先日、「サイコパス」というアニメを見た。
(あらすじはこちら。よく作り込まれた大人向けのアニメです。)
サイコパスは、近未来警察もの&容赦ない追い詰めがメインで、いわゆる萌え要素はない。
このハードなアニメの第15話で、紅茶が出てくるシーンが1つある。
Psycho Pass - 15 Part 1
(該当のシーンは、6分48秒から)
完全犯罪を犯し続ける槙島が、共犯者のスーパーハッカーに対して、自身について語る。
槙島の前には、紅茶と小皿に盛られたマドレーヌが置かれている。
槙島は、自身について語りつつ、マドレーヌを紅茶に浸す。
紅茶をゆっくり吸い上げるマドレーヌ。
そのマドレーヌを、一口食べる槙島。
何て変わった食べ方!
私だけでなく、紅茶好きなら絶対にそう感じるはず。
クッキーを紅茶(ミルクティー)に浸すのは、よく聞く食べ方だけど、マドレーヌを紅茶に浸して食べるなんて聞いたことがない。
マドレーヌと紅茶の食べ方にセオリーなんてないけど、やわらかいマドレーヌは紅茶と別々で食べたくなるし、それが普通じゃないかな。
その変わった食べ方を、わざわざしっかりと時間を取って視聴者に見せている。
つまり、このシーンは、わざと「マドレーヌを紅茶に浸させている」。
制作者はそこに、何らかの意味を込めている。
というわけで、調べたところ、このシーンはマルセル・プルーストの「失われた時を求めて」の名場面をなぞっているだろうと推測するサイトがたくさん出てきた。
「失われた時を求めて」では、「ふと口にした紅茶に浸したマドレーヌの味から、幼少期に家族そろって夏の休暇を過ごした記憶がよみがえる」シーンがある。
こんな風に嗅覚や味覚から過去の記憶が呼び覚まされる心理現象を、プルースト現象と言う。
(参考サイト:ローピーのちょっと得するサロン-FP・京都-)
この場面、絶対「失われた時を求めて」をなぞっているよ!
非常に考えられたストーリーのサイコパスで、何の前置きもなく「マドレーヌを紅茶に浸す」シーンが出てくるなんて考えられない!
というわけで、ちょっと主張してみたのでした。
・お茶が出てくる本&紅茶関係の本の紹介
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槙島の前には、紅茶と小皿に盛られたマドレーヌが置かれている。
槙島は、自身について語りつつ、マドレーヌを紅茶に浸す。
紅茶をゆっくり吸い上げるマドレーヌ。
そのマドレーヌを、一口食べる槙島。
何て変わった食べ方!
私だけでなく、紅茶好きなら絶対にそう感じるはず。
クッキーを紅茶(ミルクティー)に浸すのは、よく聞く食べ方だけど、マドレーヌを紅茶に浸して食べるなんて聞いたことがない。
マドレーヌと紅茶の食べ方にセオリーなんてないけど、やわらかいマドレーヌは紅茶と別々で食べたくなるし、それが普通じゃないかな。
その変わった食べ方を、わざわざしっかりと時間を取って視聴者に見せている。
つまり、このシーンは、わざと「マドレーヌを紅茶に浸させている」。
制作者はそこに、何らかの意味を込めている。
というわけで、調べたところ、このシーンはマルセル・プルーストの「失われた時を求めて」の名場面をなぞっているだろうと推測するサイトがたくさん出てきた。
「失われた時を求めて」では、「ふと口にした紅茶に浸したマドレーヌの味から、幼少期に家族そろって夏の休暇を過ごした記憶がよみがえる」シーンがある。
こんな風に嗅覚や味覚から過去の記憶が呼び覚まされる心理現象を、プルースト現象と言う。
(参考サイト:ローピーのちょっと得するサロン-FP・京都-)
この場面、絶対「失われた時を求めて」をなぞっているよ!
非常に考えられたストーリーのサイコパスで、何の前置きもなく「マドレーヌを紅茶に浸す」シーンが出てくるなんて考えられない!
というわけで、ちょっと主張してみたのでした。
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