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もしも人間社会が、家庭が、個人が、イエズス・キリストの与える掟に従わないならば、キリストの御旨に反対するような法律を作るならば、そのような社会は滅びてしまう危険がある

2020年11月12日 | お説教・霊的講話
2020年10月25日(主日)王たるキリストの大祝日

聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父説教(東京)

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

今日は王たるイエズス・キリストの祝日です。

イエズス・キリストは真の王です。その理由は2つあります。

1つは、イエズス・キリストが真の天主であり、真の人であり、イエズス・キリストの天主のペルソナにおいて、人間の本性と天主の本性が一つに合体しているからです。
ですから創り主として、「創造主」として、全世界における主権を持っています。

そればかりのみならず、第2の理由は、イエズス・キリストは、私たちを霊魂を贖った「贖い主」として、私たちの霊魂を悪魔の手から取り返した、という征服の権利があります。
イエズス・キリストは、贖い主として、贖った霊魂たち全てに、王として支配を及ぼす権利があります。悪魔の支配を取り払う権利があります。

この2つの理由によって、イエズス・キリストは私たちの本当の、この権利を持つイエズス・キリストこそが、私たちの世界に本当の幸せと、本当の喜びを与える事ができます。

もしもイエズス・キリストが統治しないなら、もしも人間社会が、家庭が、個人が、イエズス・キリストの与える掟に従わないならば、このイエズス・キリストの御旨に反対するような掟を、法律を作るならば、この社会は滅びてしまいます。イエズス・キリストが統治しない国は、分裂して無くなってしまいます。

ある日、フランス革命の直後のナポレオンに、ピー枢機卿という、ポワチエのフランス人枢機卿が言いました。

「さぁ、閣下、ナポレオン閣下、もしもフランス帝国がイエズス・キリストを王と認めないならば、この帝国は滅びるでしょう。長く持ちません。」

その通り、すぐに滅びてしまいました。

イエズス・キリストが統治しない国は、イエズス・キリストの掟に逆らう国は、滅びるしかありません。

ですから、同性愛あるいは自然や道徳に反する事を合法化するような社会は、滅びてしまいます。この地上のどのような権威の方がそのような事を仰ったとしても、それは滅びてしまいます。

私たちは、イエズス・キリストは、そのような事を決して望みません。

イエズス・キリストが王として、私たちの社会に命令しなければなりません。そうしなければ、人類は分裂して戦い、あるいは罪の傷によって、そのまま無くなってしまいます。

マリア様にお祈り致しましょう。マリア様の御取次ぎによって、多くの家庭が、国家が、イエズス・キリストの甘美なその王権を認める事ができますように。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。







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