“シューフライ”はナス科の植物だけあって、
姿かたちにオドロオドロしいものがある。
つぼみは色彩的にはナスのようであり、形はほおずきのようだ。
このつぼみから薄青紫の花が咲き、朝顔のようなラッパの形をしている。
(写真)シューフライの花
ナス科の特色は、“アルカドイド”という身体・精神に酩酊・覚醒をもたらす
成分がある。
タバコ、ジャガイモなどにも含まれ、含有量が多いタバコは宗教的儀式でのトリップにも使われた。
またナス科の植物には、コロンブスにはじまる大航海時代に
アメリカ大陸からヨーロッパにそして世界に広がった作物が多く、
タバコ、ジャガイモにはじまりトマト、トウガラシ、ピーマンなどもナス科だ。
“シューフライ”にも毒性の成分があり、ハエを寄せ付けない効果があるという。
日本には、江戸時代に入ってきたというから、
原産地ペルーからヨーロッパ経由で入ってきたのであろうか?
(写真)シューフライのつぼみと横から見た花
シューフライ(Shoo-Fly plant)
・ナス科ニカンドラ属の1年草。
・学名は Nicandra physaloides。英名は Shoo-fly plant、Apple of Peru,。和名は、おおせんなり (大千成)。
・原産地は南アメリカ ペルーからチリ
・1年草だが、草丈は高く1mまで成長する。
・夏場に開花し淡い青紫の花を咲かせる。
・ハエを忌避させる成分がありゴミ箱などの近くに植えると良さそうだ。
・ナス科の植物は良く調べてから食べた方が良い。なす、トマト、ピーマンなどの栽培品種はこの危険がないが、ジャガイモの芽などは食してはいけない。
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