水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

地震と台風・気圧・気象の関係に係る情報を調べました。

2013-12-06 | 天変地異・異常気象関連

’13-12-06投稿

 既報小笠原「新島」誕生で富士山の火山活動に影響があるという。の引例小笠原「新島」誕生で富士山の火山活動に与える影響http://nikkan-spa.jp/545198)の記載で印象に残った”・・・気圧や雨が地震に影響を及ぼすことはあります。現に、大西洋の真ん中に位置するアゾレス島では、雨が大量に降ると地震が起きる傾向にあり、すでに気圧が低くなると地震が起きるという論文も存在している。・・・”について、地震とマグマ活動の活性化、ひいては、火山噴火との関連もいわれ、個人的にも感心があり、
大陸移動のストレス ⇒地震の発生⇔(地殻変動)⇔火山帯活動の活性化
という図式で
いずれ地震、火山噴火が発生するのは致し方がないので、
予兆現象を解明して発生時期が的確に予測されることを期待しています。

関連投稿:
火山帯活動の活性化に係る記載(その1:大気イオン、火山性ガスの異常と地震との関係について)(2013-04-14)引例Livedoor Blog 天下泰平 によれば、

「この感じだと、フィリピン海プレートを巻き込んだ、東海、関西方面を中心の南海トラフあたりがポイントになってくるかと思います。
引き続き大気イオンの濃度を確認してますが、やはり関西方面の値だけが非常に高いものが出ています。

・・・

また、このタイミングで台風が日本に近づいてきたのも気になっていはいます。
これも以前から伝えてますが、台風は地震エネルギーが溜まっている地域に向かう傾向があり、台風から温帯低気圧に変わる(台風が崩れる)地域が特に要注意となります。」という。

既報M5以上の中規模地震は福島沖では小康状態(2013-05-04)を保っていますが、巨大地震の前兆か?とも言われ、
 昨4月には淡路島、三宅島、鳥島など従来の東日本沿岸に加えて環太平洋火山帯の大陸プレート境界地域周辺にて、原因不明の中小規模地震が多発しています。

 加えて、三宅島、東京での群発地震など4月のわが国での連発状況。

関連投稿:
火山帯活動の活性化に係る記載(4:フィリピン・マヨン火山が噴火 わが国の巨大地震への連動性は?)(2013-05-09) 

火山帯活動の活性化に係る記載(その2:地震を誘起するというマグマ活性化のメカニズムの調査に係る雑感)(2013-04-15)の引例

【地震のメカニズム】8.
マグマ化説~電磁波による玉突き的熱移動
 
によれば
http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2012/03/001040.html
(一部割愛しました。本文中 青字は加筆)

前回の記事【地震のメカニズム】7.熱移送説~地震は熱エネルギー移動が起こす~に引き続きまして、
今回は2011年4月17日なんでや劇場(5)(6)で提起された熱移送説のメカニズムについて紹介します。
提起は、熱の移送のしくみを埼玉大学名誉教授である角田史雄氏が提唱している「熱移送説」をさらに深化させた仮説になっています。

 なんでや劇場(5) マントル内部で電子レンジ状態⇒熱の通り道ができる

なんでや劇場(6) 熱膨張による地殻の破断と岩盤の再溶接」という。

 加えて、既報フィリピンを直撃した異常な大型台風の発生要因に係る背景
(2013-11-16 )
によれば、 台風は太平洋上で年から年中発生していること、そして、今年は季節外れの大型の遅まき台風が多いことです。

 今までの例年の平均的な発生位置およびコースとは異なるタイプの台風の原因については、オゾン層破壊もしくは電離層の異変がない限り、通常の宇宙線、太陽光のエネルギーからの入熱以外の何らかのエネルギーが影響しているのでは?と推察されます。

 いずれにしても、今までは、考えたことはなかったですが、基本的には、やはり火山帯周辺のマグマ活動の活性化、もしくはプレートの移動の境界面での摩擦熱による地球内部からの熱による海水温度の上昇が台風を発生させていると想われます。

引例:ナショナルジオグラフィック ニュース November 13, 2013
フィリピン、台風被害拡大の背景
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20131113001

 上記のように、地震を誘起するというマグマ活性化、火山噴火と異常気象との関連が推察されます。

まえがきが長くなりましたが、

地震と台風・気圧・気象の関係に係る関連情報を以下、調べました。

 

探求三昧 by N.Momose

地震と台風・気圧・気象の関係 2013/10/20(日)http://d.hatena.ne.jp/nmomose/20131020/kiatsu

(一部割愛しました。本文中 赤字は加筆)

「さいきん大型台風が相次いで発生し、それに伴って、地震と台風の関係について語られることが多くなってきた。

そこで、地震と、気圧・台風・気象などとの関連についての情報を集めて紹介することにしたい。

鍵田忠三郎氏の説

・・・

鍵田氏の地震雲の研究については、以前にこちらの記事で紹介した。

この人の代表的著書である「これが地震雲だ-雲はウソをつかない」を参考にして、地震と気象についての説を以下にまとめる。

 

  • 雨の日には地温が上昇し地中の水位が上がり、雨となるが、地震の前にも同様の現象となる。
  • 雨・風・雷・台風・地震などは、大地の中の不調和を治すためのもの
  • 地震の前には震源地一帯が高温になるが、これも地中の不調和のため。
  • 雨と地震は同様の発生原因であり、雨の日は地震が少ない。
  • 雨が降っても大地の不調和を治せない場合、地震となる。
  • 地震雲が低空に出ると雨となり地中浅いところの歪を調和し、5000メートル以上の高空に出ると地震となる。
  • 人間自然界の造物に手を加え不自然な状態にするほど災害は大きくなる。

   ・・・

木村政昭氏:気圧と地震の発生

数多くの大地震を予知してきた琉球大の木村政昭名誉教授海洋地質学)は、気象と地震の関係について、次のように語る。

かつて大地震の発生前に、発光現象や特異な雲が出現した例が伝えられています。それに、漁師の間には『低気圧になると地震が起きる』との言い伝えもあります。地面を押しつける気圧の力がグッと弱まって、地震が起きる可能性があるのです。地震発生の臨界状態にある場合には、低気圧が『最後の一押し』になるかもしれません。

つまり、低気圧が地震発生のトリガーとなる場合もあるのではないかという。

また、次のようにも語る。

3.11後はどうも気圧配置がおかしい。大地震で地軸が揺さぶられ、地球の回転に影響を与えているのではないでしょうか。

 

3.11がその後の気圧配置に影響を与えたとすれば、今年の相次ぐ大型台風の来襲も関係があるのだろうか。

 

ロシアのボコフ博士

ロシアの地球物理学社のボコフ博士(Viktor N. Bokov)は、宏観レンジャーの「地震前兆アラート」でも常時表示している地震予測地図で知られる。

 

ボコフ博士の説では、地震前兆は、太陽地場変化と、高気圧の気圧変化から推測可能だという。

地震の震源は地上の気圧を低下させ、上記の2つが同時にあると、M4以上の地震が起きると言っている。

低気圧の進路と震源

地震が低気圧の進路に影響を与えるという説もある。

それによると、低気圧が急に進路を変えた場合、元の進行方向には地震の震源があるという。

一応こういう説もあるということで、紹介しておく。

上出孝之氏:台風の前後に地震

現代の地震雲の研究家として、30年以上研究を続けてきた、北陸地震雲予知研究観測所の上出孝之氏がいる。

スマトラ沖地震(2004年)や四川省地震(2008年)、3.11直前の三陸沖地震(2011)も的中させたという。

 

 ・・・

関東大震災の直前が大嵐だったとの記録が残っているように、私が調査してきた過去統計から見ても、台風の後や満月の前後は大きな地震が発生しています。今週は、16日に台風26号本州に接近すると予報されており、19~20日は満月。不安要素が重なっているだけに、なおさら注意が必要です。

(2013/10/16、日刊ゲンダイ

 

米国研究:台風の後に大地震が起きやすい

台風の後に大地震が起きやすいということは、米国の科学者によっても研究されている。

マイアミ大学シモンウドウィンスキー准教授フロリダ国際大学の研究チームが、ハイチ台湾の50年間のデータを調べ、地震発生前の4年以内に被災地が激しい豪雨を伴う大型熱帯低気圧に見舞われていることを確認した。

 

4年も前の台風を問題とするとなると、毎年いくつも台風がやってくる日本などは、どの台風とどの地震が関係があったのかと特定するのが非常に難しいだろう。

 

BOPPO氏:台風の発震抑制効果

Twitterでお馴染みの技術者Boppoさんは、以前から「台風通過後3日以内はM5・震度4以上が7割の確率で発生」すると語っていた。

そして、仮説として「台風には発震を抑制する働き」があるのではないかとしてデータを集めた結果、台風通過中の発震は明かに抑制されており、311震災前後でもM4または震度3が3~6日に1回程度発震しているという。

 

詳しいことは、下記のBoppoさんのブログ記事を参照してください。

台風がスロー地震のトリガーとなる

面白い説として、台風が「スロー地震」のトリガーとなり、それが大型地震を抑制するというものがある。

ワシントンD.C.にあるカーネギー研究所アランリンディ氏率いる研究チームは、台湾の東海岸に高感度の地震計を設置し、微弱なスロー地震の記録を取った。

その結果、台風発生がトリガーとなり、地震計にも記録されないスロー地震が多発し、それが地震エネルギーを温和するということがわかった。

このように、様々な説があるが、気圧変化と地震の発生には関係があるかもしれず、さらに探求する価値がありそうだ。

地震と気圧の関係についてみると、低気圧が地震を誘発するという説と、地震の発生により地上の気圧が低下するという異なる説がある。

特にこの季節、台風の発生と進路について、注意して観察するようにしたい。

 

 ・・・」という。

 


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