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イエズス様は、世の終わりまで私たちと留まる為に、私たちの想像を超える奇跡を発明しました、「御聖体の秘跡」です

2021年06月30日 | お説教・霊的講話
2021年6月3日(初木)御聖体の祝日のミサ
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父 説教(大阪)

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。

今日は御聖体の祝日です。イエズス様の計り知れない愛を一緒に黙想致しましょう。

イエズス様は、世の終わりまで私たちと留まる為に、私たちの想像を超える奇跡を発明しました、作り出しました。「御聖体の秘跡」です。

御聖体の秘跡では、パンはもはやパンでなくなります。聖変化の後には、イエズス・キリストの真の御体になります。「パン」という実体がなくなって、「イエズス様」の実体になるので、「全実体変化」と言います。ミサの時にこの奇跡が起こります。

一体なぜ?なぜかというと、イエズス様は、「私たちと共に世の終わりまで留まりたい」と思われたからです。私たちの慰め主として、私たちの友として、この辛い浮世を、私たちの傍にいたい、と思われました。王である王、真の天主の聖子、御一人子、その御稜威は果てしもなく、天使たちもその前に震え慄いているその全能の天主が、パンとなって私たちと共に留まり、私たちに食されようと思われました。

なぜでしょうか?理由は一つしかありません。イエズス様が私たちをお愛しになったから。あたかも狂ってしまったかのように、あたかも正気を失ってしまったかのように、私たちを愛されたからです。

この愛の奇跡の前に、人類は、本来ならば、全てがこぞって、跪いて、感謝と讃美と礼拝を捧げて、何時間も御聖体の前で時を過ごして、イエズス様のその愛に報いようとしなければならないのですけれども、残念な事に、イエズス様のこの愛は、ますます冷淡に扱われています。イエズス様のこの愛は、無視されたり、あるいは却って冒瀆で報いられています。世の一般の人のみならず、教会の中でもそうです。御聖体は大切に扱われていません。御聖体は残念ながら、信じられていません。御聖体は粗末に扱われています。

ですから今日、この御聖体の祝日を皆さんと一緒に祝う事ができて、イエズス様とマリア様に心から感謝します。兄弟の皆さんと一緒に、イエズス様に対してなされる冷淡な忘恩に対して償う事ができるからです。

この御聖体拝領を、ファチマの天使が子供たちにやったように、罪の償いとして御捧げ下さい。

このミサの直後から、御聖体降福式があります。イエズス様の聖心を、御聖体におけるイエズスの聖心を御慰め致しましょう。これほど愛する聖心に対して、私たちはできる限りの愛を以って返答致しましょう。お礼を申し上げましょう。

イエズス様の聖心を御慰めする為に、私たちの全力を尽くしてもはるかに足りないので、マリア様に助けを求めましょう。マリア様の汚れなき御心が私たちと共に、イエズス様の聖心を慰めて下さいますように、御聖体におけるイエズス様をうまく礼拝する事ができますように、マリア様にお祈り致しましょう。聖ヨゼフにも、そして守護の天使たちにも助けを祈りましょう。

聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。







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