Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

私たちは本当に世界の平和を求めています。本当に私たちが互いに愛し合って、赦し合って、仲良く、平和な世界を築く事ができたらどれほど良いでしょうか。その為にはどうしたら良いのでしょうか?

2020年09月02日 | お説教・霊的講話

アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、

2020年8月9日(主日)聖霊降臨後第10主日
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父メッセージをご紹介いたします。

 

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

愛する兄弟姉妹の皆さん、今日皆さんを、シュナイダー司教様が始められた、御聖体に対する瀆聖を償う為に国際十字軍を始められた、その十字軍に、皆さんを招待したいと思っています。

ある方から、「この十字軍に参加したいけども、どうやったらいいのか?」という質問を受けました。それに答えさせて下さい。

私は、この「特にこれをしなさい」という事はないのだと思っています。ただ3つの事をする事を提案します。

1つは、御聖体が受けている罪を、冒瀆を、瀆聖を償う為に、昔ながらの、カトリックの聖伝のミサに与って下さい。

東京と大阪でミサが捧げられています。これに与って、そして跪いて、口で、舌に、敬虔に、礼拝をしながら、感謝をしながら、心を込めて、御聖体を礼拝しつつ、御聖体拝領なさって下さい。御聖体を心から口で受けて下さい。

そして第2に、御聖体に対する罪の償いの為に、ロザリオを毎日祈って下さい。
ファチマのマリア様が御出現の度に仰っていました、「毎日ロザリオを唱えなさい。」「毎日ロザリオを唱えなさい。そうすればこの世の中に平和が来るでしょう。戦争は終わるでしょう」と。

イエズス様もシスタールチアに言いました、「世界の平和は、マリア様に委ねてある」と、「マリア様が私たちに世界の平和を下さるのだ」と。

第3に、御聖体に対して私たちは特に、ファチマの天使が教えてくれた2つの祈りを唱える事に致しましょう。
私たちは東京と大阪では必ず、ミサの後の感謝の祈りに、このお祈りをずっと唱えています。2017年のファチマ100周年の時から必ず唱えています。

ですからどうぞ皆さん、この私たちのミサに与って、そしてロザリオを唱えて、このお祈りを唱えて下さい。そうしたらイエズス様はどれほどの慰めを、マリア様はどれほどの喜びをお受けになる事でしょうか。

今日は、長崎に原爆が落とされた日です。そして私たちは本当に世界の平和を求めています。本当に私たちが互いに愛し合って、そして赦し合って、そして仲良く、平和な世界を築く事ができたらどれほど良いでしょうか。

一体その為にはどうしたら良いのでしょうか?「平和」とは一体何でしょうか?

「平和」というのは、「秩序の平穏さ」である。平和の為には秩序がなければなりません。では「秩序」というのはどうやったらできるのでしょうか?

「秩序」を作る為には、「知恵」が必要です。では「知恵」というのは何でしょうか?

「知恵」というのは、「究極の深い究極の原因にまで到達する事」こそが知恵なのです。「表面的なものではなくて、深いところに行って解決する。」それが知恵です。では最も深い、鋭い知恵というのは、最も深い原因にまで到達しなければなりません。そうして解決しなければなりません。では「究極の原因」とは何でしょうか?

「天主」です。私たちを今在らしめて、生かして下さる天主です。

もしも本当の平和を求めるならば、私たちは真の天主、唯一の三位一体にまで辿り着かなければなりません。そしてこの天主を頂点として、聖父と聖子と聖霊の天主、イエズス・キリストを頂点とする秩序を作って初めて、本当の世界に平和がきます。それ以外には平和はありえません。

75年前の今日、一瞬の内に浦上の大聖堂は灰に帰してしまいました。そして一瞬の内に、聖母被昇天の為に準備をしていた浦上教会の1万2千名の長崎の信徒たちのうち8千名も、あっという間に亡くなってしまいました。

永井博士もその犠牲者の一人でした。永井博士は被爆をして、家を失い、妻を失い、全てを失ったのですけれども、子供だけは二人だけ残りました。

そして永井博士はその原爆の後で、全てを失った後に、信徒を代表してこう仰いました。これは、その全てを失った人であるからこそ仰る事ができる事であって、私たちがとてもそのような事を言う事はできませんが、しかしこの方が、その当事者が仰った事は本当に貴重です。

「長崎は、この浦上の私たちは、天主から特別に愛されて、特別に選ばれた。だからこのような苦しみを与えて下さった。このような天主様に感謝する。さあ、この私たちは喜んでこれを捧げよう」と。

何と天主様に対する従順、愛、その御旨に従おうとする心意気だったでしょうか。これこそ大和魂、これこそ日本のカトリック、これこそ昔ながらのカトリックの信仰でした。

「全ては、天主様の御旨のままに。」

天主様のその元に、私を位置付ける。これこそ平和の元でした。これのおかげで、私たちが今でも平和を、今天主様から恵まれていると信じております。それ以外ではあり得ません。

私たちがどれほどを美しい宣言文を出そうと、どれほど格好良い平和のメッセージと言ったところで、何の役に立ちません。憲法9条も役に立ちません。

その証拠はなぜかというと、今実は、長崎よりも広島よりももっと恐ろしい、原爆よりも恐ろしい、「堕胎」という行為によって、そして多くの、長崎、広島よりも多くの子供たちが、罪のない子供たちが亡くなっています。毎年。毎年。

そしてそれを守ってくれる人は、メッセージでもなくて、そして憲法でもありませんでした。多くの赤ちゃんたちが今、黙っている内に虐殺されて亡くなっています。

天主様の、私たちが天主様の元に基づいて、天主様の元に行って、そして天主様の元に秩序を立てようと思わなければ、言葉も口先だけで終わってしまうからです。

ですから私たちは、この本当の平和を求める為にも、そしてイエズス様からの祝福を受ける為にも、ぜひ国際十字軍に、罪の償いの為の国際十字軍に、皆さんが参加して下さるようにお願い致します。

そして、是非この私たちの拙い、価値のない、小さな拙いものですけれども、しかしイエズス様の憐れみによって、マリア様の御取次によって、私たちに特別の憐みが与えられると、本当の平和が与えられると信じております。

では愛する兄弟の皆さん、どうぞ寛大に十字軍に参加なさって下さい。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

世界の本当の平和はここにたどり着かなければ実現しません。シュナイダー司教様により発動された国際十字軍に参加するために3つのことを実践してください

2020年8月9日聖霊降臨後第十主日 聖ピオ十世会小野田神父からのメッセージ  ▼最新のミサ情報▼ http://www.immacula...

youtube#video

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。