水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

米国で地震に先だって発生する謎の発光現象、ついに解明か?という。

2014-01-16 | 地震・津波関連

'14-01-16投稿

 地震前に異状発光する現象について、地震雲と並んで万人が地震予知できる方法として興味があり、地震発生メカニズムとならんで、なぜ発光するのか不詳につき関心を持って調べています。

基本的には、地震発生前に環境放射能が低下する「爆縮現象」に着目して、

地震と環境放射能との係わるをさまざまな要因・現象を整理してきました。

・地震発生前に環境放射能が低下する「爆縮現象」とはどのようにして起るのか?

既報に記載した宇宙、太陽からの放射能の影響はどのようになっているのか?

 ・地球内部地殻からのニュートリノ  、ラドンなど環境放射能はどのように作用しているのか?

と思っています。

 

 米国で地震に先だって発生する謎の発光現象、ついに解明か?という。

ナショナルジオグラフィック ニュース

地震前の謎の発光現象、ついに解明か?http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140107003
(一部割愛しました。)

「地震発生に先だって謎の光が輝く「地震発光現象」は、比較的まれではあるが、世界各地での目撃例が伝えられている。「UFOではないか」とうわさになる場合もあるが、ついに原因が解明されたという。

研究チームの一員で、アメリカにあるサンノゼ州立大学とNASAエイムズ研究センターに所属する物理学者フリーデマン・フロイント(Friedemann Freund)氏は、「一口に地震発光現象といっても、決まった形状や色があるわけではない」と話す。

地面からくるぶしの高さまで上昇する青味がかった炎のような光や、空中を数十秒から時には数分ほど漂う光の玉などの目撃例が多い。雷によく似ているが上空からではなく、地面から伸びる一瞬の閃光(せんこう)が最大200メートルに達したという証言もある」。

◆歴史的な大地震と発光現象

 地震の前や最中に起きる謎の発光現象については、何世紀も前から言い伝えられてきた。

発光のタイミングはさまざまで、例えば2009年、イタリアのラクイラ地震の発生数秒前に、石畳の上をちらつく直径10センチほどの炎を大勢の人が目撃している。1988年にカナダのケベック州を襲った地震の場合、その11日前に発光現象の報告が相次いだ。

 フロイント氏の研究チームによると、発光現象の記録は少なくとも1600年まで遡るという。

◆迷信から科学へ

「昔は宗教的な観点からの解釈が多かった。今はUFOと考える人も多い」とフロイント氏。

まともに受け取るには信憑性に欠け、地質学者や物理学者ら専門家も学問的に取り組む対象ではなかった。

 ところが1960年代半ば、長野の松代群発地震をきっかけに状況が変わる。発光現象がカメラにはっきりととらえられ、地震活動との関連が確認されたのだ。「写真や動画に記録されるケースが急増した。監視カメラが普及した影響も大きい」。

◆地震発光現象のメカニズム

以来、発生メカニズムについてさまざまな説が登場したが、フロイント氏の研究チームが岩石の電荷に注目するまで決着は付かなかった。同氏によるとまず、「力が加わった玄武岩や斑れい岩に、電荷の“充電スイッチ”が入る」という。

 そこに地震波がぶつかると、岩石内の電荷が解放される。

地質的な条件、「岩脈」という垂直構造も重要だ。マグマが垂直の割れ目に流れ込んで冷えた地盤で、地下100キロに達する場合もある。ここで玄武岩や斑れい岩が電荷を解放すると、地下から地表に向けて一気に駆け抜けていくことになる。

「電荷は結合して一種のプラズマのような状態になり、猛スピードで移動し、地表ではじけて空中放電を起こす。これが色鮮やかな光の正体だ」。

フロイント氏の説明によると、世界中で発生する地震で、発光の条件が揃うケースは0.5%未満だという。比較的まれな現象というのも頷ける。

「タイミングや場所もそれぞれ異なる。大地震の数週間前に発生する場合や、実際に揺れている最中に光ることもある。また、震央から160キロ離れた地点で観測された記録も残っているそうだ」。

◆地震の予知に利用できるか?
 フロイント氏の研究チームは、世界規模の地震予知システムの開発に取り組んでいる。今回の研究を基に、発光現象も予知の指標の1つとして組み込まれることになるという。

特徴的な発光現象が3つ、4つと続いたら、地震が発生する可能性が高いといえるだろう。頻繁に目撃できる訳ではないが、もし突発的に光った場合には十分注意してほしい」。

 地震予知に利用する意見には懐疑的な研究者も多いが、フロイント氏は、「もちろん課題はまだあるが、光を見て避難して助かった人も実際にいる。今後は実験室で再現する研究に取り組むつもりだ」と方向性には自信を持っている。「発光の詳細を理解し、ほかのさまざまな指標と組み合われば、予知の精度を高めることができるはずだ」。

 今回の研究結果は、「Seismological Research Letters」誌1月・2月号に掲載されている。 ・・・」という。

発光現象は岩石の電荷に注目するまで決着は付かなかった。同氏によるとまず、「力が加わった玄武岩や斑れい岩に、電荷の“充電スイッチ”が入る」というが、

 既報[注目]地震は環境放射能と砂鉄が多い地域で発生し易いのか?と想われる
 砂鉄鉱床との関係はどのようになっているのか?
 
また、
花崗岩に多く含まれるという地殻中のウランからの壊変ラドンの増加と爆縮現象、ならびに異状発光との関連はどのようになっているのだろうか?

と改めて、地質との関連で注目すべきメカニズムかと想われます。

 既報でも記載しましたが、妄想?誤解、杞憂かもしれませんことを
予め断っておきます。

 個人的には、可視光線(赤色、緑色、黄色など)を発生する物質は参考文献に記載されている蛍光性鉱物からなる砂塵(微粒子)のオーロラ現象のようなメカニズムによる蛍光発光と考えていましたが、もしくは、風化した大気中の黄砂などのエアロゾルのように、そのもの自体の体色が示す色かもしれません
 極端に空が暗くなっていなければ発光現象と想われますが、実際見たことがないので、両方とも注目しています。

以下、参考までに、関連用語について系統的に整理しました。


爆縮現象(詳しくはクリック)とは?
東海アマ
(一部割愛しました。)
「・・・A7HOQ提唱だが清瀬コスモスさんが過去4年間の計測レポートで的中率10割近い前兆現象。震源地や規模までは不明だが、概ねM6以上の地震の2日前くらいから起きる現象」という<<詳しく

放射線とは?
 環境放射能(残留放射性物質)による放射化によって、2次、3次的に物質を励起発光して、最終的には熱となると思われる。詳しく見る>>


励起という現象
(詳しくはクリック)とは?
(紫外線など励起効果を有する電磁波、および電子線、ニュートリノなどによって励起されて蛍光発光する現象)

 巨大なエネルギー(アルファ線、ベータ線、中性子線)によって、周辺物質を放射化(もしくは励起)して、より短波長のガンマ線、紫外線、を発生させている可能性があります。
詳しく見る>>

環境放射線はどこから?
 環境放射線は地殻自然放射能、太陽・宇宙放射能および原発事故漏洩放射能(含む法定内常時排出)から崩壊放射線として放出されています。これらの放射能量・比率(含む組成)、および壊変放射線強度については個人的には不詳。
関連投稿:
大気圏での放射性物質分布 (放射性物質の正体は?)
(2011-08-28)

異常発光現象とは?
爆縮現象環境放射能の低下現象)が発生する過程において、大気圏で観察される様々な異常発光現象。
 竜巻・突風も随伴して、放射能からの崩壊放射線による励起?によって雲底が赤く染まるという。

参考関連投稿:
放射化現象に係る投稿(その6:地震予兆としての異常発光現象のメカニズムの仮説)(2013-01-15) 

 

 1960年代半ば、長野の松代群発地震をきっかけに状況が変わる。発光現象がカメラにはっきりととらえられ、地震活動との関連が確認されたのだというが、

 ちなみに、その状況は

既報
エアロゾルに係る記載(その22:エアロゾルの組成と蛍光発光色との関係<地震前赤色発光の写真>)(2013-01-20)の引例によれば、

  赤色蛍光発色している雲とは一体どのようなものか? 公開されている写真をgoogle画像検索から引用して記載しました。

引用:気象庁 精密地震観測室
http://www.jma-net.go.jp/matsushiro/learning/mat-swarm.html

発光現象。(故栗林亨氏1966年2月12日04時17分妻女山付近撮影 自宅にて):松代地震センター所蔵
4時17分地震直後松代町西方妻女山付近が仰角5°ぐらいまでかなり広い範囲(数km幅)に夕焼のごとき色を示し、 夕焼の中でももっとも複雑なすぐろい色に見えた。継続時間は35秒」
 この時は雲量10の曇天でにわか雪、北風1.2m、太陽は高度角-29°で方位は真東、月齢21.2の月は高度角35°で 方位角は南より東に20°であって、太陽・月・薄明の誤認ではない。なおその後しばらくして寒冷前線が通過している。 震源不明の地震は4時25分にあったが、空電はなかった。(安井,1968より)・・・




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。