チャイといえばこの本を思い出す。
主人公(作者)がツアーではなく、自分の足で各国を歩く旅行記?だが、独特の迫力がある。
主人公はインドに長いこと滞在するのだが、かなりの貧乏旅行なので
格安で食べ物を手に入れなくてはならない。
そこで重宝するのがチャイだ。
文中には何度もチャイが出てきて、いかに人々の食生活に根付いているものかわかる。
以下、「深夜特急3-インド・ネパール」(新潮社刊)より、その一例を引用。
インドの紅茶はこってりしたミルク・ティーが普通だが、駅売りのチャイはどちらかといえば薄目で、素焼きのぐい呑みのような容器に入ってくるため呑むとかすかに土の味がする。インドの人はチャイを飲み終わると、その容器を窓から叩きつけるようにして割ってしまう。私には素朴で魅力的な器に思え、もったいなくてどうしても割れなかったが、考えようによっては、大地のものを台地に戻すだけのことで、理にかなっていないことでもなかった。その一杯が三十パイサ、約十円。暑い車内でそれが唯一の水分の補給源だった。
(本文75~76ページ)
二人連れのヒッピーは一ルピーほど貸してくれました。これもあとで知ったのですが、一ネパール・ルピーは約二十円に相当します。したがって一杯十パイサのチャイは二円ということになります。物価の安いインドと比べても、確かに「安い!」と言わざるをえません。僅か一ルピーで、十杯ものおいしいミルク・ティーが飲めるのですから。
(本文123ページ)
これを読む私まで、暑くて埃っぽい空の下でチャイを飲んでいるような気分になる。
初めて読んだ当時は、チャイを飲んだことがなかったのだけど。
インド料理を専門とするお店には結構行くが、まだチャイを頼んでみたことはない。
近々大好きなインド料理専門店でチャイを頼んでみよう。
主人公(作者)がツアーではなく、自分の足で各国を歩く旅行記?だが、独特の迫力がある。
主人公はインドに長いこと滞在するのだが、かなりの貧乏旅行なので
格安で食べ物を手に入れなくてはならない。
そこで重宝するのがチャイだ。
文中には何度もチャイが出てきて、いかに人々の食生活に根付いているものかわかる。
以下、「深夜特急3-インド・ネパール」(新潮社刊)より、その一例を引用。
インドの紅茶はこってりしたミルク・ティーが普通だが、駅売りのチャイはどちらかといえば薄目で、素焼きのぐい呑みのような容器に入ってくるため呑むとかすかに土の味がする。インドの人はチャイを飲み終わると、その容器を窓から叩きつけるようにして割ってしまう。私には素朴で魅力的な器に思え、もったいなくてどうしても割れなかったが、考えようによっては、大地のものを台地に戻すだけのことで、理にかなっていないことでもなかった。その一杯が三十パイサ、約十円。暑い車内でそれが唯一の水分の補給源だった。
(本文75~76ページ)
二人連れのヒッピーは一ルピーほど貸してくれました。これもあとで知ったのですが、一ネパール・ルピーは約二十円に相当します。したがって一杯十パイサのチャイは二円ということになります。物価の安いインドと比べても、確かに「安い!」と言わざるをえません。僅か一ルピーで、十杯ものおいしいミルク・ティーが飲めるのですから。
(本文123ページ)
これを読む私まで、暑くて埃っぽい空の下でチャイを飲んでいるような気分になる。
初めて読んだ当時は、チャイを飲んだことがなかったのだけど。
インド料理を専門とするお店には結構行くが、まだチャイを頼んでみたことはない。
近々大好きなインド料理専門店でチャイを頼んでみよう。