ぎんぐの紅茶

紅茶初心者の奮闘記

抽出時間を変えて紅茶を入れる

2010年01月11日 | 紅茶を入れるまでの話
私にとって、サングマ農園 タリズムDJ-28 オータムディライトは、水出しはフルーツの香りがしておいしかったけど、ストレートは渋みの強い普通っぽい紅茶だった。
それを書いたところ、「量と抽出時間を変えてみては?」というアドバイスをコメントで頂いた。
何よりコメントで書かれている紅茶の味がおいしそう!
とても同じ茶葉とは思えない。
私もドライフルーツのような紅茶を飲んでみたい!

そこで、、サングマ農園 タリズムDJ-28 オータムディライトを、茶葉6g、お湯300cc、蒸らし時間4分で入れてみた。
水は都内某所の水道水。
わくわくしながらできた紅茶を飲んでみた。
…渋みがやや強く、紅茶らしい香りはあるけど、期待したフルーツの香りがない。
どうしてーー??
飲めないとなると、余計に燃える。
うー、絶対に私にとってのベストな抽出条件を見つけるぞ!

手っ取り早くベストな抽出条件を見つけるには、テイスティング作業が必要になる。
紅茶のテイスティングといえば、リンアンで紹介されている同じポット3つとカップ9個を使うやり方や、プロのテイスターのようにテイスティングカップをずらっと並べる方法が有名(?)だと思う。
ただ、これらを私がやるにはいくつか難点がある。

・同じポットが3つもない。
・同じカップが9個もない。
・キッチンにポット3つとカップ9個も置くスペースがない。
・テイスティングカップは何十個も持っていない(所持しているのは5個)。
・茶葉に限りがあること。

そこで、持っている5個のテイスティングカップと限りある茶葉で、ベストな抽出条件を見つけるべく頑張ってみた。

まず、用意した道具はこんな感じ(写真の端が切れていますが、参考程度にということで)。



左半分がテイスティングカップのセット、右上左の黒いものが0.1g単位で計れるデジタルスケール、右上右の白いものがタニタのキッチンタイマー。
右下が紅茶のメモに使っているノート。
あと、写真には写っていないけど、コップ1杯の水(口の中をリセットするために飲むもの)と、メモリつきのお玉(お湯を量って入れるため)を使う。

次にあらかじめ茶葉を量っておき、ティスティングカップに入れておく。
今回は、お湯300ccで茶葉4g(ジークレフがよく推奨する入れ方)、お湯300ccで茶葉3g(リーフルがよく推奨する入れ方)、お湯300ccで茶葉6g(頂いたコメントで推奨されていた入れ方)の3通りで、抽出時間を5通り(←ティスティングカップの数)に変えていく。

最初は、お湯300ccで茶葉4g(テイスティングカップ用に分量は変更)の条件で入れた。
写真は茶葉をそれぞれのテイスティングカップに入れ、お湯が沸くのを待っているところ。



お湯が沸くと、お玉でお湯を量り、だーっとテイスティングカップに入れていく。
入れ終わるとキッチンタイマーを蒸らす最大時間(6分)にセットする。
写真は茶葉を蒸らしているところ。



残り時間2分で1つ目のカップに紅茶を注ぐ(蒸らし時間4分)。
ちなみに紅茶はきっちり注がないと、薄めに入ってしまうので注意。
飲んで味の判別がつける。

タイマーが残り時間1分30秒をさした所で、2つ目のカップに紅茶を注ぐ(蒸らし時間4分30秒)。
飲んで味の判別をつける。

これを5個のカップ全てに行う。
カップとカップの間は30秒だけど、30秒あれば紅茶をカップに注ぎ、味を見るくらいなら余裕でできた。
合間に味の大体の感じもノートに記した。
写真は、全てのカップに紅茶を注ぎ味見も一通り済んだところ。



これを、お湯300ccで茶葉3g、お湯300ccで茶葉6gの場合も同様に繰り返す。
それぞれの場合の味の感想は以下の通り。

【お湯300ccで茶葉4g】
蒸らし時間4分→6分で30秒おきに入れた。
どれも全体的にぼんやりした味で、これってオータムナル?状態。
渋みは蒸らし時間4分~4分30秒になるにつれて強く、5分→6分のものは渋みが消えている。
甘さは蒸らし時間4分→4分30秒になるにつれて強く、5分→6分のものは甘さが消えている。
木の実っぽいほっくりした味もあるが、これも蒸らし時間4分~4分30秒になるにつれて強く、5分→6分のものは消えている。
このお湯の分量と茶葉の場合、蒸らし時間は4分30秒がベストかな。

【お湯300ccで茶葉3g】
蒸らし時間4分→6分で30秒おきに入れた。
全体的に渋みが勝っており、甘みはほとんどなし。
蒸らし時間4分→6分になるにつれて渋みが強くなる。
ただ、フルーツのようなかすかな香りが、蒸らし時間5分30秒→6分のものにする。
このお湯の分量と茶葉の場合、蒸らし時間は5分30秒がベストかな。
(蒸らし時間6分の場合は、渋みが強くてちょっと飲みにくい)

【お湯300ccで茶葉6g】
蒸らし時間3分→4分30秒で30秒おきに入れた。
前2つの入れ方に比べて、明らかに風味がはっきりする。
蒸らし時間3分→3分30秒は、渋みと酸味とフルーツ系の香りががつんとする。
レーズン入りの食パンの耳によく似た味。
蒸らし時間4分→4分30秒は、渋みがなくなるが酸味や香りもすべて薄くなる。飲んでいて水っぽく感じた。
このお湯の分量と茶葉の場合、蒸らし時間は3分がベストかな。
蒸らし時間3分30秒は3分よりも渋みが抑え目で、飲みやすくはあるけど折角の風味も消えかかっている感じだった。

【結論】
入れた範囲の中では(and私にとって)、この紅茶はお湯300ccで茶葉6g、蒸らし時間は3分がベスト。
レーズン入りの食パンの耳みたいな味がおいしい。
ただ、どの抽出条件でも甘さはほとんど感じられなかった。
何かしらの条件が悪いのか、私が悪いのか、何にしても残念(コメントを下さった方、ありがとうございました)。
(この茶葉、ウバマニアさんの感想もいいんだよね)


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サングマ農園 タリズムDJ-28 オータムディライト(紅茶レビュー)

2010年01月10日 | ダージリン
09年のオータムナル。リーフルで購入。

【商品説明】
金色の芯芽が見え隠れしているチョコレートブラウンの大きな茶葉は、しっかりと撚られ、ねっとりとした蜜のような甘い香りが香ばしさを伴って漂ってきます。
充分な発酵を経た味わいはフルーツがギュッと溶け込んだかのようにこっくりとして、ふくよかに広がり、ブーケのような華やかな香りと重なって優雅な余韻を残します。
深まりゆく秋のヒマラヤから贈られた至福の一杯です。

【入れてみた】
ストレート:茶葉3g、お湯300cc、蒸らし時間6~7分。
水出し:茶葉6g、水300cc、冷蔵庫で一晩。

【飲んでみた】
<ストレート>
口がぎゅっとなるような渋みが強い。
ほうじ茶っぽい味の下に紅茶らしい味もあって、とても味わい深い紅茶なんだけど…。
甘さとか華やかさはほとんどなし。
飲み終わって鼻に抜けるときに、かすかにフルーツのような香りがする程度。
渋み6に対してほうじ茶風味3、紅茶らしい風味1といった感じの紅茶。
商品説明で、派手なタイプの紅茶かな?と予想していたんだけど、外れちゃったなー。

<水出し>
フルーツ系の甘い香りが強くて、飲み終わるとマスカットの香りが鼻に抜ける。
味はほうじ茶の渋みだけを濃くしたような感じ。
でも、味より香りを強く感じる。
これは、かなりおいしい(渋みが苦手ならだめかも)。
どうしてストレートではこの味が再現できないのー?
コメント (2)
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シンゲル茶園 DJ-128(紅茶レビュー)

2010年01月09日 | ダージリン
09年のオータムナル。リンアンで購入。

【商品説明】
このシンゲル茶園の紅茶は、とろっとしたオータムナルの特徴的な美味しさを持ちながらもフルーティーさを持ち合わせ、そのハッキリクッキリした美味しさから、誰でもわかりやすい美味しさの紅茶になっています。
いくつものサンプルの中からシンブリー茶園とこのシンゲル茶園に絞込み、スタッフを含めて飲み比べた結果、圧倒的な支持を得て、2009年はこのシンゲル茶園を輸入しました。

【入れてみた】
ストレート:茶葉4.5g、お湯350cc、蒸らし時間5分(店推奨)
ミルクティー:ポットで入れた。茶葉はストレートティーの2倍。ミルクは普通の牛乳ではなく、牛乳:生クリーム:コンデンスミルク=3:1:1。
水出し:茶葉6g、水300cc、冷蔵庫で一晩。

【飲んでみた】
<ストレート>
紅茶をフライパンで炒ったのかと思うくらい焙煎風味が強い。
半分ほうじ茶みたいな味。
それにカンロの「紅茶茶館」のストレートティー味の飴に似た、こってりした甘さがある。
フルーティーさは味、香りともになし。
個性的でとても強い味の紅茶。
これは好き嫌いが分かれそう。

<ミルクティー>
ミルクに負けた…。
ミルクの味の下にほのかに紅茶の味がする。
もっと紅茶の味が強ければ、おいしいミルクティーになると思うけど、ダージリンにそこまでの強さを求めるのは酷だな。
ストレートで入れたときの味の強さから考えると、ミルクに負けないと思ったんだけど。

<水出し>
おいしい。
ほうじ茶みたいな焙煎風味が強く出ている。
ファーストフラッシュの水出しが緑茶の水出しに近いなら、これはほうじ茶の水出しに近いかな。
後味もすっきり。
紅茶飴のような甘さが控えめにするところが、ほうじ茶と違う所。
フルーツみたいな甘い香りも軽くする(←これが好き)。

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旬の台湾茶・ダージリン無料試飲会

2010年01月08日 | 紅茶関係のイベントレポ
私はダージリンの中では、オータムナルが一番好き。
初めて「紅茶っておいしいんだ」と感動させられたのが、04年のシンブリー茶園のオータムナルだったから。
マスカットの甘ーい派手な香りにびっくりした。
それ以来、ずっと「あんな紅茶が飲みたい」と探している。

そしたら、ルピシアで「旬の台湾茶・ダージリン無料試飲会」が開催されるとか!
「Tea for Life別館」さんを見て知りました)
勿論、ダージリンはオータムナル。
ええ、行きますとも!
万難排して行くぜーー!
コメント (2)
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代引き

2010年01月07日 | お茶色の日々
リンアンでオータムナルを代引きで注文。
届くのはもう少し先だと思っていた。

今日、私の携帯に留守番の義母から留守電が入っていた。

「さっき、あなた宛に代引きが届いたのよ。昨今、代引きで怪しい物が送りつけられるってよくある話でしょう?それでね…(ブツッ)」

いいところで留守電が切れてしまった。
それでどうした。
気になる!

するとメールが届いた。

「荷物の品名欄に『紅茶』とあったので、間違いなくあなたが注文したものだと判断して代引料金を払っておきました」

私の性格(趣味?)をよくご存じで…。
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福袋

2010年01月06日 | お茶色の日々
今年も福袋は買っていない。
買いたいけど、どうせ飲みきれないし。
その分のお金を気になるオータムナルに回したいし。

というわけで、福袋を買いたい気持ちをぐっと抑えてオータムナルを注文した。
私、よく頑張った!

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コーヒーを蒸らす間

2010年01月06日 | お茶のある風景(読み物)
私の職場の「給湯室」はポットが一つ、ゴミ箱が一つの簡素な物だ。
ポットの前にはカレンダーがかかっている。

いつものようにお茶を入れた。
今日は「モンカフェ」
カップがいっぱいになるまで、少し時間がかかる。
その間、目の前のカレンダーをぼんやり眺めた。

カレンダーは、幻想的なカナダの雪景色。
空は青いけど、霧がかかっている。
よく見ると、雪のふわふわ感や溶けかけの水たまりもある。
じっと見ていると、そこに自分がいるような錯覚を覚える。

私が職場でこうしている時、世界のどこかにこういう景色がある。
知床で熊が木を倒しているかもしれない(これは谷川俊太郎だったか)。
北欧でオーロラが舞っているかもしれない。
どこかに行ってしまいたい。
数日間私がいなくたって、誰も困らない。

このコーヒーを飲み終わったら、10日間の有休を出そう。
家に帰ったら20分で荷物をまとめ、パスポートを持って成田へダッシュ。
カナダへ行くにはどうしたらいいんだろう。
お金とパスポートさえあれば、何とかなるか!
エコノミーのフライトはきついから、座席は出入りしやすい通路側がいい。
飛行機に乗ったら、まず機内紙をチェック。
それから…

気が付くと、カップにコーヒーがいっぱいになっていた。
いつものようにカップを持って席に着く。
パソコンのロックを外し、仕事に戻る。

私には、できない。

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お正月の紅茶

2010年01月05日 | お茶色の日々
1月2日。7時50分。
携帯のアラームを止めて、のろのろと起きる。
夜更かしした頭が重い。
スポンジが詰まっているみたい。

真っ暗で冷えたリビングの暖房をつける。
PCのスイッチを入れる。
テレビのスイッチも入れる。
箱根駅伝のスタート前の選手たちの様子が映し出される。
今年も間に合った。
これだけは見逃したくない。
小さい頃から大好きな番組だから。

大急ぎでお湯を沸かし、茶葉を量る。
茶葉は「フグリ農園DJ-12 ティッピークローナル(ファーストフラッシュ)」。
マグカップにたっぷり入れよう。

茶葉を蒸らしている間に選手たちがスタートした。
今年も始まった。
頑張れー!

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紅茶の商品説明を読む

2010年01月03日 | 紅茶を入れるまでの話
リーフルで購入した「フグリ農園 DJ-12 ティッピークローナルはおいしかった。
感想も書いていて楽しかった。

私が感想を書く際は、参考として店側が書いた商品説明を添えることにしている。
今回、「フグリ農園 DJ-12 ティッピークローナルの商品説明を写していてふと気がついた。
この商品説明、他の紅茶に比べて妙に長い。
そして、随分力が入っているように感じる。

考えてみたら、私だって紅茶の感想を書く時はおいしいものには力が入るし、特徴がなかったりすると、どう書いていいか困る。
商品説明を書いている人だって人間だものね…。
増してリーフルみたいに沢山のダージリンを仕入れると、中には表現に困る茶葉だって出てくるだろう。

そこで、去年飲んだリーフルのファーストフラッシュの紹介文と、自分の感想をつき合わせてみた。
うん、結構いい線いっている。
私が感じた、リーフルの商品説明の特徴はこんな感じ(スペシャルティーとオーガニックは除く)。

----------------------------------------
・おいしい紅茶の場合、味についての説明が長い。
味にあまり特徴がなかったり、「?」な紅茶の場合は茶葉の形や水色についての紹介が長く、味自体の記述は短い。
もしくは、紹介文全体が明らかに短い。

・普通程度においしい紅茶の場合、味の感想が「グリニッシュ(これはファーストフラッシュの場合)」「フルーティな甘さ」「味わいある」「バランスの取れた」等の、他のダージリンでもよく使われる表現をつなぎ合わせて終わってしまう傾向がある。
逆にすごくおいしかったり、特徴のある紅茶の場合は、その紅茶にしかない表現が使われる。

・かなりおいしい紅茶の場合、「逸品」や「極上」等の最上級系の言葉が使われることが多い。
これは「○○農園の逸品」という制限つきの表現のことではなく、単に「逸品」と表現されているもののことである。
----------------------------------------

この法則から外れている紅茶も結構ある。
例えば「グムティ農園 DJ-1 マスカテル」は表現の割には「???」な感じだったし(「私にとっては」だけど)、「オカイティ農園 DJ-3」はあっさりした風味の紹介だけど、おいしかった。
でも、これってそれなりに参考になるんじゃ?とか思ったりする。
商品紹介を書く人も(プロだけど)人間だから、おいしかった紅茶なら自然に表現も変わるし、普通の紅茶なら一通りの表現程度にしかなり得ないよ。多分。

というわけで、リーフルが扱う09年オータムナルで「商品紹介を読んでみるにおいしいのでは?」という紅茶をピックアップ。
(スペシャルティーとオーガニックは除く)

・マーガレッツホープ農園 DJ-538 マスカテル
・サングマ農園 タリズムDJ-28 オータムディライト
・タルボ農園 DJ-726 マスカテル
・オカイティ農園 DJ-391 プレミアム(これは次点かな?)

少なくとも上3つは買って検証予定。
商品説明を読むなんて、紅茶を買い慣れた人には当たり前のことだろうけど、私には大発見(?)だったので書いておく。
ちなみに、今までは値段でおいしさを判断して買っていた…。

--------------------------------------
10.3.12追記
やっぱり、商品説明と実際の味はそれほど相関性はないかも…。
上であげた4つのダージリンのうち上3つを買って飲んだのだけど、タルボ農園がまあまあであとはあまりオータムナルっぽくなかったなあ。


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フグリ農園 DJ-12 ティッピークローナル(紅茶レビュー)

2010年01月02日 | ダージリン
【商品紹介】
銀緑色の芯芽が濃い緑の葉に浮かぶ、ファーストフラッシュティーならではの爽やかな茶葉です。
オレンジ色の水色も美しく輝き、紅茶の美味しさをそのまま映しているかのようです。
花のように甘く爽やかな香りと、グリニッシュで柑橘系のキレを持つ茶の味わいが溶け合い、イキイキとした印象を放っています。
瑞々しさの中にも重厚感さえ感じる早春の逸品。

【入れてみた】
茶葉3g、お湯300cc、蒸らし時間7分で入れた。

【飲んでみた】
入れるのが難しい!
紅茶って茶葉の量や蒸らし時間が多少ぶれても同じような味に入ることが多いけど、この紅茶には「おいしく入るポイント」がはっきりしている。
「おいしく入るポイント」から茶葉や蒸らし時間が外れていないと、ちょっとハーブっぽいマスカットの香りが強くのったおいしい紅茶になるけど、「おいしく入るポイント」から少し外れて入れると、あまり香りのしないつまんない紅茶となる。
この紅茶をおいしく入れるポイントはこんな感じかな。

・茶葉3gに対し、お湯は300cc弱で入れる。
お湯は多くても300cc。
それよりお湯が多いと、どれだけ蒸らしてもぼけたような味になる。

・蒸らし時間は7分。
それ以上長いと妙な苦味が強く出て、それより短いとぼんやりした味になる。

紅茶を入れ始めて5年。
入れるのにコツがある紅茶に初めて出会った。
今までも入れるのにコツがある紅茶には出会っていたんだと思うけど、入れる私が無頓着すぎたんだなあ。
反省。

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