アヴェ・マリア!
愛する兄弟姉妹の皆様、
三菱UFJ証券の藤戸レポート「ミッテラン「社会主義プロジェ」と民主党「マニフェスト」」のことを教えてもらいました。このレポートによると、ミッテラン「社会主義プロジェ」と民主党「マニフェスト」とはそっくりそのままとのことです。
原因が同じであるならば、結果も同じであることでしょう。
このレポートで言われているミッテランが1981年から実施した「社会主義プロジェ」というのは、いわゆる「共通プログラム(programme commune)」と言われるもので、「人間の人間による搾取の全ての手段を現実に完全に破壊すること、そのためには経済的民主主義の到来が措定される。この経済的民主主義の出発点は、生産と投資と交換の手段を集団所有物化することにある」がその理念です。
ミテランの掲げた「共通プログラム」については、「皇帝の新しい旗 その6」の中でフランシスコ県知事に語せたことがあります。
フランシスコ「つまり、『人間の人間による搾取の全ての手段を現実に完全に破壊すること、そのためには経済的民主主義の到来が措定される。この経済的民主主義の出発点は、生産と投資と交換の手段を集団所有物化することにある』ということだ。フランスの社会党、フランス共産党など左派の共通のプログラムとして1972年に署名された。そしてミテランは1981年の5月からこれを実行したが、結果は惨憺たるものだった。
彼らによれば、不平等の根源は私有財産制度にある。だから、これを廃止させようと企んだ。
新社会主義は、企業の運営や投資の指針あるいは企業計画など個人的な権力さえも、不平等の原因だかうら廃止を狙っている。
労働者の、労働者による企業の自己運営(l'autogestion)、つまり自立だ。これを全てのレベルで、国の単位で、全国民による国民経済の自立といわれる共同運営を求めた。
平等のために、社会主義はさらに富の再分配と所得の再分配を求める。不平等の根源であるものを廃止する。つまり、市場の廃止だ。それに伴ってカネの廃止だ。できることなら人間の心から「利益」という概念さえも排除させようとするだろう。彼らは利己主義を捨てて、共同の利益で活きることになるだろう。つまり、共生(convivialité)だ。社会主義の理想である共生社会(la société conviviale)が出現するだろう。これは、元カトリック司祭で社会主義者であったイヴァン・イリイチの主張だ。
「自立と共生」のスローガンの元に、個人の手から所有財産や営業権を取り上げ、人民の名前において全ての力を国家に与えようとしたのだ。
国家は唯一の所有者として、唯一の権力者として、国の富を経営し、運用し、全ての経済活動を行うことになっていた。むやみやたらな投機もなくなり、人間を奴隷化する最大利益の追求もなくなり、需要供給のアンバランスもなくなり、過剰競争もなくなり、国家の完璧な経済運営が期待された。そして巨大な国家テクノクラートたちが生まれた。
しかし、超金持ちはそのまま残った。中小企業だけがコントロールを受けて成長が止まってしまった。集団化とインフレで、超金持ちは豊になり、社会主義による財産の再分配にはずれた人々はますます貧しくなっていった。
社会主義は、スウェーデンでも失敗している。ユーゴスラビアでもそうだ。」
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原因が同じであるならば、結果も同じであることでしょう。
このレポートで言われているミッテランが1981年から実施した「社会主義プロジェ」というのは、いわゆる「共通プログラム(programme commune)」と言われるもので、「人間の人間による搾取の全ての手段を現実に完全に破壊すること、そのためには経済的民主主義の到来が措定される。この経済的民主主義の出発点は、生産と投資と交換の手段を集団所有物化することにある」がその理念です。
ミテランの掲げた「共通プログラム」については、「皇帝の新しい旗 その6」の中でフランシスコ県知事に語せたことがあります。
フランシスコ「つまり、『人間の人間による搾取の全ての手段を現実に完全に破壊すること、そのためには経済的民主主義の到来が措定される。この経済的民主主義の出発点は、生産と投資と交換の手段を集団所有物化することにある』ということだ。フランスの社会党、フランス共産党など左派の共通のプログラムとして1972年に署名された。そしてミテランは1981年の5月からこれを実行したが、結果は惨憺たるものだった。
彼らによれば、不平等の根源は私有財産制度にある。だから、これを廃止させようと企んだ。
新社会主義は、企業の運営や投資の指針あるいは企業計画など個人的な権力さえも、不平等の原因だかうら廃止を狙っている。
労働者の、労働者による企業の自己運営(l'autogestion)、つまり自立だ。これを全てのレベルで、国の単位で、全国民による国民経済の自立といわれる共同運営を求めた。
平等のために、社会主義はさらに富の再分配と所得の再分配を求める。不平等の根源であるものを廃止する。つまり、市場の廃止だ。それに伴ってカネの廃止だ。できることなら人間の心から「利益」という概念さえも排除させようとするだろう。彼らは利己主義を捨てて、共同の利益で活きることになるだろう。つまり、共生(convivialité)だ。社会主義の理想である共生社会(la société conviviale)が出現するだろう。これは、元カトリック司祭で社会主義者であったイヴァン・イリイチの主張だ。
「自立と共生」のスローガンの元に、個人の手から所有財産や営業権を取り上げ、人民の名前において全ての力を国家に与えようとしたのだ。
国家は唯一の所有者として、唯一の権力者として、国の富を経営し、運用し、全ての経済活動を行うことになっていた。むやみやたらな投機もなくなり、人間を奴隷化する最大利益の追求もなくなり、需要供給のアンバランスもなくなり、過剰競争もなくなり、国家の完璧な経済運営が期待された。そして巨大な国家テクノクラートたちが生まれた。
しかし、超金持ちはそのまま残った。中小企業だけがコントロールを受けて成長が止まってしまった。集団化とインフレで、超金持ちは豊になり、社会主義による財産の再分配にはずれた人々はますます貧しくなっていった。
社会主義は、スウェーデンでも失敗している。ユーゴスラビアでもそうだ。」
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