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繭玉の倉庫だった富岳風穴

2014-08-09 17:40:08 | 養蚕・シルク
          
この風穴は、南北に走る110mの主洞と東西に走る110mの間道からなり、幅4~7m、高さ2~10mの規模を持つ堅い層状を呈した洞穴である。
洞底には水がたまり、冬季に結氷した氷は夏を過ぎても解けることが少ないため、洞内の温度は平均3度を保っている。
 

          

          

          

          
江戸時代は、風穴の氷は将軍に献上されていた。
          

養蚕が盛んな大正の初期から昭和30年頃までは、長野・埼玉・群馬などから成育良好な繭玉が集められ箱に入れて天然冷蔵庫として風穴が利用、保存されていた。成虫にならないよう、生きたまま繭玉を冷暗貯蔵して、夏繭、秋繭に使用されていた。
          

          

          

          

                   


今年も山梨の友人が手伝っているブドウ農場にお邪魔した。
2月の大雪で大きな被害をうけた農家も多かったが、この農場は降雪に対応し被害はなかったという。
全部持っていってもいいよと言われたが、トラックで来たわけではないので、そこそこを頂いた。
          

                    


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