Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

【参考資料】バーク枢機卿「マルクス主義的唯物論の世界的な広がりは、今では私たちの国家を統治する権力を掌握している」

2020年12月23日 | カトリック・ニュースなど

アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、

バーク枢機卿は、2020年12月12日のグァダルーペの聖母の祝日に、ラ・クロス(米国)にあるグァダルーペの聖母の大聖堂で説教をしました。その日本語訳を愛する兄弟姉妹の皆様に参考資料としてご紹介いたします。

BREAKING – Cdl. Burke COVID is being used for ‘Great Reset’ to attack ‘freedom’ and ‘families’

イエズス・キリストに讃美!

グァダルーペの聖母の祝日に、私たちは悩みを抱えた重い心で、聖母のもとを訪れます。私たちの国家は、自由で民主的な国家としての未来そのものを脅かす危機に直面しています。マルクス主義的唯物論の世界的な広がりは、すでに多くの人々の生活に破壊と死をもたらし、何十年にもわたって私たちの国家の基盤を脅かしてきましたが、今では私たちの国家を統治する権力を掌握しているように思えます。

経済的利益を得るために、私たちは、家族や私たちの国が安全で繁栄するためのキリスト教的基盤とは全く反対の一つのイデオロギーである中国共産党に、国として依存するようになるのを許してきました。

私はアメリカ合衆国について話していますが、明らかに他の多くの国々も同じような、最も憂慮すべき危機の真っただ中に陥っています。

また、謎の「武漢ウイルス」があります。その性質や予防法について、メディアは毎日のように相反する情報を伝えています。しかし、はっきりしているのは、このウイルスが、家族や国家の自由に敵意を抱く特定の勢力によって、邪悪な行動計画(アジェンダ)を推進するために利用されてきたということです。これらの勢力が私たちに告げるのは、私たちが今、無知と恐怖を通じてその勢力が市民や国家を操作することで私たちに命じている、いわゆる「グレート・リセット」「新しい日常」の対象であるということです。

今、私たちは、天主や私たちの救いのための天主のご計画によってではなく、病気とその予防法によって私たちの生き方を理解し、方向付ける方法を見いだすということにされているのです。多くの司教や司祭、そして多くの信徒の反応は、健全なカテケージス(要理教育)がひどく欠如していることを明らかにしています。教会の多くの人々は、キリストが疫病や他の災いの時代に、いかにして救いのわざを続けておられるのかを理解していないように見えます。

さらに、キリストの汚れなき花嫁である聖にして母なる私たちの教会は、その中でキリストが私たちの永遠の贖いのために常に働いておられるのですが、特に第六戒と第七戒について、日に日に増加しているように思われる道徳的な堕落の報告に悩まされています。私たちの国では、セオドア・マカリックに関する報告書は、多くの信心深いカトリック信徒に、牧者たちへの疑問を抱かせようとまさに誘惑しています。牧者たちは彼らの安全な案内役となって、キリストの教会のためのご計画に沿って、信仰の真理を教え、ふさわしい天主への礼拝と天主への祈りで信徒を導き、教会の永続する規律で信徒を案内しなければなりません。

信徒が何の返答も受けなかったり、信仰と道徳に関する不変の真理に基づいていない返答を受けたりすることが、あまりにも多すぎます。彼らは、牧者からではなく、世俗の管理者から来るように思える返答を受けています。

教会が本当に教え、教会の教えに沿って私たちに要求していることについての混乱は、キリストの神秘体の中に、かつてないほど大きな分裂を生み出しています。このような混乱はすべて、天主の真理と天主の愛を証しする使命において、教会を活動できなくさせています。この世が教会を指針とする灯台として、これ以上必要としていたことがないほど時代において、そうなのです。教会は、この世と遭遇し誤って自分自身をこの世に合わせることを望んでいるのです。本当はその代わりに、すべての人間の心に書かれた天主の法、そして、天主なる御子の贖いのご托身で完全に啓示された天主の法に従順となって回心するように、この世に呼びかけるべきであるのにもかかわらず。

もちろん、これらの悲惨な問題は、日々のキリスト教生活に厳しい試練を与えています。この世と教会における危機の影響は、私たち全員にとってとても深いものです。多くの人は、そのような状況が必然的に引き起こす、最も痛みのある苦しみ、肉体的、感情的、霊的な苦しみを耐え忍んでいます。

キリスト教徒の愛でお互いに寄り添う必要がある時に、この世の勢力は私たちを孤立させて、さらには、彼らは私たちが孤独で世俗の勢力に依存していると信じ込ませようとしているのです。この世の勢力は、私たちをして、天主を無視した殺人的な彼らの行動計画の奴隷にさせようさえしています。

そうです、私たちの心は当然重くなります。しかしキリストは、聖母の取り成しを通して、キリストへの信頼を新たにすることによって、私たちの心をご自身の心に引き上げてくださいます。キリストは、教会において、永遠の救いを私たちに約束してくださったからです。キリストは決して約束に不忠実ではいらっしゃいません。キリストは決して私たちをお見捨てにはなりません。この世の勢力や偽預言者に惑わされないようにしましょう。キリストを捨てて、救いを決して見いだすことのないところに救いを求めないようにしましょう。

聖ファン・ディエゴへの最初のご出現のときに、ご自分がどのような方なのかを聖母がお示しになった次の言葉を決して忘れないようにしましょう。
「このことを知って、正しく理解しなさい、私の小さな子供よ、私は完全な終生童貞聖マリア、命を与える真の天主、全てのものの造り主、天と地との所有主、私たちのもっとも近くにいる主の母です。私は、ここに私の小さな聖なる家を作ってくれることをとても望んでいます。その場所で、私は主を見せましょう。私は主を高め、私が持つ愛によって、私の憐れみの眼差しによって、私の助けによって、私の救いによって、主を人々に与えましょう。」

ここグァダルーペの聖母の聖堂が常に、マリアの汚れなき御心がご自分に多くの心を引き寄せ、その心をイエズスの栄光ある槍で貫かれた聖心へと、この世の生活における癒やしと強さの唯一の源へと、永遠の命へと連れていってくださるにふさわしい道具であり続けますように。



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