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マルガリータのつぶやき

フォトジェニックな「趣味の記録」:マルガリータの庭、国内海外の旅、グルメ、美術・音楽・映画、自分勝手流読書、etc

『ニッポンの書評』 豊崎由美 に納得

2015-09-16 13:19:04 | 本 MEMO
光文社新書『ニッポンの書評』 豊崎由美
2011年と少し古いが、久しぶりに落ち着いて集中して、読書にひたれたのがうれしい。

  

書評術の書き方、書評と批評の違い、の豊崎流披露で、裏表紙の3行にひかれて読みだした。
~つまり極端な話、粗筋と引用だけで成立していて、自分の読解をまったく書かない原稿であったとしても、
   その内容と文章がみごとでありさえすれば立派な書評だと~



   ~マルガリータの場合、加えて、写真の選び方、並べ方でも”場”を伝えようとしてるんですが、

「ブログの書き方ワンステップアップの実用本」扱いだったのに、ここまで癒されるとは! 
読み時だったのかも?
「書評」に限らず、行き詰った胸の内を文章に表現できる術は「人生への力」と思った。

「アラスカ物語」 新田次郎

2015-08-29 14:06:50 | 本 MEMO
旅の終わりのいつのもの例なのだが、
「知識不足で見損なった場所」「時間的に行けなかった場所」「疲れであと一歩及ばなかった場所」で頭をふさがれ、グルグル、
今回のアラスカ行でも、フェアバンクス、ホットスプリングス(温泉)まで行きながら、もう一歩北極圏に足が届かなった。
あと一泊できたら、いや、エア・バス(小型セスナ)情報があと半日早くわかっていれば、とかいろいろだが、

今、『アラスカ物語』読了後は、こんな小さなグチめいた言い訳などふっ飛んでしまって、
    

「次回は、季節をかえて、まっすぐフェアバンクス入り、エアバスでビーバー村泊、犬ぞり体験に悪魔オーロラに…」とはふくらむばかり。





新田次郎の「伝記もの、山岳もの」のなかでも、これほどの誠実な真摯さにあふれた作品はないかも、と思っていたら、
巻末の作者による「アラスカ取材旅行」で納得、
作者にも異色な海外取材敢行で、作品の裏話も興味深く、旅行の組み立て方にも脱帽、'73,昭和48年、40年前!

とりあえず、「フランク安田」の生まれ故郷の石巻に行って…
それから、、それから、、など、「次回の夢」に期している。

 ~ソウル・シーラホテル、パソコンルームにて
 




『あなたの仕事は「誰を」幸せにするか?』北原茂実

2015-08-19 10:02:13 | 本 MEMO
シアトル⇒成田の機内で見たビデオから。講演とインタビュー、120分。
ビジネスのハウツーものと思って見だしたくらい、まったくの北原茂実初心者が、
わかりやすく構成されたビデオで、一気に事情通になった感じだ。
     そういえば、新聞の宣伝、書評で話題になっていた~



「異端児」で居場所がないところから始まった病院経営、融資担当者に「あなたが好き」といわれて即刻OKが出て、
マルガリータとさほど年が違わないから、時代の空気もよくわかる、
成功ビジネスの哲学から、「医療」こそ基幹と、医療保険問題から若者問題まで、日本の現状・行く末を分析、警告、
理解して納得したら、「勇気」をもって一歩を踏み出してほしいと。

ビデオの画面に向かって、何度もうなずき返したものだ。







(本はアマゾンで取り寄せ中。)
≪MEM≫
≪あなたの仕事は「誰を」幸せにするか?≫ 発行年月: 2014年8月
ダイヤモンド社 書籍オンラインの紹介記事
・<オンラインショップの紹介から>
   社会を良くする唯一の方法は「ビジネス」である
   閉塞感漂う今の世の中を変える唯一の方法は、政治でも善意でもなく、「ビジネス」である。
   ベストセラー『「病院」がトヨタを超える日』の著者にして医療業界の異端児が語る、「医療」を日本最大の基幹産業に変える方法

『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告』 エマニュエル・トッド

2015-08-01 11:30:42 | 本 MEMO
「エマニュエル・トッド」:1951年生まれ フランスの歴史人口学者、
もしかして、マルガリータ初読破 というくらい、今回は不思議なくらいよくわかった。
対ドイツという題名からはうかがえない、底流はつねにフランスからの発想で、直近のフランス帰りにはズシンと来る。

     



これも”旅の効用”と思い当たった。 突然、頭がよくなり、洞察力が増し、なんてことはありえない。
南フランス3日間で1500キロ、地を這う「カー・ツール」でフランス理解が特段に深まった。
~3日間のツールでこれだけ頭が冴えるのだから、23日間「ツール・ド・フランス」の選手の頭は…、推して知るべし

ソウル・シーラホテル、エグゼクティブ・ラウンジ、パソコンコーナーにて



『「ズルさ」のすすめ』 いまを生き抜く極意 佐藤優

2015-08-01 10:31:15 | 本 MEMO
「佐藤優」本は、新刊がでればすぐ買うファンだ。 ~表紙の容貌は無視
楽しんで読むぶんにはいいのだが、ブログ向きではない。
その偏向?、個性?、なにより言っていることは相当に難解。

ところが、これは… 
   

旅先で読み上げて、はて? かみくだいて読みやすくて、一般論的、 
と、「青春出版社」ではないか。
このあたりがマルガリータにはぴったりか、と少し自嘲気味、と、
そんなことはともかく、読ませたい若い人の顔が3人、4人、チラチラ、
でも、若いうちにわかれば苦労しない、なんてことは世の中ごまんと(笑)

ソウル・シーラホテル、快適なエグゼクティブ、パソコンエリアにて;


 <窓の外> 煙っている、黄砂?
 

 

帰国翌々日;40℃、時差、『火花』

2015-07-25 20:32:16 | 本 MEMO
昨夜も20時から明けて2時半まで、TVでツール観戦(19ステージ・ニーバリ優勝☆)などしているから、体内時計はいまだフランス。
外気温40℃の表示に、外にもいけない、で、

   

スポーツ観戦の高揚のままに
    「火花」を読み始めた。又吉直樹 153回芥川賞

       読売

中学時代に、芥川「トロッコ」、太宰「人間失格」で文学にめざめたという、かみごたえがある文章だ。

~ツール20ステージのLIVEが始まってしまった。
~ またあとで

『花の季節ノート』 倉嶋 厚

2015-07-12 10:53:10 | 本 MEMO
庭に出られない梅雨どきの一興、元・気象キャスターの書いた「花」エッセイを楽しんだ。
お天気の専門家のよる、空の変化と季節感、それを追いかける草花の描写と写真は、いきいきと心にしみる。
一般的な作庭家、育種家の書物とは一風違う刺激を受けた。

    

◎ 「半夏生(はんげしょう)」の項、
   
 
暦では7月2日頃は半夏生、といい、半夏(カラスビシャク)が生える頃の意味という。
これとは別にどくだみ科のハンゲショーは「半化粧」で、別名片白草、
このころから集中豪雨の多い梅雨後期に入るという。
     マルガリータの庭の≪ハンゲショウ≫  (残念ながらカラスビシャクはない)
     
 
◎ 「雨降り花・日照り草」の項では、
      

ヒルガオの向こうに、やがて雷雲となる雄大積雲を見て、別名「アメフリバナ」と説明する。
他に、各地の「雨降り花」といわれる草花は、梅雨期から真夏にかけて咲き、花を摘むと間もなく雨が降り出したという記憶を多くの人がか持っているからでしょうと。
ギボウシの別名;カミナリオソレノハ、 マツバボタンの別名;ヒデリソウ
 
    マルガリータの庭の≪ギボウシ≫
     

    

    

     





『〝イングリッシュガーデン”の源流 』ミス・ジーキルの花の庭 宮前保子

2015-06-02 21:42:42 | 本 MEMO
バラの盛りもすぎて、平常心『〝イングリッシュガーデン”の源流 』ミス・ジーキルの花の庭 宮前保子をじっくりと読み直してみた。

     

イギリス庭園の始まり、ジーキルの生い立ちと時代背景、二人の協力者;ラッチェンス、ロビンソン、ジーキル風ガーデンデザインの説明、とていねいに解き明かしていく。









あのシシングハーストキャッスルヴィタとの対比で、ジーキルは「すべての植物はその生育環境さえ理解していれば、フラワーガーデンの主役になれる」というくだりは
なるほど、日本人の感性にも通じるものがあって、日本での「イングリッシュガーデン」ブームも納得された。

9月中旬に、エジンバラからロンドンまで、庭園、マナーハウスめぐりの計画を立てている最中なのだが、行程と庭園選びがより慎重?になってなかなか進まないのはまた違った「楽しいストレス」。

≪MEMO≫
  

『犯罪』 フェルディナンド・フォン・シーラッハ 刑事弁護士の新感覚「ミステリー」

2015-05-18 11:57:43 | 本 MEMO
バラの5月、来客続きの合間に、新感覚な短編ミステリー集でハラハラ、ドキドキ、
ベルリンの刑事事件弁護士フェルディナンド・フォン・シーラッハ のデビュー作。

    

序文で裁判官を勤めたおじのことばを紹介している~「物事は込み入っていることが多い。罪もそういうもののひとつだ」
 ~この本はそういう人たちと、そういう人たちの物語を書いたものです~(シーラッハ)

そのへん、通常のミステリーと異なっている。
・読者は弁護士「私」の「弁護」を通して事件を説明され、最後の一節で(あるいは数年後の後日談で)黒白つけがたい複雑な事の深層を突き付けられ、しばし呆然とさせられ、自身の判断、想像力を試されるのだ。
  たとえば、「サマータイム」、夏時間と冬時間の一時間の問題、

・あるいは弱者に向けられる社会状況の複雑な真相にせまり、弁護に及んでいく。
  たとえば「棘」 主人公が次第に精神に異常をきたしていくのを描くさま、

≪MEMO≫ 
シーラッハの長編3作;
   




『人はなぜ薔薇を愛するのか』 熊井明子

2015-05-15 11:33:19 | 本 MEMO
満開のバラの香漂う5月の朝、続けざまの来客の合間のほっとタイム。
『人はなぜ薔薇を愛するのか』 には、読むたびに新しい発見があってうれしくなる。
著者の薔薇の実力&イギリス通&文章力&交友力が相まって、写真一枚ない本から、バラの香りがただよってくるような錯覚さえ覚えた。

 

今朝は特に「ルドゥテの薔薇」「薔薇の円環詩」「ヘッセの薔薇」

・「ルドゥテの薔薇」、昨日の「品種あて苦」?から、植物学的に正確に描かれた薔薇は、「品種にこだわる愛好家や学者を満足させたのくだり、あらためてルドゥテの絵再評価の気分。
~そういえば、「ルドゥテの薔薇」の再現シリーズの2鉢か3鉢、西落合で養生していたはず、タグにルドゥテの薔薇絵があるから間違いようがない…

・「ヘッセの薔薇」、ヘッセの本にあたっていて、赤い家の写真に見入ってしまった。
  
 

『ドナウ河紀行』ー東欧・中欧の歴史と文化ー 加藤雅彦

2015-02-20 23:54:15 | 本 MEMO
『ドナウ河紀行』 ー東欧・中欧の歴史と文化ー 加藤雅彦 岩波新書 1991年第一刷
「紀行」とあるが「紀行文」ではない。といって「学術書」「研究書」でもなく、ドナウを「紀行」するように「ドナウ世界」を探っていく~

 

ミュンヘンあたりにしきりに行きだした去年、一昨年ころより、読んでは旅立ち、帰ってはまた読み、を繰り返して、ついにドナウのハイライト;今回のウィーン~プラハ~ブタペストに行き着いた。
きょう帰国して、何度目かのチェコとハンガリーの章を楽しんだ。
例によって、現地を踏んだあとの「見落とし&行きのがし」に地団駄踏む思い、すぐに次の旅程を考え出している…(笑)









<ドナウベント>のかつてのドナウ河改造計画

『海外短編のテクニック』 阿刀田 高

2015-01-14 09:48:12 | 本 MEMO
『海外短編のテクニック』 阿刀田 高
<小説を書くために、読むために、楽しむために。
レトリックとトリック、視点、書き出し、ストーリー性……。あなたも書いてみますか?> 帯 より
   

世に「読書家」と自称するような向きには長編があたりまえ、「短編がいい」などというとバカにされかねない… とはマルガリータの経験だが、そんな昔からの「短編好き・マルガリータ」にとっては格好の夢心地な読書空間だった。
10年前、2004年発行、おそらくそのころから我が書棚にはあったと思うのだが、まったくの初めて、くらいな感覚だった。
どうしてかなと首をひねって、思いついたのは「書く技への感受性」だ。こんなブログでも6年目にはいるとそれなりに経験知が働くようになり、有名作品のの理解が進んだということだろう。

古典から現代までの有名作家、有名作品をつぎつぎに俎上に載せて、「海外短編小説」の技を分析、披露していく。
実作者の生い立ち紹介から、文学史上の解説、時には原文を抜粋しながら、という親切さ、最後は実作者の構想にまで妄想!がふくらんでいく。

<モーパッサン モーム チェーホフ O・ヘンリー スレッサー メリメ カフカ ヘミングウェイ ラヒリ>
たとえばモーパッサンの<首飾り><宝石>、伝統的な落としどころ、オチできめながらもただの小噺ではなく、短編小説の趣で終わっているのはモーパッサンの腕力だろう。
10年前くらいにチェコ、プラハのモーツァルトゆかりのエステート劇場で、新装なった直後だったが、宝石 の二幕演劇を見た。まったくの喜劇仕立てで客席は笑いの渦、チェコ人というのはこんなに笑うものなのかと思った記憶があるくらい、愉快で人気の演し物だった。
  
 

著者のテクニック追及のままにすすんでいけば、短編小説作成のレシピが身の回りにもゴロゴロ、料理の仕方によってはうまい短編がしあがるかも


『ハーメルンの笛吹き男』 阿部謹也

2015-01-10 08:32:16 | 本 MEMO
『ハーメルンの笛吹き男』 伝説とその世界 阿部謹也

    
 
年末から、何かのきっかけで読み始めたのだが、その「きっかけ」がどうにも思い出せない。著者が真摯に伝説を追いかけるさまは、歴史的にも民俗的にも、歴史方法論的にも心がひりひりするよう(石牟礼道子)で、「きっかけ」などあっけなく押し流されてしまったということか。

それでもひとつ思い当たるのは、先のルーマニア行で13世紀~14世紀以来のドイツ人(ザクセン人)移植村を見たことから?というのがある。
極寒の山間地に突然現れたドイツそっくりの家並みには感心するばかりで歴史的経緯にまでは思いが及ばなかったが、帰国後に思い出されて仕方がなかったのだ。

それが… 本書の学説遍歴の後半の柱、20世紀の研究者ハインリッヒ・シュパヌートの若きパートナーとなったヴォルフガング・ヴァンの説に現れたのだ。
ヴァンが東ドイツ植民説との関連について、<笛吹き男>は植民請負人ではなかったかと考えたのは、自身、ズデーテンドイツ人の祖先をハーメルンに探し求めてこの伝説にたどり着いたという。
シュパヌートは、ヴァンの何かを求める生身の人間の真実の姿に打たれ自分の仕事を伝説の成立以降の変貌に限定し、原因の究明はヴァンに委ねた。

著者、阿部謹也にしても自身の辛苦を極めた生い立ちもあるのだろう、「自分の内奥と呼応しない歴史を理解することができない」と言っている。
そのあたりが「ハーメルンの笛吹き男」の、底辺の民衆伝説としてのこだわり、のちに歴史学に取り込まれていくさまを冷静に批判、分析していく姿勢に如実にあらわれている。
そして「中世史ブームといわれるきっかけの書」となり、1974年からじつに40年にわたって読み継がれてきた証なのだろう。








『新・戦争論』  池上彰 佐藤優

2015-01-08 09:44:44 | 本 MEMO
文春新書1000冊目の区切りに出た『新・戦争論』、池上彰と佐藤優の対談という話題本だ。

 

対談というのは、お互いの個性をより引出したり、うすめたり、話題が思いがけない方向へ行くこともあって油断せずに…、

副題;「僕らのインテリジェンスの磨き方」について、アマゾン・レビューでは「言及しているのは第8章のみで題意に反する」というのが多かったが、マルガリータには全編、通奏低音のように感じながらの読書体験だった。

情報術としては98パーセントは公開情報からといい、、10紙の朝活、CNN、外国紙の日本語版HP、等、紹介しているが、
本書の対談内容にいたる情報力は教養、知力、体力、人間力、etc.をフル回転して、<書物、小説、映画、的確な人脈情報、こまめな現地入り>からと、しきりに考えさせられた。
と、最終章総括で、「通時性においては、歴史を知り、共時性においては、国際情勢を知ること。知識において代理経験をして…」 (佐藤)とあるではないか。やはり生半可ではまともな情報も得られない現代情勢だ。


<amazonnレビューより「文言抜粋」をお借りしてメモッテおく>
日本は「支離滅裂」(p16池上)。
「どうも今の日本は世界からズレている。…インテリジェンス能力が個人にとっても重要…。」(p26佐藤)
「民間人も、日本はおかしなことになっている。」(p35佐藤)
「太平天国の乱が宗教と結びついて統御不能…(中国の)共産党政権は宗教によって転覆させられる危険性があるのではないかという、歴史につながる恐怖をもっている」(p63佐藤)
「ナショナリズムという宗教」は「社会的に持たざるものの上昇の回路になる」(pp72-73佐藤、池上)
「『イスラム国』の場合は、この(ロシア革命におけるレーニン主義の)『世界プロレタリア革命』を『世界イスラム革命』に置き換えればいい」(p74佐藤)
「戦利品が獲れるという発想を持つ国は、本気で戦争をやろうとする。…実力以上の分配を得る。」(p79佐藤)
(韓国系アメリカ人の慰安婦問題への主張のような)「遠隔地(遠距離)ナショナリズム」は「生真面目なものではあるがしかし根本的には無責任」(p80佐藤)
「より過激な方が勝つ。」(p143池上)
「アメリカ人は、『善い(イスラム)原理主義』と『悪い原始主義』がある、と思っていた。」(p147佐藤)
「取引というのはその(モサドとハマスの間の取引)くらいの覚悟でしないとダメ」(p153佐藤)
「(北朝鮮は)核を持たなければ、つぶされる」という教訓を学んでいる(p157佐藤)。「必ずやある時点で中国とぶつかります。」(p169佐藤)
「安倍さんにとって、民主的な指導者よりもプーチンと金正恩のほうが、波長が合う」(p160佐藤)
「朝鮮民族が中国のすぐ傍にいながら同化されずにやってこれたのは、決定的な喧嘩をしなかったから」(p180佐藤)
「非合理的な精神は怖い」(p195佐藤)
「中国はイスラム主義者と手を握れない。」「イスラム主義者は…国家という枠組みを認めないから」(p204佐藤)
「今の日本…正統性が不明瞭な諮問会議のようなしくみ」は「民主主義を迂回する方法」(p217佐藤)
「民主主義は、独裁と矛盾しません。」「今の日本は…自由主義の危機」(p224佐藤)
「ネットの論調を社会全体の論調と思い込」む(p225池上)
「(インテリジェンス)リテラシーは、一般の社会人にも求められる」(p228佐藤)
「(20世紀同様の)戦争と極端な民族対立の時代が、当面続」く。(p248佐藤)
「通時性においては、歴史を知り、共時性においては、国際情勢を知る」(p249佐藤)
「実践的な課題としては、軍事エリートと政治エリートのトップからバカを排除すること。」(p250佐藤)