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マルガリータのつぶやき

フォトジェニックな「趣味の記録」:マルガリータの庭、国内海外の旅、グルメ、美術・音楽・映画、自分勝手流読書、etc

テート・モダンまで

2013-11-01 20:06:04 | 絵画、展覧会、記念館
<テート・モダン>
再開発途上 

”パウル・クレー”企画展、テート・モダンの人気は凄い☆
ショップをのぞいて、チケット売り場の列を見て、時間切れで断念、
  

  チケットの列

 対岸は、セント・ポール寺院



 振り返り、

」「ザ・シャード」、「タワーブリッヂ」


   <ウィキペディアより>抜粋
テート・モダンは以前「バンクサイド発電所」だった建物を改造している。もともとの発電所は、イギリスの赤い電話ボックスやバターシー発電所の設計で有名なサー・ジャイルズ・ギルバート・スコットの設計によるもので、99mの高さの煙突をもち、1947年と1963年の二度に分けての工事で完成したものである。テムズ川をはさんで向かいは金融街シティ・オブ・ロンドンで、セント・ポール大聖堂が聳え立つなど立派な街並みであるが、南側のサウス・バンクは長年ロンドンの裏方的な存在の工場・倉庫街であり、この発電所も戦災復興の際にロンドンの電力不足を解消するために急遽建てられたものだった。発電所は1981年に閉鎖され、変電所の機能だけが残るほかは役目を終えたぬけがらとなっていた。建物を保存せよという市民の声はあったが、歴史的建築物リストへの掲載は拒否され、1993年の段階では機械搬出のために建物の一部取り壊しが始まるなど保存の見通しは絶望的な状態であった。

一方、テムズ川上流のミルバンク地区にある「テート・ギャラリー(現テート・ブリテン)」はイギリス美術および世界の近代・現代美術の美術館として運用されていたが、展示・収蔵スペースの不足に悩まされたため、1980年代にスペース拡充と役割分担のため近現代美術館の機能を新しい建物に移す計画が立てられた。建物の新築費用と場所が最大の問題であったが、理事会はシティの対岸の荒廃した地区にある発電所建物に目を付け、1994年春、これを改造して再利用することが発表された。同年夏に安藤忠雄などが参加した建築設計競技の結果、1995年1月にスイスの新鋭建築家コンビ、ヘルツォーク&ド・ムーロンの案が勝利したことが発表された。

発電機のあった巨大なタービン・ホールを大エントランスホールにして、屋上に採光窓やレストランなどのあるガラス張りのフロアを設けるなどの工事が行われ、2000年の5月12日、ミレニアムを祝う新施設の一つとしてオープンして以来、ロンドンっ子や観光客に非常に人気のあるスポットとなっている。

神奈川県立近代美術館 葉山

2013-10-14 23:57:24 | 絵画、展覧会、記念館
神奈川県立近代美術館 葉山は 一色海岸に面して、水平性を強調した白亜大理石のぜいたくなつくり。
  

ぜいたくといえばこの神奈川県立近代美術館は三つの建物(鎌倉館、鎌倉別館、葉山館)を有し、それぞれが企画展を出し、
 
(実は「西洋版画の流れーブリューゲルからピカソまで」を見るつもりがナビの入れ間違いで「葉山」へ)

☆葉山館開館10周年 戦争/美術 1940-1950 モダニズムの連鎖と変容 の最終日、
戦時下の暗い色調が支配する中で、暗さの中でも”静謐な美しさ”、 松本竣介の作品に魅せられた。


館内も、ロケーションも、建築的にも素晴らしい。初来場の目にはすべてが(*_*)


中庭から、浜辺から、屋外作品と、10月の行く夏! を堪能したひと時だった。
 葉山・一色海岸




海へ続く小径

 



<3館の地図>

茅ヶ崎 開高健記念館

2013-10-13 22:29:20 | 絵画、展覧会、記念館
昨日、とくに一昨日は数十年ぶりという最遅・猛暑記録だったが、今日は秋晴れ、朝の風は冷たく、さわやか、。
そのせいなのか、三連休中日にして、7時過ぎから東名~4時間、中央道、246、と、あちこち桁違いの渋滞情報。
そのあまりのひどさに、なかば呆れ、半信半疑、困惑、と色々な感情がない混ざって…

渋滞をさけてさけて、第三京浜から横浜新道、新湘南バイパスで茅ヶ崎海岸IC到着8時。デニーズで朝食。


  
 サザン ;パシフィックホテル跡地に建つパシフィックガーデン茅ヶ崎、菱沼海岸交差点からラチエン通り沿い
  パシフィックホテルの名称は1982年のアルバム『NUDE MAN』収録曲「夏をあきらめて」にも登場していた。
  ちなみに学生時代の桑田はこのホテルのプールサイドで、バンドのバイトをしていたこともある。
  実在の「パシフィックホテル茅ヶ崎」は、横井英樹が買収したのち再建計画が頓挫し、20年近く廃墟状態であったが、
  ついに1998年に取り壊され跡地にはパシフィックガーデン茅ヶ崎というマンションが建てられた
 
    
  ちなみに、研ナオコ「夏をあきらめて」Y・Tube はマルガリータ 定番ソング。

隠れや的フレンチ

帰り足のサーファーにあちこちで出くわしながら、
狭くて折れ曲がった道、こきざみに分譲された家が続く中で、目当ての開高健記念館の一画だけは広々と空間が開けて。
スタッフが言うには、右手の雑木林も近々、宅地になるという。いずこも同じ、急速に失われていく自然と風情。
 



  


   こちらは、愛好者の記念館レポート

苫小牧美術博物館 遠藤ミマン展

2013-09-14 10:54:22 | 絵画、展覧会、記念館
かねてから、北海道在住の画家の絵に魅せられている。  マルガリータのつぶやき '11'3月 道立帯広美術館
広大で厳しい環境が描かせるのか、直截につたわる自然の息吹、透明感と詩情あふれる画質

今回は、苫小牧美術博物館 「遠藤ミマン生誕100年記念展 勇払原野を愛して     勇払原野とは
  遠藤ミマン(1913~2004)

1941年 410×318の小品☆ キース・ヴァン・ドンゲン

 キュビズム風 

   
 『赤い帽子』連作;勇払原野を讃歌する画家として名声を築いた   

 マチス風 晩年1998年


箱根ポーラ美術館

2013-08-31 20:06:41 | 絵画、展覧会、記念館
先月8月30日(金)の箱根で訪れた、箱根ポーラ美術館 「モネ、風景を見る  」
      

絵画空間の構成という観点から他の作家の作品と比較、 モネが作りあげた絵画空間の独自性を明らかに
国内有数のモネコレクションを誇るポーラ美術館、3回目の訪問だが新鮮な印象で心に残った。

国立西洋美術館HPの作品情報、並べて見たい!夢の共演! が、音声ガイドそのままなのに気づき、メモッテおきます。

I.モネ《グランド・ジャット島》とセザンヌ《ポントワーズの橋と堰》
  自然の息吹を伝えつつ、構築的で安定した空間が特徴的なセザンヌ作品に対して、
  モネは、明朗な色彩と素早い筆致、そして斜角を強調した空間構成によって、画中を一陣の川風が吹き抜けていくような
  動きのある風景を描き出しています。

II.モネ《ジヴェルニーの積みわら》と《積みわら》
  《ジヴェルニーの積みわら》はその以前の1884年に制作された積みわらを主題とする作品の一つであり、
  《積みわら》は、1890年代の<積みわら>連作の中の一点にもとづいて描かれた素描です。
   前者は陽光に照らされた積みわらを明るい色彩で描いています。一方、後者では積みわらを「包み込むもの」、
   すなわち光や大気など不可視なものを表現しようとしていることが、積みわらを囲む切れ切れの線からうかがわれます。

III.ピュヴィ・ド・シャヴァンヌ《貧しき漁夫》とピカソ《海辺の母子像》
  印象派の画家たちが盛んに活動した1880年前後から1900年ごろにかけて、伝統的なスタイルをふまえつつ
  独自の象徴主義的な世界を描き、フランスで強い影響力を持っていたピュヴィ・ド・シャヴァンヌ。
  この2点の作品からは、バルセロナで青春時代を送ったピカソもまた彼に惹かれていたことをうかがうことができます。
  水辺にたたずむ内省的な人物の表現、舟の形と水面への反映など、多くの共通点が見られます。

IV.モネ《バラ色のボート》と《舟遊び》
  「人物を風景のように描きたい」 と語っていたモネは、両作品で周囲の風景と人物を一体として表現しています。
  そして、日本の浮世絵の影響の下、中心を外した構図と大胆なモティーフの切り取りによって水面を画面に大きく取り込み、
  《舟遊び》 では、そこに映る人物の影や空や雲の反映をとらえ、
  《バラ色のボート》 では、水面の動きとともに奥に揺らめく水草までもを、うねるような力強い筆致で描いています。

V.クロード・モネ《国会議事堂、バラ色のシンフォニー》とクロード・モネ《ウォータルー橋、ロンドン》
  モネは1899年から3年続けてロンドンを訪れ、この霧の都市を幻想的な 〈テムズ河風景〉 連作に残しました。
  モネはロンドンの魅力について、街を包む神秘的な霧のマントによってこそ生まれると語っています。
 《国家議事堂、バラ色のハーモニー》 は、霧が太陽の光を浴びてバラ色に輝く中、青いシルエットで浮かぶ建物群が
   水面の反映像と一体化して抽象的ともいえる形へと変容し、
 人馬の通る橋を描いた 《ウォータルー橋、ロンドン》では、橋の影と水面の反映像が一体になって並び、霧の奥へと続いてゆきます。


新しく公開された森の散歩道、広大な森の中に美術館、南仏にそっくりな美術館があった(名前失念)
  

   

アンドレアス・グルスキー展

2013-08-30 22:04:36 | 絵画、展覧会、記念館
アンドレアス・グルスキー展;国立新美術館
 

世界中をめぐるフットワークよいフィールドワーク、
デジタル処理のソフトは何?など考えながら
合成の妙義にひたる、
・カミオカンデ
・ライン
・トイザラス
・バンコク


石丸幹二の音声ガイド;出過ぎず、心地よい

音声ガイド中の音楽;jin choi carnivores CD情報

 ドイツクラブ音楽;ディスコティックなサウンドで楽しめたが、
家でダウンロードして聞いていると、イスラム"踊る宗教"? しばらく考えます~


横浜・プーシキン美術館展

2013-08-06 22:55:02 | 絵画、展覧会、記念館
オペラがらみで、『プーシキンとロシア・オペラ』田辺佐保子を、興味深く読み進めていたところでの、

いつものマルガリータ ふうコラボ!?で横浜美術館『プーシキン美術館展 フランス絵画300年』


出品作品の半数以上が日本初公開、モネ、ルノワール、ゴッホ、マチス、ピカソ、と久しぶりに新鮮な感動を味わった。
伝説的なコレクター、セルゲイ・シチューキンとイワン・モロゾフの偉業に目を見張る。
シチューキン邸のサロン(1914年頃)

そのセルゲイ・シチューキン収集の2作から、
・アンリ・マチス 『カラー・アイリス・ミモザ』
        
 こんなのが玄関にあったら、とため息が出た。
 
 帰宅後、フラワーアレンジメントの本に”男性的な色調”として、同じ配色、ブルー、赤、白の作品を発見してビックリ、
                 
 朝日新聞号外には”緑を背景に赤青黄の三原色、装飾的なデザイン感覚はロココ(ブーシェ作品)から近代へ…”と。
 花の世界にも普遍的に受けつながれたものが脈打っている、と感慨深かった。

・ジャン=ルイ・フォラン 『競馬』
 会場では、解説プレートもなく、しかしわがお気に入り、片岡真太郎の油絵に似た雰囲気にまたまた(*_*)
                 


☆ 帰途は、お楽しみ、インターコンチでランチ、重厚なインテリア、丁寧なもてなし、
    

スターターは涼しげに 

メインはしっかりと    スズキ  ウズラの手羽

デザートも優雅に     

<こゆき様もお疲れ様でした。>


森美術館 LOVE展

2013-06-24 22:41:47 | 絵画、展覧会、記念館
六本木ヒルズクラブの鉄板焼きの前に、頭と体の運動を兼ねてとLOVE展
開館10周年記念で、力が入っている。
 

お目当ては草間弥生、ウ~ン、たしかに~


良い美術はおなかに来る!?
見事に初期の目標達成、
猛烈な食欲にみまわれ、飲みすぎ、ニンニク食べすぎ、夜中に大正漢方で胃腸薬のお世話になることに(笑・笑)

軽井沢現代美術館

2013-06-20 18:00:58 | 絵画、展覧会、記念館
軽井沢駅から18号沿い中軽方面へ、軽井沢図書館の奥…
気がつく人は気がつく? 毎年、何回も通り過ぎていた軽井沢の穴場
雨に降りこめられた美術館めぐりの最終日、ついに訪問してきた。

かたや開館30年のセゾン美術館、こなた5年のオープンほやほやですが、いずれ軽井沢の現代美術の2大双璧。
美しい自然、林の中でのアートとの出合い、海外でも特に評価の高い日本人作家を中心にして
  



   PUMPKIN
                  絢爛たる色彩、細密なタッチ、造詣の奇想

 奈良美智(よしとも)ロッタちゃん’初めてのお使い;抱えているのはぶーちゃんそっくり!

  

詳しい紹介ブログ~お薦めします☆

軽井沢千住博美術館

2013-06-19 18:46:02 | 絵画、展覧会、記念館
軽井沢千住博美術館、どんなコメントを聞くよりも、一度の訪問がほしい。
’新しい美術館のかたちの提案’絵画+建築+ガーデン の’ぶっとんだ’もの。

キーワードは‘自然’
千住作品に、西沢立衛(りゅうえ)設計の建築、3000坪の敷地には樹・草花のカラーリーフガーデン、
  

6月5日からオープンしたばかりの「The Fall Room」'95ヴェネツィア・ビエンナーレ名誉賞受賞作品、
  


気がつけば、入場者が皆、上品な感じ、静かなゆったりとした軽井沢時間☆

バルビエ×ラブルール展

2013-05-18 20:35:05 | 絵画、展覧会、記念館
群馬県立館林美術館・鹿島茂コレクション バルビエ×ラブルール展、アール・デコのモダンなイラストレーション;
来週26日のご本人ギャラリートーク日に行くつもりでいたのが、
おだやかな好天、23℃予報の 風薫るオープンカー日和 と、
     ジャスミン美女美女様を横に、東北道へ。
ところが、5月の陽射しは強い! 「日射病にかかる~」と叫びながら、それでも蓮田SAまでは、頑張りました(笑)

本題;
 

両大戦間のバブルに沸いた1920年代のフランス、
景気が上向いてきた今の気分に重なり、終始、「きれい、楽しい」の連発、




コレクションマニアの気持ちは、よ~くわかるマルガリータですが、それにしても収納場所は?かかった費用は?

 敬意をこめて、3500円もする図版2種類、2冊購入、しっかり読み込んで来週に備えるつもり。

併設レストランのスープカレー、ガトーショコラもおすすめ、
  

織部焼のペンダント2個購入☆
 

フランシス・ベーコン展

2013-03-30 22:03:22 | 絵画、展覧会、記念館
桜の花見客でにぎわうなか、東京国立近代美術館;「フランシス・ベーコン展」に行ってきた。
 

レインコートを着たフランシス・ベーコン(1967年)
 
 フランシス・ベーコン「三幅対」1991年 ニューヨーク近代美術館蔵 
 「叫ぶ教皇の頭部のための習作」1952年 イエール・ブリティッシュ・アート・センター
                  エイゼンシュテイン監督「戦艦ポチョムキン」からの影響

2時からの講演会の40分前、はや講演会場前には長い列で、係員も早く並んだほうがよいという。 
あまりの人気、若い人が多い、にまずビックリ、30年ぶりの大規模展覧会、と再認識する。

  オークションに出る作品は数十億円で取引され、報道を賑わせることもしばしば。そのために
  「展覧会を開催するのが最も難しいアーティストのひとり」ともいわれ、日本では生前の1983年に回顧展が開催されたのが最後

                     (下記インターネット・ミュージアムの記事より)

展覧会入場前に、講演会「ベーコンについて 初級」保坂健二朗を聴くことになった。
 1945年(36才)が自身でいう’作家デヴュー
 1959年    英国コンウォール、セント・アイヴスのアーティストコロニー(抽象的動向)
 1962~1992年 ロンドン、サウス・ケンジントンのアトリエ

  本展は、ベーコンにとって最も重要だった身体性に着目、その表現方法の変遷をたどる。
     1.移りゆく身体   ・教皇のための習作・スフィンクス・ゴッホ
     2.捧げられた身体  ・ジョージ・ダイア・土方巽記録映像 
     3.物語らない身体  ・三幅対1991年
     4.エピローグ:ベーコンに基づく身体  

   両極端をいく作風;抽象⇔具象 
   ナチスとのかかわり
   ゴッホ風 カラーフィールドPainting 

まったくといって事前知識なしで出かけた現代美術しろうとの私だが、
よくわからないながらも、
講演の密度の高さ、会場の熱気に押され、「知の充足」とでもいうような心地でいつしか夢中になっていた。

<参考>
フランシス・ベーコンと同時代の芸術家
 フランシス・ベーコン   (Francis Bacon、1909年10月28日~1992年4月28日)
 アルベルト・ジャコメッティ(Alberto Giacometti、1901年10月10日~1966年1月11日)
 パブロ・ピカソ      (Pablo Picasso、1881年10月25日~1973年4月8日)

ベーコンを一言で言うと
 ジョン・ラッセルが「A randy old dog」とベーコンのことを呼んでいる。「randy」とは「好色な、エッチな、淫らな」といった意味

同性愛者だったベーコンが交際した人物、それぞれをモデルにしている。
 40年代 エリック・ホール
 50年代 ピーター・レイシー
 60年代 ジョージ・ダイア
 70年代 ジョン・エドワーズ
 80年代 ホセ・カペッロ


  フランシス・ベーコン展 記者発表会
  
30年ぶりの「フランシス・ベーコン展」
  インターネット・ミュージアムの記事
  芸術新潮 ベーコン立ち読み
  日経新聞アート3月31日


LEE BUL イ・ブル展

2012-04-24 17:50:47 | 絵画、展覧会、記念館
4日ぶりの陽射し、気温もどんどん上昇、25°超えの初夏日
家にいるなんてもったいない、
美術好きな、こゆき様を六本木まで引っ張り出して、


まずは、おしゃれなランチをJoel Robuchonで、
カウンターもあっというまに満席

 パン、圧倒的な存在感


森美術館、LEE BUL展 イ・ブル;アジアを代表する韓国女性アーティスト 


軍事政権から民主化へと移行した韓国で作家活動を続けてきたイ・ブル
20年以上にわたって、究極の身体や理想の社会など、捉えようとしても特定の形にできない「何か」を追い求めてきた(パンフより)
   

こういう刺激的な場面に身をおき体感するだけで、観る者の意識のサブリミナルな部分に変化をおこす、アートの威力とは…


≪おまけ》
 


「モーリス・ドニ」展 愛の作法

2011-11-11 04:57:53 | 絵画、展覧会、記念館
先日、ある人が「庭は毎日毎日の手入れが必要なのでは」
「(あなたは)旅行計画を次々に追いかけて…、自分は旅行がいやで、用事で仕方なく出かける」と言うのに絶句してしまった。
 今の私は、庭と旅行とそれに付随する読書がテーマだから、これは「あなたの生き方がわからない」ということだろうかと。
 
そんなこんなで、出かけた「モーリス・ドニ」展(新宿損保美術館)、(1870_1943)

                 

歩をすすめるうちに癒されて、前向きな気持ちが立ち返ってきたのです。
「モーリス・ドニ 命の輝き、子供のいる風景」、延々と続く私生活の幸福な作品を追ううちに解放されてきた心。

  
現実世界に目を向けずに生きてきたかのように、ひたすら人生の幸福なイメージしか描かなかったドニ。
 実際には、困難と試練の連続の生涯だったのに、
 病気や苦悩、疑念といったものにではなく、現実や理想の幸福の中にこそ、素晴らしいインスピレーションを発見した。 
  
 とくに、象徴的な役割を与えられた子どもたち、
     家族の枠組みをこえた「生」の象徴、
     地上における人間の運命や行く末、楽園や永遠といった希望を暗示する人間存在の象徴

“けんか”の作法のあとの「愛の作法」に助けられました。
こんな絵画との出会い方ははじめて、我ながら、絵画鑑賞に長けてきているな、と感じた夕暮れでした。

一緒に同行してくれたこゆき様に感謝します