’13-12-23投稿
中国の大気汚染を吸い取る静電気を利用した掃除機を開発?したという。
既報中国大気汚染で9900人死亡 北京など、環境団体報告という。その汚染の実態は不詳?(2013-06-19)で記載しましたが、中国のPM2.5など大気汚染はわが国の放射能汚染同様、深刻なようです。中国以上に大気汚染の酷いインドでは年間167万人?大気汚染の被害にあっているともいう。
関連投稿:
北京深刻な大気汚染に見舞われる 10月、全土で霧観測日2倍にという。
(2013-11-03)
個人的には、大気汚染粒子の正体は単純なものではなく放射能など有害微粒子・エアロゾルが含まれていて、その地域特有の汚染物質も介在していると思われますので、一時的に局所が浄化されても、その効果がどのくらいなのか?興味あります。
参考投稿:
エアロゾルに係る記載(その30:大陸からの有害ガスと微粒子によるハイブリッド汚染は今後も!)(2013-02-23)
広い中国、その他の地域でも鳥インフルなどさまざまな静電気を持つ有害物質によるハイブリッドな大気汚染物質が発生していると推察されます。
カラパイア
悪化する中国の大気汚染対策として
オランダ人が空からスモッグを吸い取る掃除機を開発http://karapaia.livedoor.biz/archives/52149076.html
(一部割愛しました。)
「とんでもない話のように聞こえるが、この掃除機の設計者がスモッグで悪名高い過密都市北京の市長に、いかにこの装置を都市向けに開発するかを説明しているのは大いにありえることなのだ。
オランダの設計者ダーン・ローゼガルデは、銅のコイルを地中に埋め、静電イオン領域をつくり出して、上空のスモッグの粒子をひきつけて下降させるという原理を利用した。この結果、上空にかなりの大きさのきれいな空気の空間ができるというわけだ。
まるごと都市サイズの大きさではまだ実験していないが、公園や広場、歩行者が行き交う歩道などの公共スペースの上空を浄化するというレベルでこのアイデアは実現に向かい始めている。
すでに、かなり広い屋内スペース上空の1平方メートルほどの汚れた空気を吸い込むことができる試作品はできていて、実験的に作られたスモッグの雲に効果的に穴をあけ、無事粒子をひきつけて下降させることができたという。オランダと上海に基盤があるこの新興の設計会社は、人が踊るたびに発電するダンスフロアや、自動で明かりがつくスマートハイウェイのような装置を設計している。」という。
⇒奇想天外のアイデアで詳細不詳ですが、上空を浄化して、どの程度でどのような効果があるのか?発生源で徹底的にスモッグを取ったほうが効果的か?と思われます。
現状は比較的狭い空間のスモッグなど塵埃を除染する技術なのだろうか?今後の成果が期待されます。
余談ですが、スモッグはエアロゾルのひとつですが、
既報エアロゾルに係る投稿 ( <追加> '12-07ー14~'13-03ー20)
(2013-03-21) の引例によれば、
空気中に浮遊する微小な液体または固体の粒子であるエアロゾル(aerosol)は生成過程の違いから粉塵、フューム、ミスト、煤塵 、霧、もや、煙霧 、スモッグなどと一般的に呼ばれています。
最近、問題となっている大陸からの黄砂、PM2.5(大気汚染粒子)、および火山灰、インフルエンザウィルス、黄砂、環境放射能などもエアロゾルのひとつとして挙げられます。
上記エアロゾルは環境、生態系に、さまざまな悪影響を与えています。
また、局所の大気汚染を解消するには、中国では大気中に存在するさまざまな塵埃を含めて雨で洗い落とすことも考えられているようですが、いずれハブーブ、偏西風によって、今春同様、大気汚染が韓国などを経て、わが国にも飛来してくることが推察されます。
また、黄砂、大気汚染粒子は鳥インフルなど有害な病原体微粒子、および、火山灰の微粒子、有害ガスなどとハイブリッド化して飛来する可能性があるのみならず、これから先、抜本的な対策がなされない限りにおいては増える一方?かと思われます。
これら環境放射能など有害物質には国境はなく、単に、中国からだけでなく、ハブーブなどによって全世界から飛来しているのだろう?と個人的には想っています。
参考投稿:
異常気象など天変地異に係る記載を調べました。(その12:オーストラリア西部の赤い砂嵐)◇乾燥地域で起こる砂嵐「ハブーブ」とは?
・ ハブーブ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%96
「乾燥地域における強い砂嵐のこと。もともとは、「強い風」や「現象」を意味するアラビア語に由来するが、世界で広く使用されている。
アフリカ北部のサハラ砂漠、アラビア半島、クウェート、イラクなどでは高い頻度で発生する気象現象である。北アフリカのハブーブは、ギニア湾からの湿った空気が南側にあり、その空気と砂漠の乾燥した空気との境目にできる、いわば夏(雨季)の前触れの前線とされる。一方、イラクやクウェートのハブーブは雷雨を伴う場合が多い。北アメリカの乾燥地域でもハブーブが時折発生する。アメリカでハブーブが多いのはアリゾナ州であり、主要都市ではユマやフェニックスなどで特に多い。・・・」
参考投稿:(その20:中国、連日有害物質含んだ濃霧発生)
(2013-01-14 )
異常気象に係る記載(インドの寒波)によれば、寒波の原因はインド政府などによると、近年、冬期間に激しい大気汚染のせいなどで濃霧がひどく、気温が上がらない傾向があるという。
隣国の中国でも濃霧が発生しているようです。
わが国でも高度成長の過程でスモッグに悩まされた時期がありましたが、濃霧、スモッグともにエアロゾルの一種であり、有害物質を含んだ濃霧、黄砂などに介在している有害微粒子は越境し易く、異常気象、喘息、インフルエンザなどの原因になり、汚染物質およびその発生源の究明と公開が重要かと個人的には想っています。・・・