水徒然

水に関する記事・記録・感想を紹介します。水が流れるままに自然科学的な眼で
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海を利用した再生可能なエネルギーについて調べました。

2010-11-17 | 日記

OPRF 「海洋温度差発電の胎動」によれば
http://www.sof.or.jp/jp/news/51-100/88_3.php
 
 「海洋温度差発電は、自然エネルギーの切り札としてその行方が大きく注目されている。・・・・・日本の技術が中心となっている。今、世界各地で実用化に向けた動きが進む中、これまで以上に多くの分野の技術集約が必要となってくる。 なぜ今海洋温度差発電か?近年、温室効果ガスによる地球温暖化および化石資源の枯渇がますます懸念される中、「持続可能なエネルギーシステムへの転換」がグローバルな流れとなっている。
 また、エネルギー供給に関してその8割以上を海外に依存しているわが国においては、「安定したエネルギー供給の確保」は以前より最重要の命題とされてきた。
 今後アジア地域を中心とした開発途上国におけるエネルギー需要の増大、北米、北海地域における石油の供給能力の減少等、石油需要の逼迫が予想されることを考えれば、石油代替エネルギーの開発・導入を一層推進し、石油依存度を低減することが不可欠である。 ・・・・・しかしながら、自然エネルギーの多くは再生利用が可能で環境に与える負荷が少ない反面、不安定性と負荷変動への対応が難しいという面を持ちあわせている。 一方、海洋温度差発電(OTEC; Ocean Thermal Energy Conversion)は、安定性と負荷変動への対応性の点で非常に優れた特徴を持っていることから、石油代替エネルギー源の中心的な役割を担う技術としてその実用化を急ぐ必要がある。・・・・・地球上の約7割を占める海洋の表面を太陽が温めることで蓄えられた膨大な熱量と冷たい深層水との温度差を利用するもので、海と太陽がある限り利用可能な再生可能エネルギーである。・・・・・1881年に、フランスの物理学者ダルソンバール(J. D'Arsonval)が考案したものが最初である。・・・・・1973年の第一次オイルショックをきっかけにして、OTECは石油の代替エネルギー候補として日本と米国で本格的な研究が行われるようになった。
・・・・・「そんな小さい温度差を利用できるのか?」という疑問を持たれるかもしれない。それを可能にしたのが、佐賀大学の上原教授を中心とした研究グループが開発したウエハラサイクルである。作動流体に純物質を用いる従来のランキンサイクルに対し、ウエハラサイクルではアンモニアと水の混合媒体を用いる。このことで、相変化(蒸発および凝縮)中に温度変化を伴うために、サイクルで得られる仕事量が増加し熱効率が向上するのである。 ・・・・・」


⇒原理的な面をさらに調べる予定です。

  (google画像検索から引用)


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