水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

地震および津波に係る記載(その25:海水温分布の不均一地域と砂鉄鉱床との関係)

2012-12-29 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

'12-12-29投稿

 環境放射能が高く、砂鉄鉱床(もしくは鉄鉱石)が多い地域が地震に影響しているのか?と想っていますが、今回は大地震の震源と海水温の不均一な分布が関係しているという参考文献の記載と砂鉄鉱床との関連を調べました。

 既報にて、引用した
引用文献:技術屋ポッポのブログ

「・・・温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。・・・」という。
http://boppo20110311.blog.fc2.com/blog-entry-1238.html

 

 海水温度分布が不均一な地域と関連ありそうな砂鉄産地、放射能分布地図、火山帯、プレート、活断層分布、地球化学図Feの濃度分布を記載しました。

日本の主な砂鉄産地 
井口一幸著〔古代山人の興亡〕より
http://www.geocities.jp/tyuou59/satetu.html また、「日本の地下水源から出る放射能分布地図発見!」によれば、http://quasimoto.exblog.jp/19238315

  

 

  また、産総研で公表されている元素の濃度分布図である地球化学図Fe(クリックの濃度分布から鉄の分布が多い地域は 伊豆半島沖海域、静岡県東部、房総半島・沖、日本海沿岸、北海道南部、九州北部・南部沖、新潟県~秋田県~青森県沖であり、上記の日本の主な砂鉄産地と概ね一致しています。 

 【世界の主要火山帯分布図
(google画像検索から引用http://www.palacap.co.jp/ex/index.html

日本の火山帯、プレート、活断層分布

   
 (google画像検索から引用)

⇒温度変化の境界付近で温度低下側に震源とのことですが、海水温度分布の変化は重要な要因と考えられます。
 熱源としては一口で言えば、宇宙線、地下マグマ、原発、高自然放射線地域などからの
環境放射能の崩壊熱、および火山帯のマグマによる加熱効果の影響か?
と個人的には思われます。

 以下、既報でも記載しましたが、妄想?かもしれませんことを
予め断っておきます。

 ということは、砂鉄鉱床(もしくは鉄鉱石)を構成する鉄系の複合酸化物が、環境放射能と絡んで上記の海水温度分布に何らかの影響を及ぼしているとも考えられます。

 大地震の震源と海水温分布との関係から、なぜ海水温度分布に鉄系の複合酸化物が影響するのか不詳につき、さまざまな引用文献を参考にして列記しました。

<海水温分布の不均一地域と砂鉄鉱床との関係?
                          に係る仮説>

1.環境電磁波による加熱効果

一般的な太陽光スペクトル(波長約0.4μ~3μ)の可視光(波長約0.4μ~0.75μ)域加熱効果は均一に海水を加熱する?ので、上記のかなり広範囲の海域の海水温度分布に影響しないと想われますが、

        (google画像検索から引用)

 可視光以外の電磁波については
概念的には影響するのでは?と想われます。


・波長が短い紫外線
についてはオゾン層破壊によって、

・波長が
長い赤外線は環境放射能の崩壊熱の増加によって、
電離層の破壊、火山爆発による地殻の亀裂、海に介在する放射能微粒子など

・波長がもっと長いマイクロ波、電波によって、

 これらの電磁波が局所的に増減して温度分布を形成すると想われます。
 

これに地殻に存在する砂鉄鉱床が関係しているかどうか???

関係しているとしたら、どのように影響しているのだろうか?

また、海水温度上昇に影響するためには、水の分子が電磁波と反応して発熱することも必須の条件となります。

                        (google画像検索から引用)

YAHOO知恵袋 2008/5/30 
「赤外線とマイクロ波について」によれば、http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1416840019

「・・・オーブントースターは赤外線、電子レンジはマイクロ波ですが
物質を暖める場合、両者は全く異なった暖まり方をします。
赤外線とマイクロ波は波長が違うのは わかりますが
なぜ、このような違いがでるのでしょうか?
ベストアンサーに選ばれた回答

波長による物質の吸収特性の違いです

赤外線はほとんどの物質で吸収されますから、食材の表面に近いところで多くが吸収され、熱に変ります。
赤外線でも波長が長いもの(遠赤外線)は吸収率が低いので、表面だけでは吸収しきれず内部でも熱になります。

電子レンジに使われるマイクロ波は、特に水分子で吸収される波長のマイクロ波です。他の物質ではあまり吸収されません。
そのため、食材に含まれる水分子に吸収されて熱に変り、その熱が回りに伝わって調理されることになります。

赤外線もマイクロ波も電磁波です。 赤外線<遠赤外線<マイクロ波 の順に波長が長く(周波数が低く)なります。・・・」

2.鉄鉱床、砂鉄鉱床の種類と概略組成

「地殻の下に位置するマントルがかんらん岩などの超塩基性岩から成るのに対して、地殻は花崗岩などの酸性岩安山岩などの中性岩玄武岩などの塩基性岩から成り、その違いから地殻とマントルを分けている。」という。(ウィキペディア「地殻」)

地震および津波に係る記載(その6:砂鉄鉱床はどのようにしてできたのか)の引用文献
鉄 地球科学の立場から
http://staff.aist.go.jp/nakano.shun/Jap/tatara/iron/iron4.html
鉱床はどのようにしてできたか?
「・・・
1.マグマ(火成岩)と関係した鉱床
マグマの結晶分化作用
マグマの冷却に伴って,結晶となった鉱物,たとえば磁鉄鉱が密度差により沈降してマグマ溜りの底に集積する.または,液相の不混和現象により,Feに富んだ液相(重い!)が分離沈降する.・・・
●分化が進み揮発性成分に富むようになったマグマでは,流体相(さまざまな金属元素を溶かし込んだ水溶液)ができる.揮発性成分が周囲の岩石を高温で変成させる(接触変成鉱床.接触交代鉱床,スカルンともいう).または,流体相が冷却し,その中に溶かし込んでいた金属元素を沈積させる(熱水性鉱床).

 岩手県釜石鉱山埼玉県秩父鉱山磁鉄鉱,和賀仙人鉱山は赤鉄鉱を主とする接触変成鉱床.・・・
2.残留性鉱床
 地表付近の岩石が,風化作用を受け,新しく生成された難溶性鉱物が残留濃集してできた鉱床.・・・
3.堆積性鉱床
砂鉄鉱床:磁鉄鉱を主体とし,その他,チタン鉄鉱・褐鉄鉱・赤鉄鉱を含む. そのほか,輝石・角閃石などさまざまな鉱物を含む.

 岩石中に含まれていた鉄鉱物が,岩石の風化・分解の結果,河川などにより運搬され淘汰・集積したもの.場所により,山砂鉄・川砂鉄・湖岸砂鉄・浜砂鉄などと呼ばれる.


 もともとの鉄鉱物は
火山岩安山岩など)起源または深成岩(花崗岩など)起源.

酸性岩(SiO2成分が多い.たとえば花崗岩)起源の砂鉄は,不純物が少ない.
塩基性岩(SiO2成分が少ない.たとえば玄武岩)起源の砂鉄は,不純物が多く,特にTiや Pが多い.

 山地の表土中の砂鉄は“残留砂鉄”といい,風化により生じた土砂中に産する.昔,山陰地方で花崗岩が風化したものがたたら製鉄に用いられたが,数%程度のFeを含むにすぎない.・・・」という。

⇒砂鉄がどのようにしてできるか記録しました。さまざまな鉄化合物の種類があることと、バクテリア、PH、温度などが鉄化合物(酸化物、硫化物、・・・)の物性(色、コロイド粒子径、磁性)に影響していることが解ります。次報にて上記の鉄鉱物の詳細組成を調査して、

下記の発熱効果を有する鉄化合物に係る仮説の可能性を追加更新予定。 


3.発熱効果を有する鉄化合物の可能性について
1)電気伝導性
一般的には、鉄鉱石は非電気伝導的な 物質ですが、高温超伝導的な効果を示す鉄化合物があるという。地殻の変動による圧電効果によって発生した電気が流れれば、発熱作と磁気が発生するのだろうか?
参考投稿:地震および津波に係る記載(その14:大津波に地殻の圧電体・高温超伝導体化が影響しないか?)  

2)環境放射能の励起による電磁波の発生

 宇宙二次粒子線、太陽風、地下マグマなどからの新たに生まれた陽子、中性子、パイ中間子、ミュー粒子、電子、ガンマ線、ニュートリノなどの環境放射能に地殻成分が励起されて各種電磁波が発生して、最終的に熱線(赤外線)化すれば、発熱作が発生するのだろうか?

参考投稿:地震および津波に係る記載(その21-3:震度5以上の地震が発生し易い砂鉄鉱床地域周辺の状況)

3)酸化鉄の触媒効果

 
地殻中の鉄化合物が触媒として作用して、地殻の脆弱化を促進するガス反応させていることが考えられないのだろうか?

 すなわち、地殻に亀裂、空隙などが形成されれば、マグマの流体相(さまざまな金属元素を溶かし込んだ水溶液)が噴出して、その熱が海水温度の分布に影響しないだろうか?

ウィキペディア「触媒」によれば、「・・・不均一系触媒
化学工業など、基礎的な化学物質を大量に生産する施設では、気相での固定床もしくは流動床流通式反応装置がしばしば用いられること、液相反応においても生成物の分離回収が容易であること、一般に錯体触媒よりも耐久性が高いなどの理由から、不均一系触媒が多く用いられている。不均一系触媒は、白金パラジウム酸化鉄のような単純な物質から、それらを担持したもの(後述)、ゼオライトのような複雑な構造の無機化合物、あるいは金属錯体を固定化したものなど、多種多様である。・・・」という。

以下、補足資料を添付しました。

参考投稿:今までの「地震および津波に係る投稿」の整理(その2:環境中の放射線、ガスの影響11-12-27~'12-03-21)の記載から、
1)ラドン(Rn:自然放射能)、
2)酸素(O2)「太陽フレア)に含まれる電子線(ベータ線相当)の増加によってオーロラが発生
3)オゾン(O3)4)メタン(CH4:炭化水素) 「・・・日本周辺海域には約7.4兆 m3のメタンガス(国内ガス消費量の約100年分に相当する量)・・・」

5)二酸化炭素CO2)
6)硫化水素 海底亀裂(酸素少ない)、温泉地帯などに発生

関連投稿:「水」とはどのようなものか?に係る記載(その4:天変地異と水の性状変化との関係があるのか?)の記載から、
「・・・
3.大気圏における水の状態と性状変化とは
各種の放射線、電磁波の波長によって水中での透過性が異なりますが、それらが大気圏における水の性状を変化させているのでしょうか?   水に吸収された放射線、電磁波は「熱」になって異常気象など天変地異に影響しているのは?と個人的には想われます。
即ち、2次、3次的に環境中のさまざまな物質を励起発光させて、最終的には地球温暖化の原因となる「」のとなるのでは? ~ 励起という現象 ~とは

 一例として、環境中への入熱の増加によって、既報、地中海における海面上昇と生態系の異変との関係についてで記載したように、「クラゲは過去2世紀のクラゲ大発生は12年周期で増減していた。」ということも言われています。つまり、局所的に「熱」があり、海水温度が高いところを好むと推察されています。12年周期の原因については、天変なのか地異によるのか?個人的には不詳。

 また、世界の原発周辺にクラゲが集まってくることも言われています。

 日本財団図書館 水科学総合知見情報プラットフォーム研究開発報告書
「4-3 水分子の吸収スペクトル」によれば、http://150.48.245.51/seikabutsu/2003/00213/contents/0006.htm

 γ線 X線  →紫外線←
    吸収ピーク
   ↓

透過大↓ 」

 

         → 光 ←     赤外線  

 

⇒ 上図から、可視光(光)中の青色の電磁波の透過性が大きく波長の短いX線(ガンマ線)は透過が小さく、吸収が大きいことが解ります。紫外線は波長が短くなると透過が小さくなるが、X線よりもはるかに透過している事がわかります。

 


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