山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

雲取山(その4)

2012-12-08 | 奥多摩
雲海(1)

雲海が左から右に流れています。
幻想的な風景でした。

雲海(2)

少し左の方向です。
雲海が山を越えて流れています。

奥に見える山は飛龍山です。
最初はこの山を越えて奥多摩の丹波(たば)に降りる予定でした。
コースタイムで8時間30分です。
途中に登山道が悪いところもあり、場合によっては10時間くらい
かかるかも知れません。
この日の天気予報は午後から雨、夕方には激しくなるとのことでした。
この時期、雨の中を長時間歩くと体温を奪われます。

急遽、コースを変更して鴨沢に降りることにしました。
メンバーも快く了解してくれました。


登山道(1)

しばらくはなだらかな登山道が続きます。
ここで最後尾に着きました。
みんなの後ろ姿を撮りたかったからです。

※すぐ前を歩いている女性が金沢から駆けつけてくれた女性です。
はるばる遠路から参加してくれて嬉しかったです。
山荘ではストーブを囲んで日本酒を飲みながら、午後9時の消灯時間まで
山の話に花を咲かせました。



登山道(2)

再び、先頭を歩きます。
登山道の両側はシモで真っ白です。
ところどころ、凍っているところもありました。


登山道(3)

ガスが濃くなってきました。
右側に富士山が見えるハズですが、まったく見えなくなりました。
気温がぐんぐん低くなってきています。
天気が崩れる前兆のようです。


カラマツとマルバダケブキ

カラマツの紅葉も終わってしまったようです。
手前に見える枯れた穂はマルバダケブキの花のあとです。
細かい綿毛がたくさんできていました。


テント場

この右に「雲取奥多摩小屋」があります。
その近くのテント場です。
まだ、時間が早いのか撤収していませんでした。


ヘリポート

すぐ近くに「ヘリポート」があります。
緊急用のヘリポートで、「テントは張らないでください」という
注意書きがありました。


登山道(4)

なだらかな登山道が続きます。
ガスはますます濃くなってきました。


標識

分岐に着きました。
雲取山荘を出発してから1時間50分でした。
ここを右に行けば、巻き道を通って鴨沢に降りることができます。
時間があったので、七ツ石に登ることにしました。


登山道(5)

七ツ石山までの登山道です。
かなり急な坂道でした。


七ツ石山の頂上

分岐から約15分ほどで七ツ石山の頂上に着きました。
標高1757mです。
雲取山が標高2017mですから、270m低い山です。


遠望

晴れていればこの奥に富士山が見えます。
残念ながらご覧の通りでした。



分岐

我々は右から降りてきました。
左に行けば巻き道を通って先ほどのブナ坂に行くことが
できます。



七ツ石小屋

七ツ石小屋に到着しました。
先を歩いていた二人連れが鴨沢のバスの時刻を調べています。
ここに書いてある時刻は実際の時刻とは違っていました。
ここまでくれば先が見えています。
雨も何とか待ってくれていました。


※今日は忘年山行です。
山を歩いて温泉に入り宴会をして帰る予定です。
コメントへのお返事は遅くなると思いますが、ご容赦ください。