水徒然

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環境中のオゾン濃度とメタン濃度とはなぜ連動するのか?

2011-10-20 | 日記

'11-10ー20投稿、強調
 既報で記載しましたが、環境中のオゾン(O3)濃度はメタン(CH4)濃度、一酸化炭素(CO)濃度と連動して増減しています。(下図:補足資料参照)

 メタン、オゾン水(H2O)、CO2(二酸化炭素)と同様に温室効果を示す言われています。
酸素(O2)濃度(約23%)は化石燃料の燃焼によって(C+O2→CO2)となり減少して、結果としてCO2(約0.04%)は微少増加しつつあり地球温暖化に及ぼしていると言われています。

参考:
大気中の酸素濃度の減少に係わる記載

 既報で記載した極圏の上空で観測史上最大のオゾン破壊が発生した原因として温室効果ガス影響あるとも考えられています。

 環境中に存在して地球温暖化に影響を与える「オゾン」「メタン」の発生源に係る記載を上記との関連で調べました。

環境展望台 海外ニュース 発表日:2009.08.24
アメリカ海洋大気庁、アラスカのメタン、CO2発生源を調査
「アメリカ海洋大気庁(NOAA)地球システム研究所は、アラスカで温室効果ガスのメタンとCO2の発生源を突き止めるため、沿岸警備隊と協力して航空機を活用した調査を実施する。最近の観測により、アラスカ上空では、温室効果ガス増加の最初の兆しが出ている可能性がある。今回の調査では、航空機に大気のサンプリング装置等を搭載し、メタン・CO2の自然の発生源、メタンの人為的な発生源(石油採掘等)について調べる。
 3シーズン分のデータを収集することで、NOAAでは、発生源に関する地図の作成、発生量の推定、温暖化に関する今後の指標づくりに役立つとしている。
 北極のツンドラには数十億トンの炭素が固定されているが、地球温暖化により、ツンドラが乾燥して大量のCO2を排出するようになるのか、あるいは氷が溶けて池や湖になり微生物が有機物を分解して大量のメタンを排出するようになるのかは、データによってしか明らかにできないと科学者は話している。」
本文を読む

 世界の
異常気象のホットスポット(仮説)と同様、既報のタイ国の大洪水などは「風が吹けば桶屋が儲かる」的なメカニズムで北極圏の気象異変が影響しているかもしれない?と個人的に妄想しています
 CO2、メタン、オゾンによる地球温暖化に関して、
上記の記載および下記の関連投稿(メタンガス発生)から、「どちらが卵か鶏か?」で悪影響を及ぼしているのか?そのメカニズムについて個人的には不詳であります。
 特にオゾン層の破壊について地球環境に危機的な影響を与えると想われます。

引き続いて関連記事を調べる予定です。

 
 
(メタンガスの影響に対する考察)
 メタンガスは地中の
微生物を媒介して環境中に蔓延している放射性物質と反応して、世界各国に被害をもたらしつつある豪雨の原因として考えられる人口降雨剤的化合物」(例えば、ヨウ化メチル(CH3I))を形成して大粒雨の原因になったり、
 一般的な
温室効果としての悪影響のみならず、オゾン層破壊的化合物」(例えば、臭化メチル(CH3Br))を形成してオゾンを分解して、地表への増加分の紫外線によって海水の温度上昇させることによって既報で調査した極域成層圏雲(PSCs)と呼ばれる雲、低気圧性の渦「極渦(きょくうず)」を北極圏上空に発生されているのか?

関連投稿:(メタンガス発生)
地異に影響する要因に係る記載(メタンハイドレイド)
地異に影響する要因に係る記載(海底など地殻の亀裂)
水田土壌に生息する微生物によるメタン生成
の異常気象など天変地異への影響は?

・地異に影響する要因に係る記載(海底火山噴火)
地異に影響する要因に係る記載(メタンガスが出る都会の地盤)
地異に影響する要因に係る記載(天然ガス採掘でメタン汚染の可能性)

(補足資料)
1.濃度連動例
 一例として、気象庁「日本における2008年の与那国島の地上オゾン濃度変動」のCO(一酸化炭素)を含めたデータを以下に示します。
引用:
http://www.data.kishou.go.jp/obs-env/cdrom/report/html/2_6_1.html

 

 2.CO2、酸素、オゾンの反応例

 オゾン(O3)は光合成(光化学反応の収支式)によって
  6CO2 + 12H2O → C6H12O6 + 6H2O + 6O2

 生成された酸素(O2)が下図の引用図のように太陽からの紫外線(UV1)と反応して生成されます。一方、紫外線(UV2)によって消失していると考えられています。

 + UV1 = O+O    (1) 
 + O = O3       (2)
 + UV2 = O + O  (3)
O + O = 2O2         (4)
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