水徒然2

主に、水に関する記事・感想を紹介します。
水が流れるままに自然科学的な眼で解析・コメントして交流できたらと思います。

地震および津波に係る記載(その49:地震規模および発生数と季節との関連('12-10-01~ '13-04-30))

2013-05-04 | 地震・津波関連

'13-04-25投稿、05-04追加・更新

 既報地震および津波に係る記載(その47:地震規模および発生数と季節との関連の調査('12-03-01 ~ 09-30))に引き続いて地震規模および発生数と季節との関連を調べました。

 昨今、春になってから国内外で連発する中規模地震かな?と思っていますが

 既報の結果では、
 昨年3月、4月、5月は多かったようです。湿度が高い6月の地震が一番少ないか?と思っていましたが、予想に反して、台風などの影響で降水量が多いと想われる9月の地震が少ない結果でした。 
 
 いずれにしても、
周辺に水分が多いと地震規模が小さくなり、また発生回数も減るのだろうか?

 今回も過去の地震情報(tenki.jphttp://tenki.jp/)のM5>の各月の全ての地震の発生回数も調べました。
 なお、M5以上の地震の発生地域の詳細は引例で参照可能ですので、今回は国内の全発生件数とM5以上の発生回数を記載しました。
 なお、既報調査分の全地震回数には海外で発生した分が比較的規模の大きなM7以上の地震が含まれているので修正して今回調査に追記しました。
 
表  昨今連発する国内外のM5以上の中規模地震発生地域
              
('12-10-01 ~ '13-04-30
引例:http://bousai.tenki.jp/bousai/earthquake/entries?order=&desc=1     
*()内は地震回数

<既報>
'12-
3月(全331回 国内M5以上 9回
4月(全269回 国内M5以上 10回)
5月(全269回 国内M5以上 18回)
6月(全260回 国内M5以上 5回) 
7月(全246回 国内M5以上 7回)
8月(全246回 国内M5以上 12回)
9月(175回 国内M5以上 
1回

'12-
10月(全222回 国内M5以上6回
11月(全183回 国内M5以上8回)
12月(全202回 国内M5以上 10回)
'13-
1月(全203回 国内M5以上 6回) 
2月(全211回 国内M5以上 5回)
3月(全159回 国内M5以上 5回)
4月(全218回 国内M5以上 17回)~25日
4月(全238回 国内M5以上 18 回)
参考関連投稿:
地震および津波に係る記載(その50:原発周辺の福島沖で危険な兆候 巨大地震前の小康状態か?という。)(2013-05-04)

⇒今回の調査結果から、昨年の3月までは3.11の余震の影響で全地震回数が多かったと想われますが、今年の4月以降国内外を含めてM5クラスの中規模地震が多いと感じたことはデータ的に確認が取れたのではと想っています。
 改めて、地震は年から年中、押しなべて一様に発生するのではなく、北半球のわが国では春の3月から4月、5月かけて、環境中の水分量が少なく、所謂「五月晴れ」に象徴される「からっとした気候」に発生し易いのではないかと?推察されます。

 既報(その46:【注目】巨大地震の発生は環境湿度が低いと発生し易いのだろうか?)で推察した環境湿度の影響は
 既報(その48)で記載したように、地震前兆時の帯電エアロゾル発生は主に大気や地殻中に含まれる放射性核種から生成しているという大気プラスイオンの湿気に対する安定性によって、地震規模、発生数が影響されるのでは?と、
 すなわち静電気は一般的には湿気で消滅しますが、低湿度環境では環境放射能などエアロゾル超微粒子周辺に安定に帯電して大気圏に滞留することによって、電離(スポラディック)層の電子のバランス、オゾン層などさまざまな天変地異要因に影響するのか?と妄想しています。

 今回の一連の調査から、既報(その46)北半球で発生した巨大地震の発生例を見直してみると、9月7日(初旬)の千島列島沖の M 8.2、死者24名を除いては、9月など台風季には甚大な災害が少ないのだろうか??

ちなみに、昨今発生した中国 四川でM7地震
(2013年4月20日)では、2008年5月の四川大地震(M8.0 死者・行方不明者約8万7,000人という)と比べて、被災規模は小さいが、千島列島沖と比べてはるかに甚大であったようです。地震規模を示すM自体も震度計からの換算値であり、その地域の測定点、地殻・地質の状態によっては実際の地震規模を必ずしも的確に著していないことも推察されます。

地震防災訓練の日は9月1日(関東大震災)に加えて、3月1日も追加した方が個人的には、より実効が上がるのでは想われます。

 問題とすべきは、既報3.11前後に発生した中規模地震の発生地域の連動性(~’13-4-13)の整理で記載した昨今03-27台湾中部 M6.5 を皮切りに、海外で発生し続けているM5クラスの中規模地震の発生要因の対策なのかもしれませんが、今後、連動性など着目しなければと想われます。  

関連投稿:
地震および津波に係る記載(その42:太平洋プレート周辺地域での中地震に係る考察)
「水」とはどのようなものか?に係る記載(天変地異と水の性状変化との関係があるのか?)

 

 

 


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