(写真)ホワイトキャンピオンの花

“勇者への花”といわれる“チャンピオン”或いは“キャンピオン”がやってきた。
たまたま一輪だけであり
勇者の孤独と気品が漂っている。
レッドキャンピオンのほうが知られているが、ホワイトキャンピオンも素晴らしい。
一般名称で“キャンピオン(campion)”と名のつくものには、
同類のレッドキャンピオンのほかに、ローズキャンピオン(スイセンノウ)があるが
勇者・勝者への花冠として使われたのでチャンピオン、キャンピオンという名がついたという。
フランス語の国を意味する“Campagne”が語源ではないかという説もある。
どちらも、尊敬の対象であり偉大なものである。
それだけの気品があるということだろう。
(写真)ホワイトキャンピオンの立ち姿

ホワイトキャンピオン(white campion)
・ナデシコ科シレネ(和名マンテマ)属の耐寒性のある1年草か短命な多年草。
・学名は、Silene latifolia subsp. Alba。英名はwhite campion、evening campion、white cockle。
・和名はヒロハノマンテマ、別名マツヨイセンノウ(待宵仙翁
・原産地は地中海沿岸でヨーロッパ、西アジア、北アフリカに分布。
・草丈20~30cm・
・開花期は4~5月で、バランスの良い白い花が咲く。通常より遅れ5月末に咲く。
・高温多湿に弱いので、梅雨の時は蒸れに注意し、夏場は半日陰が良さそうだ。
・こぼれダネでも増えるので花壇の奥の花としても適している。
・ホワイトキャンピオン、レッドキャンピオンを混裁すると雑種化しやすくピンクの変種が出来やすい。
・日本には、昭和初期に伝わる。
(写真)ホワイトキャンピオンの横顔

※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます