![信号の点灯とともにコーンに当たらないようにハンドルを切り、空走距離を体感するお年寄り(長岡京市・長岡自動車教習所)](http://www.kyoto-np.co.jp/picture/2011/09/20110924111634unntennkousyuukai.jpg)
クラブは高齢者の交通事故防止を目指し、同教習所や向日町署などが5月に設立した。この日の講習は2回目で、府警交通機動隊の亀飼芳一巡査部長(55)が講師を務めた。
運転実験は直線コース上にコーンを置いて実施された。お年寄りが運転する車がコーンを通過すると同時に信号が点灯。運転者は信号の色に応じてすぐにハンドルを切るという手順で進んだ。
実際には、コーン通過からハンドル操作までにわずかな時間差があり、車が左右に動いた場所とコーンとの距離は、運転する人によってさまざま。お年寄りたちは車を降りて確認し、予想以上の距離の長さに驚いた。
亀飼巡査部長からは危険察知とブレーキ利用を関連づけて「すぐにブレーキを踏んだつもりでも、車は前に進んでいる。ちょっとしたよそ見が大事故を引き起こす」と注意を促された。
時速30キロで運転した場合、反応時間1・5秒で12メートル、2秒で16メートル、それぞれ車が進むことも教わり、一瞬で長距離に及ぶ事実を興味深そうに学んでいた。
【 2011年09月24日 11時16分 】
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