温故知新~温新知故?

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中央高速道路の笹子トンネル事故 国民の安全がゆらいでいる 原発よりリスク大きいのに

2012-12-03 20:04:46 | ニュース
昨日はこのニュース驚いた。
トンネル事故は、過去にも日本坂のトンネル火災のように、国民の安全を脅かすような大きな事故で、かつその影響も大きい。
あってはならない事故であり、安心を揺るがす大事故だ。
通っていた人は、思いも寄らない事故であり、焼死とはまことに痛ましい。信じられない重大事故だ。事故に遭ってしまってなくなった方の家族など、無念きわまりないだろう。
原発と比べて、このような事故の起きる確率は疲労が原因だとしたら、地震なんて100年単位のものではなく37年経った同じ構造のものではここ数年どころか数日後に起きておおかしくない、リスクは原発より10倍、100倍高いだろう。
しかも、絶対安全でなければならない普通のトンネルでの事故だ。
ニュースで説明を受ければ受けるほど、この構造は問題だろう。真ん中の鉄柱とかボルトで1トンくらいのコンクリート支えている。FMEAなどで、故障、を想定すれば、ボルトの緩みや広う破壊などは、どんなアホでも想定するケースだろう。そういう場合、フェールセーフとして天井が落下という重大事態を起こさないような構造(通過するクルマを直撃しないような)が工夫されてしかるべきだ。
私としては構造欠陥としか思えない。下にあるように、他の構造はこのような思い天井画ボルトや鉄柱で支えられているという不安定な構造ではないようだ。
朝日新聞デジタル:旧型構造、V字崩落 目視点検は「異常なし」
落下した天井板は路面から高さ4.7メートルにあり、トンネル上部の空間を左右に仕切り、外部の空気を入れ、トンネル内の排ガスを外部に送り出すためにある。この形式は換気量が多いのが特徴で、笹子トンネルが開通した1977年ごろには一般的だった。一方、最近の主流は天井部に大きなファンをつけ、トンネルを煙突に見立てて内部の空気を排出する方式だ。これだと圧迫感がなく、コストも抑えられる。

私は、いま、同じ構造のトンネルを通る気はしない。だって、同じ事故がいつ起きてもおかしくないですよ。疲労だとすれば、同じような経過時間が経てば、必ずといっていいほど起きる。
天井板あるトンネルを緊急点検 中日本高速  :日本経済新聞
3日午前に中央道の恵那山トンネル(長野、岐阜県)と東名高速の都夫良野トンネル(神奈川県)でも順次着手。いずれも車線規制をする。4日に新東名の富士川トンネル(静岡県)でも始めるという。

そのような危険な状態だというのに、その危険に警鐘を鳴らしたのは政党は下の公明党だけ?
これだから、誰も政党に期待しなくなる。これだけ、国民が直近の危険に曝されているというのに、もう少し先の原発の危険だけしか取り上げていないのは、やはり選挙に勝つために原発ゼロとか言っていて、本当に国民の安全を気にしていない証拠だと思う。未来の党は、未来だけを見据えて、直近の安全は担当外だとでも言うのだろうか。
ま、そんなことを考えさせられる事故でした。
朝日新聞デジタル:「トンネルの危険箇所総点検を」 山口・公明党代表 - 政治
中央高速道路の笹子トンネル事故について触れたい。(建設から)35年経過していることから考えると、30年以上経過した全国のトンネル。これが300を超える相当な数に上ることも指摘されている。この際、全国のそうしたトンネル、あるいは老朽化した様々な危険箇所をきちんと総点検して、そして対応措置をしっかりととっていくべきである。

また、私が中国で新幹線に乗ったというと、大丈夫とか多くの人に言われたけど、この事故、それとどっこいどっこいの話。日本が優れていて、中国が劣っているという訳ではないよ、中国が安全をおろそかにしているというのなら、日本も同程度である。