Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

私たちは今現在、天主を非常に深く侮辱している世界に生きている。天主様の憐れみを求めて、私たちの声を公にする。

2019年08月10日 | お説教・霊的講話
2019年7月15日(月)聖母の汚れなき御心の随意ミサ
聖ピオ十世会アジア管区長 サマース神父様御説教
同時通訳:小野田圭志神父

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

親愛なる神父様、そして兄弟の皆さん、ここにいらっしゃる皆さん、今日は東京で素晴らしい日です。ミサのいけにえを捧げるのみならず「天主様の憐れみを求めて、私たちの声を公に為す」という日だからです。

私たちはこう言うかもしれません、「プロ・ライフのマーチで行進で、何故、天主の憐れみが必要なのか?」

しかしこのマーチは、私たちに基本的な真理を教えてくれる、思い出させてくれるものです。つまり「私たちは今現在、天主を非常に深く侮辱している世界に生きている」という事です。

私たちは例えばこういう事を知っています、「堕胎」と言われている殺人が行なわれている事によって、今まで全世界で行なわれた世界の全ての戦争を合わせて亡くなった人々よりも、更に多くの胎児たちが命を落としている、という事を知っています。

人間に対しておそらく最も恐ろしい殺人というのは、これは「堕胎」です。

癌で亡くなった方、あるいは交通事故で亡くなった方、あるいはそれ以外のあらゆる事故、病気等で亡くなった方の数よりも、堕胎で亡くなった赤ちゃんの数は、更に多いものです。

まず私たちはこのミサのいけにえで、私たちの信徒、そして全ての人の罪の償いを御捧げ致しましょう。そしてこの償いを果たした後に、私たちは天主の憐れみを乞い求めましょう。

その後に、天主が私たちに下さるこの命の大切さを祝いましょう。まずこの天主が私たちに与えて下さった霊魂、そして命の喜びを見せる事によって、祝う事によって、他の多くの方々の回心の第一歩となる事でしょう。

この多くの信仰を知らない人たちは、この世で非常に短い、そして辛い生活を送っていますが、私たちが、このカトリックの家族が、大きな家族が、この世の辛い事や悲しみにも関わらず、いつも命の喜びを持っている事を見て、大きな慰めと、そして回心への一歩となる事でしょう。

カトリックの信徒は私たちは、天主が私たちの日々の生活に為しているその行為を、この真理を知っています。

その真理というのは、「まず犠牲、あるいは苦しみ、そして自分の利益を放棄する、自分勝手を放棄する、自分の都合を放棄するという事によって、この世界に命をたくさんもたらす」という事です。

それに対して異教徒たちは、「苦しみとか、都合の悪い事や、あるいは悲しみという事は、この世において最もあってはならない事だ」と考えています。

ところがカトリックは、私たちの主の良い模範に従って、苦しみを受け入れ、死を受け入れて、それを抱きしめ、そしてそれによって、命と喜びを生み出しています。

私たちはこう祈りましょう。数年後、今日は「海の日」ではなく、将来数年後には、「海の星のマリア様の日」となる事を祈りましょう。

私たちはですから、たくさんのロザリオの祈りを唱えて、そしてマリア様に私たちの霊魂を奉献して、そしてこの全ての私たちの祈りや奉献が、マリア様によってイエズス様に届けられるように、お祈り致しましょう。

聖母の汚れなき御心よ、我らの為に祈り給え。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。