アヴェ・マリア・インマクラータ!
愛する兄弟姉妹の皆様、
来る6月21日(金曜日)アメリカのバージニア州にある聖ピオ十世会の神学校で司祭叙階式があります。そこで聖ピオ十世会の最初の韓国人司祭が誕生する予定です。お祈りください!
日本にも多くの聖なる司祭・修道者の召命が与えられますように!そこで、召命を求める母親たちの祈り、「召命のための母たちの祈り」をご紹介します。これはイタリアのル(Lu)という村の母親たちが祈ったもので、これにより4000人ほどの寒村から50年の間に500名以上の召命が与えられました。
召命のための母たちの祈り
天主よ、わが子の一人を司祭にならしめ給え! 我は良きキリスト者として生き、敬虔と徳においてわが子らを育てることを望む。そは御身に聖なる司祭を捧げる恵みを賜らんがためなり。
主よ、我らを救い給え。我らは今や滅びつつあるなり。教会を根底から揺れ動かす前代未聞の嵐の中に我らはいるなり。世俗の精神は我らの家庭にまで侵入し、わが子らを惑わすなり。わが天主なる救い主よ、我らは、以前にもいや増して、多くの聖なる修道者と司祭の召命を必要とす。
わが天主よ、洗礼の恵みによりて、御身はわが子ら全てを御身の愛子となし給えり。それゆえ、我は御身に信頼し、敢えて乞い願い奉る。願わくは、わが子らのうちから、良き堅固な修道者と司祭の召命を呼び起こさしめ給え。
〔我は、イエズスの聖心に適うこの意向で、この御ミサと聖体拝領の実りを捧げ奉る。〕
わが天主よ、我については、聖寵の御助けによりて、キリスト教的母の模範となるを望む。ことにわが子らを育てるにあたり、敬虔と心の純真、精神の従順と素直な喜び、忍耐強い努力と霊魂に対する熱心、世俗の精神からの離脱において、教育せんと心を配り奉る。
ああ、全ての聖寵の仲介者なる聖マリア、教会の母よ。天主なる御子に我らのために取り次ぎ給え。アーメン。
• 毎月第一主日の御ミサで、この意向とともにご聖体を受くること。
• 御ミサの奉献のとき、あるいは御ミサの後に、母親が自己を奉献すること。
【信心について】
イタリア北部のルーという小さな村に4000人が住んでいた。その村の家族には、平均して7人から10人の子供がいた。1919年から1929年にかけて、出生数が死亡数を上回った。1881年、ルーの母親たちは、毎月第一主日に非常に具体的な目的のために聖体拝領を捧げることを決めた。その目的は彼女たちが唱えた祈りの中で完璧に表現されている:
「天主よ、わが子の一人を司祭にならしめ給え! 我は良きキリスト者として生き、敬虔と徳においてわが子らを育てることを望む。そは御身に聖なる司祭を捧げる恵みを賜らんがためなり。」
これがルーの女性たちの祈りの方法であった。祈りは短いが非常に効果的であったため、その教区では数多くの司祭召命があった。50年間で、この小さな地域には500名の司祭と修道者・修道女が集まった。50年間、ルーでは毎年初ミサという花が咲き誇ったが、近隣の村ではそのような花は一輪も出なかった。実に祝福に満ちた幸せな教区である! 母親が司祭を求める祈りには、これほどの力があるのだ。天主は、5月の花のように召命を開花させる母たちの祈りを待っておられる。
教会の危機は何よりも司祭職の危機である。あなたが聖なる教会の勝利を望んでいるのであれば、あなたの家族のうちから聖なる司祭と修道者の召命があるように毎月第一主日の聖体拝領を捧げるのが良い。
それを実現させる方法として、教会は以下のことを提案する。
• 「ルーの女性たち」の祈りを唱える(「天主よ、わが子の一人を司祭にならしめ給え![...]」)。
• 「主よ、我らを救い給え。我らは今や滅びつつあるなり[…]」の祈りを唱える。
• 御ミサの奉献の間または御ミサ後に、祭壇の元であるいは自分がいる場所で(その場の状況に合わせて)自己を奉献する。
(出典:FSSPXサイト:Porte Latine, « Seigneur, donnez-nous des prêtres ! Prières des mamans pour les vocations », URL : https://laportelatine.org/spiritualite/prieres-et-devotions/seigneur-donnez-nous-des-pretres-appel-aux-mamans-et-aux-grand-meres-en-faveur-du-sacerdoce-catholique)