モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

緑のベルベット サルビア セミアトラータ(Salvia semiatrata)の葉

2007-08-21 09:13:25 | セージ&サルビア
清水公園のハーブ園に展示してある
非売品のセージには、気になるものが多い。

6月から気になっていたものが展示されており、
その名は、サルビア セミアトラータ。



このセミアトラータの葉は、見るものをひきつける力がある。

コモンセージの葉も魅力あるが、セミアトラータは格が違う感じがする。

セミアトラータの魅力は、
洗練された形状と風合い。 が全てだ。

ハート型或いは釣鐘型の葉の形状でステッチが入ったかのような縁取りがみられ、
緑のベルベットとも言うべき美しさがある。

葉の曲面が、太陽の光の反射を微妙に変え、
同じ平面とを思えない、緑の濃淡を描く。

このセミアトラータの葉を見ていると、
心安らかで、洗練された時の流れが楽しめる。

ベルベットは、13世紀のイタリアで作られ、“繊維の宝石”といわれるほど美しい素材で、
王侯貴族の正装などに使われた。

ブルボン王朝の貴族、イギリスエリザベス女王の服、ナポレオン皇帝の戴冠式で使用したマント
などに使用されていたそうだ。
現代では、女性のフォーマルなドレス、宝石箱の内張りの布、高級なカーテン生地などで使われている。

肝心のセミアトラータだが、
展示品しか現物がなく、苗が入荷或いは9月になれば“さし芽”で増やす事があるみたいなので、
入荷次第連絡をもらうことにした。

耐寒性が弱く冬を越すのが難しそうだが、もう一つのセージの楽しみが増えた。



「サルビア セミアトラータ(Salvia semiatrata)」
・シソ科アキギリ属の耐寒性がある多年草だが、霜には当てない方がよい。
・原産地はメキシコの標高2000m地帯に生息。
・草丈は1mから1.5mと高いので、摘心をして丈をつめ、枝を増やすように育てる。
・花期は、夏から秋と長い。
・ガク・花がツートンカラーで珍しいそうだ。(これも楽しみ)



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