水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

研究者が警告北京のPM2.5濃度は「もはや核の冬」というが、黄砂に吸着して影響もあるという。

2014-03-02 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'14-03-02投稿、追加・修正

 既報西日本各地で微小粒子状物質「PM2・5」が高い値となったという。(2014-02-27) で記載しましたが、大陸からの大気汚染粒子が原因とみられる西日本各地で微小粒子状物質「PM2・5」が高い値となった二十六日、県内でも正午までの値がこれまでで最も高い一立方メートルあたり七四・五マイクログラムとなったという。

 各地の汚染状況については

 SPRINTARS 
引用:SPRINTARS 

(開発責任者 竹村俊彦(九州大学応用力学研究所))
大気1kmまでのエアロゾル予測のシミュレーション

 各地のエアロゾル予測

 今日・明日

 週間

 風任せで、国内各地の影響度が日々異なってくることも推察されますが、
今後、着目したいと思っています。

 最近の中国は昨年並みに、相変わらず酷くなっているという。

 GISMODO 2014.02.28 12:00

北京のPM2.5濃度は「もはや核の冬」、研究者が警告
http://www.gizmodo.jp/2014/02/pm25.html

「食糧不足にもつながる可能性。

スモッグの厚い雲は、北京ではもう当たり前になってしまいました。ますますひどくなる大気汚染について、研究者は「もはや核の冬に近い」と警告しています。「核の冬」とは、核兵器使用によって灰や煙といった微粒子が空気中に大量に漂い、日光を遮ることで起こるとされる現象で、食糧不足や急速な寒冷化などが予想されています。

中国の大気汚染レベルは今週特に悪化していて、中国北部の6つの地域はスモッグの雲に覆われました。その中でも北京が最悪で、PM2.5濃度は1立方メートルあたり505マイクログラムに達しています。これはWHO(世界保健機関)が安全と認める限界値の20倍にあたります。

危険にさらされているのは人間だけじゃありません。植物にも影響が出ていて、光合成がうまくできず、食料供給にも懸念が出ています。また視界が50メートルを切る地域もあり、中国農業大学准教授のHe Dongxian氏は、「核の冬と同様だ」と言っています。

The Weekによれば、この前にも上海社会科学院が北京は大気汚染のために「ほとんど居住不可能」になるとレポートしています。SFの中のディストピアが、もう現実に近づいてきているようです…。」という。

⇒PM2.5濃度は1立方メートルあたり505マイクログラムとのことで昨年の最悪と比べて、少ないようですが、
SPRINTARS 予測動画 大気汚染粒子 黄砂 (3/1時点)を見ると、ともに北京で発生しているのではなく、気流によって西アジア、インド・東南アジアから中国北部に集中して、一部朝鮮半島を経由して東シナ海・日本海を経て大部分は海にフォールアウトして、わが国にも飛来しているようですが、個人的には、今年は黄砂の発生が少し多いのでは?と気になるところですが、スモッグの成分となっているのでしょうか?

 既報空気汚染より深刻な中国の“水”問題の現状とその対策に係る情報の紹介(2014-02-28) に記載しましたが、PM2.5が黄砂などとハイブリッド化?したスモッグは雨で水に溶ければ、水質にも影響するのでは?と想われますので今後とも着目が必要かと思われます。

 CO2など燃焼ガスのスモッグ中の濃度は均一に飛来すると想われますが、実際どのようになっているのでしょうか?現状不詳です。

 世界各国の砂漠化による黄砂発生量増加と石炭燃焼媒の増加が影響していると想われますが、例年にも増して、わが国に大量に飛散してこないようにと杞憂しています。

引用:鳥取大学乾燥地研究センター
砂漠化の原因・現状
http://www.alrc.tottori-u.ac.jp/japanese/desert/genin.html

 ちなみに、大気汚染が最悪な国はインドとのこと。2013-03-25)の引例

 大気汚染国別ランキングによれば、アジア大陸に属する韓国、イランの汚染も多いが、ベトナム、中国、パキスタン、ネパール、バングラディシュ、インドの順で汚染が酷いようです。

朝日新聞

大気汚染、アジアを覆う 132カ国調査、最悪はインドhttp://www.asahi.com/international/update/0324/TKY201303240100.html

「中国で問題となっている微小粒子状物質「PM2・5」などによる大気汚染は、アジアや中東、アフリカといった地域の国々でも深刻な状況にある。経済優先で排ガス対策が後回しになりがちな国が多く、対策が急がれている」とも言われ、中国のみならず着目しています。

 従って、北京のPM2.5濃度騒動には台風と同様に一年中発生している黄砂の影響も大きいと思って調べてみました。

 YAHOOニュース

 3月1日(土)13時0分配信

黄砂はなぜ春に起こる? 「微生物の箱船」との指摘も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140301-00000007-wordleaf-sctch

「黄砂(こうさ)は古くから東アジア各地で知られる気象現象だ。中国や韓国の紀元前の歴史書、日本の江戸時代の文献などにも関連する記述があり、春の風物詩“春がすみ”や“おぼろ月”も黄砂による現象ではないかという。英語では「アジアン・ダスト」(Asian dust)と呼ばれる黄砂は、1年のうちでもこれから3~5月がピークだ。近年の研究では、花粉症などのアレルギーや呼吸器系の疾患との関連が指摘され、黄砂粒子に大気汚染物質や病原微生物も付着していることが明らかになるなど、もはや“風流”を通り越して、事態は深刻だ。



【動画で解説】黄砂発生のメカニズムとは

動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=GzcPkek8LL0

発生のメカニズムは?

 気象庁や環境省などによると、黄砂が起きるのは、中国大陸内陸部にあるゴビ砂漠やタクラマカン砂漠、黄土高原の砂塵(さじん)が強風によって大気中に舞い上げられ、それが上空の偏西風によって運ばれながら地上に降下するからだ。春に発生が多いのは、冬の間シベリア高気圧の影響で風が弱く、降雪にもおおわれていた同地域が、春になって高気圧の勢力が弱まり、低気圧が発達しながら強風を伴い相次いで通過するためだ。夏以降は植物が多く、雨も降るようになるため、黄砂は少なくなる。

 大気中に舞い上がった黄砂粒子のうち、粒径が10マイクロメートル(1マイクロメートルは1ミリメートルの1000分の1)以上の比較的大きな粒は重力によってすぐに落ちるが、それよりも小さな黄砂の粒子は、偏西風によって遠くまで運ばれる。中央アジア起源の黄砂粒子が太平洋を横断し、北米大陸やグリーンランド、さらには欧州アルプスまで到達したとの報告もある。

アレルギーや呼吸器疾患との関連も

 これらの黄砂の粒子には、石英や長石などの岩石の鉱物や、雲母や緑泥石などの粘土鉱物が多く含まれ、全体の62%は二酸化ケイ素(SiO2)が成分だ。二酸化ケイ素にはアレルギー反応を高める作用があり、黄砂現象の発生時には、花粉症や気管支ぜん息の症状が悪化し、小児ぜん息で入院するリスクが高くなる。

中国や韓国などの調査でも、呼吸器系感染症や肺炎、心筋梗塞や脳卒中、アレルギー性鼻炎や結膜炎などの患者数の増加が、みられているという。

 さらに、黄砂粒子からは、アンモニウムイオンや硫酸イオン、硝酸イオンなどの大気汚染物質も検出されており、輸送途中で人為起源の物質を、取り込んでいることが分かってきた。また、金沢大学など国内外の研究者らは、カビや酵母、土壌に生息する枯草菌、肺の化膿性炎症を起こす細菌類も、黄砂粒子に付着していることを明らかにしている。大分県立看護科学大学の市瀬孝道教授は、「黄砂は微生物を運ぶ箱船として注目される」と、2009年に指摘しており、今後いっそう注意が必要になる。」という。

⇒二酸化ケイ素にはアレルギー反応を高める作用は有害微粒子を吸着し易いのか?触媒的に疾患を助長させるのか不詳ですが、2.5ミクロン以下で大気に浮遊しやすく、病原体、アンモニウムイオンや硫酸イオン、硝酸イオンなどが吸着し易い微細な黄砂とPM2.5との区別が難しい?と思われます。
 また、黄砂は比重が適度に大きい分、一般的な煤などPM2.5と比べて強風によって上空に巻き上げられ易く、北米大陸やグリーンランド、さらには欧州アルプスまで到達したのか?と推察されます。

 また、微生物のみならず、電荷(±)の異なる微細な有害微粒子を吸着しているのでは?と妄想されます。

関連投稿:
鳥インフルはPM2.5のひとつ 黄砂の季節  今後の有害粒子の飛来には注意しよう!(2013-04-09) 


西日本各地で微小粒子状物質「PM2・5」が高い値となったという。

2014-02-27 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'14-02-27投稿、追加・修正

 既報今年は現状、大丈夫か??PM2.5など大気汚染粒子の飛来状況を昨年までと比較('14-02-20)で記載しましたが、昨年と比べて、それほどよくなって来たとは、個人的には思えません。
 また、
夏季と冬季では飛来傾向が異なるのだろうか?夏季の方が飛来が多い?傾向かとも想われ、これから気温が少しずつ高くなるにつれて、大陸からの飛来の影響を心配していました矢先、西日本各地で微小粒子状物質「PM2・5」が高い値となったという。

 以下、最近の情報を調べました。

中日新聞 2014年2月27日

【滋賀】
PM2・5、県内で今季最高値記録http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20140227/CK2014022702000028.html
(一部割愛しました。)

「西日本各地で微小粒子状物質「PM2・5」が高い値となった二十六日、県内でも正午までの値がこれまでで最も高い一立方メートルあたり七四・五マイクログラムとなった。国の基準値(一立方メートルあたり八〇マイクログラム以上)は下回ったが、県の担当者は「心配な方は外出などを控えるなどしてほしい」と注意を呼び掛けている。

 日が差していた同日午前、大津市中心部から見た比叡・比良山系には薄いもやがかかった。県環境政策課によると、黄砂の飛散などは確認されておらず、PM2・5が原因とみられる。

 

 県は県内七カ所で二〇一二年四月からPM2・5を観測。これまで一日平均で六〇マイクログラムを上回ったことはなかったが、二十六日は早朝の時点で六四・七マイクログラムを記録した。

 

 同課によると、偏西風の影響で東アジアから飛散したとみられ、月末にかけて高い値が記録される可能性もあるという。県の担当者は「引き続き数値を注視してほしい」と話している。」という。

gooニュース 2014年2月27日(木)10:27

 

産経新聞
PM2・5産業界への影響は? 出控え、マスク配布など企業も懸念http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20140227508.html

「微小粒子状物質「PM2・5」の大気中濃度が国の暫定指針値(1日平均が1立方メートル当たり70マイクログラム)を超える可能性があるとして26日、西日本でも大阪府や兵庫県などで注意喚起が行われた。春の行楽シーズンを前に、旅行や小売業界では、消費者の出控えによる懸念が浮上。多くの従業員を抱える製造業は、当面静観の構えだが、国内でほとんど経験のない事態に警戒感が出ている。

 最も気をもんでいるのは旅行業界。「長引いたり、深刻化したりすると困る」と、JTB西日本の担当者は表情を曇らせる。まもなく春休み、そして大型連休も控えており「書き入れ時に影響するかもしれないという不安はある」という。

 

 3月7日に全面開業が迫る日本一の超高層ビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)。近畿日本ツーリストは、「日本一」の展望を楽しむ旅行商品を展開している。「最上層に入る展望台からの景色がかすんでしまうことになれば残念」と不安げだ。近鉄百貨店も「家に籠もる人が増えると、客足に影響するが、対応しようがない」と話す。

 

 27日以降は、低気圧の影響でPM2・5の数値は下がる見通し。足元では「宿泊予約の取り消しは入っていない」(帝国ホテル大阪)「現状では今後の推移を見守る」(シャープ)と目立った悪影響は出ていないが、予想困難なリスクが影を落とす。

 

 積水ハウスには、PM2・5の水準が警戒レベルに上がった場合は、従業員になるべく外出を控えさせるなどの社内基準がある。「住宅の建設現場や展示場など外での仕事も多く、社員にはマスクを配るなどの対応も考える」という。

 

 りそな総合研究所の荒木秀之主席研究員は、「PM2・5は風向きなどで動きの予測がつかないところもあり、企業も対策が取りにくい」と今後の動向を懸念する。」という。

⇒このPM2.5、黄砂など有害粒子のアーカイブ(過去のデータ)
および週間予測は

SPRINTARS アーカイブ
引用:http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/archivej.html
(開発責任者 竹村俊彦(九州大学応用力学研究所))

大気1kmまでのエアロゾル予測のシミュレーション

各地のエアロゾル予測

今日・明日

週間

予測動画

大気汚染粒子

黄砂

概ね、把握できると思われますが、

個人的には、加えて、黄砂などはもっと上空に存在しているとも文献(詳しくは)で言われていますので、スモッグ(濃霧)、大気汚染粒子などとハイブリッド化して偏西風に乗って飛来して影響していることも推察されます。

最近の飛来状況を予測動画で観て感じることは、既報大気科学者によれば、今冬の異常気象、原因は北極の温暖化?という。(2014-02-22) の引例で記載されていたように、北極の気温が上がると、北極と低緯度地帯との温度差が小さくなり、寒帯ジェット気流という西からの風が弱まる。通常なら西から東へ強く真っすぐに吹くジェット気流が、現在は北半球の広い範囲にわたって蛇行するコースを取っているという。

 従って、風任せですが、偏西風だけでなく、国内各地の影響度が従来とは異なってくることも推察されますが、今後も着目したいと思っています。

         (google画像検索から引用)

 これらの大気汚染粒子はそれぞれ組成が異なり、その電荷(正負:±)が違うことから、人工的なさまざまな所為を含めた大気圏、電磁圏におけるスペースデブリ、彗星・隕石由来の破砕微粒子、火山噴火灰、環境放射能などのさまざまな電荷(正負:±)をもつ物質と結びついて異常気象など天変地異、生態系の異変などに影響しているのでしょうか?と着目しています。

 

 


エアロゾルに係る記載(その37:【再掲】日本海側における大陸からの汚染微粒子飛来の影響について)

2014-02-26 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'14-02-25投稿、追加・修正

 既報今年は現状、大丈夫か?PM2.5など大気汚染粒子の飛来状況を昨年までと比較(2014-02-24) に記載しましたが、今年も大陸からの大気汚染粒子の飛来の可能性はあるようです。

 大陸から飛来する汚染微粒子とさまざまな環境に存在する物質から生成した「エアロゾル」とのハイブリッド化が異常気象、生態系の異変、インフルエンザウィルスの伝染、放射能汚染などに悪影響を及ぼしているのでは?と杞憂しています。

関連投稿:
生物多様性に係る記載(その6:日本海沿岸で深海生物ダイオウ以下イカの捕獲に係る情報)(2014-02-26) 

 既報エアロゾルに係る記載を調べました。(その15:大陸からのさまざまな物質の影響)(2012-01-17) の一部を抽出して再掲しました。

日本海学講座2008年2月2日
第4回 「日本海を越える大気汚染と黄砂」
(一部割愛しました。)
「 北陸地方・富山県は日本海に面しており、また隣には中国や韓国がある。そうした地理的環境においては、地球規模で循環する西風により、アジア大陸から、様々な物質が立山など富山県に運ばれてくる。大陸からさまざまな物質が運ばれてくる概念を図1に示す。SO(二酸化硫黄)や、通常、ノックスと呼ばれるNO(窒素酸化物)は、工場や車の排気ガスなどから発生する大気汚染物質の代表的なものである。これらの汚染物質は、風に乗って運ばれてくる過程で酸化反応が起き、主として二酸化硫黄は硫酸や硫酸塩へと変化する。また窒素酸化物は硝酸や硝酸塩へ変化する。これらの物質は、雲や酸性雨のもととなる。

 空気中に浮かんでいる小さな微粒子は「エアロゾル粒子」と呼ばれ、酸性雨や雲をつくる過程に大きな影響を及ぼしている。特に硫酸塩は、大気中で粒子化しやすく、エアロゾル粒子を形成することになる。また、窒素酸化物は、運ばれてくる間に複雑な化学反応を経て、オゾンという物質を形成する。

 他に、大陸から輸送されてくる代表的なものとして、春の風物詩ともいえる黄砂粒子があげられる。ほかにも数え切れないほど様々な物質が運ばれてくるが、本日の講義では、酸性雨をつくる物質、エアロゾル粒子、二酸化硫黄や窒素酸化物、さらに硫酸、硝酸、オゾン、黄砂などを中心に話を進めたい。

二酸化硫黄(SO)とエアロゾルの形成
 SO(二酸化硫黄)は、化石燃料の使用や含硫黄鉱石の精錬などの過程で大量に発生する。特に石炭には硫黄分が豊富に含まれているのが、中国がいまだに燃料の多くを石炭に依存しているため、SOの排出量が非常に多くなっている。一方、日本では世界に誇れるほど、SOの排出規制が進んでいる。

 人為起源のSOの他に、自然起源のものもある。例えば火山活動でも大量にSOが放出される。最近の例ででは、三宅島の大噴火があげられる。また日本には多くの火山があるので、SOが逆に中国など大陸方向に向かうこともある。また太平洋の真ん中など極めて清浄な地域でも、植物プランクトン起源のSOもある。

 現在、中国や東アジア諸国は、急速な経済発展に伴い世界有数のSO発生源となっている。放出される二酸化硫黄が大気中で酸化反応を起こし、硫酸(HSO)や、アンモニアなどと反応して、硫酸アンモニウムになる。この硫酸アンモニウムという物質は、ガスから粒子になりやすく、エアロゾル粒子という小さな粒を形成する。

 この粒子は、降水に取り込まれたり、あるいはそれ自身が雲をつくる核・芯(しん)となったりもする。これらが多量に含まれていると、雲水・降水中で硫酸からイオンに分かれ、水素イオン(H+)を多く含む雨(酸性雨)になる。また、微小なエアロゾルに水滴がついて雲粒ができる。こうして、雲をつくる過程にも影響を及ぼすことになる。

 実際、大陸で二酸化硫黄が放出され、酸化反応が起きて硫酸の微粒子(エアロゾル)が形成され、それが日本に輸送されてくることになる。

 酸性雨の降っている状況を示すため、「沈着量」という概念があるが、これは地面に落下した総量である。降水量が多いということは、それだけたくさんの物質が地面に落下するということである。硫酸による酸性雨の沈着は、実は東京、名古屋、大阪よりも富山県・北陸地方がはるかに多い。

エアロゾルが及ぼす影響
 先ほどからお話している「エアロゾル」とは何かというと、辞書には「分散系の一つ、気体中の液体または固体の微粒子が分散しているもの」とある。この大気中に漂っている微粒子の大きさは、雨粒、霧粒と比べるとはるかに小さく、大体1μmを挟んだ程度の大きさと考えていただければいいと思う。このエアロゾルは放射に影響を及ぼす。ここで言う放射というのは、放射能のような意味ではなく、太陽からの放射光という意味であり、エアロゾル粒子は、光を吸収・散乱したり、はね返したりといった、様々な働きをする。また、雲をつくる核にもなるため、雲の形成や寿命にも影響を及ぼす。このため地球の温暖化あるいは寒冷化等をいろいろと支配しているのである。

 最近では、エアロゾルの問題として、自然環境への影響、大気汚染、酸性雨等の問題に加え、健康への影響についても盛んに研究されている。

 先ほど話した光エネルギーについて考えてみると、エアロゾル等の微粒子は太陽からの光をはね返し(後方散乱)、逆にまた光を地表の方にはね返す働きをする(前方散乱)。このようにして、エアロゾルは太陽光の散乱にも影響を及ぼしている。

 現在、地球温暖化問題の中でCOが話題になっているが、COは、地表から出ていこうとする放射をまた戻したりすることで地球温暖化を引き起こしている。この効果とは逆に、「エアロゾルの直接効果」と呼ばれる、マイナスの効果を生じると考えられている。

 「雲粒核」として働くエアロゾル粒子は、雲をつくる過程にも影響を及ぼす。もし大気中にエアロゾル粒子がなく、極めてきれいな状態であれば、いくら湿度を高くしても雲はできない。洋上の非常にきれいな大気中では、エアロゾル粒子の数は少なく、汚染された大気では、非常に多くなる。大気中ではエアロゾル粒子が核となって雲ができていくが、その雲のでき方は汚染大気中ときれいな大気中とで異なる。

 洋上のきれいな大気中には、雲粒核として働くエアロゾル粒子の数が少ないので、1つの粒子に多くの水蒸気が凝結する(図2)。つまり、雲粒の数は少ないけれども、一粒一粒が大きくなる(逆に、汚染された、すなわち粒子が多くある大気中では、雲粒の数は多くなるが、個々の雲粒は小さくなる)。そうして大きくなった雲粒は、互いにくっつき、これを「雲粒の併合」と呼んでいる。そうなると、雨粒まで成長し、一気に降下することになる。

 反対に、いつまでもモヤッとした状態で、空気が淀んでいるときには、雲粒の併合が起こりにくい。硫酸でできたエアロゾル粒子は、雲粒核として効果的に働く。もちろん、硫酸の粒子以外にも働くものがあるが、硫酸のエアロゾルが増えると、雲をつくる過程にも大きく影響するわけである。

このように、大気中にエアロゾル粒子が増えると、生成される雲粒の一粒一粒が小さく、雲の数が多くなる。そのため、雲による日射反射率が増加するので、太陽光を反射して、地表面に達する日射量も当然減ることになる。これは地球を冷却する効果を生むため、今問題となっている地球温暖化とは逆の効果となる。ちなみに、この効果を「エアロゾルの間接効果」と呼んでいる。

 中国は、今やアメリカに追いつくような勢いで二酸化炭素をたくさん出している。しかし、だからといって二酸化硫黄などの汚染物質を大量に放出すれば、差し引きゼロ(地球温暖化の抑制)になるということではない。気候をコントロールするといった器用な能力を、けっして我々人類はもちあわせてはいないのである。・・・」
本文詳しく見る>>

上記の負(-)イオンを持つ二酸化硫黄や窒素酸化物、さらに硫酸、硝酸、黄砂などのさまざまな物質と大気圏に存在してい放射性物質の微粒子との反応については不詳です、正(+)イオンを持つセシウム、ストンチウムなどとの反応生成物の沈積(フォールアウト)によって自然放射能濃度など変化するのか?

次に、昨年、問題となった

 既報エアロゾルに係る記載(その30:大陸からの有害ガスと微粒子によるハイブリッド汚染は今後も!)2013-02-23) の一部を抽出して再掲しました。

 

 年初来から続いた寒冷化現象は砂漠化、沙地化によって近年増加している黄砂など大気汚染微粒子による「日傘効果」と言われていますが、さらに、化石燃料の消費によって発生するCO2、SO2などSOX、NOx(窒素酸化物)、および窒素有機化合物(VOC)などガス状物質に加えて、大気汚染微粒子として煤、硫酸塩などが発生して、光化学スモッグを引き起こして、喘息など呼吸器系疾患を発生させて、北京など大都市で問題となっています。

 黄砂にはさまざまな放射能など有害微粒子・エアロゾルが吸着していることも個人的には推察されます。

 これらの有害ガス、および従来から増加し続けている黄砂、さまざまな燃焼排ガス、燃焼媒に含まれる有害微粒子による「ハイブリッドな大気汚染」によって引き起こされていると思われます。

 

北京の状況として、「四日市ぜんそく」に匹敵 北京大使館が学校説明会2013.2.21 ともいわれ、この状態がスライドしてわが国に移動してくれば大変なこととなりますが、国内の監視体制は強化されているので、異常時には、外出時のマスク着用するなどしなければなりません。

 現状、地域によって、若干、日本の環境基準をオーバーしている地域もあるようですが、大部分は海などにフォールアウトして約10%にまで現象すると言う。
個人的には、大陸の砂漠化、沙地化が年々増加しているとも言われていることから、油断大敵な状況と思われます。

また、有害ガスはフォールアウトしないので、そのままスライドするのだろうか?もしくは、黄砂などのエアロゾルと反応して吸着してフォールアウトしているのだろうか?今後の解析結果が待たれます。

既報大気科学者によれば、今冬の異常気象、原因は北極の温暖化?という。(2014-02-22) に記載しましたように、

 今冬の北半球における干ばつ、極寒、破壊的な豪雨と洪水など異状気象の遠因にはハイブリッド化したエアロゾルが影響していると推察されます。

 

関連投稿:
地球温暖化の要因に係る記載(水循環観測衛星「しずく」について)
天変に影響する要因に係る記載(大気圏での放射性物質分布)

天変に影響する要因に係る記載(雲の分布、構造の観測方法)
・地球温暖化の要因に係る記載(水はどのように変化しているのか?)
放電現象に係る記載(雲の形成状態)


 


今年は現状、大丈夫か??PM2.5など大気汚染粒子の飛来状況を昨年までと比較 

2014-02-24 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'14-02-20投稿、02-24追加・修正

 昨年の今頃は大陸から偏西風に載って飛来する大気汚染微粒子などエアロゾルの増加が問題となっていましたが、今年はどうなっているのだろうか?

  国内では未曾有な関東甲信越地域における大雪が問題となりましたが、
この大雪が発生する原因として、
 既報
今回の関東甲信内陸部の未曾有の大雪はケムトレイルの影響か(人工降雪剤の散布効果)?という。に記載したように、雪雲の中に「種(シード)」になるものを散布することで雨粒に成長させる人工降雨剤?、もしくは火山活動由来の放射性核種の帯電エアロゾルなど?+アルファの二次的な要因の影響するのでは?と想っていましたが、

加えて、忘れてはならない大気汚染微粒子などエアロゾルの影響です。

 

「雲ができるのはなんで?②~鍵を握っているのはエアロゾルと宇宙線~」
によれば、

 

「 液化した大気中の水が雲の粒になる鍵を握っているのが、エアロゾルと呼ばれる大気中の微粒子です。その正体は土ぼこり、火山灰、工場の煤煙、海の波しぶきが蒸発してできた海塩粒子などです。」という。

 

 実際問題、目視できるわけでもなく大気上空で浮遊するPM2.5、黄砂で象徴されるエアロゾルは風任せで、わが国に大量に飛来しているかもしれません。

 エアロゾルが雲核として消費?されて意外と昨年ほどではないのだろうか?余り話題に上ってはいませんが、冷静に現状を把握することが必要か?と個人的には想っています。

 昨年、中国全土の13%で影響を及ぼして6億人が何らかの体調不良を訴えているという報道によって、
また、政府、自治体が監視体制を強化したという情報を知ることによって、本当に今まで以上に酷くなって越境し来るのだろうか?と心配しています。 

 エアロゾルの増加が慢性化して
北半球全体の寒冷化にもつながる非常事態となる前に、

 大気汚染微粒子(SPM:サブミリレベル、AM2.5:ミクロンからサブミクロンレベル)、および超微粒子(ナノレベルでいつまでも浮遊)の発生源、発生物質の解析、および発生メカニズムを究明して対策をしないと、
 長い眼で見たCO2、メタンなど温室効果ガス削減による地球温暖化防止、オゾン層破壊ガス削減などをはるかに通り越して、
 
 近未来に地球環境に悪影響を今まで以上に与える可能性は大きいと危惧しています。
 
 
昨年、既報(その27):PM2.5大気汚染物質推移のSPRINTARSアーカイブによる調査2013-02-16)にて、大陸からの大気汚染粒子の飛来状況(PM2.5、濃霧)をSPRINTARSアーカイブを引用して調べましたが、

 昨年までの結果として
 現在、中国で問題となっている大気汚染粒子の発生状況については、工業化、車普及以前から、砂漠地域、中国南部で少なからず発生していることがわかりますが、
 個人的には、首都北京をはじめとする主要都市に顕著に拡散して、顕在化したのか?と推測されます。
 
やはり、中国の汚染は大局的に観て拡大していることがわかり、大気汚染粒子の飛来状況の推移を調べることは必要かと想われます。 

 なぜ中国上空の大気汚染物質が偏西風によって拡散しないのか?不思議に思うくらいですが、当時の動画(大気汚染粒子)を見ても堂々巡りしているようみえましたが、それだけ発生量が多いことだけだろうか?

今回はその後の推移を追加しました。

SPRINTARS アーカイブ
引用:http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/archivej.html
(開発責任者 竹村俊彦(九州大学応用力学研究所))

大気1kmまでのエアロゾル予測のシミュレーション

今回はその中のエアロゾル光学パラメータ(全天大気)
エアロゾル光学的厚さ (合計) (550nm)
オングストローム指数 (from 440 and 870nm)
東アジア
月平均データ        
を選択

1980年1月:工業化、車、電力消費量など、まだ進展していない頃

1996年1月:汚染が砂漠地帯に加えて南部地域で目立つ

2008年1月:
北京オリンピック前、砂漠、南部地域に加えて
北東方面に拡散

 

2008年8月:北京オリンピックの最中は比較的汚染は少
なぜか韓国、日本への拡散汚染が多(季節の影響?)

2010年1月
2012年1月

 

2012年12月:汚染が中国全土に拡散、濃霧AM2.5問題が顕在化。

その後の追加

2013年1月
 
2013年7月

 
2013年8月


2013年11月

(2013年12月~未出典)


⇒今回の結果から、やや減少しているように見えますが、それほどよくなって来たとは、個人的には思えません。
また、夏季と冬季では飛来傾向が異なるのだろうか?夏季の方が飛来が多い?

(別報にて、追加予定)

 近年の中国の電力消費量の増大は著しく、また大部分が石炭を燃料にしていることから、スス、煤煙などが著しく増加しているが、
 47ニュース 2013/02/22 18:51   【共同通信】
中国のエネルギー消費、過去最大 大気汚染が深刻化http://www.47news.jp/CN/201302/CN2013022201001847.html

「【北京共同】中国国家統計局が22日発表した12年のエネルギー消費量は前年比3・9%増の36億2千万トン(石炭換算)と、03年からの9年間でほぼ倍増した。中国は世界最大のエネルギー消費国で、火力発電所や工場、自動車などの化石燃料の利用急増が大気汚染の深刻化や地球温暖化の原因となっている。対策は追い付かず、世界的な環境悪化への懸念が高まっている。
 12年の名目国内総生産(GDP)03年比で約4倍に拡大し、経済成長に伴いエネルギー消費が急増。・・・」という。

  加えて、黄砂などはもっと上空に存在しているとも文献(詳しくは)で言われていますので、スモッグ(濃霧)、大気汚染粒子などとハイブリッド化して偏西風に乗って飛来して影響していることも推察されます。

 最近の北京市の情報によると、今年も酷いようです。

ロイター

中国の北京市、大気汚染さらに悪化で「オレンジ警報」
を初めて発令 2番目の深刻度
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0LQ2RD20140221?rpc=188
2014年 02月 21日 18:48

 [北京 21日 ロイター] - 中国の北京で21日、深刻な大気汚染が続くことが予想される場合に出される「オレンジ警報」を初めて発令された。北京市は昨年10月から色で分類した4段階の警報制度を導入しており、オレンジは赤に次ぐ2番めの深刻度に該当。高濃度のスモッグが今後3日続くと予報されている。北京では20日に、3番目の深刻度に当たる「黄色警報」が初めて出されたばかりだった。

オレンジ警報では、学校や幼稚園に対し屋外での運動中止が求められる。最高レベルの赤色警報になると、学校閉鎖や公用車の運転中止が命じられる。

北京は21日の午後から白いスモッグに覆われた。北京の米国大使館によると、PM2.5の濃度を示す数値は378で、米環境保護局(EPA)が危険水準としている300を超えた。前週末には500を上回っていたという。」という。

 政府、自治体でのデータに基づいた監視体制が望まれます。
*国内の政府、自治体による監視体制について、
詳しくはその28):PM2.5大気汚染物質に対する国内監視状況の現状
関連投稿:
エアロゾルに係る記載(その30:大陸からの有害ガスと微粒子によるハイブリッド汚染は今後も!)(2013-02-23) 
悪化する中国の大気汚染対策としてオランダ人が空からスモッグを吸い取る掃除機を開発したという。2013-12-23 

 


ノロ、鳥インフルなど悪性ウィルスに感染して症状が出なくても感染源になり、手洗い徹底という。

2014-01-26 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'14-01-25投稿

 既報で紹介しましたが、今年も昨年同様、年初来から悪性のインフルエンザウィルスが流行しているという。

 goo辞書            
インフルエンザ‐ウイルス【influenza virus】とは、

インフルエンザを起こすウイルスA型B型C型の3種類に大別される。A型とB型は伝播力が強く、大きな流行を起こすことがある。A型ウイルスは、ウイルスの表面に突出するヘマグルチニン(HA)とノイラミニダーゼ(NA)という二つの糖たんぱく質の種類が多様で、その組み合わせによって、H1N1などの亜型に分類される。変異を起こしやすく、人が免疫をもたない新型のウイルスが発生すると世界的な大流行(パンデミック)の原因となる。B型のHA、NA血清型は各1種類。
[補説]感染が呼吸器にとどまる弱毒性のものと、全身に広がる強毒性のものがある。人が感染するAソ連型(H1N1亜型)・A香港型(H3N2亜型)などの季節性インフルエンザや2009年に発生した新型インフルエンザ(H1N1A型)は弱毒性。鳥インフルエンザには弱毒性のもの(H7N2型など)と強毒性のもの(H5N1型など)がある。」という。

最近では、海外では鳥インフルエンザウィルス、国内ではノロウィルスが流行しています。

参考関連投稿:
今年も中国、韓国で鳥インフルエンザが流行 人から人への感染の可能性もあるという。(2014-01-22) 

中国では今年も鳥インフルエンザが流行して拡散しているという。

参考情報:
新たに1人死亡、6人感染=鳥インフル―中国
YAHOOニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140116-00000182-jij-cn
時事通信 1月16日(木)22時25分配信

 内訳は上海1人、浙江2人、福建1人、広東2人。この結果、中国本土の感染者は184人で、うち死者は51人となったという。

浜松市の公立小学校で起きた給食の食パンが原因のノロウイルスによる食中毒に係る情報(2014-01-20)

 

またノロウィルスが大阪の仕出し業者の調理人から検出されたという。

gooニュース(朝日新聞) 2014年01月25日 19時22分
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-140125X906.html

仕出し弁当食べ32人食中毒 大阪

  •  大阪市は25日、同市平野区の仕出し業者「マルホ給食」の仕出し弁当を食べた男女計32人(63~88歳)が下痢や吐き気などの症状を訴えた、と発表した。32人のうち5人と調理を担当した3人からノロウイルスが検出されたといい、市保健所は弁当が原因の食中毒と判断。マルホ給食に対し、25日から3日間の営業停止を命じた。

     大阪市によると、32人は19日正午ごろ、大阪府八尾市であった新年会で赤飯や天ぷら、刺し身などが入った仕出し弁当を食べた。いずれも快方に向かっているという。

    暫定対策として

  •  ノロウイルス流行拡大=自覚症状なくても感染源に―手洗い徹底を
    時事通信
     01月25日 05:40

「浜松市の集団食中毒で1000人以上が症状を訴え、京都市では院内感染で患者4人が死亡するなど、ノロウイルスによる被害が全国で広がっている。国立感染症研究所によると、12日までの1週間に全国約3000の小児科から報告されたノロウイルスなどを含む感染性胃腸炎の患者は、1医療機関当たり10.96人。同時期では過去10年間で2番目に多い。

 感染研の片山和彦室長は「感染しても症状が出ない人が、調理従事者の7%、国民全体では10~20人に1人はいる」と指摘。「自分が知らないうちに感染源にならないよう、食べ物を触る前は手洗いを徹底し、ペーパータオルで手を拭くことが大切」と話している。

関連投稿:
エアロゾルに係る記載(その37:ウィルスなど有害微生物微粒子の写真の整理とその消毒について)(2013-06-10)

ウイルスは湿った場所ならば、1カ月以上感染力を保持することもある。食中毒は数日で治るが、体力の落ちた入院患者が院内感染した場合、脱水症状を起こして重症化する。 」という。

 悪性ウィルスにはノロ、鳥インフル以外にもコロナ、サーズ(SARS)、ロタなどさまざまありますが、既報環境放射能の異変が大気圏、生態系に及ぼす影響に係る記載を調べました。の引例によれば、環境放射能からの放射線によって、突然変異して狂暴化して、人を死に至らしめる可能性があるという。

参考情報:YAHOO 知恵袋
【 放射線照射した微生物の突然変異~凶暴化する細菌類、ウィルス 】
(最終更新日時:2013/2/9)投稿日:2012/12/22 http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n140298 

 兎に角、ノロ、鳥インフル然り、年々その症状が悪化しているように想われますが、放射能など有害微粒子と共存して大気中に蔓延しているのでしょうか?

参考までに、各ウィルスの写真を示します。

 鳥インフルエンザウイルス >>詳しい記載 
 棒状で約50nm(0.05μm)φ×100nm(0.1μm)
 
←      4500μm(4.5mm)  →

ノロウィルス        >>詳しい記載  

 
引用:ノロウイルスの電子顕微鏡写真
(約20万倍):横浜市衛生研究所撮影。

インフルエンザウイルス
引用出典:広島市/衛生研究所トピックス

  

最近の被災状況は多岐にわたっていますが、、悪性ウィルス感染事例を調べました。

gooニュース
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/20140123k0000m040098000c.html

集団感染:京都の病院で12月101人に症状 4人が死亡

毎日新聞2014年1月22日(水)21:39
 「京都市伏見区下鳥羽広長町の蘇生会総合病院(長沢史朗院長、350床)は22日、昨年12月に入院患者67人と職員34人の計101人が下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴え、うち80~90代の男女4人が死亡していたことを明らかにした。入院患者ら8人の便からノロウイルスが検出され、集団感染が起きたとみられる。死亡した4人について病院は「ノロウイルスとの因果関係は不明」としている。・・・

~(中略)

 ノロウイルスは昨シーズンも各地で猛威をふるい、院内感染した患者が死亡している。2012年12月に宮崎県日南市の病院で入院患者6人の死亡が発覚。横浜市の病院でも4人が死亡した。京都市左京区の病院でも同月、入院患者10人が下痢や発熱などの症状を訴え、うち2人が死亡した。

 ノロウイルスは感染者の嘔吐物や便などに含まれ、健康な人はほぼ軽症ですむが、高齢者など抵抗力が落ちている場合は重症化する恐れがある。【岡崎英遠、根本毅】・・・」という。

 

RSウイルス集団感染か 2人死亡 茨城

2014年1月24日(金)17:33
茨城県常総市の介護老人保健施設で、今月、およそ30人の入所者が発熱やせきなどの症状を訴え、このうち男女2人が死亡していたことが分かりました。7人の入所者からRSウイルスが検出されたということで、茨城県はRSウイルスによる集団感染の疑いがあるとみて調べています。」

goo辞書 
RSウィルスとは
アールエス‐ウイルス【RSウイルス】
 
《respiratory syncytial virus》かぜの原因ウイルスの一。冬期に流行し、2歳までにほぼ100パーセントの子供が初感染する。新生児乳幼児が感染すると細気管支炎肺炎中耳炎などを引き起こし、重症化することもある。乳幼児突然死症候群(SIDS)の原因の一つとも考えられている。感染力が高く、免疫ができにくいため繰り返し感染するが、感染回数が多くなるほど症状は軽くなる。RSウイルス感染症のワクチンや特効薬はなく、対症療法が中心。
 
 
中学生からノロウイルス=給食原因、業者を営業停止―広島
時事通信2014年1月25日(土)21:11

 広島市の市立中学10校の計303人の生徒が下痢などの症状を訴えて欠席、早退した問題で、同市は25日、中学生ら17人の検体からノロウイルスが検出されたと発表した。いずれも同じ給食のおかずを食べていたといい、市保健所は集団食中毒と判断、給食業者「日米クック広島東部センター」(同市安芸区)に営業停止を命じた。

⇒総じて、免疫力が低下した?と想われる高齢者の羅患が多いようですが、
悪性ウィルスの素になる感染源および伝染メカニズムについて詳しく公開されていなく、
実際に感染しているかどうか?も一般的には不詳のようです。

吸引・経口していても、たまたま自然の免疫力のある人々だけは発症していないだけで、変異によって免疫力がなくなれば有史以来の世界的な疫病が流行する要素?も潜在的にはあり注意必要か?と思われます。

 


今年も中国、韓国で鳥インフルエンザが流行 人から人への感染の可能性もあるという。

2014-01-22 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'14-01-22投稿

 既報浜松市の公立小学校で起きた給食の食パンが原因のノロウイルスによる食中毒に係る情報(2014-01-20)を記載したように、その時にもノロウィルスとの比較で取り上げましたが、

参考情報:
新たに1人死亡、6人感染=鳥インフル―中国
YAHOOニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140116-00000182-jij-cn
時事通信 1月16日(木)22時25分配信

 

 中国では今年も鳥インフルエンザが流行して拡散しているという。

内訳は上海1人、浙江2人、福建1人、広東2人。この結果、中国本土の感染者は184人で、うち死者は51人となったという。

  一般的に鳥インフルは温度に弱く、冬場だけの疫病というが、感染しても人から人への影響は少ないといわれていましたが、死者が51人?も出ているという。

 

ノロ同様に環境放射能、放射線によって突然変異しているのだろうか?

参考情報:YAHOO 知恵袋
【 放射線照射した微生物の突然変異~凶暴化する細菌類、ウィルス 
(最終更新日時:2013/2/9)投稿日:2012/12/22 http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n140298 ともいう。   

 

 一般的なインフルエンザウィルスと鳥インフルエンザウィルスにしても、目に見えないだけに厄介な疫病ですが、

 放射能など有害微粒子・エアロゾルを経口、吸引による内部被曝、急性疾患に対する防護策(マスクの選定、消毒)が必要と思われますが、個人的には、これらの被災の原因は一義的なものではなく複雑に影響しあっていると想われます。

 

  最近、調べた結果、突然変異した新型の病原体(菌、ウィルスなど)の発生が問題化していますが、実態は余りにも情報があいまいで、全容がつかみにくいようです。
関連投稿:
鳥インフル アヒルから伝染というが謎深まる感染源とメカニズム 人体内での突然変異か? (2013-05-06

 

 以下、最近の情報を調べました。

ooニュース 
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20140122-567-OYT1T00805.html

延べ36億人移動の春節、鳥インフル拡散の懸念

読売新聞 2014年1月22日(水)19:54

「【上海=鈴木隆弘、香港=吉田健一】中国東部と南部で鳥インフルエンザ(H7N9型)の感染が急増している。

 今年に入り71人の感染者が確認され、8人が死亡。31日の春節(旧正月)に合わせ、帰省や旅行による大移動が始まり、感染の拡散に懸念が強まっている。

 H7N9型の人への感染は、ウイルスを持った鳥との接触が中心とされ、現時点では、人から人への感染は確認されていない。

 上海市当局は感染拡大を抑えるため、生きた鳥の販売を衛生環境の整った場所に制限するが、闇で売買は横行する。高層ビルが立ち並ぶ市中心部。露店が密集する路地で、生きた鶏やカモなどが売られていた。その場で鳥を絞め、熱湯につけて羽根を取る。路上に血が流れ、羽根が散乱し、衛生環境は悪い。店の女性は「鳥インフルエンザは心配ないよ」と声を張り上げた。

 昨年3月、世界で初めてH7N9型の人への感染が中国で確認され、これまでに感染者は200人を超え、死者も50人以上に及ぶ。昨年夏以降は感染者が減ったが、今年1月になって急速に感染が広がってきた。

 春節前後には延べ36億人が交通機関を使って移動すると予想される。春節を控え中国本土から買い出し客が押し寄せる香港。隣接する広東省では年初以来20人の感染が確認され、香港でも同省で感染したとみられる男性が今月13日に死亡した。香港当局は同省深センとの境にある出入境ゲートに職員を多数配置し、入境者の体温測定をするなど感染者流入に警戒を強める。」という。

⇒空気中にはノロ、鳥インフル以外にもコロナ、サーズ(SARS)、ロタ、および大腸菌など突然変異した新型の病原体(ウィルス、菌など)の発生が問題化していますが、実態は余りにも情報があいまいで、全容がつかみにくいようですが、

凶暴化した細菌、ウィルスによって新型の疫病が発生する要素も潜在的にはあり、注意が必要か?と想われます。

 韓国でも発生しているという。

鳥インフル感染の農場 8か所に増加=韓国http://news.goo.ne.jp/article/yonhap/world/yonhap-20140122wow014.html
 【世宗聯合ニュース】2014年1月22日(水)13:12

「韓国で鳥インフルエンザウイルスの感染が確認された農場が8か所に増えた。

 農林畜産食品部は22日の会見で、同日午前10時現在、鳥インフルエンザの感染が確認された農場は8か所となり、感染したかどうか確認している農場は6か所だと発表した。

 感染が確認された農場は前日の4か所から倍増したが、最初に鳥インフルエンザウイルスが検出された南西部の全羅北道以外からは感染の疑いがあるとの報告はないという。

 韓国では17日に全羅北道・高敞郡のカモ農場から毒性の強い高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8型)が検出されたのに続き、道内の別の農場からも相次いでウイルス感染が確認された。

 当局は全国への拡散を防ぐため、全羅北道内の30か所で飼育されているカモなど27万4000羽を殺処分したとしている。 」という。

新型インフルエンザ大流行時の被害を描くシミュレーション・ストーリーダイヤモンド・オンライン) 01月09日 09:00によれば、

「年末年始に台湾や上海などで相次ぎ新型インフルエンザウイルスの感染者が確認されました。これから季節性のインフルエンザが流行る時期でもあり、日本に上陸するのではと不安を感じている方も多いのではないでしょうか。2014年最初にご紹介するのは、日本での新型インフルエンザ大流行を描いた小説『H5N1 強毒性新型インフルエンザウイルス日本上陸のシナリオ』です。

日本での新型インフルエンザ
大流行を描いた衝撃的な小説

 季節性のインフルエンザが流行期に入り、マスク姿の人びとが街中に目立ち始めた年明け早々、中国から不吉なニュースが飛び込んできました。上海市内で新たに鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染者が発見されたのです。市衛生局の発表ということですから確かな情報と見ていいでしょう。上海市においては、じつは昨年3月に同型ウイルスのヒトへの感染が初めて確認されました。当時の報道によれば、感染者は2市4省の計97人に拡大し、うち18人が死亡したそうです。

 インフルエンザウイルスにはA型、B型、C型など多くの種類があることはご承知のとおりです。通常、ヒトのあいだで流行するのはA型とB型であり、鳥インフルエンザウイルスもA型です。鳥インフルエンザウイルスにはH1~H16まで16種類の亜型(本来の型から派生してできたもの)があり、これらが水禽類の渡り鳥(カモ、ハクチョウなど)を宿主として地球上に存在しているのです。

 その鳥インフルエンザウイルスは従来、ヒトへは感染しないと考えられていました。しかし、2003年に中国やベトナムでヒトへの感染例が報告されて以降、「感染した鳥またはその死骸と濃厚に接触した場合、まれに感染することがある」と言われるようになりました。ヒトからヒトへの感染は未だ確認されていませんが、そもそも感染源や感染経路などについては明確なことはわかっていないのです。世界保健機構(WHO)は「感染者の半数以上は家禽に接触していなかった」と見ており、ヒトからヒトへの感染の可能性は排除できていません。

 前置きが長くなりましたが、本書『H5N1 強毒性新型インフルエンザウイルス日本上陸のシナリオ』は、近年懸念されている新型インフルエンザが日本に上陸、パンデミック(大流行)に至るまでの過程をシミュレーションし、小説の形を借りて書かれたものです。

 20世紀に起こったスペイン風邪(スペインインフルエンザ・1918年)、アジア風邪(1957年)、香港風邪(1968年)といった過去の新型インフルエンザはすべて、弱毒型の鳥ウイルスに由来していた。あのグレートインフルエンザとして恐れられ、全世界で4000万人から1億人、日本国内で45万人以上を殺したとされるスペイン風邪でさえ、“弱毒性”のウイルスであった。

 これに対し、1997年香港で発生したH5N1型強毒性ウイルスのヒトへの感染は、呼吸器感染症に終始する通常のインフルエンザの常識を超えて、多臓器不全という重症な症状と高い致死率を伴う、全く新しい疾患をもたらした。このような強毒型ウイルスがヒト型ウイルスに変化して、新型インフルエンザとしてパンデミック(大流行)を引き起こしたらどうなるのか?(14ページ) ・・・」とのこと。

 

 

 


浜松市の公立小学校で起きた給食の食パンが原因のノロウイルスによる食中毒に係る情報

2014-01-20 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'14-01-20投稿

 一年ほど前の既報エアロゾルに係る記載を調べました。(その19:ノロウイルスによる食中毒感染の増大)(2013-01-08)に記載しましたが、ノロウィルスというのは油断も隙もない有害な微粒子ですが、感染性胃腸炎を引き起こすという。

 ノロウィルス(Norovirus)は「・・・1968年のアメリカ合衆国のノーウォーク(Norwalk)での急性胃腸炎の流行をきっかけに1972年に発見された急性胃腸炎を起こすウイルスであり、集団発生348件の内、感染経路については、ウイルスに汚染された食品に由来するもの39%、ウイルスに汚染された水によるもの3%、人から人への感染によるもの12%、不明18%、データがないもの28%、・・・。原因となったウイルスに汚染された食品は、カキ、野菜サラダ、トリ肉、フルーツ、赤肉、スープ、デザート。・・・

発展途上国では、小さいこどものうちから感染して免疫抗体を持つ人の割合が高いです。アメリカ合衆国では、年齢とともに、その割合は高くなり、18歳の人たちで50%に達します。しかしながら、免疫は永続的なものではなく、再感染が起こりえます。
 
日本の食中毒統計においては、ノロウイルス(Norovirus)は、小型球形ウイルス(SRSV:Small roundstructured virus)の名称で平成10年(1998年)から病因物質として統計がとられていました。平成12年(2000年)の全国の食中毒事件において、ウイルスによるものは、247事件で、8117人の患者発生、死者0人でした。・・・

ノロウイルスは、胃酸によって強い酸性の環境である胃の中を通過して、腸管に感染を起こすことからも示唆されるように、酸に強いです。あるボランティア(実験参加志願者)を対象とした実験では、ノロウイルスが室温でpH2.7の酸性下で3時間置かれても、感染力は保たれたとのことです。 予防のためには・・・

図2. ノロウイルスの電子顕微鏡写真(約20万倍):横浜市衛生研究所撮影。

60度の温度では30分の加熱でも感染力は残ることが知られています
・・・
ノロウイルスに汚染されたモノの表面の消毒には、次亜塩素酸ナトリウム、あるいはグルタルアルデヒドが有効です。1000-5000ppmの塩素漂白剤溶液(5.25%の家庭用漂白剤であれば10-50倍に希釈)が有効です。・・・」という。
引用文献(横浜市衛星研究所)詳しく見る>> 

食パンを加熱製造した後の切り分け、包装などの作業でウイルスが付いた可能性があり、検査の結果で原因となったパンを製造した会社の従業員3人から、ノロウイルスが検出されたことが判ったという。

 以下、ノロウイルスによる食中毒に係る情報を調べました。

gooニュース
http://news.goo.ne.jp/article/nhknews/nation/nhknews-10014598911.html

NHKニュース&スポーツ2014年1月19日(日)15:27 

 従業員3人からノロウイルス
「浜松市の公立小学校で起きた給食の食パンが原因のノロウイルスによる食中毒で、保健所の検査で、原因となったパンを製造した会社の従業員3人から、ノロウイルスが検出されたことが分かりました。」という。

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浜松集団食中毒、パン原因 返品殺到「食べる勇気ない」産経新聞) 01月19日 08:06(一部割愛しました。)
「食べる勇気がなかったので返しにきた」。浜松市の千人以上の小学校児童らが欠席した給食パンに付着したノロウイルスによる集団食中毒をめぐり、製造した菓子製造業「宝福(ほうふく)」(同市東区)に併設する工場直売店には18日朝から購入客が相次いで返品に訪れるなど、不安が広がっている。同社には問い合わせも殺到、商品の自主回収など対応に追われた。市保健所は「原因を特定できた」として、今後は感染経路の調べを急ぐ方針

                   ◇

 市保健所が18日までに実施した検便検査では、児童は51人中33人、教職員は10人中10人からノロウイルスの陽性反応が出た。今回のノロウイルスによる集団食中毒では、浜松市内の小学校などで二次感染を含めて千人を超える児童らが嘔吐(おうと)や下痢の症状を訴えて学校を欠席した。

市保健所は給食パンを製造した宝福について、ウイルスが感染したとされる13日に勤務していた従業員23人の検便検査を進めているが、18日までに検査を行った9人からはノロウイルスは検出されていない。松原雅博・広域監視グループ長(42)は「残る14人についても早期に検査を実施し、感染経路の特定を急ぎたい」と話した。・・・

  同社は浜松市内の給食用パンを製造しているほか、食パンや菓子パンなどを静岡、愛知、山梨、岡山など約10県で販売しているという。

 同社は13日以降に製造された計157種類のパンについて、自主回収を急いでいる。18日正午現在で6割ほどのパンが廃棄・回収されたとしており、グループ本社「ヤタロー」管理事業本部の金原(きんぱら)文孝総括マネジャー(59)は「自主回収は3日以内をめどに終わらせたい」と話した。」

 給食パン原因と断定=工場でノロウイルス検出―業者に営業禁止命令・浜松食中毒時事通信) 01月17日 23:52

(一部割愛しました。)
「浜松市の多数の小学校で児童が嘔吐(おうと)や下痢などの症状を訴え一斉に欠席した問題で、市は17日、給食用食パンを製造した業者の工場からノロウイルスが検出され、食パンが原因の食中毒と断定したと発表した。市はパンを製造した業者に、同日から当面の間、営業禁止を命じた。

 営業禁止とされたのは、給食パンや菓子を製造、販売している「宝福」(同市東区)。

 市や市教育委員会などによると、16日夜に食品衛生法に基づき同社工場の製造施設を拭き取り調査。女性従業員用トイレのドアノブを拭き取った検体から17日、ノロウイルスが検出された。また、13日製造の食パンを14日の給食で食べた生徒9人と教員8人からも、ノロウイルスが検出された。

 17日までの2日間で、17の小学校で計1060人が欠席し、休校、学級閉鎖となっている。宝福のパンは、この17校全てに納入されていた。従業員で体調を崩した人は報告されていないという。

 宝福によると、食パンを加熱製造した後の切り分け、包装などの作業でウイルスが付いた可能性がある。原因食品が製造された13日には、加熱後の各工程に計23人が関わったが、これまでに検査を終えた9人からウイルスは検出されていない。

 この工場では給食用パン以外に菓子パンなど30~40品目を製造しており、出荷済みの製品を18日以降に自主回収する。記者会見した太田雅之社長は「心からおわび申し上げる」と謝罪した。

 市教委などによると、東区の小学校に通う1年生男児(7)が15日夜に腹痛を訴え入院した。入院患者が報告され」たのは初めて。男児は胃腸炎と診断され現在も入院中だが、快方に向かっているという。

「ノロウイルス」

 ノロウイルス 吐き気や下痢を引き起こすウイルスで、特に冬に流行する。健康な人は感染しても軽症で済むが、子どもや高齢者は重症化することがある。ウイルスに汚染された食品を十分加熱せず食べることが原因となるほか、患者の吐しゃ物や便から感染する場合がある。
 手洗いで感染の危険性を下げられる。吐しゃ物や便が床や服に付いたときは、塩素系漂白剤を薄めたものや熱い湯で消毒する。(了)(2014/01/16-20:09)」

⇒既報「エアロゾル」に係る記載(その9-3:放射能など有害エアロゾルの形状)の記載によれば、ウィルスにはさまざまなタイプがあるようですが、

 今回、原因となった食パンにどのようにノロが介在したのだろうか?再発防止のためにも徹底的な究明が望まれます。
 
 ところで、
最近、また中国では昨年同様、鳥インフルエンザが流行していますが、

参考情報:
新たに1人死亡、6人感染=鳥インフル―中国

YAHOOニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140116-00000182-jij-cn
時事通信 1月16日(木)22時25分配信

 「【上海時事】中国広東省の衛生当局は16日、先にH7N9型鳥インフルエンザの感染が確認された陽江市の男性が15日亡くなったと発表した。広東省での死者は今年2人目。
 一方、上海市、浙江省、福建省、広東省の各衛生当局が16日発表したところによると、合計6人の同型鳥インフルの感染者が新たに確認された。内訳は上海1人、浙江2人、福建1人、広東2人。この結果、中国本土の感染者は184人で、うち死者は51人となった。 」という。

  一般的に鳥インフルは温度に弱く、冬場だけの疫病ですが、感染しても人への影響は少ないといわれていましたが、死者が51人?も出ているという。

ノロ同様に突然変異したのだろうか?

参考情報:YAHOO 知恵袋
【 放射線照射した微生物の突然変異~凶暴化する細菌類、ウィルス 】
(最終更新日時:2013/2/9)投稿日:2012/12/22 http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n140298    

 今回のノロは既報食の安全に係る記載(その2:ノロウィルス感染被害は季節とは無関係に注意が必要)(2013-06-29)によれば、 春先には亡くなられた方もいるという。

 ノロウィルスによる羅患は季節に関係なく発生しているようです。季節(温度、湿度)に影響されず、年から年中、発生していて、極めて生命力の強いウィルスであるようです。

 空気中にはノロ、鳥インフル以外にもコロナ、サーズ(SARS)、ロタ、および大腸菌など突然変異した新型の病原体(ウィルス、菌など)の発生が問題化していますが、実態は余りにも情報があいまいで、全容がつかみにくいようですが、

凶暴化した細菌、ウィルスによって新型の疫病が発生する要素も潜在的にはあり、注意が必要か?と想われます。

 参考投稿:
エアロゾルに係る記載(その37:ウィルスなど有害微生物微粒子の写真の整理とその消毒について)(2013-06-10)


エアロゾルに係る投稿 ( '13-03ー20~'13-12ー24 )の整理

2013-12-24 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

’13-12-24投稿

 既報エアロゾルに係る投稿 ( <追加> '12-07ー14~'13-03ー20)に引き続いて、 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連のその後の記載を個人的なメモとして整理しました。

 空気中に浮遊する微小な液体または固体の粒子であるエアロゾル(aerosol)は生成過程の違いから粉塵、フューム、ミスト、煤塵霧、もや、煙霧 、スモッグなどと一般的に呼ばれています。
 
 最近、問題となっている大陸からの黄砂、PM2.5(大気汚染粒子)、および火山灰、インフルエンザウィルス、環境放射能などエアロゾルのひとつとして挙げられます。

  その粒径分子やイオンとほぼ等しい0.001μm=1nm程度から花粉のような100μm程度まで約5桁にわたる広い範囲が対象となります。

 エアロゾルに係る基本的な写真の一部を既報から以下に重複しますが、抜粋しました。

参考投稿:
その9-1:(放射能などエアロゾルの形状)
・・・環境に悪影響を与えている放射性物質(死の灰)、火山灰、ウイルス、花粉などエアロゾルの形がどのようなものか調べました。
続きを読む>>
その9-2:(新種の鳥インフルエンザウィルス、 インドネシア上空(成層圏)のエアロゾル、冬季北極大気中の大気エアロゾル粒子)
続きを読む>>
その9-3:(インフルエンザウイルス(AH1N1 2009))
続きを読む>>
その9-4:(南相馬市の黒い粉)
続きを読む>>

参考関連投稿:
エアロゾルに係る投稿 ( '11-03ー23~ '12-07ー14)(2012-07-15 )

 

  上記エアロゾルは既報悪化する中国の大気汚染対策としてオランダ人が空からスモッグを吸い取る掃除機を開発したという。ように、黄砂、PM2.5(大気汚染粒子)などが以前にも増して、発生環境、生態系に、さまざまな悪影響を与えていますが、個人的には、極端な寒冷化、温暖化など異常気象など天変地異にも影響しているのではと思っています。

 

 エアロゾルが関連していると思われる投稿を以下に、整理しました。


天変地異・異常気象関連:

地球温暖化、寒冷化の行方は諸説紛々する中、やはり、歴史が証明することになるのだろうか?(2013-11-25)

古くから語られる所謂、太陽の黒点の増減など太陽活動の変動、超新星爆発などによる宇宙環境からの放射線、電磁波エネルギーの増減による影響のみならず、

 最近では、SPRINTARSの大気汚染粒子黄砂で予測される情報を含めて、
人工的なさまざまな所為を含めた大気圏、電磁圏におけるスペースデブリ、彗星・隕石由来の破砕微粒子、火山噴火灰などを含めた太陽光を反射・吸収する物質(有害ガスと微粒子がハイブリッドしたエアロゾル)の分布状態、および水の性状の異変によって、
 太陽光が大気中の吸収物質によって地上に届くエネルギーが減衰状態が大幅に変動していることが推察されます。


     
(google画像検索から引用)

 気候の寒暖に大気中の汚染粒子は関係するのか?と想って、大気エアロゾル粒子と寒冷化現象との対応について調べて、寒冷化現象に係る雑感をしたりしましたが、中国人ジャーナリストが唱える大気汚染粒子が慢性化して寒冷化するということが現実化すれば、住みにくい世の中になりますが、不可解な未曾有の局面に地球全体が遭遇しているのだろうか?と妄想しています。

参考:週プレ NEWS 2012-12ー05 
中国の大気汚染が3年以内に北半球を氷づけにする? /続きを読む


降水量を制御するために人工的に台風の進路を変えることは可能だろうか?
(2013-10-07)
 

 従来の常識では考えられない異常な台風進路と思われます。

個人的には、何か「寒暖差」を支配する大気上空の汚染物質(エアロゾル)の影響?を疑わざるを得ません。
参考関連投稿: 
 (その22:春一番後の寒さと暑さの繰り返し。原因は大気浮遊粒子濃度変化の影響か?)(2013-03-13)

 大気汚染状況の変化といえば、最近中国の大気汚染が酷くなっているようですが、何か関係でもあるのでしょうか?(中国起源の汚染かどうかは不詳ですが、・・・。インド、中東などからのハブーブなどの影響もあるのだろうか?)

 msn産経ニュース 2013.10.6 16:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131006/chn13100616040002-n1.htm

中国「深刻な大気汚染」で高速道路閉鎖 視界不良、北京国際空港も発着便に欠航

 

【追加・再掲】昨今、多発するわが国の竜巻・突風は環境放射能が影響しているのだろうか?(2013-09-04) 

竜巻といえば、米国では物凄い規模のものが発生していますが、

参考投稿:
天変に係る記載(その26:<追加>アメリカ中部 オクラホマ州で巨大竜巻に係る雑感)
(2013-05-24)

 個人的には、わが国では、竜巻というより、今まではむしろゲリラ竜巻、突風、俗な言葉?でつむじ風といった程度の規模のものしか発生していないと思っていますが、

 個人的には、3.11後、特に、ニュースとなる規模の突風が発生しているのでは?3.11によって大気環境が違ってきつつあるのでは?と思っていますが、環境放射能などエアロゾルの異変によって大気圏に存在するエアロゾルの電荷が変化しているのか?と妄想しています。

 参考:msn産経ニュース
越谷・松伏、恐怖の瞬間ルポ「爆風とは違う嫌な感じの風だった」
2013.9.3 09:46
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130903/dst13090309480008-n1.htm


環境放射能関連:

宇宙、地殻マグマ、原発などからの発生する環境放射能
の存在比率、および実害について不詳なことですが、

生物多様性 、内部被曝 、異常気象など天変地異 などに影響している?のではと個人的には杞憂しています。

環境放射能の区別はどのようにするのか?の追加要因に係る情報(再掲)
(2013-11-06)
 

参考情報:
サラリーマン活力再生
248626 『自然放射能』と『人工放射能』を区別すべき によれば、
2011年04月04日

 「パリ大学のP.サミュエル教授は『自然放射能』と『人工放射能』を区別すべきだという(「エコロジー」1973年)。

自然放射能は、宇宙のかなたから地殻の底にある放射性原子から照射を受けているもので、原子そのものは生体から遠いところにある。ところが、原子力発電所からでる人工放射能は、放射性原子そのものであって、生体との接触を避けることは困難である。セシウム137やストロンチウム90は、カリウム、カルシウムといった生体にとって不可欠な元素と科学的に近縁関係にある。・・・」という。

人工放射能の拡散による実害について、上記引例からも今後注意しなければならないと感じていますが、現状は評価方法の是非を含めて、「内部被曝 」など、その影響は現状定かではありません。

関連投稿:
環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(焼却炉のフィルターをくぐり抜ける放射能)


環境放射能指標であるマイクロシーベルトの定義に係る会津若松市の記載を調べました。
(2013-07-27) 

 現状、モニタリングポストや線量計で測定しているのは ほとんどガンマ線だけです。大気中の放射性物質を調べても、ほとんど検出されませんというが、環境放射能の測定値に関する解釈は難しいので、環境放射能に関して無知ゆえに、既報まで検索してその定義を調べてきましたが、活断層と単なる断層との違いと同様に、放射能・放射線の単位も 一般人には曖昧喪子としたものと思われます。

3.11による原発漏洩事故によって、福島第1原発から70キロ以上離れた北茨城市内で15日未明から放射線量が上昇し、同日朝に毎時5マイクロシーベルトであったという。

 このシーベルト値は、放射能がエアロゾルからなり、空気中で浮遊して風によって飛来しているセシウム、ヨウ素、ストロンチウムなど放射能(個人的には、正体、現状の存在場所は不詳)からの崩壊放射線を測定して換算していると思っています。

 電子線も測定できるモニターは原理上難しいと思われますが、例えば集塵機で回収した黄砂などに放射能が付着しているのでは?と思っていますが、現状のモニターはガンマ線のみですので、トリチウムなどベータ崩壊放射能からの放射線はどのようになっているのか?関心があります。

公的機関福島県会津若松市のびっくりするようなわかり易い最近発表された解説を以下紹介します。

放射線Q&A8:今でも放射性物質が空気中に漂っているのですか?
2013年7月5日

【回答者】会津若松市放射線管理アドバイザー・藤田保健衛生大学客員教授 下 道國先生

福島県内にある3,000台以上の放射線の自動計測器は、どこも時間的に変化せず、ほぼ一定の値を示しています。(もし空気中に放射性物質があれば、空気は動いていますので、放射線量は大きく変化します。)また、大気中の放射性物質を調べても、ほとんど検出されませんという。

内部被曝に係る投稿のまとめ【追加】 さまざまな被ばく要因、発症時期、メカニズムに係る雑感(2013-06-28)

  現状、環境中に放出された放射能は単に海、河川、地下水のみならず、原発上空周辺、および家庭ごみ、瓦礫、下水汚泥などからの焼却灰、加えて除染後の不法投棄、加えて大陸からの越境微粒子とハイフリッド化して、

 雨、風、海流、台風突風竜巻などによって一次、二次的、数次的に環境中に舞い上がり、拡散しています。

参考情報:セシウム137積算沈着量分布https://twitter.com/onodekita/status/340842194082611200/photo/1

 

 放射能、大気汚染粒子のみならず、さまざまな環境汚染化学物質によって、引用下図に観られるように、暴露されています。

 内部被曝はそれらを摂取、また、空気中の塵埃に含まれる環境放射能を吸引した場合に可能性がありますが、その後遺症周辺の環境放射能の質/量の違い、および、その人の年齢、体質、生活様式、習慣の違いなどによって発症したり、しなかったりしますが、
一般的には後遺症は3・5・8年潜伏期を経て発症するという

  引用図:
環境汚染物質への曝露の偏りと環境弱者の健康リスク発現確率評価http://blogs.yahoo.co.jp/osakawsp/8959191.html

 

 

  個人的には発症メカニズムについて不詳なため、なぜ3年後からその影響が出るのか?と常々思っています。現状、更に複雑化しているようです。

 

安全性については杞憂・妄想かもしれませんが、

 食料の放射能汚染を全て確認できるわけでもなく、より厳格な食品、産業廃棄物などの正規の放射能含有基準を決めたとしても、所詮、厳密には 「零」ではないので放射能被曝に対する適切なる防護、および体内にいかに滞留させないように、同じ食品を大量に摂取し過ぎないようにしたり、体内の放射能を浄化する食べ物を摂取して免疫性を高めたりして、後は物理学的半減期とは異なる生物学的半減期
に任せるしかないと思っています。詳しく見る>>

 

 

 

 


悪化する中国の大気汚染対策としてオランダ人が空からスモッグを吸い取る掃除機を開発したという。

2013-12-23 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

’13-12-23投稿

 中国の大気汚染を吸い取る静電気を利用した掃除機を開発?したという。

 既報中国大気汚染で9900人死亡 北京など、環境団体報告という。その汚染の実態は不詳?(2013-06-19)で記載しましたが、中国のPM2.5など大気汚染はわが国の放射能汚染同様、深刻なようです。中国以上に大気汚染の酷いインドでは年間167万人?大気汚染の被害にあっているともいう。
関連投稿:
北京深刻な大気汚染に見舞われる 10月、全土で霧観測日2倍にという。
(2013-11-03)

 個人的には、大気汚染粒子の正体は単純なものではなく放射能など有害微粒子・エアロゾルが含まれていて、その地域特有の汚染物質も介在していると思われますので、一時的に局所が浄化されても、その効果がどのくらいなのか?興味あります。

参考投稿:
エアロゾルに係る記載(その30:大陸からの有害ガスと微粒子によるハイブリッド汚染は今後も!)(2013-02-23)

 広い中国、その他の地域でも鳥インフルなどさまざまな静電気を持つ有害物質によるハイブリッドな大気汚染物質が発生していると推察されます。


カラパイア

悪化する中国の大気汚染対策として
オランダ人が空からスモッグを吸い取る掃除機を開発
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52149076.html
(一部割愛しました。)
「とんでもない話のように聞こえるが、この掃除機の設計者がスモッグで悪名高い過密都市北京の市長に、いかにこの装置を都市向けに開発するかを説明しているのは大いにありえることなのだ。

 オランダの設計者ダーン・ローゼガルデは、銅のコイルを地中に埋め、静電イオン領域をつくり出して、上空のスモッグの粒子をひきつけて下降させるという原理を利用した。この結果、上空にかなりの大きさのきれいな空気の空間ができるというわけだ。

 まるごと都市サイズの大きさではまだ実験していないが、公園や広場、歩行者が行き交う歩道などの公共スペースの上空を浄化するというレベルでこのアイデアは実現に向かい始めている。

 すでに、かなり広い屋内スペース上空の1平方メートルほどの汚れた空気を吸い込むことができる試作品はできていて、実験的に作られたスモッグの雲に効果的に穴をあけ、無事粒子をひきつけて下降させることができたという。オランダと上海に基盤があるこの新興の設計会社は、人が踊るたびに発電するダンスフロアや、自動で明かりがつくスマートハイウェイのような装置を設計している。」という。

⇒奇想天外のアイデアで詳細不詳ですが、上空を浄化して、どの程度でどのような効果があるのか?発生源で徹底的にスモッグを取ったほうが効果的か?と思われます。

 現状は比較的狭い空間のスモッグなど塵埃を除染する技術なのだろうか?今後の成果が期待されます。

余談ですが、スモッグはエアロゾルのひとつですが、

既報エアロゾルに係る投稿 ( <追加> '12-07ー14~'13-03ー20)
(2013-03-21)
 の引例によれば、

 空気中に浮遊する微小な液体または固体の粒子であるエアロゾル(aerosol)は生成過程の違いから粉塵、フューム、ミスト、煤塵霧、もや、煙霧 、スモッグなどと一般的に呼ばれています。
 
 最近、問題となっている大陸からの黄砂、PM2.5(大気汚染粒子)、および火山灰、インフルエンザウィルス、黄砂、環境放射能などもエアロゾルのひとつとして挙げられます。

  上記エアロゾルは環境、生態系に、さまざまな悪影響を与えています。

また、局所の大気汚染を解消するには、中国では大気中に存在するさまざまな塵埃を含めて雨で洗い落とすことも考えられているようですが、いずれハブーブ、偏西風によって、今春同様、大気汚染が韓国などを経て、わが国にも飛来してくることが推察されます。

また、黄砂、大気汚染粒子は鳥インフルなど有害な病原体微粒子、および、火山灰の微粒子、有害ガスなどとハイブリッドして飛来する可能性があるのみならず、これから先、抜本的な対策がなされない限りにおいては増える一方?かと思われます。

 これら環境放射能など有害物質には国境はなく、単に、中国からだけでなく、ハブーブなどによって全世界から飛来しているのだろう?と個人的には想っています。

参考投稿:
異常気象など天変地異に係る記載を調べました。(その12:オーストラリア西部の赤い砂嵐)◇乾燥地域で起こる砂嵐「ハブーブ」とは?
ハブーブ - Wikipedia 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%96
「乾燥地域における強い砂嵐のこと。もともとは、「強い風」や「現象」を意味するアラビア語に由来するが、世界で広く使用されている。
アフリカ北部のサハラ砂漠、アラビア半島、クウェート、イラクなどでは高い頻度で発生する気象現象である。北アフリカのハブーブは、ギニア湾からの湿った空気が南側にあり、その空気と砂漠の乾燥した空気との境目にできる、いわば夏(雨季)の前触れの前線とされる。一方、イラクやクウェートのハブーブは雷雨を伴う場合が多い。北アメリカの乾燥地域でもハブーブが時折発生する。アメリカでハブーブが多いのはアリゾナ州であり、主要都市ではユマやフェニックスなどで特に多い。・・・」

参考投稿:(その20:中国、連日有害物質含んだ濃霧発生)
(2013-01-14 )
異常気象に係る記載(インドの寒波)によれば、寒波の原因はインド政府などによると、近年、冬期間に激しい大気汚染のせいなどで濃霧がひどく、気温が上がらない傾向があるという。
隣国の中国でも濃霧が発生しているようです。

 わが国でも高度成長の過程でスモッグに悩まされた時期がありましたが、濃霧、スモッグともにエアロゾルの一種であり、有害物質を含んだ濃霧、黄砂などに介在している有害微粒子は越境し易く、異常気象、喘息、インフルエンザなどの原因になり、汚染物質およびその発生源の究明と公開が重要かと個人的には想っています。・・・

 

 

 

 

 


北京深刻な大気汚染に見舞われる 10月、全土で霧観測日2倍にという。

2013-11-03 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

’13-11-03投稿

 既報中国大気汚染で9900人死亡 北京など、環境団体報告という。その汚染の実態は不詳?(2013-06-19)で記載しましたが、

msn産経ニュース

中国大気汚染で9900人死亡 北京など、環境団体報告
2013.6.18 23:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130618/chn13061823020007-n1.htm

「環境保護団体グリーンピースなどは18日までに、石炭火力発電所から排出された大気汚染の原因となる微小粒子状物質「PM2・5」の影響によるとみられる死者が北京市、天津市、河北省で2011年に9900人に上り、延べ7万人が健康を害し病院で治療を受けたとの研究報告を発表した。

 報告によると、9900人の死因は肺がんなどで、内訳は北京市が2千人、天津市が1200人、河北省が6700人。ほかに9300人が小児ぜんそくを、1万2千人が慢性気管支炎をそれぞれ患ったという。

 11年の時点で両市と河北省には石炭火力発電所が196カ所あり、河北省で消費された石炭は約3億トンに上った。

 中国では近年、大気汚染が深刻化。当局は石炭利用の削減や古い型の自動車の使用禁止、ガソリンの品質向上などを進める方針を示している。(共同)」という。

話がそれますが、

 大気汚染粒子の影響は既報未知なる猛暑への突入。2013年は過去最高の暑さになる(NASA発表)という。ように、汚染物質の種類によっては温室効果にも影響しているのではと個人的には思っていますが、件の大気汚染粒子の正体は単純なものではなく放射能など有害微粒子・エアロゾルが含まれていて、その地域特有の汚染物質も介在していると思われます。

関連投稿:
日毎、地域別の寒暖差は上空に浮遊している黄砂など微粒子分布の違いによるのだろうか? (2013-05-15)

話を戻して、

 つい一ヶ月前でも、

msn産経ニュース 2013.10.6 16:03
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131006/chn13100616040002-n1.htm

中国「深刻な大気汚染」で高速道路閉鎖 視界不良、北京国際空港も発着便に欠航

「中国北京市周辺は6日も深刻な大気汚染に見舞われ、視界不良のため北京国際空港の発着便に欠航が出たり、北京と各地を結ぶ高速道路が通行止めにされたりした。北京市の大気汚染レベルは6段階で最悪の「深刻な汚染」(指数301以上)を記録。当局は住民に外出を控えるよう呼び掛けた。

 天気予報サイトによると、北京市の微小粒子状物質「PM2.5」を含めた大気汚染指数は6日正午で301。北京中心街では数百メートル先のビルがスモッグで白くかすみ、車両は日中もヘッドライトを点灯して走行していた。中国メディアによると、北京国際空港では、視界が250~500メートルに低下したため、一部航空便の発着を取りやめた。

 国慶節(建国記念日)のUターンラッシュが始まったが、航空機の欠航や高速道路の閉鎖で混乱も予想される。(共同)」という。

 中国の大気汚染が酷くなっているようですが、黄砂現象も関係でもあるのでしょうか?(中国起源の汚染かどうかは不詳ですが、・・・。単に火力発電、、床暖房などへの石炭の使用、自動車の排気ガスのみならず、インド、中東などからのハブーブなども影響しているのだろうか?

 

 すなわち、中国インド、中東、パキスタンのみならず、オーストラリア(オーストラリア西部の赤い砂嵐)、米国(トルネード)、アフリカなどからの突風、嵐など強風によって、大気中に巻き上げられて浮遊している大気汚染粒子とのハイブリッド化の影響もあるのだろうか?と思われます。(詳しくは>>

関連投稿:
エアロゾルに係る記載(その30:大陸からの有害ガスと微粒子によるハイブリッド汚染は今後も!)(2013-02-23)

黄砂、大気汚染物質の大陸での昨今の発生状況 少し増えているのだろうか?
(2013-05-11)
 

「エアロゾル」に係る記載を調べました。(その7:黄砂中微小粒子)
(2011-02-08)

世界各地の緑地の減少。 なぜだろうか?(その1:砂漠化の原因・現状)
(2013-07-17)
 

ちなみに、現状の黄砂、大気汚染粒子の挙動は
引用:http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/archivej.html
(開発責任者 竹村俊彦(九州大学応用力学研究所))
高さ1kmまでのエアロゾル予測のシミュレーション

の予測動画によって、おおむね確認できると思われます。

予測動画  大気汚染粒子 黄砂

 個人的には、台風23号の中国に上陸して一時、収まったのか?と想っていましたが、またまた11月に入っても中国の大気汚染は収まることなく、ますます酷くなっている日が増えているようです。

 最近の状況を以下調べました。

 47ニュース 2013/11/02 17:45   【共同通信】

北京深刻な大気汚染に見舞われる 10月、全土で霧観測日2倍にhttp://www.47news.jp/CN/201311/CN2013110201001926.html

「【北京共同】中国北京市周辺は1日から2日にかけ、深刻な大気汚染に見舞われ、信頼性が高いとされる米大使館サイトによると、微小粒子状物質「PM2・5」の濃度が「極めて有害」に相当する1立方メートル当たり300マイクログラムを超えた。

 2日付の中国紙、新京報によると、気象当局は1日、中国全土で10月に霧を観測した日数の平均は4・7日になったと発表した。例年同月と比べ約2倍になっており、約50年ぶりの記録だ。

 霧には有害物質が含まれているため、大気汚染の深刻さをあらためて示した形だ。」という。

⇒約50年(1963年前後、昭和38年前後?)ぶりという記載から、この原因は一体何だろうか?

 また何月なんだろうか?冒頭の石炭利用の削減や古い型の自動車の使用禁止、ガソリンの品質向上という問題とはかけ離れた主因が他にあるのだろうか?

 内モンゴルなど寒冷地域での床暖房で石炭を燃やした排ガスの影響でもあるのだろうか?
雨が降らなかったため大気中に蔓延していたのだろうか??

関連投稿:
中国 内モンゴルの砂漠化の現状、砂漠化の原因 緑化の可能性について 
(2013-05-16)
 

この原因については興味深い現象かと個人的には思われます。引き続き動向の報道を期待します。

 


中国大気汚染で9900人死亡 北京など、環境団体報告という。その汚染の実態は不詳?

2013-06-19 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-06-19投稿

msn産経ニュース

中国大気汚染で9900人死亡 北京など、環境団体報告
2013.6.18 23:00
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130618/chn13061823020007-n1.htm

「環境保護団体グリーンピースなどは18日までに、石炭火力発電所から排出された大気汚染の原因となる微小粒子状物質「PM2・5」の影響によるとみられる死者が北京市、天津市、河北省で2011年に9900人に上り、延べ7万人が健康を害し病院で治療を受けたとの研究報告を発表した。

 報告によると、9900人の死因は肺がんなどで、内訳は北京市が2千人、天津市が1200人、河北省が6700人。ほかに9300人が小児ぜんそくを、1万2千人が慢性気管支炎をそれぞれ患ったという。

 11年の時点で両市と河北省には石炭火力発電所が196カ所あり、河北省で消費された石炭は約3億トンに上った。

 中国では近年、大気汚染が深刻化。当局は石炭利用の削減や古い型の自動車の使用禁止、ガソリンの品質向上などを進める方針を示している。(共同)」という。

⇒大気汚染粒子の影響は既報未知なる猛暑への突入。2013年は過去最高の暑さになる(NASA発表)という。にも影響しているのではと個人的には思っていますが、件の大気汚染粒子の正体は単純なものではなく放射能など有害微粒子・エアロゾルが含まれていて、その地域特有の汚染物質も介在していると思われます。

 中国以上に大気汚染の酷いインドでは年間167万人?ともいう。
広い中国、その他の地域でも鳥インフルなどさまざまな有害物質によるハイブリッドな大気汚染物質による疾病も多いと推察されます。

 


エアロゾルに係る記載(その37:ウィルスなど有害微生物微粒子の写真の整理とその消毒について)

2013-06-10 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-06-08投稿、06-10追加 

 放射能など有害微粒子・エアロゾルを経口、吸引による内部被曝、急性疾患に対する防護策(マスクの選定、消毒)が必要と思われますが、個人的には、これらの被災の原因は一義的なものではなく複雑に影響しあっていると想われます。

  最近、調べた結果、突然変異した新型の病原体(菌、ウィルスなど)の発生が問題化していますが、実態は余りにも情報があいまいで、全容がつかみにくいようです。
関連投稿:
鳥インフル アヒルから伝染というが謎深まる感染源とメカニズム 人体内での突然変異か?

 既報にて、主に、地球環境、生態系に悪影響を与えている放射能などのエアロゾル(空気中で分散している微小な液体または固体の粒子)の粒子径*および、その形(写真)をgoogle画像検索から引用して調べました。
* エアロゾル(aerosol)は通常0.001~100μmφ
  (1mm=1000μm  1μm=1000nm)

 今回は経口、吸引して発症する有害微生物(有機物)微粒子の写真(google画像検索から引用)を抽出して
整理ました。

 有害微生物(有機物)微粒子の殺菌は

一般的には
紫外線殺菌


 (google画像検索から引用)

オゾン殺菌

「インフルエンザの予防と対策にオゾンミスト」によれば、
http://www.oo-o.jp/ozone03/

・・・オゾンによる殺菌・除菌とはオゾンによる殺菌は『溶菌』と呼ばれ、強力な酸化作用により細菌の細胞膜を破壊。細胞膜を失った細菌は細胞内の成分が外に漏れ出して死滅します。オゾンには塩素殺菌の6倍、あるいはそれ以上の能力があるといわれています。
 また塩素殺菌は残留塩素が残り、なおかつそれは毒性があるため問題になりますが、オゾンは有機物等と反応すると分解して酸素に戻るため、残留毒性がなく無害の酸素だけが残ります。オゾンは環境にもやさしい最適の除菌方法といえます。オゾンでの除菌は、菌を溶かす「溶菌」と呼ばれ、菌のタンパク質と化学反応し、菌の細胞壁や細胞膜を直接破壊して死滅させます。ですから繁殖を防ぎ耐性菌(薬に対して抵抗力を持ってしまい、薬が効きにくくなった菌のこと)を作りません。ノロウィルスインフルエンザウィルスのような二次汚染による感染が多い菌に対しても抜群の効果を発揮します。例えば中国の広東省では、猛威を振るうSARS(新型肺炎)に対してオゾン発生装置を推奨しています。さらにO-157などの大腸菌サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌や雑菌など広範囲な効果を発揮することが証明されています。・・・

があります。

無機物質からなる環境放射能(詳しい記載>>)、AM2.5などは除外(別途整理)。


 ウィルス

口蹄疫詳しい記載>> 
 球形で約30nm(0.03μm)φ ウイルスの中でも最小

(文永堂出版「獣医ウイルス学」から)

鳥インフルエンザ詳しい記載>> 
 棒状で約50nm(0.05μm)φ×100nm(0.1μm)L

 
 (google画像検索から引用)

オランダで鳥インフル「新種開発」
 2011年12月01日19時13分 J-CASTニュース

インフルエンザ
球形で約50~100nm(0.05~0.1μm)φ

(引用出典:広島市/衛生研究所トピックス>
目でみるバイキン(ウイルス・細菌)電子顕微鏡写真集)
・・・ カゼを起こすウイルスの王様です。現在流行している主なタイプはAH1N1 2009型、A香港型(AH3型)、B型の3種類です。近年、世界各地でこれらとは異なる新型のインフルエンザウイルスが検出され、世界的な大流行発生の危険性が危惧されています。   インフルエンザとは ⇒インフルエンザウイルス(AH1N1 2009) ・・・詳しく見る>>

ノロ

・・・既報インフルエンザウィルス感染と全国放射能濃度との関係(要因考察)記載では、インフルエンザウィルスはウラン、トリウム、カリウムなどからの自然放射能が高い地域では感染しにくい調査結果があります。一方、全国放射線濃度(セシウムなどからのガンマ線)が高い地域とは対応しないようでした。・・・1968年のアメリカ合衆国のノーウォーク(Norwalk)での急性胃腸炎の流行をきっかけに1972年に発見された急性胃腸炎を起こすウイルス。・・・

ノロウイルスは、胃酸によって強い酸性の環境である胃の中を通過して、腸管に感染を起こすことからも示唆されるように、酸に強いです。あるボランティア(実験参加志願者)を対象とした実験では、ノロウイルスが室温でpH2.7の酸性下で3時間置かれても、感染力は保たれたとのことです。 予防のためには・・・
* トイレの後、料理の前、食事の前には、必ず手をよく洗いましょう。セッケンを使い水道の流水で20秒以上洗いましょう。
* 貝類は、よく加熱してから食べましょう。
* 生野菜は、よく加熱してから食べましょう。

 ノロウイルスの電子顕微鏡写真(約20万倍)
引用:横浜市衛生研究所撮影。

  

コロナウイルス
引用: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

SARSウイルスは既知のコロナウイルスと大きく異なった塩基配列を持つことが示された[1]。」という。

最近の検出例として 

                      (google画像検索から引用)

SARSウイルス(サーズウイルス)
重症急性呼吸器症候群 (Severe Acute Respiratory Syndrome, SARS) の病原体として同定された新種のコロナウイルスである。飛沫感染により広がるとみられている

 

細菌

大腸菌詳しい記載>> 腸管出血性大腸菌O157:H7カイワレ大根など
1μmφ×2μmの長さの棒状                  いろいろな大腸菌の例



 <出典:内閣府食品安全委員会事務局資料>       (google画像検索から引用)

藻類

南相馬市で見つかった黒い物質(路上)

(google画像検索から引用)

詳しくは>>地衣類(菌類と藻類の共生生物)の拡大写真
らん藻類:糸状体
 引用:http://www.ous.ac.jp/garden/intro/wakaru1-2.html

カビ(PS:06-10)
カビは真菌のひとでしょうか?梅雨時には注意が必要です。

顕微鏡で見てみたカビ菌の画像集(NAVERまとめ)更新日: 2011年02月24日

「6月は日本にとって梅雨の季節。。今までの季節感覚のままでは痛い目に!カビ菌が襲ってきますよ!しかしこのカビ菌、対策機器などたくさん発売されてますが、実際はどんなものなの?目で見た感じはただの白いコケ!?良いカビ・悪いカビ、いろんなカビ菌があるこの世の中、ちょっとカビ菌の正体を知るべく調べてみました!」


詳しくは>>引用:http://matome.naver.jp/odai/2127432742782002501

 

参考:
杉花粉 
 
球形で約30μm(30000nm)φ


 (google画像検索から引用)

 参考関連投稿:
・放射能など有害エアロゾルの形状(9-19-29-39-4
【注目】新型コロナウィルス世界的流行の恐れ 死亡率高いという。
ノロウイルスによる食中毒、感染性胃腸炎について 


エアロゾルに係る記載(その36:【注目】新型コロナウィルス世界的流行の恐れ 死亡率高いという。)

2013-05-31 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-05-31投稿、追加

既報鳥インフル アヒルから伝染というが謎深まる感染源とメカニズム 人体内での突然変異か?で記載しました「鳥インフル」騒動は納まっているようですが、今度は「新型コロナウィルス」が流行し始めたという。

YAHOOニュース
新型コロナウィルス世界的流行の恐れ 死亡率高く、治療薬もない危険な病気
J-CASTニュース 5月10日(金)18時4分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130510-00000002-jct-soci
SARSに似た症状を示す新型コロナウィルスについて、症例が急増した上、人から人への間で院内感染が起きている疑いが強まってきた。

これまでに確認されていたカタール、ヨルダン、アラブ首長国連邦、イギリスに加え、サウジアラビアで13人の患者が出て、フランスでも初めて症例が確認された。

 専門家も2013年4月に中国で発生したH7N9型の新型インフルエンザより「脅威度が高いのではないか」と懸念を示している。

感染例30のうち18が死亡

 このNCoVと呼ばれるSARS(重症急性呼吸器症候群)と同属の新型コロナウィルスは、2012年春頃に中東で発生。患者に共通する症状は、急性の重症な呼吸器症状で、発熱、せき、息切れや呼吸困難を伴う。ほとんどの場合に肺炎を起こし、一部の症例では腎不全や死亡をきたした。

 2013年5月10日現在までに31の症例が確認され、18の死亡例が出ている。感染者の年齢は20代から90代まで幅広く、サウジアラビアの現地報道では子どもが感染し死亡した疑いがあると伝えられている。

この新型ウィルスについて、感染症に詳しい関西福祉大学の勝田吉彰教授(渡航医学)は「中国のH7N9型以上に脅威度が高いのでは」と懸念を示す。H7N9型はタミフルが有効だとされるが、新型コロナウィルスは「治療薬がない」上、一部の国からの情報があいまいで、全容がつかみにくいからだ。

 最近になって症例が急増したのは、サウジアラビアが2013年5月8日までに13人分(うち7人が死亡)を、WHOなどへまとめて報告したからだ。4月14日から末日にかけて確認されていたという。その上、この症例は一部で、まだ患者はいるとの現地報道も出ている。

感染は中東に留まらず…フランスで「院内感染の恐れ」

 感染は中東にとどまらない。ほとんど機を同じくして5月8日、フランス北部、ベルギーと隣接するノール県リールの病院でも、65歳男性の感染が確認された。男性には4月中旬にアラブ首長国連邦(UAE)への渡航歴があった。さらに9日になって、このフランスの患者が最初に入院していた同県ヴァランシエンヌの病院で隣室だった50歳の男性と、35才の医師に同様の症状が出たと地元紙の報道が出た。この2人は現在、リールとトゥルコワンの病院で治療中という。こうしたことを受けて、ルモンド(電子版)が「院内感染の恐れ」と見出しを打つなど、フランスのメディアは騒然となっている。

 このフランスの状況を、勝田教授は2003年中旬に中国でSARSが拡大した状況と似ていると指摘する。

「H7N9以上に脅威度が高いのでは」

 新型ウィルスのヒトからヒトへの感染は、WHOの文書によると、イギリスでの父子感染により、家族間などの濃厚な接触によって起こりうることは確認されている。

 人から人への感染の指標として、もう一段上のステージの院内感染については、まだはっきりとは認められていないが、状況証拠は出揃いつつあるようにも見える。

 こうした状況下で、日本にも、感染者が入ってくる可能性は十分にある。どう備えればいいのか。

  「(政府は)すでに準備を進めていると思いますが、鳥インフルエンザに行っているのと同様に指定感染症、検疫感染症とするのを急ぐことですね」(勝田教授)

 ただ、中東から日本への直行便はエミレーツ航空など一部を除いて少なく、大抵ヨーロッパの都市を経由しての入国になるため検疫には困難を伴うことが予想されるという。

 最終的には、個人個人が「どこで感染が起こっているのか」を確認し、万が一症状が出たときに備え、自分を含め周囲の渡航暦について意識する必要があるということだ。」という。

⇒NCoVと呼ばれる新型コロナウィルスはSARS(重症急性呼吸器症候群)とよく似た症状をしめすという。
 しかし、院内感染の疑いがあり、人から人への可能性?とか鳥インフルH7N9同様、情報があいまいで、全容がつかみにくいようです

 

コロナウイルスとは - goo Wikipedia (ウィキペディア)http://wpedia.goo.ne.jp/wiki/
%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%B9

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コロナウィルスとは
コロナウイルス(Coronavirus)は、一本鎖(+)RNAウイルスニドウイルス目コロナウイルス科のウイルスをさし、コロナウイルス属、トロウイルス属を含む。

エンベロープ表面に存在する突起によって太陽のコロナのような外観を持つことからこの名が付いた。

ウイルスの増殖は細胞質内で行われ、小胞体ゴルジ装置から出芽する。

コロナウイルスの中にはエンベロープにヘマグルチニンエステラーゼを有し、赤血球凝集性を示す種が存在する。

SARSウイルスは既知のコロナウイルスと大きく異なった塩基配列を持つことが示された[1]。」という。

最近の検出例として、 

                      (google画像検索から引用)

 ウィルスは球状でありますが、粒子径は現状不詳ですが、

参考までに、各ウィルスの写真と比較すると、

 鳥インフルエンザウイルス >>詳しい記載 
 棒状で約50nm(0.05μm)φ×100nm(0.1μm)
 
←      4500μm(4.5mm)  →

ノロウィルス        >>詳しい記載  

 
引用:ノロウイルスの電子顕微鏡写真
(約20万倍):横浜市衛生研究所撮影。

インフルエンザウイルス
引用出典:広島市/衛生研究所トピックス

ノロ、インフルは球状であるようです。一般的なインフルの粒子径は

おおよそ0.1μm(ミクロン)くらいか?

また、症状が似ているSARS(重症急性呼吸器症候群)とは
goo辞書
「サーズ【SARS】《Severe Acute Respiratory Syndrome》重症急性呼吸器症候群。SARSコロナウイルスによる新しい感染症。感染症予防法の2類感染症の一。主に飛沫感染し、高熱を発し、せきや息切れなどの呼吸器症状が出る。潜伏期間は2~7日。2002年11月中国で発生した例が最初とされる。
goo Wikipedia (ウィキペディア)
http://wpedia.goo.ne.jp/wiki/
SARS%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9

「SARSウイルス(サーズウイルス)(: SARS coronavirus,SARS-CoV)は、重症急性呼吸器症候群 (Severe Acute Respiratory Syndrome, SARS) の病原体として同定された新種のコロナウイルスである。飛沫感染により広がるとみられている

 感染ルートは人から人も含めて、さまざまな環境に存在するウィルスを介在するエアロゾル化した飛沫およびそれらが付着した諸々の公衆設備およびそのユーティティ(水など)から伝染すると推察されます。 
 
 大規模な流行の可能性?も示唆されており、感染したら死亡率が高いとも言われ、

ノロ以上の対策が必要か?

参考関連投稿:
生物多様性に係る記載(その5:新型鳥インフル ノロの突然変異、凶暴化は放射線によるのだろうか?)

 

 

 

 


黄砂、大気汚染物質の大陸での昨今の発生状況 少し増えているのだろうか?

2013-05-11 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-05ー11投稿

 エアロゾルに係る投稿 ('12-07ー14~'13-03ー20)にて整理しました(その20:中国、連日有害物質含んだ濃霧発生)(2013-01-14 )以来、
 春先からの黄砂、4月に入ってからの鳥インフル騒動と有害なエアロゾルの大陸からのわが国への飛来を心配していましたが、
鳥インフルに関しては、最近の情報によれば、
上海、鳥インフルの警戒態勢解除 
http://www.47news.jp/FN/201305/FN2013051001001654.html

「中国の上海市政府は鳥インフルの感染拡大が「抑え込める状態」になったとして特別警戒態勢を解除。 2013/05/10 19:37  【共同通信】」という。
上海だけなのか?また「人から人」の感染はシロなのか?
まだ、ライトグレーということか??引き続き警戒は必要と思っています。

 一方、インドでもPM2.5大気汚染深刻化 年間約67万人が死亡という。大気汚染粒子による被災については昨今、問題としてきた鳥インフルの被災の規模とは雲泥の差であり、引き続いて注意する必要があると思われます。

 というのは、既報エアロゾルに係る記載(その27:PM2.5大気汚染物質推移のSPRINTARSアーカイブによる調査)(2013-02-16) によれば、中国大陸における汚染は工業化、車普及以前から、砂漠地区、中国南部で少なからず発生していることがわかりますが、昨今、SPRINTARSの予測動画から、首都北京をはじめとする主要都市に顕著に拡散して、今回の騒動が顕在化したのか?と推測されます。やはり、中国の汚染は大局的に観て拡大していることがわかり、大気汚染粒子の状況の推移は一過性でなく注意が必要だろうか? 

既報でも記載しましたが、妄想?誤解?かもしれませんことを
予め断っておきます。

 黄砂、大気汚染粒子は単に呼吸器疾患に影響を及ぼすのみでなく、異常気象など天変地異特に、昨今のゴールデンウィークになってもこの寒さ! 例年と比べ少し寒暖差が大きいようです。)および、内部被曝生態系地震・津波など諸悪への影響もあるのでは?と以前から関心を持っています。

 また、黄砂、大気汚染粒子は鳥インフルなど有害な病原体微粒子および、火山灰の微粒子、有害ガスなどとハイブリッド化して飛来する可能性があるのみならず、これから先、抜本的な対策がなされない限りにおいては増える一方?かと思われます。

 これら環境放射能など有害物質には国境はなく、単に、中国からだけでなく、ハブーフ(嵐)などによって全世界から飛来しているのだろう?と個人的には想っています。

参考投稿:
異常気象など天変地異に係る記載を調べました。(その12:オーストラリア西部の赤い砂嵐)◇乾燥地域で起こる砂嵐「ハブーブ」とは?
ハブーブ - Wikipedia 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%96
「乾燥地域における強い砂嵐のこと。もともとは、「強い風」や「現象」を意味するアラビア語に由来するが、世界で広く使用されている。
アフリカ北部のサハラ砂漠、アラビア半島、クウェート、イラクなどでは高い頻度で発生する気象現象である。北アフリカのハブーブは、ギニア湾からの湿った空気が南側にあり、その空気と砂漠の乾燥した空気との境目にできる、いわば夏(雨季)の前触れの前線とされる。一方、イラクやクウェートのハブーブは雷雨を伴う場合が多い。北アメリカの乾燥地域でもハブーブが時折発生する。アメリカでハブーブが多いのはアリゾナ州であり、主要都市ではユマやフェニックスなどで特に多い。・・・」

 話が少し外れますが、

 遠路はるばる飛来する粒子は粒子径は比較的小さく、大気上空に浮遊していると言われ、影響するのは異常気象など天変地異のみとは思っていますが、

 呼吸器疾患、内部被曝などの被災は比較的大きな粒子(塵埃)の吸引によるものと想われるので、むしろ比較的粒子径が大きく、地表にフォールアウト(沈積)した粒子が突風、嵐など強風によって再浮遊したものとか、卑近な例では掃除機の集塵袋の脱着時にマスクを使用しないで直に吸引することなどに注意することが必要か?と最近想っています。

 最近では、特に、国内への飛来による影響はおさまっている?かと想われますが、放射能による内部被曝と同様、発症に潜伏期間があるのも厄介な有害物質ですが、災害は忘れた頃にやってくるとの教訓から、今一度、現状、今後どのようになっていくのか?気になるところであり、

 大気汚染物質、黄砂の大陸の発生状況は現状
どのようになっているのだろうか?

 

 大気エアロゾル(微粒子)予測データを以下、調べました。

 参考投稿:大気エアロゾル(微粒子)予測(2013-01-23 )
九州大学 http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/index.html
(開発責任者 竹村俊彦(九州大学応用力学研究所))
SPRINTARSエアロゾル予測(簡易版)
大気1kmまでのエアロゾル予測のシミュレーション)
大気浮遊粒子状物質(エアロゾル)による気候システムへの影響及び大気汚染の状況を地球規模でシミュレートするために開発された数値モデル

5月11日~5月17日
(一部抽出しました。)

<黄砂>                    <大気汚染粒子> 

 

  

 

 比較のために、
大規模な黄砂の嵐が発生 PM2.5同様に徹底監視が必要か!の記載で
SPRINTARSの予測動画から引用した春先の状況。
 <黄砂>                    <大気汚染粒子>  

 

 

 

⇒一部のデータによる断片的な比較ですが、一時沈静化?した中国沿岸部の大気汚染粒子が増えているのだろうか?
また、黄砂は春先の発生状況より、インド、東アジアでの発生が増加しているのはハブープによるのだろうか?

 系統的な研究成果の公開が望まれます。

 

 


横浜関内でカラスが大量死 鳥インフル検査実施へ結果はシロ→殺虫剤検出

2013-05-06 | 放射能など有害微粒子・エアロゾル関連

'13-05-02投稿、05-06追加

 既報にて、中国の鳥インフル感染は上海から遠く離れた昨今地震が発生した四川省にも飛び火する可能性があるという。

その実態はいまだグレーであり、

鳥から鳥のみの感染でなく、鳥から人、昨今、流行のノロ同様、何らかの原因によって良性ウィルスが悪性に突然変異して人から人へ伝染する可能性?もひょっとしてあるという。

 一般的には、鳥インフルは、一昨年の宮崎県の鳥インフル騒動で言われる渡り鳥の飛来によって国内のニワトリ、野鳥などに伝染させるという。
 

 ということは、突然変異によって人から人となれば何十万、何百万以上の人に影響します。

 どのような症状になるのか?定かではないのが、問題ですが、ノロ同様、吸引・経口していて自然の免疫力のある人々だけが単に発症していないだけとも思われます。

参考投稿:
鳥インフルエンザに係る記載を調べました。(その1:感染状況)2011-01-26

 

 東南アジア発?中国発かどうか?定かではありませんが、横浜関内でカラスが大量死していたが、検査の結果 鳥インフルは未検出という。

YAHOOニュース
横浜でカラスが大量死 鳥インフル検査実施へ
産経新聞4月30日(火)11時47分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130430-00000530-san-soci
(一部割愛しました。)

「30日午前7時55分ごろ、横浜市中区相生町の路上で、通行人の男性から「カラスが死んでいる」と神奈川県警加賀町署に通報があった。

【フォト】繁華街で見つかったカラスの死骸を調べる捜査員ら

 横浜市や県警が確認したところ、周辺の半径約100メートルを中心に、路上やビルの屋上でカラス17羽とハト1羽の死骸が見つかった。

 市や同署によると、ハトは外傷があり、車にぶつかるなどして死んだ可能性があるが、カラスに目立った外傷はなかった。横浜市の衛生研究所は、カラス4羽を回収して鳥インフルエンザのウイルス検査を実施する。

 現場は、関内駅近くの飲食店や雑居ビルなどが立ち並ぶ繁華街。近くで飲食店を経営する女性(68)は「毎朝カラスが多く、気持ち悪いと住民と話していた。飲食店をやっているから鳥インフルじゃないといいんだけど…」と話していた。

 県自然環境保全課は午前9時ごろ、県警から「カラスが6羽死んでいる」との一報を受け、職員2人が現場で確認を行った。

 同課によると、カラスの場合は10羽以上死ぬと鳥インフルエンザが疑われるが、一部のカラスが緑色の吐瀉物と血を吐いていることから、毒物の可能性もあるという。

最終更新:4月30日(火)17時45分」

横浜のカラス20羽不審死は“シロ”鳥インフルではなかった

スポーツ報知 5月1日(水)7時4分配信

 30日午前7時55分ごろ、横浜市中区相生町の繁華街で「カラスが死んでいる」と、通行人の男性から神奈川県警加賀町署に通報があった。署員が調べたところ、路上など半径約100メートルの範囲に18羽、少し離れた場所に2羽、合計20羽のカラスが死んでいた。ハトの死骸も1羽あった。鳥インフルエンザウイルス感染疑いも浮上したが、市の検査では検出されず。県警は毒物検査をしている。

 JR関内駅に近い横浜の繁華街で、謎のカラス大量死が発生した。

 加賀町署によると、通行人からの通報は「カラスが2羽死んでいる」というものだった。だが、署員が現場に駆けつけると、街中にそれ以上の死骸が落ちているのが、分かった。歩道など路上に点在し、ビルの屋上にも1羽。数羽ほど集まって死んでいるケースもあった。

 結局、半径約100メートルの範囲で18羽、さらに約100メートル離れた場所で2羽、合計20羽の死骸が発見されたという。それ以外に、ハトの死骸も1羽あった。カラスのうち2羽の死骸のそばには、緑色の吐しゃ物があったという。カラスはいずれも外傷がなかった。

 現場は、飲食店やオフィス、マンションが立ち並ぶ一角。一帯には、午前10時過ぎまで規制線が張られ、物々しい雰囲気に。出社途中の会社員らが見守る中、署員や市職員が、死骸をポリ袋に入れて回収した。

 横浜市健康福祉局の新型インフルエンザ等対策担当によると、国の定める基準により、カラスが見渡せる範囲で、同時に10羽以上、「不審死」していた場合、「鳥インフルエンザ」の感染を疑うことになっている。このため、市の衛生研究所に4羽の死骸が持ち込まれ、鳥インフルの検査が実施された。住民らにも不安が広がったが、簡易検査の結果は“シロ”で、検出はされず。県警は毒物検査を進める。

 今回の件との関連は不明だが、横浜市では2月にも、カラスの「不審死」があった。2月3日と7日に、泉区総合庁舎敷地内などで、カラス計8羽の死骸が発見された。この時も、鳥インフルのウイルスは検出されなかったが、死骸の胃の内容物から、「農薬」が検出されている。ただ、「農薬と死因との因果関係は不明」とされた。

 死因は一体、何なのか。カラスの死骸発見場所の近所の女性は、「死骸を見つけて驚いた。何があったのか」と心配そうに話していた。」

⇒その後の検査で
引用:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130503-00000002-asahi-soci

「 横浜市中区の飲食街で多数のカラス死骸が見つかった問題で、市衛生研究所が2羽を検査した結果、胃の内容物から殺虫剤の成分「シアノホス」が検出された。検査を依頼した神奈川県警加賀町署が2日、発表した。鳥インフルエンザは陰性だった。」という。