所蔵資料のデジタル化進む 向日市文化資料館

2010-09-10 14:22:48 | 歴 history
京都府向日市寺戸町の市文化資料館は、同館が所蔵する一部資料のデジタル化を進めている。閲覧希望への迅速な対応など資料公開の推進が目的だ。

 デジタル化しておくと、閲覧希望があった場合や検索の際、実物を出す必要がなく即座に対応できる。資料の劣化防止にもなるほか、展示パネルや冊子などを効率的に作成できる。

 こうした利点を生かし、資料の公開を一層進めようと、府の緊急雇用創出事業を活用して昨年度から作業を進めており、昨年度の約2万コマをデジタル保存した。

 本年度はアルバイト3人を雇用。対象資料は、写真などアルバイトでも扱いやすい平面資料。3人は、明治以降に撮影された名所旧跡の写真、社寺の絵はがきなどの印刷物、年中行事のスライドなどをスキャナーで保存していっている。12月まで作業を続け、できるだけ多くの資料をデジタル化するという。

 向日市文化資料館は「本年度末までに館内にパソコンを置き、デジタル化した資料のうち、まとまりのある資料がどれか一つでも、来館者に随時、見てもらえるようにもなれば」としている。

【 2010年09月10日 11時55分 】 京都新聞



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