モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

ローマンカモマイルの花

2008-05-21 07:35:41 | その他のハーブ
(写真)ローマンカモマイルの花


キク科の花は見慣れているせいかホッとさせる安心感がある。
白と黄色の筒状の花の組み合わせは、清楚そのもののようだ。

ここしばらくは、メキシコ原産の“世にも奇天烈”といっても良さそうな
色・形とも想像を超える花が多かったせいもあるが・・・

だが、日本への伝播は明治初期に薬用植物として輸入したようなので
栽培も活用もあまり浸透していないようだ。

ローマンカモマイルは歴史的に古くから利用されてきたハーブで、
りんごのような香りがし、摘みたての生花のティーは香り高くおいしいそうだが
花をめでたいので今年は断念と思っている。
(※ 妊娠中の方は飲まない方が良いようです。)

この花の懐かしさは
野菊のようでもあり、マーガレットのようでもあり、ジャーマンカモマイルともそっくりだ。

ジャーマンカモマイルとの違いは、
ローマンカモマイルのつぼみは、頭を下にさげ水切れでしおれたようになるので
見分けやすい。
また、黄色の筒状花の部分が盛り上がっていないのがローマンカモマイルなので
この2点で識別できる。

薬効があるものは、見間違わないように注意しましょう。

(写真)一番奥が頭を下げている花


ローマンカモマイル
・キク科カモマイル(ローマカミツレ)属の耐寒性がある多年草。
・学名は、Chamaemelum nobile。 英名は、Chamomile garden ,Roman chamomile。和名はローマカミツレ。
・原産地はヨーロッパ・地中海沿岸で日本には薬用植物として明治1年に輸入。
・草丈20cmで、1株から15~20本程度の茎が生える。
・開花期は6月で、白色の舌状花が咲き特有の香気がある。
・湿気・暑さには弱い。夏場は風通しの良い半日陰で育てる。
・開花後花だけを摘み取り、茎は6月梅雨前に剪定をかねて1/3を収穫する。

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