津軽三霊峰（その８）

だいぶ降りてきてから振り返ってみました。
スキー用のリフトがみえます。
あのあたりから降りてきました。
雲が大きく手を振って見送ってくれています。
ススキのヤブからやっと開放されました。


ヤマハハコ

夏山で何度も会った花です。
群生する花ですが、ここではひっそりと咲いていました。
花はこれから咲くようです。
白い花びらがガラス細工のようでした。



ブタナ

降りる途中の足元にたくさん咲いていました。
名前はフランス名の「ブタのサラダ」から取ったそうです。
ヨーロッパからきた帰化植物で、本州から北海道にかけて
分布しています。
葉っぱがロゼット状でタンポポに似ているので「タンポポモドキ」とも
呼ばれています。
５月から１０月頃まで咲いているようです。



コウゾリナ

この花もタンポポによく似ています。
ホウや茎、葉っぱにも鋭いトゲがたくさんあります。
「剃刀菜」が転化してコウゾリナになったといわれています。
日本全国に雑草のように分布しているそうです。
花期が長く春先から秋まで咲いているようです。
大きく風に揺れていました。




ミネアザミ

津軽に来てたくさんみました。
最初は梵珠山で出会い、ふれあいセンターでミネアザミと書いた
写真がありました。
アザミの種類は多く、地方独特の呼び名もあるようです。


ヒレハリソウ

雑草の中から顔を出していました。
一般にコンフリーと呼んでいます。
昔は食用や薬草として利用したようですが、有毒だそうです。
ヨーロッパからの帰化植物で、牧草としても利用されたようです。
既に雑草化して、いろんなところで見かけます。
先端がクルリと巻いて次々に花を咲かせるところがムラサキ科の
特長だそうです。
白い花もありました。




遠くをみると入道雲が湧いていました。
クマが横になって手を振っているようでした。
ススキともよくマッチしています。
秋がそこまできているようですが、東北の秋は短いです。
その後には厳しい冬が待っています。




宿泊した「おおわに山荘」です。
駅から車で１５分くらいのところにありました。
頂上から１時間４５分で降りてきました。
ここで入浴し、朝食を頂きました。
１時間くらい休憩してから駅に向かいました。




大鰐温泉駅です。
奥羽本線の駅ですが、あまり乗り降りするお客はいないようです。
待合室も空いていました。
冬はストーブを囲んで津軽弁が飛び交います。
理解するには通訳が必要です。




１４：３５の特急が来ました。
秋田発青森行きの「かもしか」です。
仲間のほとんどが「大人の休日倶楽部」会員で、今回はこの特急も含めて
東日本の列車が￥１２，０００で３日間乗り放題でした。
指定券もこの金額でとれるそうです。
私だけ青森からまた夜行バスで帰ります。
みんなに手を振って別れを告げました。