ってここが差し押さえになろうとしているんじゃないだろうか。

その事が私にばれる前に『売る』という口実を使っているんじゃないだろうか。

そう考えるとスッキリと繋がる。

息子の中学入学を期に養育費を滞納されてから初めて請求してみた途端
この展開。

もしかしたらお金が必要でここを無断で売ろうとしているのかもしれない。
義理父の車を無断で売ったように。

やっぱり、もう深くかかわらない方が良いのかもしれない。
ちょっとずつ荷物をまとめて、今の条件に少しでも合うような物件を探すしかないかも。。。

いままでもずっと執着してきたものはみんな手放す羽目になった。

姑や舅のこともしがみついても、しがみついても引き剥がされた。
元夫との結婚生活も、泣いても叫んでも結局手放す事になってしまった。

でも、結果はいつだって幸せに近づいた。

『執着は碇を下ろした船のようなもの。
碇をあげても行き先が分からないから碇をあげるのが恐くて
いつまでも碇を下ろしたまま同じところをグルグルと廻っている。

碇をあげるためにはあげる前に次の場所を決める事。
決まれば自然と碇はあがり船は穏やかな海へと旅立っていける。』

ある、サイトで教えてもらった執着心の話。
本当だなって思う。

この家も大好きで大好きで離れたくないけれど
手放さなくちゃいけないなら受け入れるしかない。

少しでも今の条件にあった家で子供達と笑いながら過ごす自分を
想像しよう。

目的地は安住の地。
碇をあげる準備をしよう。