山小屋だより

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ネパール・ヒマラヤトレッキング(その26)

2009-01-29 | 海外の旅

ゴラパニのロッジを出てから3時間のところです。
バンタンティという村でお昼にしました。
標高2220mです。
ゴラパニから800m降りてきました。
オレンジ色の花はマリーゴールドです。
各地でたくさん咲いていました。



これがレストランです。
左は大きく切れ込んだ谷になっています。
ここがタダパニからゴラパニに行く途中で見えた村のようです。
奥の部屋の中でしばらくいましたが、風が冷たかったので
別の部屋に移動しました。



食事ができるまですぐ近くの厨房に行ってみました。
コックさんが一生懸命何か作っています。
声をかけたら振り向いてくれました。
女性はここの人のようです。
こうやって行く先々で厨房を借りて食事を作ってくれました。
女性が作っているのはナンに似た食べ物です。
手でちぎって食べました。



食事を終えて再び歩き出しました。
かなり急な坂が続きます。
先ほど料理を作ってくれたコックが足早に追い越して行きました。
下のほうに2人のポーターが休んでいます。
次のロッジまで先行して待っていてくれます。





振り向いてみました。
標高が低くなると気温が上がってきます。
このあたりで13℃くらいでした。
山には雲がかかっています。
朝、あれほどきれいに見えたダウラギリやアンナプルナも
もう見えなくなっていると思います。
日本と同じく山の天気は変わりやすいです。



ニワトリも放し飼いです。
ひよこが足元まで歩いてきます。
母親が心配そうに見ていました。
日本で見るニワトリと少し違う感じがしました。





きれいに石が積まれています。
こんなところでのんびりと生活して見たいと思いました。
まるで春のような光が降り注いでいました。



長い下りがどこまでも続いています。
下に見える谷の反対側まで歩くようです。
人の姿が見えません。
みんな家の中にいるのでしょうか?




下から子供が歩いてきました。
声をかけたらこちらを見てくれました。
小学2~3年生くらいでしょうか?
少しはにかんだ顔がかわいかったです。





しばらく行くとたくさんの子供達が遊んでいました。
すぐ近くまで飛んできます。
棒を持って「チャンバラごっこ」でもしているようでした。
やはり声をかけたら集まってポーズをとってくれました。
どの子もよい顔をしています。
こんな環境で育てば「いじめ」などないと思いました。
体も強くなると思います。



家と家の間の狭い道を通ります。
決して立派な家ではありません。
でもこれで雨は充分防げるようです。
家の中から子供が顔を出してこちらを見ていました。
人が通るのが珍しいのでしょうか?



ほとんどが石を積んでできています。
ネパールには地震がないそうです。
これで充分持つようです。
ここで生活すれば足腰は強くなると思いました。




ロバがたくさんの葉っぱを乗せて上ってきました。
葉っぱはネマラといってイチジクの仲間だそうです。
家畜の餌にするといっていました。
自分で自分の餌を運ぶロバに感心しました。



昼を食べてから1時間です。
ここはウレリという場所です。
ここで休憩しました。
標高2000m、気温は13℃でした。
家はブルーのペンキで塗られています。
ブリーは水を現します。確かに水は豊富でした。
ここは食事や宿泊もできるようです。
目的地までもう少し歩きます。



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31 コメント

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良い山里の風景 (地理佐渡..)
2009-01-29 06:43:31
おはようございます。

道中、山の風景もさることながら、
人々の暮らしぶりをかいま見られ
るのがこれまた楽しみですよね。
自分もこういう旅をしてみたいなぁ
と、ついつい思います。

子供達の目がいいですねぇ。
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年の瀬ですね。 (marri)
2009-01-29 09:08:39
日本時間で12月30日位でしょうか?
急坂ですね。仮にこちらから登るとすればかなりきつい坂ですね。石ころの石段よく作られていると思います。どうやら大切な大切な生活道のようですね。

「自分で自分の餌を運ぶロバに感心しました」
あはは!ホント、ワタクスで言えばお酒を抱えて坂道を上がっている姿かな!こいつぁ~、チト堪らねぇ~なぁ^^!!!
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Unknown (mamarinn)
2009-01-29 09:40:37
急な坂道私には無理ですね。
子供達の笑顔ステキですね。
人見知りはしないのでしょうか?

それと自分の餌を運ぶロバけなげですね。

ハハハmarriさんはお酒抱えてか・・・・
さしずめ私は何だろう?
パット思いつかないわ。
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2000m (まよこ)
2009-01-29 11:03:54
山小屋さん今日は。
もう2000mまで降っていらしたのですね。
その差1000m 温度も13度と春の陽気に。

山々の近くにいて地震がない生活・・羨ましいですね。

質素な中にもほのぼのとした生活が垣間見ました。

それにしても大きく育ったマリーゴールドでした。
おミカンかと思いました。(笑)

水の町ブルー・・松山のミカン色のオレンジからブルーにしたら雨が降るかも・・・??。
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地理佐渡さんへ (山小屋)
2009-01-29 12:22:21
今日の新潟の天気は如何ですか?
こちらは曇っていてこれから雨が降るそうです。
ここの下りは長かったですが、いろんなものが目に入って飽きませんでした。
こんなところは日本にはないと思います。
子供達には言葉がわからなくても親しみを覚えました。
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マリーさんへ (山小屋)
2009-01-29 12:27:13
日本をでてから6日目です。
日本では12月29日でした。
帰るまでまだ3日あります。

日本の若者にも自分の餌ぐらいは稼いで欲しいですね。
このロバはなかなか立派でした。
坂の途中で待っていますから、お酒抱えて登ってきてください。途中で全部飲んだらダメですよ。(笑)
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ままりんさんへ (山小屋)
2009-01-29 12:32:47
子供達は棒を持って遊んでいましたが、私の姿を見ると集まってきました。
キャンディやチョコレートを欲しがるようでした。
癖になるとよくないと思い、上げませんでした。
お互い、手を振って別れました。

ままりんさんは膝を抱えて小鳥の番でもしていてください。お酒はマリーさんにお願いしました。(笑)
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まよこさんへ (山小屋)
2009-01-29 12:38:15
朝のプーン・ヒルから比べると1000m以上降りてきました。気温差も20℃以上になりました。

オレンジ色をしたマリーゴールド、背丈は1m以上ありました。やはり野生種のようです。
最初にカトマンズ空港に着いた時、この花で作ったレイを首にかけられました。
歓迎の挨拶のようでした。
強い香りがプンプンしていました。
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ロッジ (とくさん)
2009-01-29 16:39:11
こんにちは
トレッキングコースにロッジも、沢山あるように見受けられますが。
石積みの道や建物、石が無くてはならないような生活環境ですね。

ネパール人は自給自足の生活でしょうが、現金収入はトレッカーたちの落とすお金ですか。

子供たちも屈託ない笑顔ですね。

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Unknown (ひーちゃん)
2009-01-29 18:32:09
ロッジの脇の崖になっているのはミカンですか?
世界にはこんな暮らしもあるのですね
子どもたちの明るさが素敵です
日本の子どもたちよりのびのび育っているようです
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