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マルガリータのつぶやき

フォトジェニックな「趣味の記録」:マルガリータの庭、国内海外の旅、グルメ、美術・音楽・映画、自分勝手流読書、etc

『ピアノマニア』

2016-01-27 14:35:46 | 映画note 庭園、山岳、ミステリー
スタインウェイのピアノ調律師:シュテファン・クニュップファーに焦点をあてた異色ドキュメンタリー。
ピエール=ロラン・エマールがウィーンのコンツェルトハウスでJ.S.バッハ:フーガの技法をレコーディングする際の調律の模様を1年前から追ったもの。
  その他、、A.ブレンデル、ラン・ラン、ティル・フェルナー、R.ブッフビンダーなど数々のスタインウェイ・アーティストたちも登場する。

 

ウィーンのコンチェルトハウスは去年、おととし、たびたび訪れたが大ホールばかりで、モーツァルトホールは知らなかった。
バックステージをのぞくのはファンならではの醍醐味、時を忘れて楽しんだ。

≪MEMO≫ 「ピアノマニア」オフィシャルサイトより
エマールがJ.S.バッハの《フーガの技法》に関心を抱いたのは、今から30年ほど前に遡り、旧東ドイツを演奏旅行中に、《フーガの技法》のバッハの自筆譜のファックスと、初版のリプリントを手に入れたことがきっかけだったという。
以来、様々な版にあたるなど独自の研究を続け、その多様性に惹かれていった。そこでエマールは、バッハが1曲ごとに意図していたであろうチェンバロ、オルガン、あるいはクラヴィコードや室内楽といった多彩な響きを、信頼する調律師のシュテファンの力を借りて、1台のピアノによって再現して録音するという、野心的なプロジェクトに着手。
紆余曲折を経て完成したこのCDは、フランスのディアパゾン・ドール賞、音楽誌「ル・モンド・ドゥ・ラ・ムジーク」のショック賞などを受賞したほか、ビルボード・チャートのクラシック部門では初登場で1位に輝くなど、クオリティと売り上げの両面で、成功を収めた。

CD《ピエール=ロラン・エマール/J.S.バッハ:フーガの技法》 UNIVERSAL CLASSICS[UCCG-1386]
・J.S.バッハ《フーガの技法》とは
1740年代前半頃に書かれた、ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685~1750)晩年の傑作とされる未完の曲集で、バッハ自身の手による自筆譜と、バッハの死の翌年に出版された1751年の初版、さらに、その翌年の第2版の出版譜が存在する。
1つのシンプルな主題が、対位法などを駆使することによって、曲ごとに多彩に形を変化させる14(~16)のフーガと、4つのカノンから成る。
視力の低下によって作曲が中断され、未完に終わった不可解で宙ぶらりんのフーガ1曲を遺したままバッハが他界してしまったため、成立に到った事情や曲の配列や重複の謎、楽器編成が不明であることなど、製作された背景にも曲の中身自体にも複雑なミステリーをはらんでいる。
《フーガの技法》が発表された当初は、全く注目されていなかったが、1838年にはカール・ツェルニーがピアノ用に校訂した譜面が出版され、さらに19世紀後半以降になると、名ピアニストらが演奏に取り組み始め、脚光を浴びるようになっていった。
バッハが作曲当時意図していた《フーガの技法》のあるべき本来の姿をめぐって、数多くの演奏家や研究者が魅了され続け、様々な解釈による研究書や関連書籍も出版されている。

・作中の演奏曲目(PLAY LIST)
* R.シューマン《幻想曲ハ長調  Op.17》/ラン・ラン
* ベートーヴェン《ピアノソナタ 第31番 変イ長調》/ブレンデル
* W.A.モーツァルト《ピアノ協奏曲 13番 ハ長調》/ラン・ラン
* J.S.バッハ《フーガの技法 第118番》/エマール
* ベートーヴェン《ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調》/フェルナー
* ラヴェル《「夜のガスパール」より”オンディーヌ”》/フェルナー
* リスト《ハンガリー狂詩曲 第6番 変ニ長調》/ランラン
* R.シューマン《詩人の恋》/J.ドレイク+イアン・ボストリッジ
* ブラームス《「夏の夕べ」 Op.85》/J.ドレイク+イアン・ボストリッジ
* シューベルト《即興曲ヘ短調D935 第1番 ヘ短調》/ブレンデル
* ベートーヴェン《エリーゼのために》/イグデスマン&ジョー
* サティ《ジムノペディ》/リチャード・ヒョンギ・ジョー
* ラフマニノフ《パガニーニの主題による狂詩曲》/ブッフビンダー
* エリオット・カーター《「カテナリ」》/エマール





『ビル・カニンガム&ニューヨーク』 (ドキュメンタリー)

2016-01-21 14:48:32 | 映画note 庭園、山岳、ミステリー
NYで50年以上、ファッショントレンドを撮影し続けてきたビル・カニンガムを追ったドキュメンタリーに、
強い衝撃を受けた。

 
  
10年間、追いかけて、伝説の写真家だが、変人‥‥ぶりを浮き彫りにしていく。
カーネギー・ホール上階の狭い部屋にキャビネットにはさまれるように暮らす。
 (NYには、初期からの住人に家賃据え置きの特典がある。)
食べることにすら無頓着、およそ世俗の欲というものがない。

<その語録は味わい深い>
 ・最高のファッションショーは常にストリートにある。
 ・自由より価値があるものなんかないよ。
 ・写真家じゃない。名乗ったら詐欺と言われるよ。ただ見たものを撮り、記録しているだけだ
 ・大女優だからって撮らない。 撮るかどうかは、ファッション次第だ。

夜10時すぎに見終わって、ビルの人生を反芻するうちに気分が高揚してきて、気がついたら夜中の3時だった。

≪MEMO≫
<1929年生まれ(撮影時84歳)
本名 ウィリアム J.カニンガム
1948年ハーヴァード大学を中退、ニューヨークへ渡り、広告業界に就職する。
その後、"William J."のブランド名で帽子作りを始めるなどざまざまな活動でファッション・ジャーナリズムに影響を与えた。
ある日、伝説の大女優グレタ・ガルボの姿を偶然ストリートで撮影したことがきっかけで注目を浴び、
以来50年近くストリートでファッションスナップを撮り続ける「ファッション界の生き証人」である。>

 ビル・写真展
≪参考≫ 佐々木・ドキュメンタリーの時代
 

『太陽と月に背いて』 ディカプリオ

2016-01-19 13:28:34 | 映画note 庭園、山岳、ミステリー
VHS版でやっとレンタルした『太陽と月に背いて』



当時のディカプリオは20歳くらい、ブレイク前だったんですね、
生き生きとした笑顔で光り輝いている。

 

『ランボー・地獄の季節』 はアフリカの後半生が中心だったが、
こちらは15歳から19歳、詩作とヴェルレーヌとの交情の時代が丁寧に描かれている。

 

美しい街シャルルビル が育んだ天才の神話をうまく映像化したと思う。

 

マルガリータのつぶやき『ランボー・地獄の季節』
マルガリータのつぶやき『ランボーの生地シャルルビル』 

『サバイビング ピカソ』ジェームズ・アイボリー

2016-01-18 22:57:17 | 映画note 庭園、山岳、ミステリー
昨日に続いて今日はピカソの映像篇、『サバイビング・ピカソ』:1996年 イギリス

 

女性を描いて独特な手法を見せるジェームズ・アイボリーが特にフランソワーズとの時代を中心に描いている。
予想どうり、ピカソの妻たちの女性心理に深く切り込んでいる。
天才・ピカソにあるいは翻弄され、あるいは闘争し、あるいは従順に、 
複雑怪奇な題材を、よくここまで深く描ききったと思う。

◎ピカソの作品世界は女性たちとのかかわりで大きく変化していった。
 『ピカソ』瀬木真一(集英社新書)の目次は女性とともにすすみ、とてもわかりやすい。
  ~
  第2章;「洗濯船」の美女     フェルナンド
  第3章;二つの間奏曲       エヴァとギャビー
  第4章;「クラシック」との出会い オルガ 
  第5章;危険な愛         マリー・テレーズ
  ~
  第7章;闖入者           ドラ・マール
  第8章;女神たちの闘争      フランソワーズ
  第9章;ジャクリーヌとの晩年   
  ~

≪MEMO≫
≪ジェームズ・アイボリー監督≫
1979年、ヘンリー・ジェイムズの小説『ヨーロッパの人々』を映画化した『ヨーロピアンズ』が評判となり、1981年はジーン・リースの自叙伝的小説『カルテット』をイザベル・アジャーニ主演で映画化、彼女にカンヌ国際映画祭主演女優賞をもたらし、共演のマギー・スミスにはイヴニング・スタンダード映画賞の主演女優賞に選ばれる演技を引き出した。以来、スター俳優が出演を熱望するようになり、1986年の大ヒット作『眺めのいい部屋』ではアカデミー賞3部門を受賞、続く『モーリス』ではヴェネツィア国際映画祭の監督賞を受賞。1991年の『ハワーズ・エンド』ではカンヌ国際映画祭35周年特別賞を受賞。以後も、現代もの、時代ものにかかわらず文化の衝突と違い、選択を迫られるヒロインといった基本的なテーマで作品を作りつづけている。

MOVIE WALKER 『サバイビング・ピカソ』より
あらすじ;≫
 映画のストーリー結末の記載を含むものもあります。小大1943年。大戦下のパリ。22歳の画学生フランソワーズ・ジロー(ナターシャ・マケルホーン)は、61歳の天才画家パヴロ・ピカソ(アンソニー・ホプキンス)と運命の出会いを果たす。38歳の年齢差を越えてピカソを愛するようになるフランソワーズ。ピカソには長く別居中の妻オルガ(ジェーン・ラポテア)、2人の愛人マリー=テレーズ・ワルテルと芸術家であるドラ・マール(ジュリアン・ムーア)がいた。かつてドラと暮らした南仏の家にフランソワーズを連れて行き、母性的なマリー=テレーズから毎日送られて来るラヴレターを彼女に読んで聞かせるピカソ。彼の女に対する倣慢さを知り、恥辱を感じて家を去るが、ピカソは彼女を連れ戻し、永遠の愛を誓わせた。愛の苦しみは感じつつも、芸術家としては啓発されるピカソとの生活。1947年に長男クロードが、49年に長女パロマが生まれてからは、南仏の陶器工房が生活拠点になっていた。ピカソの知己のアンリ・マチス(ジョス・アックランド)との交際も始まったが、ピカソはお守り役的な新しい愛人ジャクリーヌ・ロック(ダイアン・ヴェノーラ)の元へ通い始め、2人の仲は急速に冷えていく。祖母(ジョーン・プロウライト)が亡くなり、葬儀のためパリへ赴いた彼女は、浮かれ騒ぐピカソを見て、彼との別居を決心。子供たちだけとパリで暮らすという訣別宣言に幼児のように泣きわめくピカソ。数カ月後。ジャクリーヌと暮らし始めたピカソを訪ねたフランソワーズ。「君は戦士のように私の人生から去って欲しい」と彼女に願うピカソ。ピカソを称えた闘牛の開会式。フランソワーズは白馬にまたがって姿を現し、身をもって彼への失いがたい尊敬と自身への誇りを示すのだった。

『ピカソ 燃ゆる晩年』 BBC ART SERIES

2016-01-17 20:23:12 | 映画note 庭園、山岳、ミステリー
先日のパリ・ピカソ美術館で膨大なピカソ作品にふれて、また見学者の多さにも触発されて、
マルガリータ・パリ美 ピカソ美術館

評論本にあたったり、映画をみたり、ドキュメンタリーを検索したり、
まず、今日はBBC ART SERIESドキュメンタリーから;
BBC ART SERIES とは、
<名画に隠された秘密、巨匠たちの知られざる真実をナビゲートしながら、絵画を解説していくBBC製作の知的エンターテインメント>
 ここでは特に<閉ざされた最後の20年>を追う。
  内縁の妻フランソワ−ズ・ジローとの別れ、友人マティスの死、最後の妻ジャクリーヌによって社交と雑事から守られ、比較的おだやかに製作に集中した時代が描かれている。

 

アートシリーズ詳細はこちら

『ランボー 地獄の季節』 テレンス・スタンプ

2016-01-16 22:01:06 | 映画note 庭園、山岳、ミステリー
今回、ランボーの故郷;シャルルヴィル・メジエール Charleville Mezieresに向かったのは、
「ランスREIMS」めぐりの最後に思い立ったのだが
雨上りのうす暗い真冬にもかかわらず、趣のある美しい町だった。
・パリ・ヴォージュ広場に似た均整美というデュカル広場 ・絵のようなムーズ川 ・古い水車場だったランボー記念館
  マルガリータのつぶやき パリ美食旅(19) '16'1'11

昨日はDVD『ランボー 地獄の季節』テレンス・スタンプ、VHS『太陽と月に背いて』デカプリオを捜し歩いて、レンタル成功、
今日、まずは『ランボー 地獄の季節』 テレンス・スタンプ から見だした。

  

 正直、映画は冗長な印象、
 アフリカ・エチオピアの後半生を中心に、シャルルヴィル・パリの若き日を合間に挿入していくという手法、
とりあえず、ランボーの基礎知識を得られてよかった。

 ≪ムーズ川≫
 
 

 ≪パリのヴェルレーヌの家≫
 

 ≪アフリカ、ジェネットと≫
 

 

≪MEMO≫
散文詩集『地獄の季節』で知られる19世紀フランスの詩人アルチュール・ランボーの、短くも激しい人生を描いた伝記映画。
<ストーリー>
1871年、反逆の詩人として名を馳せるランボー(テレンス・スタンプ)は、ヴェルレーヌ(ジャン・クロード・ブリアリ)に呼ばれ、一緒に暮らすためにパリのヴェルレーヌの家に行くが、そのためにヴェルレーヌの家庭は崩壊してしまう。それでも二人は、二人だけの生活をはじめるが、やがてはそれさえ破綻し、ヴェルレーヌは、去ろうとしたランボーの背に発砲し、投獄される。10年後、詩を捨てたランボーは武器商人としてアフリカに渡り、現地の女ジェネット(フロリンダ・ボルカン)と愛しあうが、脚の腫瘍の悪化で37歳の生涯を閉じる。...

監督ネロ・リージ 脚本ラファエレ・ラ・カプリアネロ・リージ原案ジョヴァンナ・ガリアルド製作ヴットリオ・バラットロ
<キャスト>テレンス・スタンプ(ランボー) ジャン=クロード・ブリアリ(ヴェルレーヌ ) フロリンダ・ボルカン(ジェネット)
原題 Una Stagione All' Inferno 製作年 1971年  イタリア・フランス合作

≪参考≫
SAD CAFE;たった4年間の詩人 アルチュール・ランボーの死に様



'16パリ・シャンパーニュ(25)『ザ・ウォーク』:ロバート・ゼメキス

2016-01-13 12:18:12 | 映画note 庭園、山岳、ミステリー
機内エンタで映画新作『ザ・ウォーク』 ロバート・ゼメキス監督は楽しめた。
パリからNYへ移る主人公とともに、自分も一緒に旅行していく気分で、
帰国・ブルー?の気分がやわらいで、最後まで見切ってしまった。
 信じられないような実話、ワイヤー・ウォーカー、フィリップ・プティの人物像に迫る。
 CGバレバレの臨場感、ストレートな筋、
 機内で見る映画には最適だッた。

 

 

 

 

 

日本公開は1月23日。
 「日刊おれら」新作紹介記事

≪MEMO> ≪R・ゼメキス≫
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ
『ロジャー・ラビット』
『永遠に美しく…』
『フォレスト・ガンプ/一期一会』
『コンタクト』
『キャスト・アウェイ』
『ポーラー・エクスプレス』
『フライト』
『ザ・ウォーク』

'15 ニューヨーク(10);Drama プリズン・ブレイク;機内にて

2015-12-01 23:07:27 | 映画note 庭園、山岳、ミステリー
帰りの飛行機は、ビジネス席が満席で、プレミアムエコノミー最前列の窓側(隣が空席でラッキーだったが、)
例によって、離陸と同時にスヤスヤモード、
7時間後にスッキリとめざめた。
残りのフライト時間6時間強を、めずらしく映画で過ごした。
<プリズン・ブレイク>を第1話から見だしたら面白くて☆

 

「こんな小さい画面の時に限って、」とボヤキも…、
というのも、前のカーテンのすきまから、ビジネス席<大画面>に写るウエントワース・ミラー
 ちょっとショックでしたね~(笑)

<無実の兄を救うべく、危険すぎる脱獄に挑む>
<数歩遅れ>どころか、10年前の作品なんですね!
 ハリウッドの過去の脱獄物に類似したパターンも多く出てきて、
 「ああ、そう、そういうテもあったわ~」、淀川流に楽しんだり、

シーズン1全22話、とあるのを22話完結、と早合点して、
到着時間に合わせて、ラストの22話に飛んで努力したのに、
話が未完とは

ジャスミン様に聞いたらシーズン4のあとに、ナンジャラ、完結編、
そして続編もあるといかないとか??
とんだNYみやげを持ち帰ったものです。


『フランティック』 ハリソンフォード

2015-11-09 19:46:22 | 映画note 庭園、山岳、ミステリー
1988年作、『フランティック』R.ポランスキー、ハリソンフォード
先日、新聞のテレビ面で発見して録画した。
以前、民放のCMや時間調整のカット版をみて、心残りだったものだから、
最近のテレビ事情は、本当にありがたいと思いつつ、

  

突然、失踪した妻を、フランス語もわからないアメリカ人医師ハリソンフォードが追いかける。
ハリソンフォードがキリキリ舞いさせられる様はファン心理としてはやるせないかもしれないが、
シリアス・サスペンスな魅力全開でたまらない。
(全盛期の「刑事ジョン・ブック」の深みはのぞむべくもないけれど)

 

舞台は全編がパリ、それも観光向けでないパリがふんだんに出てきて、
そこ!しってる、とか、このアングルで写真撮ったはず、とかうれしいやら気忙しいやら。

夜明けのCDG空港から高速道
高速道の朝の大渋滞
早朝のゴミ収集車
グランドホテルの部屋からはオペラ座
グルネル橋たもとの自由の女神像
サン=マルタン門が見えるフォーブール・サン=マルタン通り。
セーヌ河に浮かぶボートハウス。
下町のアパート

  

ロマン・ポランスキー
音楽: エンニオ・モリコーネ
出演: ハリソン・フォード リチャード・ウォーカー
エマニュエル・セイナー ミシェル
ベティ・バックリー サンドラ・ウォーカー
ジョン・マホーニー
アレクサンドラ・スチュワルト




ブルーレイ機器不具合で交換: 覚え

2015-08-05 12:54:35 | 映画note 庭園、山岳、ミステリー
Jコムのブルーレイをいれているが、リモコン操作に反応したり、しなかったり、
見たい時にテレビ画面が固まってチャンネル操作ができない! 
イライラが半年続いて、
ついに、本体とリモコンを新品に交換してもらうことになった。
作業は30分で終了したが、
   
   
そのあとの雑談;
技術員さんは、18日から3日間の”お盆休み”だが、実家が立川、住まいは国立、奥さんの実家はなし(母親を引き取って同居)、とか、
「世間の帰省騒ぎには無縁、いつでも帰れるが、今年も帰ります」と、

そうなんですか… 、何を言いたかったのか、妙に後を引いてます~

やはり~「家族愛」~? 近い遠いに関係ない~?

ツール・ドーフランス19ステージ;<ニーバリ>ついにステージ優勝

2015-07-24 23:59:22 | 映画note 庭園、山岳、ミステリー
<ニーヴァリ>応援して、
スタートからゴール、表彰式まで、夜の8時から夜中の2時半までテレビ観戦☆

≪心の走り≫ 

 
キンタナ、力を出すのがおそいんじゃ~


≪イタリア人、フランス人、その他、暖かい応援≫


よかった よかった
 

 

  

原作⇔実写 「紙の月」「柘榴坂の仇討 」「犯罪」

2015-07-11 12:53:56 | 映画note 庭園、山岳、ミステリー
以前原作を読んでいて興味を持った作品を、DVD最新作、AXNミステリーチャンネルで続けざまに観た。
<原作~実写版>の比較は人によって意見が分かれるが、今回ばかりは原作と実写版は別物とおもい知らされた。
                                          

                   

      

作者は角田光代、浅田次郎、シーラッハだから、いずれ劣らぬストーリーテラー、秀逸なエンタテイメント。
原作と比較しながら実写版を観ていたが、たとえば『犯罪』の短編融合作品が思わず楽しい☆
融合、合体作品で『原作』は存在するようなしないような、それにしても原作を忘れて楽しめた。
何か、新しい視界が開いた感じ☆

9割がた、実写版にはがっかりさせられてきたが、今回の3作品はどれも映像化に成功しているように思えた。うれしさで、うなるほどの境地(笑)






『ケープタウン』;絶景、暴力

2015-03-05 22:21:52 | 映画note 庭園、山岳、ミステリー
 

「パイレーツ・オブ・カビリアン」のオーランド・ブルームと「大統領の執事の涙」のフォレスト・ウィテカーが、子ども失踪事件の捜査に奔走する刑事役を熱演したサスペンスアクション。
フランスで話題を集めたクライム小説「ZULU」を、「ラルゴ・ウィンチ 裏切りと陰謀」のジェローム・サル監督、「あるいは裏切りという名の犬」のジュリアン・ラプノー脚本で映画化した。
南アフリカの都市ケープタウンで、元ラグビー選手の娘が殺害された。捜査に乗りだした刑事ブライアンとアリは、事件の夜、少女が薬物の売人と会っていたことを知る。その薬物は、街で頻発している子ども失踪事件の現場で発見されたものと同じだった。薬物を手がかりに捜査を進めるうち、刑事たちは事件の裏側にひそむ組織的な陰謀の存在にたどり着くが……。 (映画ドットコムより)


南ア情報が欲しくて、ツタヤ に出かけて、新作コーナーで見つけた一作。緑があざやかな植物園、テーブルマウンテン、ミューゼンバーグ海岸、スラム、最後はナミビア砂漠まで…
暴力場面がとりざたされる作品だが、アパルトヘイト後を描いて秀作☆

『グランドブタペストホテル』:W・アンダーソン、ツヴァイク

2015-03-03 22:11:06 | 映画note 庭園、山岳、ミステリー
アカデミー賞発表のテレビを見ていて、去年話題になった『グランドブタペストホテル』をみそこなっていたのにしばし茫然となって
あわてまくって、ツタヤで検索するのも思いつかず、のっけからamazonに申し込んでいた。

  

レイフ・ファインズのファン(~どこかで書いてるはず~)、ずいぶん老け込んだが、ウェス・アンダーソン監督がいうようにこの映画は彼なくしては成り立たない、というのを確認して

レイフ・ファインズはともかく(笑)、ウェス・アンダーソンがツヴァイクにインスパイアされて、というところが見どころ。
・ツヴァイクの小説の世界にツヴァイクの自伝的要素を盛り込んで、
・世紀末、華やかなオーストリア・ハンガリー帝国での裕福で自由なユダヤ人世界;  ~『昨日の世界』へ

 


「アメリカン・スナイパー」 C.イーストウッド

2015-02-23 23:50:05 | 映画note 庭園、山岳、ミステリー
昨日公開されたC.イーストウッドの最新作:「アメリカン・スナイパー」を観てきた。
数々の好評から期待がこみ上げてきて、マルガリータにしては異例の速さだ。



平日の午後というのにほぼ満席状態だった。
C.イーストウッドのファン、アメリカ映画のファン、戦争映画のファン、活劇好き、英雄礼賛、それぞれだろうが、マルガリータにはぜ~んぶ、あてはまる(笑)

ここでも、町山智浩の映画評論は群を抜いた説得力で、いつものようにストンと落ちる。
プログラム巻頭のREVIEW:『アメリカン・スナイパー』論争とPTSD によると、
アメリカは二つに割れて文化戦争が勃発したらしい。「青い州」:民主党支持と「赤い州」:共和党支持 の対立そのもの、
・C.イーストウッド監督がPTSD(心的外傷後ストレス障害)をくりかえし描くのは「西部劇などで数多くの人を殺してきた自身の贖罪のように見えた。」
カイルも、彼に殺されたイラク人も、彼を殺した帰還兵もみんな戦争の犠牲者だ。本当に悪いのは誰だ? 

近年の最高作ともいえる、堂々とした活劇に興奮した余韻の間隙から、多くの真実、やりきれない重い諦観が浮き上がってくる。
イーストウッドの重層的視力はいつにもまして見通しがきいている。