水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

今までの「地震および津波に係る投稿」の整理(その2:環境中の放射線、ガスの影響11-12-27~'12-03-21)

2012-06-09 | 地震・津波関連

'12-06-09 既報に引き続いて、「地震および津波に係る投稿」を整理しました。

 東日本大震災、依然として頻発している余震?

とは言いがたい地震を体験して思うことは、

 今までの地震訓練は一般的には震度は4~5の想定で、単に、揺れが収まるまで頑丈な机などの下の空間に一次避難後、火元の始末して、火災、爆発、落下などの心配のない空間に二次避難して関係者の安否を確認していた人が多いと思います。

関連情報:こんな言もあるのかな「従来常識からかけ離れた津波予測について

 しかし、従来常識とかけ離れた「最近の震度6~7地震、津波の高さは今までは10m前後が急に30m超になる津波の予測」に対しては、従来の訓練では全く身の安全を護れないと危惧しています。 海岸近くの低地に居住している場合、むしろ、ヘルメット、救命胴衣を着用後、ひたすらより高い所に避難した方が無難かとも思われます。また、地域の道路各所に標高標識高台への道しるべを敷設することが望まれます。

 昨近の度重なる震度4~5クラスの地震を体験して、個人的には、単なる地震には慣れましたが、むしろ、明治の三陸沖地震のように、震度3と小さくても津波の規模が大きくなることもあり、逃げ遅れを心配した方が無難?
 参考:過去の津波実績http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4363b.html

 大津波は原発事故による漏洩放射能の内部被曝より、一聞、瞬時の災害につき怖い印象を感じますが、津波は結果的には被災地域を限定できますが、内部被曝は実態と因果関係が不詳なのが厄介です。 幸いにも、震災後、大津波は殆どありませんが、文字通り「万が一」の現象のようです。ただし、万が一が許されないのが原発事故と思います。

 まえがきが長くなりましたが、

 地震はプレートテクトニクス大陸移動に伴なう地殻に与えるストレス)によって、地殻が大小さまざまに振動する日常茶飯事な現象ですが、主に、海底地震によって誘起される大津波の発生メカニズムはどのようになっているのか?特に、個人的には、地質(組成、強度、電荷、磁性)、地層の状態(耐ストレス、含水量、断層、亀裂・空隙)と地震・津波規模との関連どのようになっているのか?関心があります。

 また、津波と土用波など高波との関連は?
および、その発生メカニズムの違いについて個人的には不詳です。

goo辞書「津波」によれば、「地震や海底火山の噴火などによって生じる非常に波長の長い波。海岸に近づくと急に波高を増し、港や湾内で異常に大きくなる。地震津波。」

「高波」によれば、「1 高い波。おおなみ。特に、高潮のときに押し寄せる高い波。」

 高潮とは「台風通過による強風や気圧の変化により、海水面が異常に高まる現象。風津波。暴風津波。」土用波とは 夏の土用のころ、海岸に打ち寄せる大波。はるか沖合にある台風の影響によるうねりがやって来たもの。」土用とは「1年に4回あり、立春・立夏・立秋・立冬の前各18日間。 2 立秋前の夏の土用」

 特に、個人的には、諸悪のひとつである地震・津波に対する環境放射能の及ぼす影響及び具体的なメカニズムどのようになっているのか?関心があります。

関連投稿:地震(含む津波)予知・予兆/対策に係る記載(爆縮現象よる予知の可能性は大) 「・・・A7HOQ提唱だが清瀬コスモスさんが過去4年間の計測レポートで的中率10割近い前兆現象。震源地や規模までは不明だが、概ねM6以上の地震の2日前くらいから起きる現象」という。 <<詳しく

 今回は今までの投稿の記載地震・津波と係りがあると個人的に思われる環境放射能由来の
放射線ガスを採り上げて該当項目整理しました。 

 →詳細は項目のリンクをクリック

1.係りがある環境放射線 

関連投稿:大気圏での放射性物質分布 

       環境放射性物質が影響する諸悪について

1)アルファ線(粒子線:アルファ(α)崩壊によって放出されるα粒子の流れ。ヘリウム(He)の原子核)

2)ベータ線(粒子線:原子核から電子が1個飛び出す時出される電子線)

3)ガンマ線(電磁波)

4)ニュートリノ(粒子線:放射能のベータ壊変に伴って発生)

基本的な性質引例文献詳しく読む)

 既報の引用(つながているこころ2:ニュートリノと地震 その3 2011.11.22 Tueにおいて、

 ニュートリノが地震と関係するという仮説が提案されています。

「・・・21日の深さ10kmの広島の地震の震源は、玄海原発とスーパーカミオカンデを結ぶ直線上にあります。20日から21日にかけて10回起きた深さ10kmの茨城の地震の震源は、J-PARCと女川原発を結ぶ直線上にあります。

さらに、13日の4回の会津の地震、18日の3回の福井の地震(いずれも深さ10km)の震源は、敦賀原発と女川原発を結ぶ直線上に位置し、その真ん中にはスーパーカミオカンデがあります。・・・」という。
「ニュートリノと地震」(2009.02.19)
「ニュートリノと地震 その2」(2011.03.23)



 (google画像検索から引用)

放射線のもつエネルギー:クリック☞拡大>

 
(google画像検索から引用)

5)紫外線(電磁波)  上記の電離放射線と比較して、エネルギーは小さいが、太陽から地殻表面に放射されていて、水中での透過性が大きい。オゾンの生成、地殻中に無数生息している微生物を損傷することによって長い目で見た広義の地殻強度の脆弱化に繋がる?のではと杞憂しています。

また、環境中に大量に漏洩している放射性セシウム、ヨウ素の化合物であるヨウ化セシウム(CsI)からは紫外線(UV-Aレベルの315~380nm相当の波長)300~600のnmの波長が発生している。
続きを読む>> 

6)太陽フレア宇宙からの電荷をもった微粒子、電磁波放射線など。詳細個人的には不詳。) 

7)可視光線(電磁波)  所謂「日光」であるが、上記の放射化・電離作用のある放射能によって、環境中のさまざまな物質が励起されることによって発光したものも含む。オーロラ発光は解りやすい例である。

関連投稿:・放射化現象に係る記載(自然界の蛍光性鉱物などの発光)

@dirt_cool_fox によれば、「・・・大きな地震の前には「気象擾乱」現象が起きて強風や竜巻に遭うことが多い。強烈な地震が続くとき、エアロゾルが出て霧や靄が出やすく、猛暑に。震源地では意識が遠のいてくらくらする。雲底が赤く染まる。前駆微震続き、今日の夕方雲底が真っ赤になれば明日も来ると覚悟・・・」という。

8)マイクロ波 HAARPなど) 「電磁波はその周波数により呼び方が変り、それぞれの特性に応じていろいろな用途に使われています。周波数が300MHzから300GHz(波長が1mから1mm)の電波をマイクロ波・・・」

 

  (google画像検索から引用)

2.係りがあるガス 
1)ラドン(Rn:自然放射能) 「・・・ラドン(222Rn)はウラン(228U)の壊変系列に属する半減期3.8日の放射性元素で、ラジウム(226Ra)を経て地殻中で絶えず生成されている(図3)。またラドンは水に溶けやすい希ガス元素であるため、岩石表面から地下水中に溶けだし、地下水の流れに乗って地殻中を移動する。
一般に、地下水中のラドン濃度は帯水層を構成する岩石中のウラン濃度に比例して高くなる。しかし地下水中に溶出するラドンは、岩石中で生成されたラドンのうち地下水に接触している岩石のごく表面で生成されたものに限られる。したがって、岩石の平均粒径が小さく、また微小な亀裂が多数存在するなどして、地下水と岩石が接触している面積が大きくなるほど、地下水中のラドン濃度は高くなる。このように地下水中のラドン濃度は地殻を構成する岩石の化学組成だけでなく、構造の違いを反映して変化することが期待できる。

・・・神戸地震時の水中ラドン濃度の異常な増加の要因として、
岩石表面から地下水中に溶けだし地下水の流れに乗って地殻中を移動するのはプレート(断層)の移動、地磁気、電荷などに影響する地質によるものかと妄想していましたが、・・・。
 また、地震の前兆として発生するという爆縮現象(環境放射能の低下)は気象異変(突風、降雪、雲の蛍光発光など)を伴い、地質(断層、フォッサマグナなど)が影響するという。・・・ 簡単にラドンが地下水の流れに乗って地殻中を移動する要因として、
人工地震実験などによる亀裂(隙間
)発生効果はさておいて、よくよく考えてみれば建設工事などで使用される発破振動によるメカニカルな影響も想定されます。・・・」

 2)酸素(O2)「太陽フレア)に含まれる電子線(ベータ線相当)の増加によって、酸素が励起されて」、オーロラが発生します。多いと電波ノイズのみならず、地震発生前に環境放射能が低下する「爆縮現象」に関係するのか?」
 気体の酸素(O2)分子は大気の体積の約21%、質量で約23%を占めます。地球温暖化に影響している二酸化炭素(CO2)は約0.04%(約400ppm)と少ない割りに、CO2濃度の増加を心配されています。一方、炭素(C)の燃焼反応、呼吸、等で消費する酸素の濃度の減少についてはあまり気にされていません。
関連投稿:「水」とはどのようなものか?」構成元素である「酸素」について調べてました。

3)オゾン(O3)「・・・高度30kmより上空では紫外線により酸素分子からオゾンが生成されています。一方オゾンは酸素原子と反応することにより消滅しています。上空のオゾンはこれらの生成・消滅のバランスを保ちながら存在しています。 ・・・また、宇宙崩壊放射線、HARRP、人工衛星からの電磁波によって電離層のバランスが崩れて、何らかの反応が生じてオゾン濃度が減少したか?とも妄想されます

 教えてgooによれば、「・・・オゾン層が紫外線を吸収するメカニズムO2からO3が生じるときには紫外線が吸収される一方で、O3が分解するときには紫外線ではなく熱(赤外線)として放出されるため、全体としては「紫外線の吸収(+熱の放出)」になるということでしょう。
 なお、O3の分解時の紫外線は、分解反応を起こすために必要な励起エネルギーとして使用されるものと思います。(励起分も含めた余剰エネルギーは、分解反応後は熱として放出されることになります)・・・」という。

関連投稿:・北極圏におけるオゾン層の急激な破壊現象の原因は?(その2-2:オゾン生成消滅反応)

       ・地異に係る記載(岩盤崩壊時に発生するオゾン
⇒⇒地球温暖化→解氷→海水面の上昇→津波規模への影響地球温暖化→解氷→海水

4)メタン(CH4:炭化水素) 「・・・日本周辺海域には約7.4兆 m3のメタンガス(国内ガス消費量の約100年分に相当する量)とのことですが、掘り尽くして、地盤沈下など起こさないように、・・・バイオ技術を用いたCO2のメタン変換、エネルギー資源開発の効率化など持続型炭素循環システムの構築の研究の成果を期待します。・・・」

関連投稿:
環境中のオゾン濃度とメタン濃度とはなぜ連動するのか?
環境中のメタン、一酸化炭素はどのようにしてつくられるか

(メタン発生に係る記載)
地異に影響する要因に係る記載(メタンハイドレイド
地異に影響する要因に係る記載(海底など地殻の亀裂)
水田土壌に生息する微生物によるメタン生成
地異に影響する要因に係る記載(メタンガスが出る都会の地盤
地異に影響する要因に係る記載(天然ガス採掘でメタン汚染の可能性)

5)二酸化炭素CO2) 「・・・pH低下によって、海水中の生物のみならず、放射性元素を含む溶解金属イオンの沈殿および金属化合物微粒子ゾルの凝集・分散などにも影響します。
 IPCCの調査報告と比較して日本近海のpHの低下は大きい?CO2以外にも海を酸性にする物質として亜硫酸ガスなどを大気中、河川から取り込み、強い酸性を示すものもあります。・・・」
関連投稿:
海の酸性化の地球環境への影響に係る記載

温室効果ガスとして地球温暖化によって、津波規模増大に影響する海水面の上昇を伴ないますが「・・・CO2の排出削減は重要ですが、それ以上に数多くの核実験、漏洩事故、法定基準内とはいえ常時排出などによって海水温の上昇など周辺環境へ与えている弊の方が大きいと思われます・・・。」
詳しく見る>> 

6)硫化水素
海底亀裂(酸素少ない)、温泉地帯などに発生

 


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