日経ビジネスオンラインは中島 恵(なかじま・けい)という著者が良いのか、現実に中国にいる身としては、へんてこなメディア報道とは違った「そうだ、そうだ!」と思えるレポートを提供してくれる。
プロフィール:フリージャーナリスト。1967年、山梨県生まれ。1990年、日刊工業新聞社に入社。国際部でアジア、中国担当。トウ小平氏の娘、呉儀・元副総理などにインタビュー。退職後、香港中文大学に留学。1996年より、中国、台湾、香港、東南アジアのビジネス事情、社会事情などを執筆している。主な著作に『中国人エリートは日本人をこう見る』(日経プレミアシリーズ)。
今回も中国人の学生と、中国に留学している日本人の学生と対談している。
なるほどなるほど、そうなんだよ!、という点とそうなの?という点がいくつかあったので紹介する。
まずは、知らなかった点。
中国では1流大学の男女と3流大学の男女が付き合うことは絶対ないそうだ。これは、今後発言に気をつけないといけないかもしれない。日本の感覚では3流大学でていようが人間本位で、関係ないのだけど、中国ではそうでないんだ。
「反日教育? う~ん、受けた覚えがないんですが…」:日経ビジネスオンライン
また、重要なポイントというのは、上のように日本(極端な平等志向社会)とは違って欧米とも似たような階級社会で、下にあるように、一流と思っている人が他の人を1ランク下に見下すというのは大いにありえることだと思う。
「反日教育? う~ん、受けた覚えがないんですが…」:日経ビジネスオンライン
反日教育、これは、ないということだが、無意識のうち愛国主義教育の延長戦であるといえばあるという気がする。
「反日教育? う~ん、受けた覚えがないんですが…」:日経ビジネスオンライン
最後に、私も中国大丈夫ですかというメールをいっぱい頂いたが、下にあるように、全く現地にいる人間にとってはピンとこない話だった。日本にいる人は、つくづくメディアに踊らされてるなあと思った。これはこちらで働いている方に何人かお会いしたが、皆異口同音に、知らない人は皆過剰に心配するね、と笑いながら困った顔していた。ま、一部の中国内で日本人みたいなグループを作っていつも一緒にいるような人間の中では、違った反応があるようですけど、中国に溶け込まない生活では、その溶け込まない時点で回りから見ると異様な怖い集団ですからその人たちが過剰な反応をしても、仕方がないでしょう。そういうグループの情報を鵜呑みにしないことですね。
「反日教育? う~ん、受けた覚えがないんですが…」:日経ビジネスオンライン
プロフィール:フリージャーナリスト。1967年、山梨県生まれ。1990年、日刊工業新聞社に入社。国際部でアジア、中国担当。トウ小平氏の娘、呉儀・元副総理などにインタビュー。退職後、香港中文大学に留学。1996年より、中国、台湾、香港、東南アジアのビジネス事情、社会事情などを執筆している。主な著作に『中国人エリートは日本人をこう見る』(日経プレミアシリーズ)。
今回も中国人の学生と、中国に留学している日本人の学生と対談している。
なるほどなるほど、そうなんだよ!、という点とそうなの?という点がいくつかあったので紹介する。
まずは、知らなかった点。
中国では1流大学の男女と3流大学の男女が付き合うことは絶対ないそうだ。これは、今後発言に気をつけないといけないかもしれない。日本の感覚では3流大学でていようが人間本位で、関係ないのだけど、中国ではそうでないんだ。
「反日教育? う~ん、受けた覚えがないんですが…」:日経ビジネスオンライン
N:中国では学歴も結婚に関係するのかしら?
中国人Bくん:すごくありますね。実際、復旦大学の学生と地方の小さい都市の無名の大学の学生が、恋愛するということはありえないです。釣り合いが取れないって思っている人が多いので。
中国人Bくん:でも、中国ではそもそも知り合う機会もないですしね。エリート校の大学生が、三流大学の大学生と付き合うなんてことは、今の階層化が進んだ中国社会では絶対にあり得ないことなんです。
また、重要なポイントというのは、上のように日本(極端な平等志向社会)とは違って欧米とも似たような階級社会で、下にあるように、一流と思っている人が他の人を1ランク下に見下すというのは大いにありえることだと思う。
「反日教育? う~ん、受けた覚えがないんですが…」:日経ビジネスオンライン
反日デモの際、日系企業を襲撃する人に対して一部の若者たちが「理性を持って愛国せよ」と批判したことは日本でも好意的に報道された。だが、Bくんがツイッターの内容をよくよく見てみると「彼らは愚か者だからああいう行動(デモ)をするのさ(自分たちとは違うのさ)」といったように、実は他人をランクづけし、人を落としめるツイートをすることによって、相対的に自分のランクを上げ、憂さ晴らしをしているような内容も少なくなかったという。
反日教育、これは、ないということだが、無意識のうち愛国主義教育の延長戦であるといえばあるという気がする。
「反日教育? う~ん、受けた覚えがないんですが…」:日経ビジネスオンライン
「反日教育ってどんなことをしているの?」「そのおかげで日本人はどれだけ嫌われているの?」っていうことなんだけどね…。
中国人Bくん:そういうもの、存在しないですよ。「愛国主義教育」というのはありますが、「反日教育」という名前の教育はないです。
最後に、私も中国大丈夫ですかというメールをいっぱい頂いたが、下にあるように、全く現地にいる人間にとってはピンとこない話だった。日本にいる人は、つくづくメディアに踊らされてるなあと思った。これはこちらで働いている方に何人かお会いしたが、皆異口同音に、知らない人は皆過剰に心配するね、と笑いながら困った顔していた。ま、一部の中国内で日本人みたいなグループを作っていつも一緒にいるような人間の中では、違った反応があるようですけど、中国に溶け込まない生活では、その溶け込まない時点で回りから見ると異様な怖い集団ですからその人たちが過剰な反応をしても、仕方がないでしょう。そういうグループの情報を鵜呑みにしないことですね。
「反日教育? う~ん、受けた覚えがないんですが…」:日経ビジネスオンライン
N:でも、私が今回上海に行くといったら、会ったほとんどの日本人から「えっ、上海に行くなんて、中島さん大丈夫ですか?危険な目に遭わないですか?」と真顔で心配されたんだよ。本当に。
日本人Aくん:わかります。中国のことを知らない人はみんな過剰に心配しますよね。中国でも、日本に留学している子どものことを心配する親がいたそうですが、ここもお互い様ですか(笑)