黒い産毛のカルガモの雛が11羽群れて親と泳いでいた。5月17日の「赤関おとなり橋」下のことである。
それが今年、和泉川でカルガモの雛を見た最初であった。ここ数年、和泉川の春では変わらぬ光景となっていた。
2017/05/17
とりあえずスマホで写す。
翌日も期待して、和泉川沿いを散歩したが、カルガモ家族は見かけなかった。
いつも見かけるならカメラ携帯をと思っていたが、これではと、以降スマホ撮影となった。
赤関おとなり橋
この「赤関」と云うのは和泉川右岸の宮沢三丁目のこの橋一帯の字名である。字名があった当時は瀬谷では数少ない水田地域で、分水用の関があって、和泉川の川床の色が褐色であったことから字名が「赤関」と云う。
橋は木製で親柱4点に金属製の円盤状の筒が取り付けられていて、回転させると「カランカラン」となる。
神奈中バス停「宮沢」に架かる「宮前橋」のひとつ上流の橋である。
それから2日後、今度は赤関おとなり橋からおよそ900m上流の東山ふれあい橋下の川で10匹の雛が生まれた家族を見つけた。
2017/05/19
この「東山」の名称も宮沢二丁目の和泉川沿い左岸を細長く広がる地域の字名である。この「東山」は宮沢村の東側の段丘を指した字名で『皇国地誌』に書かれている名である。
東山ふれあい橋
瀬谷区を走る和泉川に架かる橋は木製橋或いは一部木製橋が殆どで、そのため痛みが速く、この橋は昨年2度目の改修を行っている。
2016/09/29改修工事
それから9日後、東山ふれあい橋から1km余上流で厚木街道のすぐ下流に位置する「やすらぎ橋」で3組目のカルガモ家族と出会った。
2017/05/28
この家族は11匹プラス両親である。これまでの家族は母親(?)1匹で子の世話をしていたので、ここはあっぱれのつがいである。
2017/05/28
やすらぎ橋
この橋も改修が行われた。
以前の橋は下のような独特の形をした橋であった。今回は、欄干の高さでチョン切って改修したようだ。
3組の家族は次の3つの橋の付近で見つけた。和泉川は右から左へと流れている。
これからはカルガモ3家族の成長をみる
赤関おとなり橋の家族、雛は全員成長している。
2017/05/29
2017/05/29
やすらぎ橋の家族、赤関おとなり橋の家族に比べると遅く生まれたので小さい。全員成長して2羽の親鳥が保護していた。
2017/06/02
しばらくは赤関おとなり橋の家族きり見かけなくなった。それも雛の数が4匹ぐらいのときもあった。
2017/06/02
2017/06/03
2017/06/07
初めて見かけてからおよそ20日、雛全員が揃っていたのを発見。うれしく思った。
今年は雨が少なく、和泉川も川になっていない。
これではエサのミズゴケなどにも不自由するだろう。
2017/06/07
2017/06/07
蛇が川を泳いでいる。近くにはカルガモがいるが、雛は餌食になってしまうのではないだろうか。
私が小学生のころ、十姉妹のツガイを兄が飼っていた。玄関に巣箱があったのだが白蛇が金網の網目をくぐり十姉妹のツガイを飲み込んだのだが、腹が膨れて出られずにとぐろを巻いていたことがあった。
2017/06/17
2017/07/03
親が2匹の雛とめがね橋の下流で泳いでいた。4匹の雛がいたことを確認していたがこんなにも減ってしまったのか。
2017/07/09
東山水辺の生い茂った草陰に親鳥と雛が隠れていた。東山ふれあい橋の上流に位置するが、雛の数から判断するとやすらぎ橋の家族が下って来たのではと想像する。
以後、やすらぎ橋の家族は探せなかった。どこか目につかぬ死角で生活していることと思う。
2017/07/11
迷走台風5号のつめ跡
2017/08/02
階段の中断付近まで川の流れがあったのだろう。カルガモの雛は濁流からどこに避難したのだろう。
2017/08/02
遊水地の水位は歩道を超えて和泉川本流とひとつになったように茅の茎のかたまりが物語っている。
2017/08/02
珍しくカルガモが橋の上にいた。もう水はこりごりだと。
翌日、宮沢橋の下でカルガモの集団を見かけた。小ぶりのカルガモなので赤関おとなり橋の家族と思われる。数は把握できなかった。
2017/08/03
宮沢橋
宮沢橋は江戸時代からあって、かながわ道や横浜市南区の弘明寺(弘明寺観音)と座間市の星谷寺(ほしのや観音)を結ぶ古道に架かる橋である。現在は瀬谷区と泉区の境界でもある。 その昔は土橋だったと思うが、近代は木橋の欄干だったが、通る車が壊して現在は金属の橋になっている。
2017/08/19
今度は集中豪雨
この辺りでは今年2度目の豪雨となった。
2017/08/20
最近のカルガモ家族の行方は、赤関おとなり橋の家族がやや上流で定住の地としていてその日によって数は変化するが、親とほぼ全員の子が生活している。
この先元気に成長することを願いたい。
もうひとつ、鳥の話
8月末のことだった。
和泉川左岸の段丘の中の道筋にうずらと思う鳥がいた。
人が通ると逃げていった。
翌日は、2羽となっていた。形が違うのでつがいと思っていたら、草陰に雛がいた。それもかなりの数だった。「ピヨピヨ」可愛く鳴いていた。
その次の日もうずらと思う鳥に出会った。鳴き声と行動で威嚇された。
しかたなく戻ったのだが、一瞬ふりむくと雛が素早く道を横切って行った。
ここにも鳥の家族がいた。
雛の成長を願う。
それが今年、和泉川でカルガモの雛を見た最初であった。ここ数年、和泉川の春では変わらぬ光景となっていた。
2017/05/17
とりあえずスマホで写す。
翌日も期待して、和泉川沿いを散歩したが、カルガモ家族は見かけなかった。
いつも見かけるならカメラ携帯をと思っていたが、これではと、以降スマホ撮影となった。
この「赤関」と云うのは和泉川右岸の宮沢三丁目のこの橋一帯の字名である。字名があった当時は瀬谷では数少ない水田地域で、分水用の関があって、和泉川の川床の色が褐色であったことから字名が「赤関」と云う。
橋は木製で親柱4点に金属製の円盤状の筒が取り付けられていて、回転させると「カランカラン」となる。
神奈中バス停「宮沢」に架かる「宮前橋」のひとつ上流の橋である。
それから2日後、今度は赤関おとなり橋からおよそ900m上流の東山ふれあい橋下の川で10匹の雛が生まれた家族を見つけた。
2017/05/19
この「東山」の名称も宮沢二丁目の和泉川沿い左岸を細長く広がる地域の字名である。この「東山」は宮沢村の東側の段丘を指した字名で『皇国地誌』に書かれている名である。
東山ふれあい橋
瀬谷区を走る和泉川に架かる橋は木製橋或いは一部木製橋が殆どで、そのため痛みが速く、この橋は昨年2度目の改修を行っている。
2016/09/29改修工事
それから9日後、東山ふれあい橋から1km余上流で厚木街道のすぐ下流に位置する「やすらぎ橋」で3組目のカルガモ家族と出会った。
2017/05/28
この家族は11匹プラス両親である。これまでの家族は母親(?)1匹で子の世話をしていたので、ここはあっぱれのつがいである。
2017/05/28
やすらぎ橋
この橋も改修が行われた。
以前の橋は下のような独特の形をした橋であった。今回は、欄干の高さでチョン切って改修したようだ。
3組の家族は次の3つの橋の付近で見つけた。和泉川は右から左へと流れている。
これからはカルガモ3家族の成長をみる
赤関おとなり橋の家族、雛は全員成長している。
2017/05/29
2017/05/29
やすらぎ橋の家族、赤関おとなり橋の家族に比べると遅く生まれたので小さい。全員成長して2羽の親鳥が保護していた。
2017/06/02
しばらくは赤関おとなり橋の家族きり見かけなくなった。それも雛の数が4匹ぐらいのときもあった。
2017/06/02
2017/06/03
2017/06/07
初めて見かけてからおよそ20日、雛全員が揃っていたのを発見。うれしく思った。
2017/06/08
今年は雨が少なく、和泉川も川になっていない。
これではエサのミズゴケなどにも不自由するだろう。
2017/06/07
2017/06/07
蛇が川を泳いでいる。近くにはカルガモがいるが、雛は餌食になってしまうのではないだろうか。
私が小学生のころ、十姉妹のツガイを兄が飼っていた。玄関に巣箱があったのだが白蛇が金網の網目をくぐり十姉妹のツガイを飲み込んだのだが、腹が膨れて出られずにとぐろを巻いていたことがあった。
2017/06/17
2017/07/03
親が2匹の雛とめがね橋の下流で泳いでいた。4匹の雛がいたことを確認していたがこんなにも減ってしまったのか。
2017/07/09
東山水辺の生い茂った草陰に親鳥と雛が隠れていた。東山ふれあい橋の上流に位置するが、雛の数から判断するとやすらぎ橋の家族が下って来たのではと想像する。
以後、やすらぎ橋の家族は探せなかった。どこか目につかぬ死角で生活していることと思う。
2017/07/11
迷走台風5号のつめ跡
2017/08/02
階段の中断付近まで川の流れがあったのだろう。カルガモの雛は濁流からどこに避難したのだろう。
2017/08/02
遊水地の水位は歩道を超えて和泉川本流とひとつになったように茅の茎のかたまりが物語っている。
2017/08/02
珍しくカルガモが橋の上にいた。もう水はこりごりだと。
翌日、宮沢橋の下でカルガモの集団を見かけた。小ぶりのカルガモなので赤関おとなり橋の家族と思われる。数は把握できなかった。
2017/08/03
宮沢橋
宮沢橋は江戸時代からあって、かながわ道や横浜市南区の弘明寺(弘明寺観音)と座間市の星谷寺(ほしのや観音)を結ぶ古道に架かる橋である。現在は瀬谷区と泉区の境界でもある。 その昔は土橋だったと思うが、近代は木橋の欄干だったが、通る車が壊して現在は金属の橋になっている。
2017/08/19
今度は集中豪雨
この辺りでは今年2度目の豪雨となった。
2017/08/20
最近のカルガモ家族の行方は、赤関おとなり橋の家族がやや上流で定住の地としていてその日によって数は変化するが、親とほぼ全員の子が生活している。
この先元気に成長することを願いたい。
もうひとつ、鳥の話
8月末のことだった。
和泉川左岸の段丘の中の道筋にうずらと思う鳥がいた。
人が通ると逃げていった。
翌日は、2羽となっていた。形が違うのでつがいと思っていたら、草陰に雛がいた。それもかなりの数だった。「ピヨピヨ」可愛く鳴いていた。
その次の日もうずらと思う鳥に出会った。鳴き声と行動で威嚇された。
しかたなく戻ったのだが、一瞬ふりむくと雛が素早く道を横切って行った。
ここにも鳥の家族がいた。
雛の成長を願う。