'11-08-05('12-02-07更新)
既報で記載しましたが、
「天変」は「大陽・宇宙からの粒子線(α線、β線、・・・)、電磁波(γ線、紫外線、可視光、・・・)、電離(スポラディック)層、大気(窒素、酸素、、水蒸気、CO2、水素、オゾン・・・)、エアロゾル(火山灰、砂塵、放射性塵、・・・)、残留放射性塵からの崩壊放射線、雲などの状態変化」と想っています。
(図拡大クリック)
(google画像検索から引用)
その中でも、地球表面の大部分を占める「海(水)」から主に蒸発して形成される「雲」の構造はオゾン層破壊ガス、温室効果ガスと並んで天変地異(気象異変)と関連していると言われています。
参考投稿:
地球上の「水」はどのように存在して循環しているかを整理
(・・・地球上に存在している「水」の97%が海水として存在し、淡水は残り3%であり、・・・淡水の多くは極地・氷河の氷や、大気中の雲や水蒸気として存在して、・・・)
しかし、それらが地表から大気圏のどのくらいの高さに存在していて、
どのように「天変」(気象異変)に影響するか個人的にはよくわかっていません。
雲については、既報から、おおよそ1200m高さまで観測されていますが、
単に「水」から形成されているのではなく、
1)火山灰、黄砂などに含まれる電荷を持つ風化塵詳しく見る>>
2)自然環境放射性物質からの風化塵詳しく見る>>
3)核実験、原発の残留放射性物質からの風化塵詳しく見る>>
4)宇宙粒子線 詳しく見る>>
エアロゾル、粒子線などが共存していると考えられています。
今回は、既報を参考にして、雲以外の物質が
おおむね垂直方向にどのような位置に存在しているか調べました。
1.宇宙粒子線
環境科学技術研究所
http://www.ies.or.jp/japanese/mini/mini_40a.html
(google画像検索から引用)
「・・・超新星爆発(隕石)、流れ星(彗星)、オーロラ(プラズマによる発光)などが発生して地球環境に影響を及ぼしますが、天体の衝突などによる隕石の落下などについては手の施しようがなく、文字通りの杞憂な空間であると想われます。
しかしながら、大気圏の「雲」と「ゲリラ雷雨」「地震」は密接に関係していると想われますが、大気圏(約100km)より上の宇宙空間の影響も大きいとも言われています。・・・」
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関連投稿:
地球温暖化の要因に係る記載(宇宙線と気候との関係)
「・・・『太陽活動が強ければ太陽磁場により、地球に降り注ぐ宇宙線の量が少なくなり、雲の量が減り、地球の気温が上がる。太陽活動が弱ければ、その逆に地球の気温は下がる』という事が成り立つ・・・」という。・
2.大気圏の上層(電離層)
電気の歴史イラスト館
(一部抽出しました。)
「電離層(Ionosphere)
「・・・ 大気圏には窒素や酸素などの気体があり、上空では太陽からの光線や宇宙線が飛んできて大気圏の上層部で気体を分解したり、電離したりするのですが、飛んでくる粒子などのエネルギーと大気の密度の違いによって、イオンと電子の密度が異なり、それが層状になっていて、これを電離層とよんでいます。
電離層は高度約80kmから500kmの間に存在し、電子密度の違いによって、下から順にD層(80km)、E層(100-120km)、F1層(170-230km)、F2層(200-500km)の4つに分けられ、・・・
電波は周波数が高いと電子密度の低い電離層を貫通し、減衰します。周波数が低いと電子密度の低い電離層でも反射します。・・・」
本文を詳しく読む
(google画像検索から引用)
3.電磁波(電波)
自然、人工、人為の電波、電磁波は上記電離層の下に存在。
関連投稿:
「水」とはどのようなものか?に係る記載
(マイクロ波(電波)による加熱ついて)
「・・・降雨がひどいとBSテレビ放送が見られなくなる経験をお持ちの方が多いと思います。水がマイクロ波を最も効率よく吸収する周波数は18GHz前後と言われています。
電子レンジの周波数が2.45GHz(2450MHz)に対し、BSテレビ放送周波数は約12GHzですから、電波が雨に吸収されてBSテレビ放送が見られなくこともご理解いただけると思います。放送電波は微弱ですから雨が加熱されることはありませんが、原理的には雨がBS放送電波を吸収して発熱しています。・・・」
図1 電磁波の応用と分類
4.大気
窒素、酸素、CO2など
冒頭の図から大気圏(~約100km)までに存在していています。
酸素と反応して生成される「オゾン」は有害紫外線を吸収していますが、
主に成層圏(約10km前後)に存在しています。
オゾン層について、その分布状態をgoogle画像検索から引用しました。
関連投稿:
エアロゾルに係る記載(オゾンへの影響について)
「・・・教えてgooによれば、
「・・・O2からO3が生じるときには紫外線が吸収される一方で、O3が分解するときには紫外線ではなく熱(赤外線)として放出されるため、全体としては「紫外線の吸収(+熱の放出)」になるということでしょう。
なお、O3の分解時の紫外線は、分解反応を起こすために必要な励起エネルギーとして使用されるものと思います。
(励起分も含めた余剰エネルギーは、分解反応後は熱として放出されることになります)・・・
紫外線にも種類があり(波長の違いによる)、オゾン生成の際とオゾン破壊の際に作用する紫外線は別の種類のもの・・・」という。
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5.有害エアロゾル
存在している高さおよび垂直方向の分布は不祥。
火山灰:山の高さと噴火規模によって変化するので一概には整理されないが、
新萌岳の噴火では数千メーターか?
砂塵(黄砂):約3000m前後か?(粒子径との関係あり)
「エアロゾル」に係る記載(その3:黄砂の粒度、組成)
「・・・ゴビ砂漠やタクラマカン砂漠などで、強い風のために多量の砂塵が空中に吹き上げられ、比較的低い高度(約3,000m)で移動して中国、韓国、日本等に降り注ぐことになります。・・・」
関連投稿:
「エアロゾル」に係る記載
(その14:空気中の塵埃の種類と粒子径について)
(上記以外の種々のエアロゾル)
放射性物質:黄砂などに吸着していれば、3000m前後???
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6.有害ガス
温室効果ガス、オゾン層破壊ガス、産業廃棄ガスなど
存在している高さおよび垂直方向の分布は不祥。
(分子量との関係あり)
オゾンなどと反応して吸着
「・・・地球規模で循環する西風により、アジア大陸から、様々な物質が立山など富山県に運ばれてくる。大陸からさまざまな物質が運ばれてくる概念を図1に示す。・・・
・・・」詳しく見る>>
関連投稿:
「エアロゾル」に係る記載(その7:黄砂中微小粒子)
「・・・ 岐阜県保健環境研究所報 第15号(2007)
「黄砂中の陰イオン・陽イオン成分濃度とその粒径分布について」によれば、
http://www.cc.rd.pref.gifu.jp/health/public/no15/oohira15.pdf
大陸からの黄砂時において,平均粒径0.6μmでは硫酸アンモニウムの存在が,また平均粒径4.8μmでは硝酸イオン濃度が高く,硝酸カルシウムや硝酸ナトリウムとしての存在が推察された。・・・」の記載から、
上図のCOx、POx、NOx、SOxなどは雲、雨に含まれる以外に、環境中の放射性物質などの微粒子と反応して微少な化合物粒子となっていると推察されます。
参考投稿:
雨の中の不純物を調べました。
(google画像検索から引用)
⇒アバウトですが、「天変」に影響している物質を整理しました。
今後は、これらを含有していると想われる「雲」(水)と宇宙粒子線、電磁波、崩壊放射線との反応によって、引き起こされる「天変」がどのように「地異」に影響するかを調べる予定です。