水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

地震と関連する環境放射能に係る情報(その5:水中生物の異状行動要因の整理とそのメカニズムの仮説)

2014-02-19 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

'14-02-18投稿、追加・修正

地震・津波規模に付随する現象」として、

 基本的には環境放射能の変化⇔地殻の地質、地層の状態変化が交互に影響している過程において、

 自然科学的な目に見えない「爆縮現象」、地下水中のラドンの変化、地殻中からのオゾンの発生、環境中のベータ壊変によるベータ線(電子線)、ニュートリノの増加、大気イオン濃度の増加 、電磁波ノイズの発生、

また、肉眼観察が可能な地震雲の発生、鯨など生命体の異常行動などが誘起されていると思っています。

 現状、そのメカニズムについては個人的にはよく解っていませんが、過去の事例から世界の火山帯、プレート境界領域で発生しているので、火山活動の活性化に影響する人為的も含めて上記の天変地異要因が影響していると推察しています。

 地震・噴火に影響する大陸移動に対して、
特に、天変/地異の寄与率がどのようになっているのだろうか??? 

                      天変現象
                    ↓ 
                    地異現象
(大陸移動のストレス⇒地震の発生⇔(地殻変動)⇔火山帯活動の活性化)

 

 既報地震と関連する環境放射能に係る参考情報(その3:水中生物の異状行動との関連について)(2014-02-12) にて、水中生物の異状行動に関連するさまざまな事例、要因を記載しましたが、

 今回はこれらの要因を個人的に整理して、現状考えられるメカニズム仮説について妄想してみました。

 既報でも記載しましたが、誤解、妄想?杞憂かもしれませんこと及び重複を
予め断っておきます。

 既報大地震の前兆か?茨城県でボラが大量発生!という。(【再掲】地震予兆いろはカルタの紹介)を記載しましたが、大地震の発生する前に魚が異常行動をするのは有名な話で、深い海底を潜っている深海魚が一番早く地震の前兆を捉える傾向が強いという。

 このような大地震・大津波につながる前兆で必ずしも地震が発生するとは個人的には思っていませんが、頻繁に身近な河川、海洋で観察される場合、警戒することに越したことはありません

関連投稿: 
大地震の予測が的中しないことに係る個人的な雑感2013-09-07 )


 水中生物の異状行動に対して、
環境中のトリチウムニュートリノ 、および地震の前日、断層に大きなストレスが架かって、大量放出を引き起こすというラドンなど放射能との関連で影響しているのか、いないのか?

 宇宙、太陽、原発からの放射能の影響はどのようになっているのか?

 3.11地震の前に観測された巨大な電磁波(赤外線)放出、電離層(電子)の異変、大気圏のオゾンメタンなど温室効果ガスとの関連は?と着目しています。

ということで、

 とりあえず、以下に、異状行動要因の整理とそのメカニズム・仮説について妄想しました。

*過去さまざまな出典にて提案されているメカニズムについては、現状推定の域ですが、既報その3に列記してありますので参照願います。

 
 以下の整理をまとめてみると、

 異状行動の原因と以前から妄想している環境放射能の増大に伴うその放射化・励起作用による水中生物の損壊、および、火山活動の活性化に伴う地磁気異変、地電流の増大に加えて、

 個人的には、環境放射能からの影響度との比較は不詳ですが、

 
水中生物の棲息への影響について海底の酸性化、海底から発生したオゾンメタンによる水中生物の損壊、発熱作用の影響についても考慮しなければならないと想われます。

放射線のもつエネルギー:クリック☞拡大>

 
(google画像検索から引用)

 
      (google画像検索から引用)

 既報環境中のオゾン濃度とメタン濃度とはなぜ連動するのか(2011-10-20)で記載しましたように、奇しくもオゾンはメタン(CH3)と地表付近の濃度が連動して変化しているという。
 環境放射能の異変とオゾン、メタンの増減がどのように関連しているのか?そのメカニズムについて現状不詳。


1)海底の酸性化

 日本近海のpHの低下は大きい?CO2以外にも海を酸性にする物質として、以前記載した「雨の中の不純物を調べました。 」によれば、亜硫酸ガスなどを大気中、河川から取り込み、強い酸性を示すものもあるという。
 加えて、火山帯活動の活性化による火山灰、CO2、硫化水素、亜硫酸ガスなど酸性物質の環境中への放出。

水中生物の耐酸性物質について?個人的に不明なので、調べてみました。

<地殻変動、火山活動による火山灰、ガスの大気中への放出モデル>

       (google画像検索から  引用)

  
地球環境研究センター
http://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/6/6-1/qa_6-1-j.htm
l
海洋酸性化の影響
(一部抽出引用しました。)

「・・・酸性度の指標であるpHは、化学の世界で使うのに便利なように定めた尺度で、水素イオン(H+)濃度が高まり酸性度が上がると小さい値、酸性度が下がると大きい値になります。純粋な水のpHである7を「中性」と定めましたから、簡単にいってしまえば、pH7以下が「酸性」、pH7以上が「アルカリ性」です。二酸化炭素(CO2)は水に溶けると酸としての性質を示します。川・湖・海の水のような天然水には、大気に見合った濃度の二酸化炭素が溶けています。海水では、少し過剰な「アルカリ」を「酸」である二酸化炭素が中和して、現在はpH8.1程度の状態にあります。・・・海で進化してきた多くの水生生物はpH中性付近の環境に適応した生理を持ち、極端なpH環境では限られた生物しか生きられません。・・・」という。

二酸化炭素(CO2)による酸性化の水中生物に及ぼす影響は特になさそうですが、海底火山噴火由来の硫化水素、亜硫酸ガスなど酸性物質の影響について調べてみると、

火山学者に聞いてみよう -トピック編-

噴火現象と噴出物・岩石・鉱物
火山ガス・噴気・二酸化硫黄・二酸化炭素(炭酸ガス)・硫化水素
http://kazan-g.sakura.ne.jp/J/QA/topic/topic43.html

(一部抽出引用しました。)
「・・・Q#179
これは火山ガスが地面から出ているからです。火山ガスは主に水蒸気からなりますが 二酸化硫黄(SO2),硫化水素(H2S),塩化水素(HCl)などのガスを含んでいます 。水蒸気が地面に出てきて,空気で冷やされて水になるときを発生します。このた めに地面が熱くなるのです。くさいにおいは二酸化硫黄(SO2),硫化水素(H2S), 塩化水素(HCl)などのガスのためです。これらのガスはとても臭いが強いのです。 ・・・

Q#234

Q 火山ガスの成分は95%以上が水蒸気とのことですが、他の硫化水素、亜硫酸ガス、二酸化炭素の濃度はどの程度なのでしょうか? 濃度は場所、時間によりかなり異なると思うのですが・・・・。よろしくお願いします。 (仕事の関係で温泉地の硫化水素の影響について調べています。) (6/21/99)

門田 勝利:技術職:38

 
A 水蒸気以外のガスで一番多いのは二酸化炭素(CO2)です。CO2が水以外のガスの中で 50%以上を占め残りの部分にH2SやSO2等が含まれる場合が多いようです。だだしこれ はガスがマグマから大して変化を受けずに地表に出てきた場合です。ガスのソースが 地下深いところにあると比較的反応性の乏しいCO2以外のSO2やH2Sは地殻物質との相 互作用で失われてしまい,結果としてCO2に富んだガスが形成されます。またガスの ソースと地表の間に帯水層などが存在すると水に溶けやすいSO2が減少します。この ようにガスの組成は複数の要因により変動するので一概に代表的な成分を示すことは 困難です。 (6/23/99)

 Q#2106

 

Q 最近、学校の課題で火山ガスについて調べる
といった課題が出されて、いろいろ調べていると
火山ガスに含まれている物質で多いのがH2Oであることを
知ってとても驚いています。
そして、このことに興味を持ったのですが、
知識を得るところがなく困っています。
火山ガスと水についての関連性について、
専門家の知識、意見を教えていただければ
幸いです。 (01/28/02)

カイト:学生:20

 
A 火山と水は以下の点について密接に関係しています.

1)マグマ溶存成分 2)火山熱水系 3)マグマ水蒸気爆発

1)マグマにはH2O,CO2,硫黄成分などの気体になりやすい成分(=揮発性成分)が 溶けていて,マグマが上昇するにつれて泡となり分離します.この現象を脱ガスと言 います.泡が生じるとマグマは軽くなり,浮力によりますますマグマの上昇は加速 し,泡の膨張力も加わり,ついには地表に溶岩として噴出します.これは溶岩を放出 する噴火形式の基本原理で,マグマに溶けているH2O,CO2,硫黄成分などの脱ガスが 噴火の原動力です.

2)活火山ではマグマは必ずしも地表に現われず「活動」を続ける場合があります. ここで「活動」とは具体的にはマグマからH2O,CO2,硫黄成分などの気体になりやす い成分(=揮発性成分)が抜け出ること(=脱ガス)です.マグマから抜け出たこれ らの成分は,地下水と混合し,温泉水や火山ガスなどとして地表に湧出します.この 仕組みのことを火山熱水系と言います.この場合,温泉水や火山ガスのH2Oは大部分 が 地下水起源ですが少量,マグマから抜け出たH2Oが含まれます.

3)溶岩が地下水や海水と直接接触する場合があります.この時,多量の水蒸気が発 生し激しい爆発を引き起こします.これがマグマ水蒸気爆発で,噴火としては最も激 しい形式です.
 (2/04/02)

大場 武(東京工業大学・火山流体研究センター)

 

二酸化硫黄(SO2),硫化水素(H2S),塩化水素(HCl)などのガスが海底で発生すれば、極端なpH環境となり、また二次的な発熱によって限られた生物しか生きられないため、水中生物の異常行動に影響することが推察されます。

 
2)環境放射能の励起現象                                          (→海中微生物の損壊、局所の海水温度の上昇
 地球内部のマントルなどからの放射能の壊変によるベータ線(電子線)、副次的に発生する電子ニュートリノ、原発から放出されるトリチウムなど放射能
からのベータ線。
地殻プレートに主に、存在するウラン、ラドンなどから放出されるアルファ線
原発などから放出されるセシウムなどからのガンマ線
環境放射能の発生源、物性ついて
詳しくは、地震と関連する環境放射能に係る参考情報(その2:放射化に影響する要因について)参照。
各種の放射性元素からの放射線について
詳しくは、既報地震と関連する環境放射能に係る参考情報(その4:崩壊過程における放射線の違いに着目!)参照。

 上記以外にも、太陽フレアー、宇宙粒子線、電磁波(含む蛍光性鉱物からの励起発光)によって
海底など地殻に無数生息する微生物が損壊されて、生態系のバランスが崩れることによって水中生物の異常行動に影響することが推察されます。
 
 また、局所的に蓄積した環境放射能からの放射線のエネルギーは最終的には熱となり、局所の海水温度を上昇させて異常行動に影響することが推察されます。
 
加えて、放射化現象に係る投稿(その2:環境放射性物質が影響する諸悪について)
(2012-12-10)で記載したように、
 生態系全体への悪影響は特に、地殻、土壌中に無数生息しているバイオケミカル反応に寄与している微生物の損傷は長い目で見た広義の地殻・地盤強度(亀裂など)の脆弱化、水中生物の異状行動に繋がるのではと個人的には推察しています。
(隙間が増加すれば環境の放射線の透過量は増加する???)
 オゾン層の破壊に伴って増加する紫外線のみならず、環境放射線の影響は大きいが、水中での透過性
(詳しくはクリック)が低いが、その莫大なエネルギーから近傍の水中微生物への影響は最も大きいかと推察されます

 

参考投稿:
今までの「地震および津波に係る投稿」の整理(その2:環境中の放射線、ガスの影響11-12-27~'12-03-21)(2012-06-09) 

3)オゾン(O3)
 教えてgooによれば、「・・・オゾン層が紫外線を吸収するメカニズムO2からO3が生じるときには紫外線が吸収される一方で、O3が分解するときには紫外線ではなく熱(赤外線)として放出されるため、全体としては「紫外線の吸収(+熱の放出)」になるということでしょう。
 なお、O3の分解時の紫外線は、分解反応を起こすために必要な励起エネルギーとして使用されるものと思います。(励起分も含めた余剰エネルギーは、分解反応後は熱として放出されることになります)・・・」という。

一般的には、特定の波長の紫外線によって、大気中の酸素(O2)から生成されたり、消滅すると言われていますが、地殻の振動・摩擦によって発生するという。

 
オゾン自体は殺菌作用を持つことから、上記の環境放射能と同様に、海底など地殻に無数生息する微生物が損壊されて、生態系のバランスが崩れることによって水中生物の異常行動に影響することが推察されます。

4)メタン
地震が起こりやすい火山帯近傍にタンハイドレイドが分布していることと、最近ボラが大量発生、過去鯨の打ち上げがあった茨城県、過去イナが大量発生した三重県、ニュージランドの鯨の打ち上げなどの周辺に
は分布している?ことから、海底火山噴火などによる物理的に形成された亀裂、地球温暖化による海水温度上昇に伴なうメタンハイドレイドからのメタンの化学的な解離、それに伴う海底に生息する微生物(古生菌など)の異常繁殖によって、水中生物の異状行動に繋がるのでは?と個人的には妄想されます。

メタンハイドレイドの分布について
詳しくは、既報愛知県 三重県沖でメタンハイドレート 初の海底ガス採取成功!  漏洩なく回収する技術の確立を期待参照。

    (google画像検索から引用)

5)地電流の変化
動物が地震を知らせた例で一番有名なのは、「ナマズ」ですね。「ナマズが多く獲れるときは地震あり」や、「ナマズが騒ぐときは地震あり」なんて言い伝えが残っており、東北大学の教授が検証した際、80%の確率で地震予知に成功しているという。

 これは、ナマズが地電流の変化に敏感なために、地震前の地電流の変化に反応して騒ぎ出したり、逃げ出したりするからだそうです。しかし、最近のナマズは都市のノイズに冒されて敏感に反応しないそうです。

地電流 - Wikipedia

地電流(ちでんりゅう、earth current、telluric current)とは、地球内部を流れる電流。 地 電流には、自然が原因となって流れるもの、人為的要因によるものなどさまざまなものがあるが、一番の要因は、地磁気の変動に伴う電磁誘導である。

6)磁気の反転
「水」とはどのようなものか?に係る記載 (その4:磁化水の効果について)

(2012-01-07) 
火山噴火に伴う溶岩の磁性によって磁気の反転現象が生じているという。

水が磁場を通ると、水の中に電気が流れます(この原理はフレミングの右手の法則によって解明されています)。この刺激で 分子間の結合が分裂し、磁場が強力なほど、また磁場を通る水の流れが速いほど活発に生じます。 クラスターが小さくなると浸透性、つまりしみ込む力が高まります。そのため、磁気処理水は微粒子化された分体内に吸収されやすくなります。

 参考までに、既報の引例によれば、鯨の打ち上げの原因として、「寄生虫による器官障害、船舶ソナーによる感覚マヒなど諸説ありますが、有力視されているのが“海底震源地震”との関係。大きな海底地震の発生直前に起きる“強い電磁波”が、クジラやイルカの方向感覚を狂わせ、パニック行動に走らせるという見方です。」というが、

 磁気の変化によって水質が変化したことも水中生物の異状行動の要因のひとつか?と妄想しています。

個人的には、地磁気の異常は環境放射能の作用によって誘起されているとは想われますが、 別報に記載した地震雲の発生と同様に、広義での大気圏に存在するさまざまな物質を放射化もしくは励起する環境放射能(放射性のエアロゾル)によって発生する有害な電磁波の影響に着目したいと思っています。

 


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