山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

北八ヶ岳(その4)

2013-01-06 | 八ヶ岳
急登(1)

ここはかなりの急勾配です。
みんな必死に登っています。

急登(2)

この時期ここを歩くのは初めてです。
1月末から2月頃はもっと雪が深いです。

前の方から呼ぶ声がしました。
この先に踏み跡がありません。
ここから先頭に立って踏み跡をつけました。
しっかり固めないと後からくる人が登れません。

遠望(1)

途中で振り返ってみました。
遠くの山もよく見えます。
ダケカンバの枝が芸術的でした。


急登(3)

踏み跡をつけたので、下から登ってくる人も歩きやすそうです。
この中山峠越えがこのコース1番の難所です。
かなりガレているところなので、雪がないともっと
歩きにくい場所です。


遠望(2)

だいぶ登ってきました。
木の間から遠くがきれいに見えました。


最後の登り

最後の登りです。
ここを過ぎれば中山峠です。


急登(4)

下から一生懸命登ってきています。
雪山が初めてという女性はかなり苦労していたようです。
よい経験になったと思います。


中山峠

ここが中山峠です。
標高2410m、しらびそ小屋から標高差316mの登りでした。
小屋を出発して2時間10分の歩きでした。


登山道(1)

中山峠からこの方向に行くと高見石に着きます。
この天気なら中山展望台から木曽の御嶽山や乗鞍岳、また北アルプスも
きれいにみえたことと思います。


登山道(2)

こちらは反対側の方向です。
このまま進めば東天狗岳に登ることができます。

東天狗岳

みんなが中山峠に上がってくるまで少し時間がありました。
東天狗岳が見えるところまで行ってみました。
頂上がよく見えています。
左の稜線に沿って登ることができます。
頂上付近の気温はマイナス30℃くらいになります。
しっかりした装備が必要です。


黒百合ヒュッテ(1)

中山峠から下ってきました。
遠くに見える小屋は黒百合ヒュッテです。
東天狗岳に登るにはこの小屋に泊まってピストンするのが
一番一般的なプランです。


テント

小屋の前にテントが張ってありました。
冬はテントの中が寒そうに思えますが、意外と暖かいです。

黒百合ヒュッテ(2)

黒百合ヒュッテです。
朝、東京をでてくればその日のうちにこの小屋に
着くことができます。
右に大きな寒暖計があり、マイナス13℃を指してしました。
メンバーの何人かは手袋を3枚していてもジンジンして指の
感覚がないといっていました。
私は薄手の手袋でしたが、あまり冷たく感じませんでした。
小屋に入って30分くらい休憩しました。


天狗の奥庭

この上が天狗の奥庭と呼ばれているところです。
東天狗に登ったら、下りは天狗の奥庭を通ってここにでてきます。
既に何人か歩いた足跡がありました。
頂上付近は風が強いようで、雲が激しく右から左に流れていました。
さて、これから渋の湯に向かって下山します。