Unseasonable Shore

映画の感想を中心に、普通の生活をおくる30代ゲイの日々感じるできごと。

007 慰めの報酬

2009-01-27 13:36:37 | 映画
今回は今公開している映画「007 慰めの報酬」について。前作の公開が2006年だったので、2年半ぶりくらいになるんですよね。でも話の内容は前作から1時間後からはじまるんですよ。だから、かならず「復習」していった方がいいですよ(笑)。そうじゃないと話を思い出すまで時間がかかってしまいます。
ボンドのシリーズで、ほんとうの続編っていままでなかったから、それも画期的なのかもしれませんが、時間がかかりすぎの感じがいなめません(笑)。

前回の「カジノロワイヤル」で殺しのライセンスである「00(ダブルオー)」を取得したボンドですが、唯一愛した女性が自分を裏切っていたことのつぐないとして自ら死を選び、その彼女を影で操作していた謎の組織の男、ミスターホワイト、を捕まえたところで、前作は終わります。(詳しくはDVDで確認をお願いします)。

このミスターホワイトを護送して行く途中から、今回の物語がスタートするんですよ。そのカーチェイスがすごいこと!で、いざ尋問ってなったら・・・、MI6(ボンドが属している諜報機関)にも裏切りものがいて、ボンドたちを殺そうとしてくるんですよ。そこからのアクションもまたすごい(笑)!で、なんとかしまつすると、すでにミスターホワイトの姿は無いという状態。その裏切り者が持っていた紙幣の番号から、ある慈善団体「グリーンプラネット」の存在が見えてきます。この団体のCEOが今回の悪役ドミニクグリーンです。この悪役と手を組むことになるボリビアでクーデターをおこし、政権を握ろうとしているメドラード将軍に両親を殺されて、彼に復讐しようとしている娘のカミーユが今回のボンドガール。ボンドの復讐と彼女の復讐が柱となるわけです。

時代を映しているテーマが特徴のボンドシリーズですが、今回はエコをかくれみのにしながら、悪いことを考えているやつらが出てきます。これも今の時代だからこそですね。あと、「ドルは価値がさがっているから」なんてセリフが出るのもそうです。



くわしてくは、劇場でごらんになってほしいのですが、世界各地がで様々なことが起こります。でもね、結局「ミスターホワイト」は行方不明のままで、すっかり謎がとけるわけではないんですよ(笑)。ということは当然このネタで続編につながるんですよね。

ここで監督のお話を。今回の監督は僕の好きな映画を多数撮っているマークフォースターという人物。彼は「主人公は僕だった」「チョコレート」「ネバーランド」などの作品を撮っています。ですが今回はアクションの展開が見事です。ちょっと詰め込みすぎの感じもありますが、アクションがストーリーの一部にきちっとなっていると思います。

あと、今回も「M」役にジュディ・ディンチが出演しています。僕は彼女も好きなので、今回は出番も多くかっこよかったですよ。

今回、ダニエル・クレイグの水着シーンはなかったのですが、見事な上半身をみせています。でも恋人にするには・・・(笑)。大きなお世話ですよね(笑)
あと意外と足が細いのも発見でした。

カジノロワイヤルの時は、少し違和感があるボンドだと思いましたが、今回観て、これは新しいボンド映画として楽しめば、とてもいいことがわかりました(笑)。

ぜひ劇場でご覧になってください!何回もいいますが、よく復習してからですよ(笑)!