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この日の神事に備えて氏子たちは、「勧請(かんじょう)縄」と呼ばれるサカキのしめ縄を鳥居などに飾り、「御供(ごく)」と呼ばれる握り飯を地元自治会館で早朝から住民総出で用意した。
当日は長法寺地区の女性2人が巫女(みこ)姿の「市人(いちんど)」として、拝殿で鈴を振って参拝者を迎えた。
本殿の神事に続くお千度参りでは、サカキを掲げた宮座「十三日講」の人たちを先頭に、家族連れなど数百人が本殿や拝殿の周囲を回った。
「弓講」で、羽織はかま姿の男性2人が片そでになって弓を手に的をめがけて力強く矢を放つと、見守る人たちから拍手や歓声が上がった。
豊かな緑に囲まれた小山に位置する走田神社は、平安期の「延喜式」に名が残る。周辺で高度成長期以降に住宅開発が進んだが、中世以来の旧家を中心に奥海印寺や長法寺地区の人たちが行事を受け継いできた。新住民も参拝したり準備に加わっている。
【 2014年01月14日 11時37分 】
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