goo blog サービス終了のお知らせ 

ぎんぐの紅茶

紅茶初心者の奮闘記

ティースプーンで紅茶を量る

2011年06月02日 | 紅茶を入れるまでの話
普段、0.1g単位のデジタル秤で茶葉を量って入れる私。
目分量で茶葉を量るなんて無理無理っ!

だけど、フォートナム&メイソンの「ロイヤルブレンド」(125g)を消費するうちに、2g(ロイヤルブレンドを飲む場合の1人分の量)の茶葉の量が分かってきた。
フォートナム&メイソンの紅茶缶は口が独特の形状をしているため(とはいっても、一般的な紅茶缶とほとんど同じ)、デジタル秤の上に置いた容器に、缶を傾けて茶葉を入れることが難しい。
構造上、口と缶の間に茶葉が残ってしまう。
なので、ティースプーンで缶から茶葉をすくいだして、秤の上に置いた容器に入れて量らざるを得ない。
秤の上の容器に入れた茶葉は二度と缶に戻さないので、スプーンですくう茶葉の量は真剣に見ることになる。

ロイヤルブレンドを飲み終わる頃には、秤を使わずにティースプーンで茶葉を量ることが多くなっていた。
味からすると、量に大きなぶれはなかったと思う。
不器用な私が、曲がりなりにも目分量で茶葉を量るようになるなんてね。
目分量で茶葉を量るなんて、紅茶を飲み慣れているみたいでかっこいい!なんて思ったりもした。

私は、紅茶に興味を持ち始めた当初から、紅茶屋さんの紅茶を買うことが多かった。
紅茶屋さんの紅茶は、ただの袋かジッパー付きの袋に入っている。
だから、いつも秤に容器を置いて、その容器に直接茶葉を入れる方法で茶葉を量っていた。
これだと茶葉は正確に量れるけど、目分量で茶葉を量ることはできなくなる。
だから、私が目分量で茶葉を量れなくても仕方がなかったのだ(正当化)。そんな必要がなかったから(負け惜しみ)。

ただ、ロイヤルブレンドを飲み終わったら、普通の袋に入っている紅茶屋さんの紅茶を飲み始めたので、目分量の量をすっかり忘れてしまった。
早く缶に入った茶葉をあけて、目分量の勘を取り戻さねば!


にほんブログ村 グルメブログ ハーブティー・紅茶へ
にほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紅茶と香り

2011年05月23日 | 紅茶を入れるまでの話
4月から今までの2ヶ月弱で、50gの「アリヤ, 2010-DJ101」(ルピシアで購入)、「フグリ農園 DJ-305 クローナルスペシャル」(リーフルで購入)、「マーガレッツホープ農園 DJ-527」(ルピシアで購入)を飲みきった。
感想はなし。
忙しくて感想を記す余裕がなかった。

この2ヶ月弱の間、あまりの忙しさに毎日疲れきって(私基準)、家に帰ったら仕事とは少しでも違うことをしたくて、一日に一度は紅茶を入れていた。
紅茶を飲むと、かつてのんびり紅茶を飲んでいた時間を連想した。

本や雑誌を読みながら、紅茶をちびちび飲んだこと。
子どもが寝てようやく自分の時間がきたー!と紅茶を入れたこと。
きれいな喫茶店で、紅茶を飲みながらぼーっとしたことetc.

身近に香水を付ける人がいると、香水のにおいだけでその人を思い出す。
ちょうどそんな感じで、紅茶の味と香りで反射的にのんびりした時間を思い出していた。
そして、のんびりした時間を過ごしていた時の気分に(少しだけど)なった。
その時間を味わいたくて、紅茶を毎日入れていた。

紅茶に興味を持ち始めた頃、紅茶「だけ」を飲んで優雅にくつろぐ人に憧れたものだけど、あれができる人は、普段から紅茶を飲む時の環境をそれなりに整えている人なんだろうな。
紅茶を飲む時はいつもテーブルウェアやお茶請け、音楽に凝っていたら、たまにそれらがなくても紅茶の味と香りだけで整えられた環境と気分を連想しそうだ。

味と香りと環境を整えて、優雅なお茶の記憶を積み重ねる。
そして味と香りだけで、優雅な気分を連想する。
ちょうど、香りだけで特定の人を連想する香水のように。
私の場合は、紅茶を飲むときは「のんびり&リラックス気分」が多かったので、それを連想してしまうのだけど。

でも、紅茶の味と香りでのんびりした時間を(多少なりとも)連想するまでに随分かかった。
(紅茶に興味を持ってから今までだから、7年弱?)
そんなに経験と記憶を積み重ねなくてはならないほど、私の紅茶経験&環境は貧弱なのね。
香水は、付けている人とにおいがすぐ結びつくのにな。


にほんブログ村 グルメブログ ハーブティー・紅茶へ
にほんブログ村

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紅茶の味を絵でレビューしてみた

2011年03月06日 | 紅茶を入れるまでの話
飲んだ紅茶の味を分かりやすく表したい。
そんな思いから、紅茶の感想をグラフ化してきた。
だけど、グラフ化は個々の紅茶の感想には向いてない。

例えばアーマッドのアールグレイ。
感想はこんな感じ。

----------------------------
セイロン系のかなりしっかりした紅茶味がベース。
香りはスタンダードなアールグレイだけど、多少石鹸のような人工的な香りがあって、それが惜しい。
味も香りも強めの紅茶。


----------------------------

感想としては悪くないと思うけど、やっぱり何だかわかりにくい。
もっと感覚的な方法はないかな。

というわけで、絵にしてみた。
上記のアーマッドのアールグレイはこんな感じ。



味と香りの比率は上下の面積で、強さは色の濃淡で示している。
グラフより分かりやすくなった…かな?

ちなみにアイスティーはこうなる(例はハロッズのアールグレイ)。



ノンフレーバーの紅茶ならこうなる(例は10年のセリンボン茶園 DJ-218)。



細かい要素は省いて、なるべくデフォルメ。
しばらくの間、個別の紅茶の感想にこの絵をつけよう。


にほんブログ村 グルメブログ ハーブティー・紅茶へ
にほんブログ村

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2010年オータムナル/ジークレフによる二重抽出法との比較(紅茶レビュー)

2011年02月28日 | 紅茶を入れるまでの話
二重抽出法とは、ジークレフより提案された新しい紅茶の入れ方のこと。
入れ方は以下のとおり(点線内引用)。

------------------

■ダージリン・アッサムFTGFOP1など、茶葉の大きなものの場合

1.茶葉5.0gにつき、150ccの熱湯を注ぎ、30秒抽出して、別の容器に移
します。
2.抽出した茶がらに、新たにもう一度150ccの熱湯を注ぎ、また30秒抽
出して1.の茶液の入った容器に注ぎます。
3.1.2の茶液が混ざったらできあがり。

------------------
これは気になる。
通常の入れ方と比べたら、風味はどれくらい違ってくるんだろう?

というわけで、通常どおり入れた茶葉と飲み比べてみた。
使用した茶葉は「2010年オータムナル/感想」で飲んだ2010年オータムナル19種類。

【条件】
<通常版>
・入れ方に表記のない茶葉は、茶葉2g、お湯150cc、蒸らし時間5分で入れた。
・リーフルで購入した茶葉は、茶葉1.5~2g、お湯150cc、蒸らし時間5分で入れた。
・ルピシアで購入した茶葉は、茶葉2g、お湯150cc、蒸らし時間5分で入れた(ルピシアの推奨に従っていない)。

<二重抽出法>
・ジークレフ推奨で入れた。

【比較方法】
「同じ茶葉を通常版と二重抽出法で入れた場合の違い」が知りたいので、同じ茶葉を通常版と二重抽出法で入れて飲み比べた。

【評価方法】
二重抽出法での味の評価を「2010年オータムナル/感想」と同様、グラフ化した(クリックすると拡大。★は二重抽出法で入れた場合好みだったもの)。



だけど、これでは「同じ茶葉を通常版と二重抽出で入れた場合の違い」が分からない。
そこで、このグラフと通常版のグラフを重ねてみた。
(「味(二重)」「香り(二重)」が、二重抽出法の数値)



グラフの長さは、味と香りの強さを表している。
この茶葉の場合、「二重抽出法の方が、香りと味がやや立っていて渋みも強く出ている。」となる。

このグラフを各茶園ごとに作成した。
グラフは長いので後回しにして、結論を先に書いておく。

【まとめ】
<二重抽出法そのものについて>
・茶葉のもつ特徴が前に出やすい。
・二重抽出法で化ける茶葉もあれば、通常通り入れる方が向いている茶葉もある。
・二重抽出法だと風味が良くも悪くもはっきりと変わる茶葉が多い。

<オータムナルを二重抽出法で入れた場合について>
・二重抽出法だと味が「渋み+紅茶らしい味+ほうじ茶っぽい焙煎風味」の組み合わせ(又はこの3要素のうち1~2要素の組み合わせ)になりやすい。味が単調になりやすいともいえる。
・二重抽出法だと、オータムナル特有の渋みが前に出やすい。
・通常とおり入れたときに感じるフルーツのような香りとか、弱い酸味等の微妙な要素は、二重抽出法にすると消えやすい。

<結論>
・二重抽出法は味が大きく変わる可能性が高いので、試してみる価値あり(特に薄い味の茶葉)。

波線以下は、各茶園ごとのグラフと感想。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
マーガレッツホープ農園 DJ-569 オータムマスカテル
二重抽出法だと焙煎系の渋い風味がメイン。
もともと風味が弱めと感じた茶葉なので、二重抽出法でも飲みやすい。



マーガレッツホープ農園 DJ-570 ティッピークローナル
二重抽出法でも渋さは出ず、マスカット系の香りのみが強くする。
冷めるとマスカット系の香りは消えて、ただの飲みやすい紅茶になる。
味と香りとも、二重抽出法の方が特徴が強く出た。



マーガレッツホープ, 2010-DJ563
通常どおり入れた時は単調な味の紅茶と感じたけど、二重抽出法で入れると他の風味もはっきり感じた。
二重抽出法の方が渋みが強く、紅茶らしい味が全面に出ている。



マーガレッツホープ農園 DJ-527
普通に入れた方が微妙な風味が感じられていい。
二重抽出法だと香りがないと感じるくらい、焙煎系の渋みと紅茶の味が出ている。



シンブリ農園 DJ-791 クローナル
二重抽出法での入れ立てはチョコみたいな甘さを感じるが、少し冷めると焙煎系の渋みが強く出た(グラフは少し時間がたったときのもの)。



ナムリン農園アッパー EX-581
二重抽出法だと、普通に入れたときに感じた緑茶だかほうじ茶だか分からない海苔茶漬けみたいな味がより強くなった。
普通に入れても二重抽出法で入れても、オータムナルらしくない紅茶。



アリヤ, 2010-DJ101
二重抽出法だと、マスカット系の香りも強いけど紅茶らしい香りも強い。
味も甘みがメイン。味と香りがけんかして不思議な風味に。
普通に入れた時の風味が、二重抽出法によって強く出ているともいえるのだけど。



タルボ, 2010-DJ644
二重抽出法だと、焙煎系の渋みが強く出る。
普通に入れるとフルーツのような香りや甘みが感じられて楽しい紅茶だったのに、二重抽出法で入れると、渋みメインの普通の紅茶になった。



タルボ農園 DJ-654 オータムマスカテル
二重抽出法での入れ立ては、すごく甘い香りがする。
少し時間がたつとほうじ茶っぽい味と渋みが前に出て、甘い香りが引っ込む。
香りの特徴が二重抽出法で強く出る。味はほうじ茶系渋みがメインのよくある感じになる。



タルボ農園 DJ-651 ティッピークローナル
二重抽出法での入れ立ては、強い焙煎香の後にかすかにフルーツっぽい甘いにおいがする(冷めるとただの飲みやすい紅茶になる)。
味、香りとも通常で入れたときと強さに大きな違いは感じられない。
私はどちらで入れたものも好きだけど、二重抽出法の方が「渋み+ほうじ茶っぽい焙煎風味」というありがちな味なので、通常版の方が好み。



タルボ農園 DJ-653 オリエンタルムーン
二重抽出法で化けた茶葉。通常版と風味の印象がまるで違った。
入れ立ては木の実系のほっくりした甘い香りが強い。
時間がたつと、焙煎系の味がメインのスタンダードなオータムナルに。



キャッスルトン農園 DJ-375オータムスペシャルチャイナ
二重抽出法で化けた茶葉。通常版と風味の要素が全然違う。
ほうじ茶っぽい焙煎香にマスカットのようなフルーツっぽい香りがかぶる。
アンバランスだけどそこがいい!
冷めると渋みががっつり出るのも特徴。



フグリ農園 DJ-305 クローナルスペシャル
二重抽出法で入れた方が、味が強くて飲み応えがある。
渋みも良い感じに出ている。
通常版が薄めで物足りない味わいなので、余計に良く感じるのかも。



ジュンパナ・アッパー, 2010-DJ181
二重抽出法の方がやや甘みがあり、緑茶のような香りもある不思議な味の紅茶。
クセが強いともいえる。
二重抽出法の方が通常版より味が薄めの珍しいタイプ。



サングマ農園タールザム DJ-59 クローナルエニグマ
二重抽出法で入れても通常版で入れても、風味の強さの差はさほど感じない。
味は、二重抽出法にありがちな「渋み+紅茶らしい味+ほうじ茶っぽい焙煎風味」の組み合わせ。
通常版の方が変化があって好み。



サングマ農園タールザム DJ-57 クローナルワンダー
二重抽出法で一番化けた茶葉。通常版で入れたときと、印象が全く違う。
チョコレートみたいな味としかいいようのない強い甘さがいい。
グラフは「あえて各要素に分解してみたら」というものであり、飲むと「紅茶のチョコみたい」という印象。
とにかく甘い。



オカイティ農園 DJ-400 エメラルド
通常版で軽く(?)感じた緑茶風味が、二重抽出法で入れると全面に出た。
渋みも(飲みにくいほどではないけど)強い。



グームティ農園
二重抽出で入れると、ほうじ茶っぽい焙煎味がしっかり出た。
二重抽出の方が、茶葉の特徴がはっきり出ている(味と香りの構成要素を多く感じる)。
ただ、味が二重抽出のオータムナルに多かった「渋み+紅茶らしい味+ほうじ茶っぽい焙煎風味」の単調なものになった。



セリンボン茶園 DJ-218
通常通り入れた方が、味も香りも強い珍しいタイプ。
この茶葉は、二重抽出より通常通り入れた方が、オータムナルっぽくて好み。



【最後に】
「私が感じた味」が少しでも伝わりますように。
時間ができたら、ジークレフに行って二重抽出法の紅茶を飲んでこよう。


にほんブログ村 グルメブログ ハーブティー・紅茶へ
にほんブログ村

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2010年オータムナル飲み比べ

2011年02月21日 | 紅茶を入れるまでの話
今年のオータムナルは出来が悪く、仕入れを見送った業者さんもいるとか。
オータムナル好きの私はがっかりだけど、見方を変えれば「日本に来たオータムナルを制覇できる年」かもしれない!

というわけで、都内店頭で手に入ったオータムナルを飲み比べてみた。
シンブリー農園のウーロンや、タルボ農園のホワイトシャイニーのようにオータムナルの味がしなさそうなものは除外。
それでも、買い漏らしがあるけれど(リーフルの一部とか各メーカーから出ているものとか)、そこは許容範囲(というか全部制覇はやはり無理)とした。
以下、私のファーストインプレッション(もう少し飲むと感想も変わるかも)。

---------------------------------------

【条件】
・入れ方に表記のない茶葉は、茶葉2g、お湯150cc、蒸らし時間5分で入れた。
・リーフルで購入した茶葉は、茶葉1.5~2g、お湯150cc、蒸らし時間5分で入れた。
・ルピシアで購入した茶葉は、茶葉2g、お湯150cc、蒸らし時間5分で入れた(ルピシアの推奨に従っていない)。

【評価方法】
0.評価値は5段階。5が一番強く(舌や鼻に残るほど強い)、3が普通(飲み進めても味と香りが楽しめる程度にはっきりしている)、1がとても弱い(飲んでかすかに感じる程度)。

1.紅茶を飲んだ時に、「味と香りのどちらを強く感じた紅茶か」を記す。
例のマーガレッツホープ農園の茶葉の場合、味の強さは普通程度、香りは普通と言い切るには少し弱かったので、味が3、香りが2.5。



2.その味と香りの中で、「何の要素が一番印象に残った紅茶か」を記す。
例のマーガレッツホープ農園の茶葉の場合、甘さが強く、紅茶の味もそこそこあり、後味に渋みを軽く感じたので、「紅茶らしい風味は2、甘みは4、渋みが1」、香りは「紅茶らしい香りと木の実のようなほっくりした香り」が普通に同じくらい香ったので「紅茶らしい風味が3、木の実のような香りが3」。



3.1で全体的な印象として評価した「味が3、香りが2.5」を、2の評価値の割合に応じて振り分ける。
例のマーガレッツホープ農園の茶葉の場合、全体評価の「味が3、香りが2.5」を式(甘みの場合、4/(2+1+4)×3=1.71。小数第2位まで)で各種項目に振り分けている。



4.1~3の作業を飲んだ紅茶すべてに繰り返す。



5.挿入タブを選択→グラフの横棒選択→円柱(積み上げ横棒)選択。
なお、使用したソフトはExcel。



6.以下のグラフが現れる(クリックすると拡大)。
味と香りの棒の長さは、それぞれの強さを表している。
今回は「5=非常に強い」の数値の茶葉がなかった。



※表中の記号について
 ★★:個人的にかなり好きな茶葉
 ★ :★★ほどではないけど、個人的に好きな茶葉
  L :リーフルで購入
 Lu:ルピシアで購入
 T :TEEJで購入

【各茶葉の感想(文章による補足)】
マーガレッツホープ農園 DJ-569 オータムマスカテル(リーフル)
かつてのマーガレッツホープ農園のオータムナルと比べると、風味は軽め。
バランスはとれている。

マーガレッツホープ農園 DJ-570 ティッピークローナル(リーフル)
マスカットに近いフルーツの香りがはっきりする。

マーガレッツホープ 2010-DJ563(ルピシア)
紅茶らしい味としか言いようのない紅茶。
飲みやすいけど、渋みや甘み等の突出した特徴がないだけに単調に感じる。

マーガレッツホープ農園 DJ-527(TEEJ)
ごく普通にマスカットに近いフルーツの香りがする。
味がやや薄めなので、もう少し味が強くて甘いと嬉しい。ストレート推奨。

シンブリ農園 DJ-791 クローナル(リーフル)
スタンダードな飲みやすい系の紅茶。
似た感じの「マーガレッツホープ 2010-DJ563」に比べると、セカンドフラッシュに近く味も強い。

ナムリン農園アッパー EX-581(リーフル)
海苔茶漬けみたいな不思議な味。滋味というのかも。

アリヤ 2010-DJ101(ルピシア)
刺すようなマスカットっぽい香りが特徴的。
味が弱めで特徴がないだけに、余計に香りが際だっている。

タルボ 2010-DJ644(ルピシア)
試飲会で飲んだときは一番好みと思った紅茶。
オータムナルの要素をあれこれ詰め込んだような茶葉。

タルボ農園 DJ-654 オータムマスカテル(リーフル)
上の644と同じく、オータムナルの要素をあれこれ詰め込んだような茶葉。
オータムナルらしい、甘くて紅茶らしい味もしっかりする。
ただ、マスカットっぽい甘い香りが644ほど香らない。

タルボ農園 DJ-651 ティッピークローナル(リーフル)
味の強い紅茶。
渋みが最初にがつんときた後、甘みと紅茶らしい味がやってくる。

タルボ農園 DJ-653 オリエンタルムーン(リーフル)
紅茶というより、ウーロン茶みたいな味と香り。
香りはやや強め。

キャッスルトン農園 DJ-375オータムスペシャルチャイナ(リーフル)
香りより渋みが強く前に出た、オータムナルらしい紅茶。

フグリ農園 DJ-305 クローナルスペシャル(リーフル)
下の「ジュンパナ・アッパー」を全体的に軽めにしたような味の紅茶。

ジュンパナ・アッパー 2010-DJ181(ルピシア)
石灰系としか言いようのない味がかなり前に出ていたけど、不思議と不快でなくて、それなりにおいしく感じた。

サングマ農園タールザム DJ-59 クローナルエニグマ(リーフル)
渋みと甘みがそこそこ強くて飲み応えがある。
紅茶らしい甘い香りと後に残るマスカットな香り(ほんとにマスカットな香り)がいい。

サングマ農園タールザム DJ-57 クローナルワンダー(リーフル)
上の「サングマ農園タールザム DJ-59 クローナルエニグマ」と違い、石灰系の味と木の実のような香りがメイン。

オカイティ農園 DJ-400 エメラルド(リーフル)
オータムナルなのに、緑茶っぽい独特の味。
後味にハーブっぽい香りが残る。
変わった味の紅茶だけど、個人的にはそこが好み。飲んでいて楽しい。

グームティ農園 DJ-137(TEEJ)
水色の濃さにびっくり。
風味は見た目ほど強くなく、紅茶らしくて飲みやすい。

セリンボン茶園 DJ-218(TEEJ)
2口目の緑茶というか、ファーストフラッシュみたいな草っぽい味にびっくりした。
でも2口めからは普通の紅茶だった。

【最後に】
今回飲んだオータムナル(床に直置きだけど)。
オータムナルは在庫のうちに入らない。





にほんブログ村 グルメブログ ハーブティー・紅茶へ
にほんブログ村
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

硬度を変えて紅茶を入れる

2011年01月23日 | 紅茶を入れるまでの話
アールグレイを飲むと、香りの強さとクセに悶絶することがある。
食品じゃなくて洗剤のにおいでは?!とか、人工的なにおいが強すぎる!とか…。
そういう紅茶が外国のメーカーだと、「外国の紅茶はにおいも味も出にくい硬水で入れるよう作られているから、日本の軟水には向いてないんだ。外国で飲んだらおいしいんだろうけど。」と諦めに似た気持ちになる。

ん?ちょっと待って。
本当に「香りのきつい外国メーカーのフレーバー物は、外国の硬水で飲んだらおいしくなる」の?
香りの強さとクセで悶絶したアールグレイでも、外国の硬水で入れたら好みの香りになるの?
それって、私の思いこみじゃない?

確認してみた。
長いので結論を先に書いてしまうと、以下の2つ。

1.アールグレイの場合、硬水で入れようが軟水で入れようが、香りの強さは変わっても特徴は変わらない。
軟水で強く感じる人工臭さやクセは硬水でも健在。
だから、日本で飲んで苦手と感じたアールグレイを海外で飲んでも、苦手と感じると思われる。
(硬水の方が紅茶の味も香りも抑えめになるので、全く飲めなかったアールグレイが何とか飲めるくらいにはなるかな)

2.硬水は水の味の方が強く出て、紅茶の味はあまり出ない傾向がある。
香りは(軟水に比べれば)硬水の方が弱く出る。


点線以下は確認した過程を記したもの。
------------------------------------------

【条件】
1.使う茶葉(香りが強いと言われるフランスメーカーをメインにした)
 ・アーマッドのアールグレイ
 ・フォションのアールグレイ
 ・マリアージュフレールのイングリッシュアールグレイ
 ・ダマン・フレールのグールース

2.水


(画面右から)
 ・コントレックス:超硬水(硬度1551)
 ・パラディーゾ:中硬水(硬度290)
 ・NATIA:やや軟水(硬度110)
 ・(写真には写っていないけど)水道水:軟水

3.入れる条件
 ・ティーバッグ1つ又は茶葉2gにつき、お湯150cc、蒸らし時間3分

4.その他
 ・コンロの口?は2つしかないので、用意した4種類の水を同時に沸かすことができない。味見に時間差が多少生じるけど、水が少なくあっという間に沸くのでまあいいかということで。

【入れてみた】
アーマッド


この紅茶は水道水で入れると、スタンダードなアールグレイの香りがかなり強く、味も紅茶の味(セイロンのブレンドっぽい)が強く主張する。

《硬度の高いパラディーソとコントレックスで入れると…》
紅茶の味以上に水の味(野菜スープっぽい滋養のある味)が強い(特にコントレックス)。
もとは味が強い紅茶なのに、味は意外と出ていない。
香りは入れ立ては軟水と同じくらい強いけど、冷めるにつれて飛ぶのも早い。

《硬度の低いNATIAと水道水で入れると…》
硬水と違い、水の味はなく紅茶の味だけを感じる。
また、香りの特徴(スタンダードなアールグレイの香り。多少人工くさい)は硬水・軟水とも変わらない。

《全体的な感想》
硬度が高くなると水の味が強くなり、香りが飛びやすくなる。
だけど、香りの特徴そのものは軟水も硬水も変わらない。

フォション


この紅茶は水道水で入れると、味が薄めでクレヨンのにおいが強めの紅茶。後にかすかに柑橘系の香りがする。

《硬度の高いパラディーソとコントレックスでいれてみると…》
紅茶の味はほとんど出ていない。
特徴的なクレヨンのにおいとかすかに残る柑橘系の香りは変わらない。
冷めるにつれ、香りが飛ぶのが早い。
また香りについては、単体で飲むと強く感じるが、水道水と飲み比べると弱いのがはっきりと分かる。

《硬度の低いNATIAと水道水で入れると…》
パラディーソとコントレックスと比べると、紅茶らしき味が出ている。
香りについては、パラディーソとコントレックスで入れた物と比べると、強いのがわかる。
また、特徴的なクレヨンのにおいは変わらない。

《全体的な感想》
硬度が高くなると味が薄くなり、香りも抑えめになる。
だけど、香りの特徴そのものは軟水も硬水も変わらない。

ちなみに下がフォションの水色。
右に行くにつれて硬度が高くなる。



イングリッシュアールグレイ


この紅茶は水道水で入れると、香りは人工的な花の香りが強く、ベルガモットの香りは控えめにする程度。
「イングリッシュ」という名前から、紅茶の味が強いタイプのアールグレイかと思っていたけど、薄めで拍子抜け。

《硬度の高いパラディーソとコントレックスでいれてみると…》
コントレックスの場合、紅茶の味はあまり出ておらず、水の味(スープみたい)が強くする。
パラディーソの場合、紅茶の味も水の味も出ていなくて、「水ではない味のする何か」を飲んでいる感じ。
香りは軟水で入れた物に比べれば弱いけど(でも単体で飲むと強い)、紅茶の味も弱いので香りをはっきりと感じる。

《硬度の低いNATIAと水道水で入れると…》
パラディーソとコントレックスより、味がしっかり出ていて紅茶の渋みまで感じる。
香りの強さや特徴は軟水、硬水とも変わらない。

《全体的な感想》
水の味は硬度が強くなるにつれて、強く出る。その分、紅茶の味は出なくなる。
香りは硬度が強くなるにつれて、香らなくなる。
だけど、香りの特徴そのものは軟水も硬水も変わらない。

ダマン・フレール


この紅茶は水道水で入れると、薬草のような香りが強く、柑橘系の香りが多少する程度。
人工っぽいにおいもかなり強い。
味は薄め。

茶葉の残量の都合上、コントレックスとNATIAでのみ入れた。

《硬度の高いコントレックスで入れると…》
紅茶の味はあまり出ず、水の味(スープみたい)が強く出る。
香りは、特徴的な薬草のような香りと人工っぽいにおい、かすかな柑橘系の香りはそのままで、軟水より弱いだけ。

《硬度の低いNATIAで入れると…》
コントレックスで入れた物に比べると、より紅茶っぽい味が出ている。
硬水で入れた時はかすかだった柑橘系の香りが、ちょっと強くなっている。

《全体的な感想》
硬度が高くなると茶の味も香りも出にくくなる。
だけど、香りの特徴そのものは軟水も硬水も変わらない。

ちなみにコントレックスとNATIAの水色はこれ(右がコントレックス)。



------------------------------------------
<付け足し>
硬水で入れたアールグレイは、香りは軟水よりも抑えめで、味は水の味がメインのため、「食品」というよりは「飲むお香」という感じだった。
香りがメインの紅茶は、食品と捉えちゃいけないのかも…(遠い目)



にほんブログ村 グルメブログ ハーブティー・紅茶へ
にほんブログ村

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アールグレイを飲んでみる(紅茶レビュー)

2011年01月02日 | 紅茶を入れるまでの話
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
新年らしく夢を叶えた(?)記事にしてみました。

---------------------------------------
【私の夢】

私の夢。
それは「世界中の紅茶を全部飲んでみたい!」。
だけど、それは金銭的にも体力的にも叶えるのは難しい。

でも、的を絞ったらどうだろう。
農園ものの紅茶を全部飲むのは不可能だけど(シーズン毎に新しい紅茶が出るし、茶園はものすごく多いし)、メーカー物に限定して種類も絞ったら?
…というわけでやってみた。

対象はメーカー物の紅茶。
種類は、どのメーカーにもありそうな「ダージリン」か「アールグレイ」。
私は「アールグレイ」に的を絞ることにした。
各メーカーから出ている「ダージリン」は、私がおいしいと思うダージリンからかけ離れた味が多くて、点が辛くなりそうだったから。

記事にアップするのは、メーカー数を15以上、紅茶数が25以上になったらOKとした。
また、入れ方は特に指定のない限りは、お湯150cc、茶葉2g(またはティーバッグ1つ)、蒸らし時間3分としている。

また今回感想を述べた紅茶は、ほぼすべてアーマッドのアールグレイと飲み比べている。
単純にアールグレイをあまり飲まないので、感想の基準となる紅茶を作ってみたのだけど、これがよかった。
各社のアールグレイの特徴がわかりやすくなった。

以下、感想。カッコ内はメーカー名。
割と気に入ったものには★をつけた。
★5つでリピート確定。
★4つでリピートはしないかもしれないけど、なかなかおいしかった。
★3つで好みは分かれそうだけど、私は「まあ、ありかな?」と思ったもの。
ちなみに今回は★5つはなし。
私にとって★5つのアールグレイは、リーフルから出ている「アールグレイクラシック」

---------------------------------------
【感想(文字バージョン)】

アールグレイ(ウェッジウッド)
クレヨンっぽい香りにアールグレイの香りがかぶさる。
香り自体はかなり強く、飲んだ後も長いこと鼻に残る。
クレヨンっぽい香りがない方がいいんだけどなあ。

アールグレイブルー(ウェッジウッド)
同メーカーのアールグレイで感じたクレヨン臭がやや薄まり、代わりにお花系の香り(何故か柑橘系のアールグレイの香りではない)が前に出ている。
ただ、同メーカーのアールグレイに比べるとやや飲みやすい程度なので、カップ半分程度しか飲めない程度にクセがある。

アールグレイフラワーズ(ウェッジウッド)
鼻を近づけると、とても懐かしいクレヨンの香りがした。
クレヨンなんてもう何年手にしてないだろう。
クレヨンの香りに人工的な柑橘系の香りが乗っている。
飲むとクレヨンの香りが消えて、人工的な柑橘系の香りが出てくる。
正直、飲み物としては人工的な香りが強すぎた。

ダージリン・アールグレイ(べノア)
アールグレイ独特の柑橘系の香りが前に出て、人工っぽい花の香りが後ろに引っ込んでいる。
この花のような香りが好きな人ならいいけど、私はちょっと好きになれない。
柑橘系の香りだけならいいのになあ。
日常的に何杯も飲むにはきつい。

EARL GREY(ルピシア)
アールグレイ特有の柑橘系の香りがする。
かすかに粉薬みたいなにおいがするが、本当にかすかなので飲むのに支障が出るほどではない。
香り自体が柔らかい上、紅茶の味が薄いため、ちょっとぼけたような印象。
クセのないスタンダードなアールグレイといえるかも。

BREAKFAST EARL GREY(ルピシア)
スタンダードだけど、ちょっと柑橘系の酸味のある香りが勝ったアールグレイ。
香りは強いけれど人工臭さはなし(アールグレイが苦手な人には、アールグレイ自体がそもそも人工的と感じると思うので、この表現も適切ではないと思うけれど)。
味も苦みと渋みがかなりきつく、何も入れずに飲むのはちょっと厳しい。
但し、ミルクを入れた場合は味がまろやかに、香りもかなり抑えられて飲みやすくなる。
文字通り、ミルクティー向けのアールグレイ。
★★★★☆(←但し、ミルクティーにした場合)

No.42(ハロッズ)
通常よりはやや濃いめの味。No.14を連想させる。
香りそのものもベルガモットのにおいもやや弱め。
特徴は絨毯のにおいに近い人工的な香りで、これのおかげでかなり飲みにくく感じた。

アールグレイ(アーマッドティ)
セイロン系のかなりしっかりした紅茶味がベース。
香りはスタンダードなアールグレイだけど、多少石鹸のような人工的な香りがあって、それが惜しい。
味も香りも強めの紅茶。
★★★☆☆

イングリッシュアフタヌーン(アーマッドティ)
ベルガモット入り。
単品で飲むと(それが普通だけど)、強く出るベルガモットの香りにちょっと腰が引ける。
だけど、同メーカーのアールグレイと飲み比べると、香りが弱いと感じることにびっくり。
味はセイロンベースの紅茶の味がかなり強く出ている。
★★★☆☆(←但し、ミルクティーにした場合)

レディグレイ(トワイニング)
オレンジ系の柑橘類の香りが強いアールグレイ。
お茶の味もそれなりに出ている。
ただ、人工的なにおいもそこそこ出ているため、私には飲みにくかった。
だけど、柑橘系の超さわやかな香りが強いため、これが好きな人はけっこういるかも?

アールグレイ(トワイニング)
漢方系の薬草チックなアールグレイの香りが特徴的。
また、紅茶の味より香りの方が強く、飲みにくい。

ロシアンブレックファストティ(マリアージュフレール)
ベルガモットの香りをベースに、独特の甘い香りが強く乗っているのが特徴的。
甘い香りはイチゴのお菓子みたいで、いかにもマリアージュフレールな感じ。
「ロシアン」という名前から「ジャムをなめつつ紅茶」をイメージした香りかも?と思ってしまった。
香りに高級感があるけど人工くささもあり、好みは大きく分かれそう。

イングリッシュアールグレイ(マリアージュフレール)
香りは人工的な花の香りが強く、ベルガモットの香りは控えめにする程度。
「イングリッシュ」という名前から、紅茶の味が強いタイプのアールグレイかと思っていたけど、薄めで拍子抜け。
ストレートで飲む分には紅茶の味を感じるけど、ミルクを入れたら味が負けそう。

アールグレイフレンチブルー(マリアージュフレール)
ベルガモットの香りにクレヨンみたいな人工っぽいにおいが強く乗る。
ウェッジウッドの「アールグレイブルー」でも感じたけど、「ブルー」と名がつくアールグレイにはクレヨン臭がつきものなのかな。
味が薄めなだけに香りが際立つ。

アールグレイインペリアル(マリアージュフレール)
熱いうちは柑橘系のさわやかさが強く前に出ている。味は薄め。
人工くささもほとんど感じないため、飲みやすい。
さめると人工くささが目立つようになり、飲みにくくなる。
熱いうちに飲むのがいい(日本酒の熱燗みたいだなー)。

アールグレイ(フォション)
正式名称は「SPECIAL EARL GREY TEA」。
紅茶の味はかなり薄い。薄いのに野菜スープみたいなうま味のある味がする。
香りはレモン系のベルガモットに、クレヨンのような人工的なにおいが強くかぶさる。
全体的に、文房具のにおいにレモンの香りをつけたような感じ。

アールグレイ(ディルマ)
飲んだ瞬間、ベルガモットのにおいと人工臭ががつんと鼻にくる。
味は弱め。
後味に人工っぽいオレンジの香りが強く残るのも特徴的。

アールグレイ(リプトン)
「オレンジの香り」の台所洗剤からオレンジの香りだけを抜き出したようなにおい。
ベルガモットの香りはほとんど感じない。
香りそのものも人工臭も強烈。

オーガニック・ラベンダーグレイ(ティーパレス)
薬草としか言いようのない、薬っぽい香りが強烈。
ベルガモットを思わせる柑橘系の香りはまったくなし。
紅茶の味もほとんど感じられない(ハーブティという位置づけなのかも)。

アールグレイ(デンメアティーハウス)
アールグレイの香りも人工くささもほとんどなし。
普通のセイロン系のブレンド紅茶みたいで、とても飲みやすい。
味はやや強め。
未開封とはいえ、購入して半年くらい経っているので香りが抜けたのかもしれない。
★★★★☆

Earl Grey Citrus(ロイヤルコペンハーゲン)
シトラスの香りなのか、レモンともオレンジともつかない柑橘系の香りが強くする。
人工的になにおいもかなり強く、飲むと舌に残る。
香りがなじみのない上、人工的なにおいも強烈なため、かなり飲みにくいと感じた。

カウンテスグレイ(セントクリストファー)
香りより、ほうじ茶のような焙煎風味の強いお茶の味がメイン。
ダージリンベースなのも納得(私が思うダージリンとはちょっと違うけど)。
ベルガモットの香りはやわらかく、紅茶の味を邪魔しない程度。
ただし、冷めると香りは結構強くなり、飲みにくくなる。
★★★☆☆

アールグレイ(ザ・ペニンシュラ)
香りは柑橘系のにおいが強く出ているタイプ。
だけど、トワイニングのレディグレイほどではない。
人工くささは、飲料として受け入れられるかどうかぎりぎり程度。
コース料理の終わりに出てきそう、というイメージの紅茶(スタンダードなアールグレイをベースにしつつ、一癖あるあたりが…)。
★★★☆☆

アールグレイクラシック(フォートナム&メイソン)
スタンダードなベルガモットのにおいに、薬草のような薬っぽいにおいが特徴的。
人工くささもそれなりにある。
紅茶の味は薄めのため、香りの人工っぽさがより際立ってしまっている。

アールグレイ(ダマンフレール)
クレヨンのような人工臭の強い柑橘系の香り(ベルガモットではない)がする。
飲んだ後に舌に残る柑橘系の人工臭が特徴的。
紅茶というより、花の香りのついた文房具を飲み物にしたみたい。
通常のアールグレイとはまったくの別物。

グールース(ダマンフレール)
ティーパレスのオーガニック・ラベンダーグレイによく似た、薬草のような香り。
ベルガモットの香りが多少する。
人工っぽいにおいはかなり強い。
香りは強めで味はやや薄めなので、薬草っぽい香りと人工っぽさがより際立つ。

アールグレイ(ドゥルーリー)
セイロン系の味が強い。
ベルガモットの香りもふんわりする程度で、人工臭も弱い。
だけど、この人工臭がなぜかすごく目立つ。
味がそこそこいいだけに目立つのかも。

---------------------------------------
【感想(グラフバージョン)】

それぞれの紅茶の味の印象をグラフにしてみた。
評価方法は、荒っぽいけど以下のとおり。

飲んだとき、まず味と香りの強さをそれぞれ5段階で評価する(3を真ん中の値とし、味は少し弱めだから2、香りはやや強いから4といった具合)。
次に、アールグレイ特有の柑橘系の香りや人工臭をそれぞれ5段階評価する(3を真ん中の値とし、柑橘系の香りは少し弱めだから2、人工臭はやや強いから4といった具合)。
最後に香りの強さの値(上記の例では4)を、上記の評価項目(柑橘系の香りや人工臭など)ごとに、項目ごとに与えた評価値に応じて割り振る。
ちなみに、アールグレイは味より香りがメインなので、味については強弱しか評価しない。

紅茶ごとにそれらの数値で打ち込み、棒線グラフにした。
(画面が大きいので横スクロールしてください。縮小がうまくいかなくてすみません)



味と香りの棒の長さは、そのまま強さを表している。
評価方法は荒っぽいけど、実際飲んだときの印象と大きく変わらないように思った。
また、紅茶のメーカーや名前は見やすさ重視で、できる限りカタカナ表記にしている(一部、表の字数制限で名前をはしょったメーカーもあり)。

なお、表の線の一部が切れている等、処理が甘くてすみません。

---------------------------------------
【最後に】

今回飲んだすべてのアールグレイにありがとうの気持ちをこめて。



(ウェッジウッドの一部やべノアやルピシアが写ってないのは、缶や袋を捨ててしまったためです…)


関連記事

アールグレイ(ブランド物)一覧


ランキングに参加してます。
よろしければクリックをお願いします。↓

にほんブログ村 グルメブログ ハーブティー・紅茶へ
にほんブログ村
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

靴箱の消臭に最適な茶葉-紅茶を消臭に使ってみた

2010年10月28日 | 紅茶を入れるまでの話
私はいろんな茶葉を飲んでみたいので、ノンフレーバーもフレーバーものも買ってみる。
そして、好みじゃない茶葉がたまっていく。

ノンフレーバーならいい。
セパレートティーや水出しで大量消費できる。
しかし、好みでなかったフレーバーものは、飲めないので非常に困る。

そんなフレーバーものの消費の最終手段が「靴箱の消臭」。
紅茶の空き缶に飲めなかった紅茶を入れて、靴箱に放置する。
だけど、靴箱の消臭ですら、茶葉につけられた香りによって向き不向きがあることを発見した。

靴箱の消臭に一番向いているのはアールグレイ。
香りがきつくて人工的なほど向いている。
靴箱から香る柑橘系のさわやかな香りがいい。

全く向いていないのは、アップルやベリーの甘い果物系。
靴箱の臭いと茶葉の甘い香りが全く合わず、靴箱を開けるのが嫌になるほど。

ノンフレーバーの茶葉は、靴箱に大量に入れるとすばらしい消臭効果を発揮する。
フレーバーものも靴箱に大量に入れなくては消臭効果が出ないけど、それよりもっと大量に入れること。
香りがない分、ごまかしがきかない。

以上、罰当たりな考察でした。


ランキングに参加してます。
よろしければクリックをお願いします。↓

にほんブログ村 グルメブログ ハーブティー・紅茶へ
にほんブログ村

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

味覚をリセット-紅茶のテイスティング

2010年08月09日 | 紅茶を入れるまでの話
私は、ルピシアのサンプルや頂き物のフレーバードティーがたまると、テイスティングカップで一度に味見をする。
理由は色々あるけど、一番大きいのは「この紅茶はどんな味がするんだろう?」という好奇心。

ただ、テイスティングカップで順に紅茶を飲んでいくと、どうしても前に飲んだ紅茶の味が口の中に残ることがある。
そんな時は、水を飲んで口の中をさっぱりさせていた。
ところが、某巨大掲示板でこんな書き込みが。

-------------------------------
294 :名無しさん@( ・∀・)つ旦~:2010/06/02(水) 21:12:36 ID:???
特に高級な紅茶をじっくり堪能したい時には
ウイスキーやビールを作る職人さんが
テイスティングする時にやる方法マネてるよ

耳落とした薄切り食パンを3cm角くらいに切り分けた物
しっとりした白い部分をトーストせず何もつけず

これ口にすると味覚が優しくリセットされて
紅茶の持つ甘味や余韻を鮮明に感じれて
紅茶を最後まで美味しく飲めていいよ

-------------------------------
これはいい事を聞いた!
というわけで、ごく普通のサンドイッチ用の食パンでテイスティングに臨んでみた。
ちなみに、この時にテイスティングした茶葉は全てフレーバー物。

感想。
この方法はすごくいい。
味覚のリセット力としては、水を飲んだりクッキーを食べたりするより、はるかに(!)切れ味がある。
フレーバー物を飲むと舌に後味が残りやすいけど、食パンを1口普通にもぐもぐしていればそれがさっと消える。
そしてその状態で次の紅茶を飲むと、食パンを食べずに飲んだ時よりも、味も香りも鮮やかにくっきりと感じる。

また、パンがすごく薄いので水やクッキーのようにお腹にたまらない(どれも飲み込まなければいいのだけど、私は勿体なくてつい食べてしまう)。
ちなみに、私の使ったサンドイッチ用食パンは1枚37kcal。
クッキーと違ってローカロリーなのも嬉しい。

今度はノンフレーバーのテイスティングでもやろう。
というか、今後のテイスティングカップでの味見は、サンドイッチ用食パンを傍らに置いてやることにする!


ランキングに参加してます。
よろしければクリックをお願いします。↓

にほんブログ村 グルメブログ ハーブティー・紅茶へ
にほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2000日

2010年04月18日 | 紅茶を入れるまでの話
ブログを借りている?gooによると、今日はブログの開設から2000日だそう。
このブログは紅茶に興味を持つと同時に始めたから、「今日は紅茶に興味を持ってから2000日目」ということでもある。

私、2000日もよく続いているな。
まだまだ初心者だけど、それでも随分色々な事を知ったしできるようになった。
そっと乾杯(もちろん紅茶で)!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする