水徒然

水に関する記事・記録・感想を紹介します。水が流れるままに自然科学的な眼で
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環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その19:「ホルミシス」と「ペトカウ」効果について)

2012-02-05 | 日記

 '12-02-05
既報(その17)で記載しましたが、「・・・
放射能(放射性物質)に汚染された排泄物、生活廃水などを含む下水汚泥、焼却スラグ、瓦礫などの埋め立てによって、今までの人為的(核実験、原子力発電からの漏洩)、および、風化的(天然のウランやトリウムを多く含む岩石などかの飛散)に上乗せされて、自然放射能は変化しています。」 
 人為的および風化的に拡散した放射能に汚染されたさまざまな物質の影響は避けられなく、人為的な汚染に対する最善なる浄化は何百年以上もかかる厄介なものと杞憂しています。

 一方、環境中の放射能、放射線の生体への影響として、
古くから「ホルミシス」効果「ペトカウ」効果が言われています。

Wikipedia記事検索によれば
ホルミシス効果(hormesis)とは、
「生物に対して通常有害な作用を示すものが、微量かつごく一時的であれば逆に良い作用を示す可能性のある生理的刺激作用のこと。・・・」

外部被爆による全身被災>
(クリックして拡大)

(google画像検索から引用)
・原爆、大量漏洩による瞬時の放射線、熱線
・環境中の放射性物質からの長期間の被曝
 
・環境中の放射性物質の身体への付着による炎症

しかし、少量の被ばくの場合、
・活性酸素消去酵素の活性
・ガン抑制遺伝子の活性
・DNAの修復
・免疫バランスの向上
・細胞膜流動性の向上
・ホルモンの増加
・血中コレステロール値の減少
・過酸化脂質の減少

Wikipedia記事検索によれば

ペトカウ効果 ( Petkau effect)と
は、
「液体の中に置かれた細胞は、高線量放射線による頻回の反復照射よりも、低線量放射線を長時間、照射することによって容易に細胞膜を破壊することができる」という現象である[1]。「長時間の低線量放射線被曝の方が短時間の高線量放射線被曝に比べ、はるかに生体組織を破壊する」[2]等とも表現され、また、文脈によりペトカウ理論、ペトカウ実験等と用いられることもある。」

内部被曝による体内での被災>(クリックして拡大)

 (google画像検索から引用)
・呼吸、飲料水、食物などからの蓄積

関連投稿:
・放射能、放射線の生体への影響
「・・・ 生体の場合は、外部被曝の場合、エネルギーが低い紫外線(電磁波)を例にとると解りやすいですが、表皮の細胞の組織を損傷します。もっとエネルギーの高いα線、β線、γ線、X線の場合は火傷のような傷害から被曝放射線量が大きく、多い場合は死まで至ります・・・」
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放射線に係る記載(後遺症)
エアロゾルとして空気中に浮遊している目に見えない放射能物質の微粒子が体内に取り込まれた場合の内部被曝について記載しました。全日本民医連「根底が崩れた原爆症「認定基準」」によれば、・・・」
主な毒性:
『次代を担う、エネルギー・資源』トリウム原子力発電3  
核化学反応におけるウランとトリウムの比較によれば、
http://blog.sizen-kankyo.net/blog
/2010/02/000684.html
 (図クリック拡大)


           (google画像検索から引用)

(参考)
環境中の自然放射線(引用:
http://www.ies.or.jp/ri_online/index.html
(一部抜粋しました。)
 空気からの放射線「・・・空気中にも、ラドンという放射性物質が浮遊しています。
ラドンは元々、地中に含まれているウランが何度も変化する過程でできる放射性物質です。
ラドンは、他の原子と化学結合しないため気体になり、空気中に出てきます。ラドンは呼吸によって、私たちの肺に入り放射線を出しています。 ・・・」
 建物からの放射線
 「・・・建物の建材に放射性物質を含んでいものがあるからです。特に、コンクリートは石や砂などを原料にして作られているため、地中と同様、カリウム-40、ウラン、トリウムなどの放射性物質を含んでいます。 ・・・」

 では、今までのわが国の自然放射線はどのようになっているのだろうか?

既報でgoogle画像検索から引用した自然放射線マップ以外を検索して
調べてみました。
 


        (google画像検索から引用)


地球上には数多くの自然高放射線地区が存在していますが、
 日本における平均放射線量が世界各地と比較して低く映りますが、
 

内部被曝への影響が全くないということではなく、 

ガンマ線(≒X線)、紫外線などの電磁波からの放射線による外部被爆体内に吸引・摂取した放射性物質の微粒子(主に、原発の漏洩放射性塵)のエネルギーの大きなアルファ線、ベータ線などの崩壊放射線による内部被曝とは異なり、微量なりとも、末永い注意が必要と個人的には思っています。
 <放射性崩壊例:クリック拡大>
本文を詳しく読む

自然放射能風化飛散した塵の吸引も影響するのか?
個人的には不詳につき、「ホルミシス」効果と「ペトカウ」効果に係る記載を調べました。

(転載開始)

『大線量よりも低線量が怖い放射能のペトカウ効果』

(一部抜粋しました。)
「・・・未曾有の放射能汚染が明らかになった途端、マスコミ各社は『自然界にも放射能はある』とか『レントゲンとか航空機でも被曝する』→『だから放射能は安全・安心だ』との不思議な印象操作を行った。
『放射能は怖くない。安全・安心』が正しいか間違っているか以前に、福島第一原発事故がレベル5からレベル7に変更されるまでは誰も主張していなかったのです。
特に原子力学会に所属する学者連中では誰もいない。
『放射能は怖くない。安全安心』とマスコミが主張しだすのは福島第一が二階級特進でチョルノブイリと同じレベル7になってからである。
中川准教授のDNA傷つけるラドン』は、マスコミや御用学者の放射線に『被曝しても大丈夫。安全で安心』ではなく、正反対の原発の危険性を40年間訴えていた京大の小出助教と同一意見で、放射線被曝は『天然ものでも放射線は例外なく危険。』である。
電離作用がある放射能は、その由来に無関係にすべてが危険なので出来る限る避けるべきなのです。
中川恵一東京大付属病院准教授は助からない末期がんの緩和ケアの責任者なのですが、発癌のメカニズムにDNAの放射線被害が大きく影響していると判断している。
生命の設計図のDNAが正しくコピーされれば人間は半年後には新品の体に作りかえれれているのですが、放射線でDNAが損傷する為に老化や癌の発症が起きる。
がん細胞は不死だが、正常な細胞はDNAのコピー回数に最初から限度が決められていて、必ず最後には死ぬ。
細菌などの下等生物では条件さえ良ければ無限に増殖していくので原則的に不死ですが、我々のような高等生物では『死』(一定の寿命)は初めから予定されている。
どれ程条件が良くても不死は無理で『生命の限界』(寿命)の原因は、地球上に天然に存在する放射線被害での不可避な『DNAの傷』なのでしょう。
45億年の地球が未だに持っている天然放射能の影響で時間の経過と共に、必ずDNAが傷つく。
長生きする巨大な象も1年で死ぬ小さなネズミも実は個体の一生涯の呼吸数や心拍数はまったく同じ数で、地球上の高等生物では一定の同じ原理が働いている。
生命の『傷ついたDNA』の再生の為に、必然的に我々生命全員の『死』が最初から約束されている。(放射線の総量ではなく活性酸素の総量であるとの説もある)
毎日新聞2011年12月25日『Dr.中川のがんの時代を暮らす』のDNA傷つけるラドンの意味は恐ろしくもあるが、とんでもなく大事で『生命とは何か』『死とは何か』との根本的な命題を含んでいる。
今の日本人は2人に1人が癌にかかり、3人に1人が癌で死にますが、こんなことは実はそんな昔からの話ではなくて極最近に起きた新しい話なのです。
福島原発事故に関連して、60年代にはビキニ水爆など大気圏内核実験を大量に行っていた影響で日本を含む世界中の放射能レベルが今よりも千倍も高かった。
マスコミ報道では『だから放射能は怖く無い。安全・安心』との無茶苦茶な意見が垂れ流されていましたが、半世紀後の現在の癌患者の大量発生がアメリカやソ連の水爆実験の放射能被害の影響である可能性は十分あるのでしょう。
喫煙者の肺がんも煙草自体ではなくてタバコの葉に付着している放射能が大きく原因しており、非喫煙者にいたっては、その肺がんの最大要因は放射能の被曝なのです。・・・」

本文を詳しく読む

(転載終了)

(個人的な見解)
放射能は既報の記載において、
・ペトカウ効果によって「・・・環境中に存在する超微細な放射性物質(砂粒が1mmとすれば、その1万の1以下の粒子)を体内に取り込んで、血液中、細胞組織内に滞留した微細な物質からの崩壊放射線による長期被曝による障害についてはまだ検証データもほとんどなく、解明もされていません。
 超微量でも超微細な粒子の影響については、放射性物質のエネルギーはE(エネルギー)=m(質量)C(光速)の2乗ということですから、油断大敵です。
 ナノレベルで、腎臓などで浄化されない(尿、汗として排出されない)程度の粒子(粒子径不祥)、
細かい水不溶性の物質の方が実証データがないだけにむしろ怖いかもしれません。・・・」
詳しく見る>>

 より厳格な食品、産業廃棄物などの正規の放射能含有基準を決めたとしても、所詮、「零」ではないので放射能被曝に対する適切なる防護、および体内にいかに滞留させないように、免疫性を高めて、後は生物学的半減期に任せるしかないと思われます。

巨費を投じて名目的な無駄な除染費用だけは避けたいものです。

 人為的な大元の発生源をなくして、ブラウン管テレビ、蛍光灯、プラズマテレビなどに適用れている拡散放射能に対する局所遮蔽などの水平展開を希望したいと思います。

    (google画像検索から引用)

 関連投稿(メモ):
内部被曝に係る記載(「がん」以外の放射線被曝例
内部被曝に係る記載(タバコの中のポロニウムによる発癌性について)
・ プルトニウムの影響
「・・環境中に存在していると厄介なプルトニウム化合物に係る記載を調べました。
プルトニウムは放射能毒性などが高く半減期も長いため、環境で監視が必要な人工放射性核種である。 気象研究所の大気降下物及び海水中のプルトニウムの研究は、137Csや90Srと比べてやや遅れて開始された。・・・」
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