(写真)香りのじゅうたん
「クリーピングタイム」の白い花のじゅうたんが出来た。
半日陰から日向に向かって匍匐をして、レモンタイム、ゴールデンレモンタイムを飲みこみ、もう直ぐコモンタイムのところまでたどり着く。
レモンタイムを守るために刈り込んだが、ちょっと目を離していた期間に刈り込みにくいほど勢力を拡大してしまった。今年のこの伸張は目を見張るものがある。
「クリーピングタイム」は、別名ワイルドタイム、マザーオブタイムとも呼ばれるようにヨーロッパ。北アフリカなどに自生する匍匐性を代表するタイムで、赤色の花と白色の花がある。
白花のクリーピングタイムは、より匍匐力が強く、5センチ程度の高さで茎が地面を覆いつくすように広がっていく。これで木なのだから驚く。
(写真)クリーピングタイム・白花の花
タイムは約350種あるそうだが、地中海周辺が原産地で、古代ギリシャ・ローマ時代から薬用植物として親しまれてきており、歴史に磨かれた安心感のあるハーブだ。
中世時代には、姿・香りのすがすがしさから、貴婦人が、十字軍で遠征する騎士へタイムの小枝で縁取られたスカーフを贈ったそうだ。
ちょっと前の日本のよき時代にも、四葉のクローバーの押し花を手紙に添えるなど似たような行為があったが、古の方は二度と会えないかもしれないというお別れの形見という重いものであったが、現代の方は春の雪のように淡いものなのかもしれない。
さらに時代が進むと、
若い少女たちの守護聖人聖アグネス(Saint Agnes 291-304年1月21日)祭のイブに、片方の靴にローズマリーの小枝を、もう一方の靴にタイムの小枝を入れておくと、何と未来の夫が見えるという。
この迷信は、イギリスの詩人キーツ(John Keats 1795-1821)の長編詩「The Eve of St. Agnes」(1820年出版)にも採りあげられ、迷信に魂を吹き込んでしまったようだ。
ローズマリー、タイムは、18世紀頃には少女をもときめかせるハーブとなったようだが、この迷信は、カトリック教徒でなくとも信じて試す価値があるような気がする。
意志の強さで見たいものを見るのか、意識下にあった意外なものを見るのか試してもらいたいものだ。
さて、少女以外のヒトは、安眠促進のために枕の下に敷くなどタイムの香りを活用すると良いだろう。きっと嫌な夢は見ないですむだろう。
(写真)一ヶ月前の花
クリーピングタイム白花(Creeping Thyme ’albus’)
・シソ科・イブキジャコウソウ属の常緑小低木。
・学名は、Thymus serpyllum L. var. albus。別名は、マザーオブタイム・ワイルドタイム。
・原産地 ヨーロッパ
・草丈5~10㎝でほふく性がある。
・開花期: 6~7月、白い小花を数多く咲かせる。
・耐寒性強いので、庭で栽培できる。
・クリーピングタイムの生育は早く、グランドカバーとしても最適。
・乾燥気味に育てるので、日差しの強いところでも育つ。
・湿気に弱いので、刈り込むなど手を入れる。
「クリーピングタイム」の白い花のじゅうたんが出来た。
半日陰から日向に向かって匍匐をして、レモンタイム、ゴールデンレモンタイムを飲みこみ、もう直ぐコモンタイムのところまでたどり着く。
レモンタイムを守るために刈り込んだが、ちょっと目を離していた期間に刈り込みにくいほど勢力を拡大してしまった。今年のこの伸張は目を見張るものがある。
「クリーピングタイム」は、別名ワイルドタイム、マザーオブタイムとも呼ばれるようにヨーロッパ。北アフリカなどに自生する匍匐性を代表するタイムで、赤色の花と白色の花がある。
白花のクリーピングタイムは、より匍匐力が強く、5センチ程度の高さで茎が地面を覆いつくすように広がっていく。これで木なのだから驚く。
(写真)クリーピングタイム・白花の花
タイムは約350種あるそうだが、地中海周辺が原産地で、古代ギリシャ・ローマ時代から薬用植物として親しまれてきており、歴史に磨かれた安心感のあるハーブだ。
中世時代には、姿・香りのすがすがしさから、貴婦人が、十字軍で遠征する騎士へタイムの小枝で縁取られたスカーフを贈ったそうだ。
ちょっと前の日本のよき時代にも、四葉のクローバーの押し花を手紙に添えるなど似たような行為があったが、古の方は二度と会えないかもしれないというお別れの形見という重いものであったが、現代の方は春の雪のように淡いものなのかもしれない。
さらに時代が進むと、
若い少女たちの守護聖人聖アグネス(Saint Agnes 291-304年1月21日)祭のイブに、片方の靴にローズマリーの小枝を、もう一方の靴にタイムの小枝を入れておくと、何と未来の夫が見えるという。
この迷信は、イギリスの詩人キーツ(John Keats 1795-1821)の長編詩「The Eve of St. Agnes」(1820年出版)にも採りあげられ、迷信に魂を吹き込んでしまったようだ。
ローズマリー、タイムは、18世紀頃には少女をもときめかせるハーブとなったようだが、この迷信は、カトリック教徒でなくとも信じて試す価値があるような気がする。
意志の強さで見たいものを見るのか、意識下にあった意外なものを見るのか試してもらいたいものだ。
さて、少女以外のヒトは、安眠促進のために枕の下に敷くなどタイムの香りを活用すると良いだろう。きっと嫌な夢は見ないですむだろう。
(写真)一ヶ月前の花
クリーピングタイム白花(Creeping Thyme ’albus’)
・シソ科・イブキジャコウソウ属の常緑小低木。
・学名は、Thymus serpyllum L. var. albus。別名は、マザーオブタイム・ワイルドタイム。
・原産地 ヨーロッパ
・草丈5~10㎝でほふく性がある。
・開花期: 6~7月、白い小花を数多く咲かせる。
・耐寒性強いので、庭で栽培できる。
・クリーピングタイムの生育は早く、グランドカバーとしても最適。
・乾燥気味に育てるので、日差しの強いところでも育つ。
・湿気に弱いので、刈り込むなど手を入れる。
しばしおやすみの時期でしょうか?
まあ、夏休みというところでしょうか?