高齢化悩む合唱団、17年ぶり単独公演 京都・向日

2018-02-05 10:16:48 | 会 party
 京都府向日市民でつくる「ホタル合唱団」が来月、2度目の単独コンサートを開催する。発足2年目に開いて以来、17年ぶり。現在は指揮や伴奏者を含めて16人で活動しており、高齢化が悩みの一つ。団員は「久しぶりのコンサートで合唱団を多くの人に知ってもらい、新たな仲間を迎えたい」と意気込んでいる。

 ホタル合唱団は2000年に発足した。当時、小学生以下の子どもで構成した合唱団が結成20周年の記念コンサートを開き、保護者らも一緒に歌声を響かせた。それをきっかけに大人たちが「中学生以上になっても歌い続けられる合唱団を」と考え、記念の舞台で歌った「とべないホタル」から名前を取り、活動を始めた。

 月に数回、市内のコミュニティーセンターなどに集まって練習しており、市民音楽祭や公民館の発表会に出場。日本歌声祭典にも予選から挑戦し、全国大会へ何度も駒を進めている。

 発足当初は40人ほどいたが、年を重ねるにつれて子どもたちが大人になり、団を離れていった。現在は20~60代が在籍しているが、多くは50代以上。若者を中心に団員を募る狙いもあり、2度目のコンサートを企画した。

 コンサートは2月4日午後2時から、島本町桜井3丁目の町ふれあいセンターで開く(参加協力券500円)。第1部は「僕ら色の青春を」で幕を開け、団の紹介を挟みながら「とべないホタル」などを披露。第2部では唱歌メドレー「ふるさとの四季」のほか、「翼をください」などを来場者と一緒に歌う。

 向日市内で今月上旬にあった練習には11人が参加。台本を基に通し稽古を初めて行うなど約7時間、歌い込んだ。団長の宇城隆さん(64)=同市上植野町=は「市民会館が閉館中なので、やむを得ず島本町での開催にした。歌は、まだまだ未熟。もっと練習しなければいけない」と強調する。

【 2018年01月30日 10時40分 】


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