初めての実、半分とられる 京都、植樹20年のセイヨウグルミ

2015-10-26 13:45:04 | 木 plants
 京都府向日市寺戸町のはり湖池近くにあるセイヨウグルミの木が今秋、植樹から20年たって初めて実をつけたものの、23個中13個が取られる被害があった。残りは地元住民が収穫、植えて新たな木を育てる予定だ。来年も実をつけるとみられるため、「珍しい木なのでそっと見守って」と呼び掛けている。

 セイヨウグルミは外来種で、在来種のオニグルミなどと比べて実が柔らかい。主にケーキに使用されることから「菓子クルミ」とも呼ばれる。

 地元の森安弘之さん(77)によると、50年ほど前までは多くのセイヨウグルミの木が向日市内に植えられていたというが、今では乙訓地域でも珍しいという。はり湖池周辺の景観を良くしたいと、森安さんが約20年前に植えた。

 9月上旬に初めて実がなったが、10月初旬に半分以上がなくなっていることに気付き、「果実をとらないで下さい」と記した看板を取り付けた。残りの実が落下し始めたため、森安さんが収穫した。

【 2015年10月22日 08時45分 】


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