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ヴィールグス(Stanislaw Wielgus)師についての追加情報

2007年01月27日 | カトリック・ニュースなど

アヴェ・マリア!


ヴィールグス(Stanislaw Wielgus)師についての追加情報です。


■スパイの過去認めた大司教が辞任 ポーランド
http://cnn.co.jp/world/CNN200701070015.html


ワルシャワ──ポーランドで7日、先日ワルシャワ大司教に就任したばかりのカトリックのスタニスラフ・ビールグス(Stanislaw Wielgus)師

http://rorate-caeli.blogspot.com/2007/01/wielgus-affair-analysis_10.html

が、旧共産政権時代にスパイとして活動していたことを認め、辞任した。ローマ法王庁(バチカン)の関係者などが明らかにした。

 ベネディクト16世教皇は既に、ビールグス師の辞意を受け入れた。当面はグレンプ枢機卿が、暫定的に大司教に復帰する。

 

 

■ウィールガス事件と第三の秘密
by クリストファー・ A. フェララ 

ファチマ・パースペクティヴズ 529号
http://www.d-b.ne.jp/mikami/fp070111.htm


 スタニスラウ・ウィールガス(Stanislaw Wielgus)司教が、教皇ベネディクト十六世がほんの数日前に彼を昇進させられたワルシャワの大司教の地位から辞任したので、次のように問うことは適切である:いったい教皇はなぜ共産主義者たちとの周知された協力者の昇進を意識的に承認なさったのか?


・・・


 司教省長官ジョヴァンニ・バッティスタ・レ枢機卿によれば、「ウィールガス大司教が指名されたとき、われわれは秘密警察との彼の協力については何も知らなかった」とミラーは報告している。ミラーは、「このことは、もちろん、ウィールガスの容認と[1月6日の彼の書簡における]弁明とに真っ向から矛盾している」と書いている。何故なら、その弁明は、ウィールガスが彼の過去の諸活動を教皇と司教聖省を含まなければならなかったヴァチカンの担当諸聖省に対して十分に明らかにした、とはっきりとそして繰り返して述べていたからだ。・・・


 ウィールガスが1月6日の書簡において述べているように、彼は自分がしていた共産主義者との協力の詳細をバチカンに隠さずに報告するために、彼の司教任命の受諾を遅らせた。従って、技術的に言えば、バチカンが彼を任命したその正確な瞬間には、司教聖省が彼のすべての詳細を知らなかったということは真実であり得るであろう。しかし、ウィールガス自身がそのことをバチカンに知らせたので、司教聖省はその後間もなく知ることになった。


 従って、レ大司教は(確かにウソはついていないことになる)、外交的に表現すれば、むしろここでは賢く立ち振る舞っている。


 そしてそれはファチマの第三の秘密に関してもそうなのであると、われわれが当然推測するのはもっともである。


 アントニオ・ソッチが「ファチマの第四の秘密」の中で結論しているように、ヴァチカンは、第三の秘密の部分を含んでいるファチマの聖母の言葉を、教皇の説教の中で間接的に「公表にする」ことを明らかに決定したのだ。この秘密の「公表」は、ヨハネ・パウロ二世が黙示録第12章をファチマ・メッセージへと連関付けたことで成立している。


 このようにして、ヴァチカンは今や技術的に、ちょうどレ枢機卿がウィールガスが指名された正確な瞬間に彼の共産主義者としての過去については何も知られていなかったと技術的に言うことができたのと同じように、第三の秘密に関しては(確かに聖母マリアの言葉をその通り発表せずに、間接的に公表することで)「すべての事柄」が明らかにされた、と(ウソをつかずに技術的に)言うことができるのである。


 そのような技術的な言い抜けは、もちろん、真理全体を隠す欺瞞である。


 ウィールガス事件がわれわれに示すように、ヴァチカン当局はそのような欺瞞にまったく喜んで従事しているのである。


 ここでわれわれは、われらの主の、御自分の教会の欠点のなさに関する約束が、ヴァチカン官僚制において高い役職を占める人々を含む、教会の個々のメンバーたちの完全無欠さにまで拡大しなかったということを思い起こさなければならない。それゆえにわれわれは、ヴァチカンがファチマの第三の秘密に関して言っているより以上のことを知っていると疑うあらゆる理由を持っているのである。

 


詳しくは、次をご覧下さい。

ファチマ・パースペクティヴズ 529号
http://www.d-b.ne.jp/mikami/fp070111.htm

 

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