Unseasonable Shore

映画の感想を中心に、普通の生活をおくる30代ゲイの日々感じるできごと。

地球が静止する日

2009-01-04 10:07:01 | 映画
みなさん、新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

ということで、新年1発目は「地球が静止する日」です。このお正月にこれを含めて3本の映画を観てきました。あとの2本はまたこんど書きますね。

で、この映画1951年の「地球の静止する日」のリメイクです。もちろん当時はモノクロ映画でした。でも、内容はなかなか深くて、米ソの核開発に対する反論という映画だったんです。それが今地球温暖化や、資源の枯渇、など人類が直面しているこの状況にあてはめて、改めて人類に問いかける作品となりました。


ここで内容を少し。世界各国に謎の球体が出現。もっとも大きな球体がニューヨークのセントラルパークに降りてきます。そこから出現した宇宙人クラトゥーと巨大な人型ロボットのゴート。クラトゥーは人間の形へと変化し(キアヌリーブス)し、人間に対して話を始めます。地球を救うには人類が滅びることが必要だと。暴力や力でねじ伏せようとする人類には救いはないと。そんなクラトゥーを人類は薬物を使ってまで、助かる情報を得ようととしてしまうのですが、宇宙生物学者の女性(ジェニファーコネリー)が逃がしてしまうのです。そして、「人類も必ず変れる」と説得するのです。そうしている間にも、他の球体には様々な動物達が吸い込まれ、地球を離れていきます。そう、箱舟のように。ゴートが放った小さな虫によって、次々に破壊されていく人類が作った建造物。クラトゥーは女性科学者とその子供を通して、人類は変れるのではないかと感じはじめるのですが、もう人類滅亡は目の前に・・・


こういった内容です。まさに、地球のためにいま人類が何をすべきかということを考えさせる映画になりました。予告編からすると、派手な「アルマゲドン」的な映画ような気がしますが、非常に静かな映画です。こんな映画のようなことは起きないと思いますが、何億年も前から堆積してきた石油をたった数十年で使い果たしてしまうような、人類には何かしっぺ返しがあってもおかしくないなぁと感じました。ここまで、繁栄している人類にはやはり大きな責任があるような気がしてなりません。

好き嫌いが比較的でる映画ではないでしょうか。ぜんぜん、おもしろくないっていう人もいそうですね。

興味があればごらんになってみてください。キアヌリーブスのファンならもちろん観るべきですね(笑)。

僕はキアヌリーブスは好きなので、よかったですよ(笑)。でも彼は映画の時はいいのですが、私生活の映像は「なんで、こんな汚い?」って思ってしまいます(笑)。